Form No. 3365-209 Rev A ソニック・ブーム・キット マルチプロ・ターフ・スプレーヤ用 41217— —シ リ ア ル 番 号 310000001 以 上 モ デ ル 番 号 41217 取り付け要領 このアタッチメントは、起伏のある地表面を走行しながら液剤の散布を行う場合にブームに取り付けたノズルと地表面との距離を一定に保 持するものであり、そのような業務に従事するプロのオペレータが運転操作することを前提として製造されています。この製品は、ゴ ルフ場、公園、スポーツ・フィールドや商用目的で使用される芝生に液剤を散布することを主たる目的として製造されております。この 製品は弊社が設計製造した装置と共に使用することを前提として製造されています。 この製品は、関連するEU規制に適合しています; 詳細については、DOC シート(規格適合証明書)をご覧ください。 安全について 安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。読めなく なったものは必ず新しいものに貼り替えてください。 93-8053 1.
取り付け 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 1 2 3 4 5 6 7 8 内容 数量 用途 必要なパーツはありません。 – マシンの準備を行います。 必要なパーツはありません。 – ハードストップを取り外す 超音波センサー Uボルト ワッシャ (5/16 インチ) ロックナット (1/4 インチ) ゴム製のセンサー・カバー 保護チューブ ワイヤ・クリップ ケーブル・タイ 取り付けプレート リレー ボルト (1/4 x 5/8 inch) ロックワッシャ (1/2 インチ) ナット (1/4 インチ) ワイヤ・ハーネス ネジ(#10) ナット(#10) 電子制御ユニット(ECU) ボルト (1/4 x 2-1/2 inch) ボルト (5/16 x 3/4 インチ) ロックワッシャ (1/2 インチ) Uボルト・クランプ ナット (5/16 インチ) デカル 94-8582 ライト・アセンブリ ロッカー・スイッチ ケーブル・タイ インジケータ・ランプ(ワークマン 200 の み) ハトメ(ワークマン 200 のみ) 2 8 8 8 2 2
ちのスプレーヤ装置でこのソニック・ブーム・キットを使うことができるように必要な改造な どを行ってください。必要なパーツは以下の通りです: 電動ブーム昇降アクチュエータ(2 個)、ヒューズ(2本)、スイッチ(2個) 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 G009415 1 1 2 マシンの準備を行う 必要なパーツはありません。 手順 平らな場所に駐車し、エンジンを停止し、キー を抜き取り、駐車ブレーキを掛ける。 4 3 注意 図1 図は右側 始動キーをつけたままにしておくと、誰でも いつでもエンジンを始動させることができ、 危険である。 1. 2. 整備・調整作業の前には必ず始動キーを抜い ておくこと。 2 中央ブーム・アセンブリ 組み立てられた状態のブラ ケットとバンパー 3. 4.
5. 超音波センサーのワイヤをゴム製カバーの ストラップに通す。 6. センサーのワイヤを、下側サポートに沿っ てサイド・ブロックまで配線する(図 4)。 そして、付属のクリップで、ブームのトッ プに固定する。 図2 1. センサー 2. Uボルト 3. 4. ロックナットとワッシャ 保護チューブ 図4 2. 超音波センサーのねじ山部分にゴム製のセ ンサー・カバーを取り付ける。 1. 2. 3. 3. 超音波センサーを取り囲むように保護チュー ブを取り付ける;角の付いた側が内側(車 両の方)を向くように取り付けること。保 護チューブをブームに仮止めする(図 2); U ボルト 2 本、ワッシャとナット5_16 各 4、およびロックナットとナット1_4各 4 を使用する。後で調整を行うのでナットは 固く締めないこと。 エクステンション・ブーム ワイヤ・クリップ ブーム送液ホース 4. 5. 6. センサーからのワイヤ サイド・ブロック ケーブル・タイ 7.
して、右側超音波センサーを、右ブーム最 後のノズルと垂直サポートとの間に仮止め する(図 5)。 6. センサーのワイヤを、ブーム・サポート上 部に沿ってセンター・ブーム・パイプの中 央まで配線する。 重要 エクステンション・ブームを上げ下げ した際にワイヤに無理な引っ張り力がかか らないよう、ジョイント部分ではワイヤに 十分なたるみをもたせてください。 7. ケーブル・タイ 5 本を使用して、チューブ とブーム・サポートに固定する。 8. 上記のステップ 2~7 を左側ブーム・エクス テンションと左側超音波センサーについて も行う。 4 電子コントロールを取り付ける 図5 1. センサー 2. Uボルト 3. 4. ロックナットとワッシャ 保護バー この作業に必要なパーツ 3. 超音波センサーのねじ山部分にゴム製のセ ンサー・カバーを取り付ける。 4.
図7 1. 2. 3. 4. リレー ボルト (1/4 x 5/8 inch) ロックワッシャ (1/2 インチ) ナット (1/4 インチ) 5. 6. 7. 8. ヒューズ・ブロック ネジ(#10) ナット(#10) サーマル・ブレーカ(30 A) 図8 1. 取り付けプレート 2. ECU 3. ボルト (1/4 x 2-1/2 inch) 4. ロックワッシャ (1/2 インチ) 2. ヒューズ・ブロックの端を取り付けプレー トに固定する(図 7);ねじ(#10) 2 本と ナット(#10) 2 個を使用する。 3. 車体に既についているヒューズ・ブロック を探し出す。(MP 1200, 1250 および 5000 シリーズの車両では運転席の下、ワークマ ンの場合にはダッシュボードの下)ヒュー ズ・ブロックのブーム昇降位置についてい るサーマル・ブレーカ(2個)を取り外す。 5. 6. 7. 8. ナット (1/4 インチ) ワイヤ・ハーネス リレーのリード線 コントローラのリード線 6. ワイヤ・ハーネスのリレーのリードを取り付 けプレートのリレー 6 に接続する(図 8)。 7.
シャ (5/16 インチ) 2 枚を使って 図 10 のように取り付ける。 5 インジケータ・ランプを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 デカル 94-8582 1 ライト・アセンブリ 手順 注 ワークマン液剤散布システムに必要な小さ な赤いランプはキットに入っています。これは コントロール・ボックスに取り付けます。「コ ントロールをワークマン液剤散布システムに 取り付ける」を参照。 図 10 1. 2. 取り付けプレート 車体フレーム 3. 4. 1. ダッシュボードのランプ取り付け穴の位置 にデカル 94-8582 を取り付ける(マルチプ ロ 1200 と 1250 には 図 12、マルチプロ 5600 と 5700 には 図 13)。 ボルト (5/16 x 3/4 インチ) ロックワッシャ (1/2 インチ) C. ワークマン 200 液剤散布システムでは、 Uボルト 2 本とクランプ (5/16 x 3/4 イ ンチ)、ナット (5/16 インチ) 2個とロッ クワッシャ(5/16 inch) 2 枚を使って 図 11 のように取り付ける。 図 12 1. 2.
チを取り付けてください。電動ブーム昇降キッ トに付属している以外のワイヤ・ハーネスは使 用しないでください。 1. 散布コントロール・パネルを外して下側を 露出させる(1250 用は図 14 、1200 用は 図 15)。 図 13 1. 2. デカル 94-8582 ランプ 3. 4. ワッシャ ナット 図 14 2. ランプ下部からナットとワッシャを外す。 1. 2. 3. ダッシュボードにランプを挿入し、ワッ シャとナットで固定する(図 12 または 図 13)。 3. 4. プラグ スイッチ ノッチ(後ろ側) 散布コントロール・パネル 4. ワイヤ・ハーネスから分岐しているスペー ド形コネクタを、ランプについているポー トに接続する。 6 スイッチ類を取り付ける この作業に必要なパーツ 1 ロッカー・スイッチ 6 ケーブル・タイ 1 インジケータ・ランプ(ワークマン 200 のみ) 1 ハトメ(ワークマン 200 のみ) 図 15 1. ソニック・ブームのスイッチ の場所 2. 散布コントロール・パネル 2.
2. ブーム昇降スイッチが取り付けられている 場合には、昇降スイッチに接続されている 既存のコネクタはすべて外す。 3. コネクタについているワイヤの色が緑と白、 緑と黒、および黒のコネクタを右側ブーム 昇降スイッチの底部に接続する。 4. コネクタについているワイヤの色が青と白、 青と黒、および黒のコネクタを左側ブーム 昇降スイッチの底部に接続する。 5. コネクタについているワイヤの色が紫、黄、 および黒のコネクタをソニック・ブーム・ スイッチの底部に接続する。 6. ワイヤ・ハーネスの、接続されていない方の 端部は、床下を通して、液剤散布システムの ワイヤ・ハーネスに沿って車両後部のセン ター・ブーム・アセンブリへ引き込む。ケー ブル・タイを使ってワイヤ・ハーネス同士 を束ね、配線がエンジンやその他の稼動部 に接触しないよう十分に離して配置する。 7. 散布コントロール・パネルを取り付け、先 ほど取り外したねじ類を使って固定する。 図 16 1. 2. 配線をヒューズ・ブロックへ接続する 1.
トに付属している以外のワイヤ・ハーネスは使 用しないでください。 配線がエンジンやその他の稼動部に接触し ないよう十分に離して配置する。 7. 散布コントロール・パネルを取り付け、先 ほど取り外したねじ類を使って固定する。 1. 散布コントロール・パネルをはずして底部 を露出させる(図 17)。 配線をヒューズ・ブロックへ接続する 1. リング端子が 3 つ付いているソニック・ ブーム用ワイヤ・ハーネスの枝線をシート・ ボックスに入れてヒューズ部まで引き出す。 2. ヒューズ部にアクセスできるように運転席 を倒す。補助ソレノイドとアース用端子ブ ロックを探し出す。 3. 「ground」というラベルがついている黒い ワイヤにのリングをアース用端子・ブロッ クに接続する(図 18)。 図 17 1. 2. 3. 散布コントロール・パネル ラッチ スイッチ 4. 5. プラグ ノッチ 2.
負荷側に 12V の電圧が読み取れます。配線 作業を続ける前に、必ずイグニッションを OFF に戻してキーを抜き取ってください。 5. 座席をもとに戻す。 コントロールをワークマン液剤散布システ ムに取り付ける スイッチを取り付ける 1. コントロール・パネルの前面についている ねじ 4 本を外し、内部にアクセスできるよ うにする。ねじ類はすべて保管しておく。 2. ソニック・ブームのスイッチ・プラグのす ぐ上の位置に、インジケータを取り付ける ための、直径 0.375 インチの穴を開ける (図 19)。 図 20 図 19 1. 散布コントロール・パネル 2. ネジ 直径 0.375 インチの穴を開 ける 4. ソニック・ブームのプラグ 1. 散布コントロール・パネル 2. 3. ソニック・ブームのプラグ 既存のブーム昇降スイッチ 4. 既存のブーム昇降コネクタ 5. インジケータ・ランプ(これを 取り付ける) 6. ソニック・ブームのスイッチ 7. ソニック・ブームのワイヤ・ ハーネスからのソニック・ ブーム・コネクタ 8.
4. コネクタについているワイヤの色が緑と白、 緑と黒、および黒のコネクタを右側ブーム 昇降スイッチの底部に接続する。 5. コネクタについているワイヤの色が青と白、 青と黒、および黒のコネクタを左側ブーム 昇降スイッチの底部に接続する。 6. コネクタについているワイヤの色が紫、白、 黄、および黒のコネクタをソニック・ブー ム・スイッチの底部に接続する。 7. ランプ・インジケータを、スペード形コネ クタが 2 つ付いているワイヤ・ハーネス に接続する。 8. 先ほど取り外して保管しておいたねじ類を 使って、前コントロール・パネルのカバー を取り付ける(図 19)。 図 21 1. スイッチ(ノッチが後部) 2. カバーを取り外す。 3. スイッチのボディー(180° 回転させる) 4. カバーを取り付ける(ノッチ は前向き) 9. ハーネスの残りは、既存の液剤散布用ハーネ スに沿って車両後方まで引き回す。ハーネ ス同士はケーブル・タイを使って束ねる。 配線をヒューズ・ブロックへ接続する C.
5. 左右のアクチュエータのコネクタを保護す るために、先ほど取り外したキャップを取 り付ける。 7 6. ケーブル・タイを適当に使ってワイヤ・ハー ネスをブームのフレームに固定する。 配線をセンサーとアクチュエータ に接続する 8 この作業に必要なパーツ 2 コンバージョン・ワイヤ(古いブーム昇降装置の場合 に必要) ソニック・ブームの調整 手順 必要なパーツはありません。 1. ワイヤ・ハーネスが、他の配線やホースに 沿って車両後部まで正しく取り回しされて いることを確認する。 手順 1. 立ち木や建物や車両、ごみ、地下電線や配 管などのない広くて平らな場所にスプレー ヤを停車させる。 2. ケーブル・タイを使ってワイヤ・ハーネス同 士を束ね、配線がエンジンやその他の稼動部 に接触しないよう十分に離して配置する。 2. ソニック・ブームのスイッチを手動にセッ トする。 3. ソニック・ブーム用のハーネスについて いるアクチュエータのコネクタ(左用と右 用)のキャップを取り外す。キャップは保 管すること。 3.
運転操作 • 使用するときには、カバーを外して 180 度 回転させます。そしてセンサーの上に取り 付けます。 コントロールを使用する • センサーを使用しない時、ブームを移動走 行位置にセットした時、保管時などには カバーを取り付けてセンサーを保護して ください。 ソ ニ ッ ク ・ ブ ー ム ・ ス イ ッ チ : 3 つの位置が あります(自動、OFF、手動)(図 23): • 自動:ブームが自動的に動きます。自動 モードでは、ブームの先端が地表面から一 定の高さを維持するように自動的にコン トロールされます。 自動運転中に、ブーム・スイッチを使って 一時的に手動でコントロールすることもで きます。このとき、手動でブームを上昇さ せた場合は、途中まで手動で降ろさない限 り、ブームは手動で上昇した位置に保持さ れますが、途中まで手動で降ろすとその時 点から自動制御に戻ります。左右のブーム の一方だけを手動優先制御した場合、他の ブームは自動制御されます。 図 23 1. 自動 2. OFF 3.
保守 洗浄 センサーは湿った布で定期的にきれいに拭い てください。センサーの清掃を行うときに、セ ンサー・フィルタ(発泡樹脂)の点検をしてく ださい。破損したり汚れがひどいフィルタは交 換してください。 重要 センサーに水を掛けないでください。た とえ水道水程度の水圧でも、センサーを破損 させる恐れがあります。スプレーヤを水洗い する際には、必ずセンサーに完全にカバーを 掛けてください。 洗浄後は、カバーを外して水分を逃がしてくだ さい。センサー・カバーを取り付ける際には、 カバー内部をきれいに拭いてください。 15
故障探究 問題 両方または片方のブームが動作しない;ソ ニック・ブーム・ランプは OFF。 両方または片方のブームが動作しない;ソ ニック・ブーム・ランプはゆっくり点滅。 両方または片方のブームが動作しない;ソ ニック・ブーム・ランプは ON。 考えられる原因 対策 1. ヒューズが飛んでいる。 1. ヒューズを交換する。 2. ランプが切れている。 3. 電子コントローラまたは配線の不良。 2. ランプを交換する。 3. Toro 正規代理店に連絡する。 1. 小さなシステム・エラーが発生した。 1. エラーが発生したブームを、ブーム・ス イッチで一度降下させるとエラーがクリア される。 2. エラーをクリアしてもシステム・エラーが 繰り返し起こる。 2. センサー・フィルタを清掃または交換す る。それでもエラーが起こる場合には Toro 正規代理店に連絡する。 1. ゴム製のセンサー・カバーがセンサー の邪魔をしている。 1.
図面 G013000 電 気 系 統 (Rev.
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