Form No.
安全について 警告 この散布装置で取り扱う農薬は人体や動植物、 土壌などに危険を及ぼす可能性があるので取り 扱いには十分注意すること。 この説明書では、危険についての注意を促すため の警告記号図 2を使用しております。死亡事故を 含む重大な人身事故を防止するための注意ですか ら必ずお守りください。 • 自分自身の安全を守るために、農薬を取り 扱う前に、容器に張ってあるラベルや安全 データ・シートなど取り扱い上の注意をよく 読んで理解し、薬剤メーカーの指示を守る。 たとえば、保護めがね(ゴグル)、手袋な ど、薬剤との接触を防止し危険から身を守 ることのできる適切な保護対策を講じる。 図2 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 数量 用途 1 サポートフレーム・アセンブリ ロックナット(3/8 インチ) バックプレート・アセンブリ クレードル・アーム(右) クレードル・アーム(左) ブッシュ ピボットピン ジャムナット(3/8 インチ) ハンドル ボルト(3/8 x 1-1/4 インチ) 固定ネジ ヘアピン 平ワッシャ 厚い角スペーサ 薄い角スペーサ 1 1 1 1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 フレームを組み立てます。 2 スプリング 2 ラッチ関連部材を取り付けます。 エダクタ ハンドル フランジヘッドボルト スプリングクランプ ボルト(#10-24 x 1/2 inch) ロックナット(#10-24) ボルト(3/8 x 1インチ) ロックナット(3/8 インチ) フランジヘッドナット 六角ヘッドボルト ラッチポスト ラッチハンドル T 字バルブ ガスケット ウォームねじクランプ バルクヘッド Oリング ロックリング リテーナフォーク 前ホース・アセンブリ 給液ホース ガスケット ウォームねじクランプ
手順 5 6 7 内容 数量 リテーナフォーク バルブブラケット T 字バルブ ホースアダプタ 90度フィッティング ホースクランプ 1 1 1 1 1 2 吸い込みランスとホース (オプション) 1 用途 バルブ・アセンブリを取り付けます。 90°フィッティングを取り付けます。 取り付けを完了する 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 4. 1 注 ベルトがタンクに確実に固定されているこ とを確認してください。ナットを締めすぎな いでください。 フレームを組み立てる この作業に必要なパーツ 1 サポートフレーム・アセンブリ 1 ロックナット(3/8 インチ) 1 バックプレート・アセンブリ 1 クレードル・アーム(右) 1 クレードル・アーム(左) 2 ブッシュ 2 ピボットピン 2 ジャムナット(3/8 インチ) 2 ハンドル 2 ボルト(3/8 x 1-1/4 インチ) 2 固定ネジ 2 ヘアピン 2 平ワッシャ 2 厚い角スペーサ 2 薄い角スペーサ 5.
11. 各アームの上側穴の間にバックプレート・ア センブリを戻す。 12. ピボットピンをアームの上穴に通し、さらに バックプレート・アセンブリに通す。 13. バックプレート・アセンブリにハンドルを固 定する;平ワッシャとヘアピンを使い、図 5 のように取り付ける。 14. ハンドルを、アームの下穴に固定する;ボル ト(3/8 x 1-1/4 インチ)1本とジャムナット (3/8 インチ)1個を使用する。 15. 左アームの下側ヒンジ部に固定ねじ(2本)を 取り付ける(図 6)。 1 2 4 3 G013926 注 後でクレードル・システムの調整を行うの で、固定ねじは本締めしないでください。 図4 1. 2. 8. メインサポートフレーム・ア センブリ 3. 突き出しているボルト 4. 突き出しているボルト 2 1 ロックナット(3/8 インチ) 右クレードルアームの軸を、蝶番シャフトに 通す(図 5)。 3 4 G013929 図6 1. 左クレードルアーム 3. 固定ネジ 2. ピボットハウジング 4.
1 G013931 1 2 2 3 4 3 5 図7 1. アングルタブ 4. 柱 2. タブの穴 5. 溝 3. スプリング 2. G013932 図8 スプリングの一方の端を穴に引っ掛け、もう 一方の端をスプリングポストに引っ掛ける (図 7)。 1. スプリングタブ(押された状 態) 2. バックブレート 2. 3. スプリングタブ 3. スプリングの端部が柱の溝に適切にはまって いることを確認する(図 7)。 バックプレートへの圧力を保持したまま、ト ングを手前にスライドさせてトングプレート のリップをクロスバーに接触させる(図 9)。 4. 反対側にも、ステップ1~3の作業を行う。 1 5. 左アームの固定ねじを本締めする。 4 トングの位置を調整する クレードル・アセンブリを上の「移動」位置に動か してトングの調整を行う。 2 G013933 • ハンドル部を持ってアセンブリを持ち上げなが 図9 ら少しタンク側に倒す。 1. 2.
3 エダクタを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 エダクタ 1 ハンドル 2 フランジヘッドボルト 1 スプリングクランプ 2 ボルト(#10-24 x 1/2 inch) 2 ロックナット(#10-24) 4 ボルト(3/8 x 1インチ) 4 ロックナット(3/8 インチ) 2 フランジヘッドナット 1. ラッチポスト 6. スプリングクランプ 2 六角ヘッドボルト 2. 六角ヘッドボルト 7. ボルト(#10-24 x 1/2 inch) 1 ラッチポスト 3. ハンドル 1 ラッチハンドル 4. 5. エダクタ フランジヘッドナット 8. 9. フランジヘッドボルト ロックナット(#10-24) 1 T 字バルブ 1 ガスケット 1 ウォームねじクランプ 図 10 手順 1. 六角ヘッドボルトを使って、ラッチポストを エダクタのハンドルに取り付ける(図 10)。 10. ラッチハンドル 2.
. クレードルのバックプレート上のエダクタの 高さを点検し、必要に応じて調整する。 9. エダクタをクレードルに固定する締結具の本 締めを行う。 注 37-45 N-m(3.7~4.6 kg.m)にトルク締め する。 10. 左側ピボットアームの固定ねじ(2本)を本 締めする。 11. タンク固定ベルト上のエダクタ・アセンブリ の全体の位置を点検する。 注 エダクタは移動位置で真っ直ぐに立ってい ることが必要である。フレーム・アセンブリ の下部のロックナットをゆるめてタンクに固 定する。ロックナットは外さないこと。必要 に応じて位置を調整し、ロックナットを締め 付ける。ベルトがタンクに確実に固定されて いることを確認してください。 図 11 1. ボルト(3/8 x 1インチ) 4. エダクタ・アセンブリ取り付 け穴 2. バックブレート 5. エダクタ・アセンブリ取り付 けプレート 3. ロックナット(3/8 インチ) 6. 12.
2. 4 バルクヘッドとOリングをタンクの内側から 外側に向けて、先ほど作った穴に取り付ける (図 15)。 エダクタホースを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 バルクヘッド 1 Oリング 1 ロックリング 2 リテーナフォーク 1 前ホース・アセンブリ 1 給液ホース 2 ガスケット 2 ウォームねじクランプ 図 15 1. 3. ロックリング バルクヘッド 2. Oリング タンクに穴を開ける 1. 3. 図 14 に示されているタンク前部の位置を探 し出す。 注 円の中心にあるドリルマークを探し出す。 ロックリングを使ってバルクヘッドをタンク に固定する。 ホースを取り付ける 1. 90°フィッティングのついたホースの端部を、 先ほど取り付けたバルクヘッドに、リテーナ フォークを使って取り付ける(図 16)。 図 14 図 16 2. 3. 9 cm の円形ノコを使ってマークのところに 穴を切る(図 14)。 1. 注 バルクヘッドをはめるために、穴を少しだ け拡大する必要があります。 2.
図 19 エダクタ 3. ホース 2. Oリング 4. ウォームねじクランプ 1. 図 17 1. 2. 3. ウォームねじクランプ ホース 3. Oリング 4. 5 エダクタ エダクタを何度か上下動作させて、ホースが 何にも干渉しないことを確認する。 バルブ・アセンブリを取り付ける 1 この作業に必要なパーツ 2 1 リテーナフォーク 1 バルブブラケット 1 T 字バルブ 1 ホースアダプタ バルブ・アセンブリを接続する 1. G014016 3 図 18 1. 2. 4. エダクタホース タンク 3. 高圧ホースを攪拌バルブの側面に固定してい るリテーナフォークを外し(図 20)、この ホースとフォークを脇においておく。 ホースのたるみ 吸液ホースの端部(バルクヘッドについていな い方)を、エダクタバルブの開口部(後方を向 いている開口部)に取り付ける;ガスケットと ウォームねじクランプを使用する(図 19)。 図 20 10 1. リテーナフォーク 2. ボルト 3.
2. 小さいブラケットをフレームに固定している2 本のボルトを外す(図 20)。 3. 先ほど外したボルトを使用して、小さいブラ ケットの上からバルブブラケットを取り付け る(図 21)。 図 22 1. 撹拌ホース 3. 7.5 cm ホース 2. 90度フィッティング 2. 7.5 cm のホースに、90°フィッティングを、 ホースクランプで取り付ける。 3. 攪拌ホースから余分を切り落とし、そこに 90°フィッティング(ホースクランプ付き) を接続する(図 22)。 図 21 1. T 字バルブ 2. 3. バルブブラケット 給液ホース 4. 5. ホースアダプタ 高圧側ホース 7 4. 先ほど取り外したリテーナフォークを使用し て、T 字バルブを攪拌バルブに取り付ける (図 21)。 取り付けを完了する 5. リテーナフォークを使用して、ホースアダプ タをバルブ前部に取り付ける。 この作業に必要なパーツ 6. リテーナフォークを使用して、先ほど取り外し た高圧ホースを、ホースアダプタに固定する。 7.
運転操作 メインバルブ エダクタに入れた薬品を、ホースを通じてメインタ ンクに送る時にはこのメインバルブを使用します。 注意 農薬は人体に危険を及ぼす恐れがある。 • 農薬を使う前に、農薬容器に張ってあるラ ベルをよく読み、メーカーの指示を全て 守って使用する。 • スプレーを皮膚に付けない。万一付着した 場合には真水と洗剤で十分に洗い落とす。 • 作業にあたっては保護ゴーグルなど、メー カーが指定する安全対策を必ず実行する。 ボトルリンス(薬剤容器すすぎ) エダクタタンクの内部にあります。エダクタ・ス イッチを ON にすると、このすすぎ装置が加圧され てメインタンクからの液が送られてきます。ボトル リンスの使い方: 薬剤が入っていた容器をさかさ まにし、容器のフチの部分を使ってリンスの口を押 してください。押すと、口から液が出てきて、薬剤 容器の内部をすすぎ洗いすることができます。 制御装置 図 24 1.
2. 3. エダクタを始動する クロスバーの下にトングを通す(溶接されて いるタブがフレーム・アセンブリの上部にく るように)。 注 エダクタの始動前に、エダクタのホッパーバル ブとホッパーリンス用ボールバルブを閉じておい てください。 アセンブリをタンク側に倒して、スプリング クランプとフレーム下部の大きいピボット・ ハウジングとを整列させる。 4. その位置から押して、クランプをピボットハ ウジングにはめる。 5. 最後に、移動走行用ストラップでハンドルを 固定してください。 車両を停車させた状態で薬剤を 散布するときにターフを焼かない ための注意事項 重要 スプレーヤを停止させた状態で作業中に、 エンジンやラジエター、マフラーなどからの熱が 原因でターフを傷めてしまう可能性があります。 停止モードとは、走行しないで撹拌だけを行う、 ハンドガンで手撒きする、歩行型ブームで手撒き するなどを言います。 1. エダクタを下降させる。 2. ふたを開けて、内部に異物(流れを妨げる可 能性のあるものや薬剤を汚染する可能性のあ るもの)がないか調べる。 3.
2 1 G016600 図 25 1. 吸い込み棒 2. エダクタ 2. 棒の開放側を使って薬剤の袋や容器に穴を開 けて吸い込みやすくする。 3. 吸い込みが終わったら、棒の先端部をバケツ に入ったきれいな水に入れて洗浄する。 4. 棒本体部をエダクタから外し、棒内部に残っ ている薬剤をホッパー内部に出す。 5. ホッパーバルブ(赤いハンドル)を閉じる。 エダクタの使用が終わったら 1. 全部のバルブを閉じる。 注 最初にホッパーバルブを閉じる。 2. 残っている薬剤をすべて除去する。 3. ホッパーのふたを閉じ、カバーを右に回して ふたをロックする。 4. 攪拌バルブを全開位置に戻す。 5. エダクタバルブを閉じる。 6.
故障探究 問題 エダクタの吸い込みが悪い すすぎや洗浄ができない フィッティング部分で漏れる 考えられる原因 1. フローや水圧がエダクタに十分供給さ れていない 対策 1. ポンプ速度を上げる攪拌絞りバルブを 閉じる側に回す 2. 出口/入り口ホースが詰まっている 2. 分解して異物を除去する 3. エダクタの出口部分にエルボ付きのフィッ ティングなど流れを阻害するものがある 3. 柔らかいホース以外は使わず、ホース は振りながら使用する 1. ボトル洗浄ノズルが詰まっている 1. ノズルの回転部を分解して(下側のバ ルブアセンブリから外す)水洗いして目 詰まりを除去する 2. ボトル洗浄用のT字ノズルが詰まっている 2. ティーノズルを外して水洗いで詰まりを 除去する 1. フィッティングが破損している 1. フィッティングの割れを点検し、必要に 応じて交換する 2. ねじ山シールが劣化している 2.
Toro 製 品 の 総 合 品 質 保 証 限定保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に 基づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上または製造上の欠 陥に対して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時 点までの品質保証を共同で実施いたします。この保証は、エアレータ以 外のすべての機器に適用されます(エアレータ製品については別途保証 があります)。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製 品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運 賃が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社代理店(ディ ストリビュータ又はディーラー) に対して、お客様から連絡をして頂くことが必 要です。連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問がある 場合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial Products