Form No. 3365-196 Rev A Workman® 200 液 剤 散 布 シ ス テ ム Heavy-Duty Workman ® 用 モ デ ル 番 号41235 41235— — シ リ ア ル 番 号 310000001 以 上 G011763 Workman® 200 液剤散布システムをワークマンに取り付けて使用するためには、対応するキットの 取り付けが必要となります。詳細についてはToro 代理店におたずねください。 製品のご登録、オペレーターズマニュアルやパーツカタログの無料ダウンロードはこちらへどうぞ:www.Toro.com.
Workman® 200 スプレー・システムは、Workman® 車両を芝生に液剤を散布するための専用装置と して使用するためのものであり、そのような業 務に従事するプロのオペレータが運転操作する ことを前提として製造されています。 この製 品は、集約的で高度な管理を受けている公園や ゴルフ場、スポーツ・フィールド、商用目的で 使用される芝生に対して液剤を散布することを 主たる目的として製造されております。 モデル番号 シリアル番号 この説明書では、危険についての注意を促すた めの警告記号図 2を使用しております。死亡事 故を含む重大な人身事故を防止するための注意 ですから必ずお守りください。 この製品は、関連するEU規制に適合していま す; 詳細については、DOC シート(規格適合 証明書)をご覧ください。 図2 はじめに 1.
安全について 12 ブーム・ホースを取り付け る ...............................25 13 ノズルを取り付ける ...............26 14 組み立てを完了する:製品をよく知 る ...............................26 製品の概要 .............................27 各部の名称と操作 ....................27 仕様 ...............................31 運転操作 ...............................32 安全第一 ...........................32 ブームを水平に調整する ..............32 薬剤散布 ...........................32 タンクに液剤を作る ..................33 ブームの操作 .......................33 散布 ...............................34 散布作業のヒント ..........
レンジの3速ギアを使用不能にしておくこ とができます。 • 薬剤や薬剤からの蒸気は危険です。絶対に、 タンクの中に入ったり、頭を入れたり、タン クの上に顔をさらしたりしないでください。 • 国や自治体の法律や規則を守って散布作業 を行ってください。 薬剤の安全管理 警告 運転の前に この散布装置で取り扱う農薬は人体や動植物、 土壌などに危険を及ぼす可能性があるので取り 扱いには十分注意すること。 • 本機をご使用になる前に必ずこのマニュア ルをお読みになり、内容をよく理解してく ださい。 絶対 に 運転させないでください。 • 子供には絶 • オペレーターズマニュアル をよく読んで理 絶対 に 運転させない 解している方以外には絶 でください。 訓練を受け、許可されている 人以外には運転させないでください。肉体 的、 精神的に十分な能力のない方には運転 させないでください。 運転 手 以外に、助手席に1 1名 の 乗 員 • 本機は運 を乗せることができます。これ以外の場所 絶対 に 人を乗せないでください。 には絶 絶対に • アルコールや薬物を摂取した状態では絶 運転しないでください。医師の処方
• 作業前には、車体やアタッチメントの各部 を必ず点検してください。異常がある場合 中止 し て く だ さ い 。 必ず、使用す は使用を中 る前に修理や調整を行って問題を解決して おいてください。 • ガソリンは引火性が非常に高いので、取り 扱いには十分注意してください。 – ガソリンは認可された容器に保管する。 – エンジン回転中や停止直後に燃料タンク のふたを開けない。 – ガソリン取り扱い中は禁煙を厳守する。 – 給油は屋外で行い、給油の量はタンク の首の根元より 25 mm程度下までとする (首の部分まで燃料を入れない)。入れ すぎないこと。 – こぼれたガソリンはふき取る。 • 燃料容器は必ず規格認可されている非金属製 のものを使用してください。アースされてい ない容器の場合、静電気による燃料蒸気への 着火の危険があります。容器に給油する時に は燃料容器を荷台から地面に下ろし車体から 離して置いてください。また、ホースのノズ ルを容器に接触させて給油してください。 • インタロック・システムは使用前に必ず点 検してください。スイッチの故障を発見し たら必ず修理してから使用してください。 – 運
• • • • ます。また深い水溜りに入ってブレーキが ぬれると、乾燥するまでブレーキが利かな くなります。水溜りを抜けたあとは速度を 落としてブレーキテストをしてください。 ブレーキが利かなくなっていたら、ブレー キ・ペダルを軽く踏み込んだまま、しばらく 低速で運転しましょう。こうするとブレー キが早く乾きます。 意を喚起すること。その他交通ルールを 守って運転する。 – 爆発性のチリやガスが空気中に含まれて いる所では絶対に運転しない。爆発性の 物質が空気中に存在する所では本機の電 気系統や排気系統からの火花が爆発を引 き起こす可能性がある。 – 安全に確信が持てない時は 作 業 を 中 止 して責任者に報告し、その指示に従う。 液剤散布システムを搭載したワークマンには キャブを取り付けないでください。ワーク マンのキャブは与圧型ではないのでキャブ 内の換気が不十分になる危険があります。 また、キャブを取り付けると、タンクに液 剤を満載すると過積載になります。 エンジンの回転中や停止直後は、エンジン 本体、トランスアクスル、マフラー、排気 管などに触れると火傷の危険がありますか ら手を触れないで
• 液剤はタンクの中で動いて重心を変化させ ます。特に旋回中、斜面走行中や速度を急 に変化させた時、凹凸のある場所を走行し ている時には、この現象が起こりやすくな ります。重心の急変は転倒につながります から十分注意してください。 に解放してください。タンクを上げた時に は、必ず安全サポートで支えてください。 • ボルト、ナット、ネジ類は十分に締めつけ、 常に機械全体の安全を心掛けてください。 • 火災防止のため、エンジンの周囲に、余分 なグリス、草や木の葉、ホコリなどが溜ま らないようご注意ください。 • 重い積荷を積んで走行しているときには、 速度に注意し、常に安全な停止距離を確保 してください。急ブレーキは絶対につつし みましょう。斜面ではより慎重な運転を心 がけましょう。 • エンジンを回転させながら調整を行わな ければならない時は、手足や頭や衣服を可 動部に近づけないように十分ご注意くださ い。また、無用の人間を近づけないように してください。 • 重い物を積んでいるときは停止距離が長く なり転倒しやすくなっていることを忘れな いでください。 • ガバナの設定を変えてエンジンの回転数を 上
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。読めなく なったものは必ず新しいものに貼り替えてください。 106-5065 107-8621 1. 2. 撹拌 ON 無段階調整 3. 1. ON 2. タンク・ドレン 撹拌 OFF 3. OFF 106-5016 1. 2. 3. 警告 - オペレーターズマニュアル を読むこと。 感電危険 ― 頭上の電線に注意。 ブームが当たると危険 ― 周囲の人を十分に遠ざけること。 106-1425 1. 15 A ヒューズ、フォーム・ マーカー 2. 30A ヒューズ、左ブーム・ア クチュエータ 3. 15 A ヒューズ、右ブーム・ア クチュエータ 4. 10 A ヒューズ、散布システ ム 93-0688 1. 2. 93-6687 1. ここに乗らないこと。 93-7814 93–6689 1. 警告 ― オペレーターズマニュアル を読むこと。 劇薬による火傷や吸入による危険 ― 手、皮膚、目、鼻の保 護をおこなうこと。 1.
106-1354 1. 540 rpm 106-1355 1. 警告: タンクに入らないこと。 119-0651 1. 転倒して制御不能になる危険: 液剤を入れた状態でタンクを 上昇させないこと; タンクを上昇させたままで車両を走行さ せないこと。タンクが空のとき以外はタンクを上昇させない こと; 車両を走行させるときには必ずタンクを一番下の位置 まで降下させること。 106-1365 1. タンクが落下して押しつぶされる危険: 人を近づけないこと; オペレーターズマニュアル を読むこと。 106-1434 1. 108-3307 タンク・アセンブリが落下して押しつぶされる危険: 整備の前 に オペレーターズマニュアル を読むこと。 114-9576 1.
8-3309 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 総面積 ブーム選択 速度 単位系 単位を選択 散布率 区画別面積 8. 9. 10. 11. 12. 13. 幅 走行距離 速度の基本設定 区画別散布量 散布総量 フローメータの基本設定 107-2825 1. モニタ 2. ON 3. OFF 4. 無段階調整, 散布水圧 5. 上げる 6. 7. 8. 9. 10. 下げる ロック ロック解除 マスター・ブーム・スプレー 左ブーム 11. 12. 13. 14. 15. 10 センター・ブーム 右ブーム スプレー ON スプレー OFF 自動 16. 17. 18. 19. 20.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 1 2 内容 数量 用途 必要なパーツはありません。 – 荷台を取り外します。 必要なパーツはありません。 – Workman®側の準備を行います。 3 カバー・アセンブリ ギア歯アセンブリ ネジ (M6 x 1 in x 12) スプリング・ワッシャ (M6) 1 1 1 1 速度センサーを取り付けます。 4 必要なパーツはありません。 – PTOキットを取り付けます。(付属の 取り 付け要領書 を参照してください)。 ヒューズ・ブロック ヒューズ (10 A) サーマル・ブレーカ(30 A) 六角ネジ (#10-24 x 3/4 in) プラス・ネジ (#10-24 x 3/4 in) ロックナット(#10-24) ワイヤ・ハーネス 速度計用ジャンパ・ハーネス(HD シリー ズ専用) スター・ワッシャ 結束ひも ヒューズ用ステッカー ボルト (1/4 x 3/4 inch) フランジ・ナット (1/4 インチ) コントロール用マウント ボルト (5/16 x 1 インチ) ロックナット
手順 10 11 12 14 内容 数量 1 3 1 1 1 1 1 10 10 2 4 4 1 1 3 2 2 2 2 1 1 1 1 1 1 ノブ Jクリップ ボルト (1/4 x 3/4 inch) フランジ・ナット (1/4 インチ) スプレープロのステッカー(米国用) スプレープロのステッカー(CE用) 中央ブーム・アセンブリ ボルト (3/8 x 1-1/4 インチ) ロックナット((3/8 インチ)) 移動走行用ブーム・クレードル ボルト((1/2 x 1-1/4 インチ)) フランジ・ナット((1/2 インチ)) 左ブーム・エクステンション 右ブーム・エクステンション ホース・クランプ R クランプ ショルダ・ボルト ワッシャ ナット オペレーターズマニュアル オペレータのためのトレーニング資料 パーツカタログ 登録カード 選択ガイド 納品前検査証 用途 コントロール・ボックスを取り付けます。 ブーム・アセンブリを取り付けます。 ブーム・ホースを取り付けます。 実際に運転を始める前に、マニュアル を読みトレーニング資料をご覧になって ください。 注 前後左右は運転位置
2. エンジンを止め、キーを抜き取る。 3. シリンダロッドの端部を荷台取り付けプレー トのスロットに固定しているクレビスピン を外す(図 3)。 4. ピボット・ブラケットをフレームに固定 しているリンチピンとクレビスピンを外す (図 4)。 3. バッテリーのマイナス端子部で配線ケーブ ルを外す。 注 この後に電気系統の配線を行うための安全 確保です。 3 速度センサーを取り付ける ( Workman® 3000, 4000 シ リ ー ズ のみ) この作業に必要なパーツ 図4 1. 2. 荷台の左後ろ角 車体フレーム(チャネル鋼 材) 3. ピボット・プレート 4. 5.
4 PTO キ ッ ト を 取 り 付 け る ( Workman® 3000, 4000 シ リ ー ズ のみ) 図5 1. カバー 2. ボルト 必要なパーツはありません。 3. トランスアクスル・ハウジン グ 4. マフラー・ブラケット 手順 PTO キットを取り付ける場合には、この時点で 200ガロン液剤散布システムの組み立てを一時 中止します。詳細は付属の 取り付け要領書 を参 照してください。 2. 新しいカバー・アセンブリをトランスアク スルに取り付ける前にRTV シール剤を塗布 する。 取り付けが完了したら、これ以降のステップに 進んでください。 3. 新しいカバー・アセンブリをトランスアク スルに取り付ける。取り付けには1 (図 6)で 取り外した固定ネジ4本を使う。シールが 上向きで車両の左側にあるのが正しい向き である。 5 電気ハーネスを取り付ける この作業に必要なパーツ 図6 1. 2. 3. カバー ネジ (M6 x 1.00 x 12) スプリング・ワッシャ (M6) 4. 5. 6. ギア歯センサー シール 車両前方 4. ネジM6 × 1.
3. 既存のヒューズ・ブロックからネジ2本を外 し、このヒューズ・ブロックについている溝 に新しいヒューズ・ブロックをセットする。 6. 既存のヒューズ・ブロックから出ている赤い 電源線(オープン)を探し出す。この線を、 新しいヒューズ・ブロックから出ている赤い 電源線に接続する。 4. ハーネスの各線をヒューズ・ブロックに配 線する(図 7)。 7. ネジ2本(#10-24 x 3/4 in)とロックナット 2個(#10-24)を使い、図 8のように、既存 のヒューズ・ブロックの隣に新しいヒュー ズ・ブロックを取り付ける。 8. 既存のヒューズ・ブロックに貼り付けてある ステッカーの表面のごみやグリス分を完全 に取り除き、表面をきれいにして乾燥させ る。ステッカーを貼り付ける。 9. ヒューズとサーマル・ブレーカを取り付け る。 A. 左用と右用のブーム昇降ヒューズ取付場 所にそれぞれ30 Aサーマル・ブレーカを取 り付ける(図 8)。 図7 1. 2. ワイヤ・ハーネス 新しいヒューズ・ブロック 3. 4. 5. 6. 黄線 橙線 赤線 桃線 7. 8. 9. 10. 11. B.
14.結束タイで既存のハーネスと一緒にくくる。 周囲の可動部や加熱部に接触しないよう、 配線を確認する。 15.先ほど取り外したネジで、前フードを元通 りに取り付ける。 Workman® HD シ リ ー ズ 用 1. ヘッドライトの開口部でフードをつかみ、 フードを持ち上げて、下側の取り付けタブ をフレームの穴から外す(図 10)。 図 11 1. 2. ワイヤ・ハーネス 新しいヒューズ・ブロック 3. 4. 5. 6. 黄線 橙線 赤線 桃線 7. 8. 黒(アース)線 泡マーカー用ヒューズ取付 場所 9. 左ブーム・アクチュエータ用 10. 右ブーム・アクチュエータ用 11. 散布システム電源用 8. スター・ワッシャをはさんで、アース線 (黒)を車体フレームの内側についている 1/4 in ボルトに接続する(図 12)。 3 2 1 8 6 図 10 1. 7 フード 4 2. フードの下側を手前に持ち上げてから下に 引っ張り、上側の取り付けタブをフレーム の穴から外す(図 10)。 G011747 5 図 12 3.
ハーネスおよびスプレー・システム用ワイ ヤ・ハーネスの両方に接続する(図 14)。 のヒューズ・ブロックの隣に新しいヒュー ズ・ブロックを取り付ける。 11.ヒューズ・ボックスの近くでヒューズ用 ステッカーを貼り付ける適当な場所を決め る。貼り付け場所が汚れていないこと、ぬ れていないことを確認してステッカーを貼 り付ける。 12.ヒューズとサーマル・ブレーカを取り付け る。 A. 左用と右用のブーム昇降ヒューズ取付場 所にそれぞれ30 Aサーマル・ブレーカを取 り付ける(図 12)。 B. 散布システム用電源ヒューズ取付場所10 A ヒューズを取り付ける(図 12)。 13.既存のハーネスに沿って、新しいハーネス をフロアの座席ベース下にはわせ、車両後 部へ引き出す。 14.ROPS カバーのところ(座席アセンブリ後 部)で、ハーネスを立ち上げてフレームの上 に出し、。散布システム用の電源コネクタが 車両下部から上に出るようにする(図 13)。 1 2 G012932 3 1 図 14 1. 速度センサーに接続する 2. 既存のワイヤ・ハーネスに 接続する 3.
シ リ ア ル 番 号 が 239999999 以 下 の 車 両 の 場合 6 アダプタ・プレートを取り付ける コントロール・ボックス用マウント を取り付ける ワークマンのシリアル番号が23999999以下の場 合、アダプタ・プレートの取り付けが必要にな ります。プレートと取り付けに必要な部品は付 属部品に含まれています。 この作業に必要なパーツ 4 ボルト (1/4 x 3/4 inch) 4 フランジ・ナット (1/4 インチ) 1 コントロール用マウント 4 ボルト (5/16 x 1 インチ) 4 ロックナット (5/16 インチ) 1 アダプタ・プレート アダプタ・プレートをワークマンのダッシュ ボードに取り付ける;ボルト((1/4 x 3/4 inch))4本とフランジ・ナット((1/4 インチ) )4個を使い、図 16のように取り付ける。 シ リ ア ル 番 号 が 240000001 以 上 の 車 両 の 場合 車両によっては、コントロール取り付けプレー トを取り付ける場所に、既にハンド・スロット ルがついている場合があります。この場合、コ ントロール用
1 2 8 ラジエター・カバーを取り付ける ( Workman® 3000, 4000 シ リ ー ズ のみ) この作業に必要なパーツ 4 3 G011748 図 17 図は車体左側を示す 1. 2. ロックナット ボルト 3. 4. 1 ラジエター・カバー・アセンブリ 4 ボルト (1/4 x 3/4 inch) 手順 昇降シリンダ コッター・ピン ラジエター・カバーには、空冷エンジン車用の パネルも取り付けられています。液冷エンジン 車に取り付ける場合には、空冷車用パネルを 外してください。 2. シリンダをブラケットに固定しているコッ ター・ピンを外し、シリンダを外側にずら して、固定ブラケットの取り付けができる ようにする。 1. 先に取り付けたハーネスの中から、散布シ ステム用電源コネクタを探す。 2. ラジエターの上からラジエター・カバーを 取り付ける(図 19)。 3.
3 9 4 2 1 タンク台を取り付ける この作業に必要なパーツ 1 タンク台アセンブリ 2 クレビスピン 4 リンチ・ピン 2 ボルト (1/2 x 1-1/2 インチ) 4 ワッシャ (1/2 インチ) 2 ナット (1/2 インチ) 5 G011759 図 20 1. 2. 3. 手順 サポート・ストラップ 左シリンダ タンク台のブラケット 4. 5. クレビス・ピン リンチ・ピン 5. クレビス・ピンとリンチ・ピンを使ってタ ンク台を左右の昇降シリンダに固定する。 6. タンク台の後部にあるピボット・ラグを、 車体フレームの最後尾についている穴に合 わせる(図 21)。 危険 スプレーヤのタンク・アセンブリは重量がある ので危険である。取り付け時や取り外し時に適 切な保持を行わないと落下するなどして人身事 故となる恐れがある。 取り付けや取りはずしなど台に固定されてい ない時は、ホイストなどで上から吊って保持 すること。 1.
10.タンク台と車体フレームとが整列している かどうか点検する。必要であれば、ピボッ ト・ラグをタンク台に固定しているボルト を少しゆるめる(図 21)。クレーンやホイ ストを使って、タンク・アセンブリをほん のわずか吊り上げ、車体フレームとタンク 台を整列させる。タンク台と車体フレーム がきちんと整列したら、ピボット・ラグの ボルトを締め付ける。 • PTO 駆動シャフトの前部についているゴ ム製カウリングを後ろに引く(図 23)。 • ポンプの駆動シャフトをPTO の出力シャ フトに連結する(図 23)。 重 要 PTO シ ャ フ ト が 正 し く 固 定 さ れ て い ることを確認(ロッキング・ボールが出力 シャフトの溝にきっちりはまっているのを 確認)してください。 11.タンク台の左右についているアクセスパネ ル からのぞき込んで、ホースやラインが 台の下でつぶされていないことを確認する (図 22)。 14.タンク台の前部左右にある取り付けブラケッ トと、先ほど取り付けた固定ブラケットと を整列させる。 15.
6. 既存のネジを使って、Jクリップ2個をセ ンター・コンソールに図 26のように取り 付ける。 10 コントロール・ボックスを取り付け る この作業に必要なパーツ 1 ノブ 3 Jクリップ 1 ボルト (1/4 x 3/4 inch) 1 フランジ・ナット (1/4 インチ) 1 スプレープロのステッカー(米国用) 1 スプレープロのステッカー(CE用) 図 26 3. コントロール・ボックスの ハーネス 4. センター・コンソール 1. J クリップ 2. 既存のネジ 手順 7. Jクリップ1個を運転席後ろの ROPS カバー に取り付ける; ボルト((1/4 x 1inch))と ナット( (1/4 インチ))を使用する。取り 付け穴は、センターライン上、ROPS カバー のオペレータ側エッジから内側に約 50cm 入ったところにある。 コントロール・ボックスは、クレビスピン、ヘ アピン、ノブ各1 個を使ってタンク台に取り付 けます。車体左側に後ろ向きに取り付けます。 1.
アセンブリに図 29のように取り付ける;ボ ルト4本((1/2 x 1-1/4 インチ))とロック ナット4個((1/2 インチ))を使用する。 11 注 必要であれば、中央ブーム・アセンブリの ところでブーム・フレーム・マウントをゆる めて穴をきちんと整列させてください。 2 ブーム・アセンブリを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 中央ブーム・アセンブリ 10 ボルト (3/8 x 1-1/4 インチ) 10 ロックナット((3/8 インチ)) 2 移動走行用ブーム・クレードル 4 ボルト((1/2 x 1-1/4 インチ)) 4 フランジ・ナット((1/2 インチ)) 1 左ブーム・エクステンション 1 右ブーム・エクステンション 4 1 3 手順 G012926 図 29 1. 付属部品の中から中央ブーム・アセンブリ を探し出す。 2. 中央ブームに、移動走行用ブーム・クレード ルを取り付ける;ボルト6本((3/8 x 1-1/4 インチ))およびロックナット6個((3/8 イ ンチ))を使用する。取り付け方向は図 28 を参照。 1.
4 3 1 5 6 2 G012927 図 30 1. 2. 3. 中央ブーム・アセンブリ ブーム・エクステンション ヒンジ・プレート 4. 5. 6. ボルト ワッシャ ナット 8.
12 ブーム・ホースを取り付ける この作業に必要なパーツ 3 ホース・クランプ 2 R クランプ 2 ショルダ・ボルト 2 ワッシャ 2 ナット 手順 1. ブーム・ホースを図 31のように配置する。 4 5 6 7 1 3 2 G012928 図 31 1. 2. 3. ブーム・ホース、左エクステンション ブーム・ホース、センター ブーム・ホース、右エクステンション 4. ナット 5. ワッシャ 6. R クランプ 7. 2.
3. 左右のエクステンション・ブームのホース 継手に石鹸水を塗る(図 32)。石鹸水を塗っ た継手にブーム・エクステンションを差し 込み、クランプで固定する。 3 1 必要なので、付属部品には含まれていません。 Toro 代理店と相談の上、適切なノズルをご購 入・装着してください; ノズルの選択には以 下の情報が必要です: • 薬剤の散布レート(単位面積あたり散布量; リットル毎時またはガロン毎エーカーある いはガロン毎1000平方フィート)。 2 • 散布作業時に使用する走行速度。 • ノズルの配置間隔(通常は50 cm)。 ノズルの取り付け方法は以下の通りです: 4 1. ノズルをノズル・ソケットに装着する(ネ ジ式)。 6 2. ノズル・ソケットを、タレットのフィッティ ングに入れる。 3. 入れたノズルを右に回してソケットのカム をロックする。 4. ノズルの噴霧口が下向きになることを確認 する。 詳細はノズルに付属している 取り付け要領書 を参照してください。 5 8 9 図 32 1. ブーム・エクステンション 2. ブーム・ホース 3. クランプ 4. T字継手 5.
製品の概要 図 33 1. 電源スイッチ, スプレープロ ™ モニタ 2. スプレープロ™ モニタ 3. 散布率調整スイッチ 4. レート固定キー・スイッチ 7. センター・ブーム・スイッチ 5. 6. マスター・ブーム・スイッチ 左ブーム・スイッチ 8. 9. 右ブーム・スイッチ 左ブーム昇降スイッチ 10.
ソニックブーム・スイッチ、泡マーカー・ス イッチ(オプション)取り付け場所 攪拌コントロール・バルブ タンクの右側にあります(図 35)。ノブを9時 の位置に回すと攪拌を行い、3時の位置に回す と攪拌を停止します。 ソニックブームや泡マーカーを搭載する場合 に、各スイッチを取り付ける場所です。各取り 付け位置はプラスチック製の打ち抜きフタでふ さいであります。 レギュレーティング(レート制御)バルブ タンク後部にあり(図 34)、ブームに供給する 液量とタンクにバイパスして撹拌バルブへ送る 液量を調節しています。 1 3 2 図 35 1. 攪拌コントロール・バルブ 2. 水圧計 G012930 注 攪拌を行うためにはエンジンが作動(アイド ル以上の速度で回転)し、さらにPTOとクラッ チが作動している必要があります。車両停止 (散布停止)中に攪拌を行う場合には、レン ジ・セレクタをニュートラルにし、クラッチを 外して駐車ブレーキを掛け、ハンドスロットル をセット(装着車の場合)します。 図 34 1. 2. レギュレーティング(レート 制御)バルブ フローメータ 3.
ク・ドレンのプラスチック製のナットを締めて おいてください。 図 36 1. タンク・ドレン・ハンドル タンクのふた タンク・カバーはタンク上部の中央にあります (図 37)。開けるには、まずエンジンを停止さ せ、駐車ブレーキを掛け、ふたの前半分を左に 回して上に開きます。この状態でストレーナを 取り外すことができます。閉める時には、スト レーナを(外していた場合は)元に戻し、ふた を閉じて、前半分を右に回します。 図 37 1. タンクのふた 2.
ス プ レ ー プ ロ ( Spray Pro™ Pro™)) モ ニ タ モニタは、液晶ディスプレイ、選択ダイヤル と、基本設定を行うための4つのボタンで構成 されています(図 38)。 スプレープロのモニタは走行速度や散布率な ど、スプレー作業に関連するデータを表示しま す。散布率の制御を行う装置ではありません。 図 38 1. 2. 3. 4. 5. 液晶スクリーン 選択ダイヤル 総面積 速度 単位系 6. 7. 8. 9. 10. 散布率 走行距離 区画別面積 区画別散布量 散布総量 11. 12. 13. 14. 15. リセット; 基本設定用ボタン 基本設定;基本設定用ボタン 基本設定用ボタン;下げる 基本設定用ボタン;上げる ブーム選択 16. 単位を選択 17. 幅 18. 速度の基本設定 19. フローメータの基本設定 20.
仕様 TURFでは平方フィートです。リセットボタ ンでリセットでき、総面積の積算には影響 を与えません。リセット・ボタンを押すと区 画別散布面積もリセットされます。 注 仕様および設計は予告なく変更される場合 があります。 • 散布総量 散布システムのベース重量 散布した面積を積算表示します。表示単位 は、USではエーカー、SIではヘクタール、 TURFでは平方フィートです。リセットボタ ンでリセットできます。 タンク容量 基本設定ボタン モニタには以下のボタンがついています: • リセット 散布総量、区画別散布量、距離、散布総面 積、区画別面積の表示を0 に戻します。 307 kg 757 リットル 標準システム搭載時の車両全 長 422 cm 標準システム搭載時のタンク 上部までの高さ 147 cm 標準システム搭載時の交差収 納したブームの先端までの高さ 234 cm 標準システム搭載時の車両全 幅(交差収納したブームの先端 から先端) 175 cm オプション機器 • 基本設定 The Toro® Company では、ワークマンに搭載でき る各種のアクセサリを発
運転操作 注 しばらくの間は、バンパーが圧迫された 状態が続く可能性がある。バンパーが水平位 置よりも下がるようであれば、もう一度この 調整を行う。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 安全第一 薬剤散布 このマニュアルに記載されている安全上の注 意やステッカーの表示内容を良く読んでくだ さい。この機械についてよく知っておくこと があなた自身や周囲の人を事故から守ること につながります。 ワークマン 200 スプレーヤの運転は、薬剤 を作る、現場に散布する、タンク内部を洗浄 する、という 3 つの作業から成り立ってお り、。この3つの作業を必ず連続して行ってい ただくことがスプレーヤの故障防止上非常に重 要です。つまり、前夜に薬液を作って翌日に散 布するというようなことをしてはいけません。 このようなことをすると、薬液が分離分解する などして効果が上がらない、散布装置を損傷す るなどの恐れがでてきます。 真水タンクに水を入れる 薬剤タンクに薬液を作る前に、必ず真水を用 意してください。 スプレーヤには真水タンクが搭載されています (図 39)。誤って薬液を目や皮膚に付けてしまっ たときに直
タンクに液剤を作る 注 散布率の設定を低く設定する方が撹拌 はうまく行きます。 Viton) )と 共 用 重 要 使 用 す る 薬 剤 が ヴ ィ ト ン ( Viton 可能な製品であることを確認してください。 (共用できない場合には薬剤ラベルにその旨 の記述があります)。ヴィトンと共用できな い薬剤は、本機のOリングを劣化させ、薬液洩 れを起こします。 ブームの操作 スプレーヤのコントロール・パネルにあるブー ム昇降スイッチを使うと、運転席に座ったまま で各ブームの昇降操作(散布位置と移動走行位 置の切り替え)ができます。この昇降操作は、 車両を停止させて行ってください。 1. 平らな場所に停車し、レンジ・セレクタを ニュートラルにセットし、エンジンを止め て駐車ブレーキを掛ける。 ブーム位置を変更するには: 1. 平らな場所に停止する。 2. ブーム昇降スイッチを使ってブームを下げ る。各ブームが完全に散布位置に降りる まで待つ。 3. ブームを上昇させる必要が出てきたら、ま ず平らな場所に停車する。 4.
置に戻してください。アクチュエータのロッ ドの破損を防止するため、ブーム・シリンダが 完全に縮んだのを確認する。 • ノズルの詰まりに注意する。詰まっていた り、損傷したノズルはすべて交換する。 • 停止操作は、まずマスター・ブーム・ス イッチでスプレーを停止し、その後に走行 を停止する。停止したらニュートラル・エ ンジン・ロックを使って撹拌を続ける。 • 散布の開始操作は車両が走行中に行う方 が良い。 • 散布率表示を時々確認する;この表示が大 きく変わる場合、ノズルの散布能力と走行 速度が合わなくなっている可能性やシステ ムが正常に働いていない可能性がある。 散布 重要 タンク内部の薬剤の分散溶解を常に確実 に維持するために、タンク内部に薬液がある 間は常時攪拌を行ってください。攪拌を行う ためにはエンジンが作動(アイドル以上の速 度 で 回 転 ) し 、 PTO が 接 続 さ れ て い る 必 要 が あります。車両停止(散布停止)中に攪拌を 行う場合には、シフト・レバーをニュートラル PTOを を接 続 し 、 に し 、 駐 車 ブ レ ー キ を 掛 け 、 PTO ハンド・スロットル装
D. タンクが空になったら、プラスチック製 のナットをゆるめ、T字ハンドルを下ま でしっかりと押し込む。 E. プラスチック製のナットを締めてドレン を閉じた状態に固定する。 注 タンクのドレン部からのリークを防 止するため、タンクから排出を行うとき 以外は、タンク・ドレンのプラスチック 製のナットを締めておいてください。 3. タンクに少なくとも 190 リットルの水を入 れてふたを閉める。 注 必要に応じて洗浄剤や中和剤を使用して ください。ただし、最後のすすぎには真水 で行ってください。 4. エンジンを掛ける。 5. シフト・レバーをニュートラルにした状態 で、PTO を接続し、ハンド・スロットルを セットする。 6. 攪拌バルブを ON にセットする。 7. マスター・ブーム・スイッチと個別ブーム・ス イッチを ON にする。 8. タンク内部の水が全部ノズルから放出され るまでその場で散布を行う。 9. その間に、ノズルの散布パターンを点検 する。 10.散布が終了したら、マスター・ブーム・レ バーを OFF とし、PTOを解除し、エンジン を停止させる。 11.
スプレープロ・モニタの基本設定 図 42 1. 2. 3. 4. 5. 液晶スクリーン 選択ダイヤル 総面積 速度 単位系 6. 7. 8. 9. 10. 散布率 区画別面積 走行距離 区画別散布量 散布総量 11. 12. 13. 14. 15. スプレープロのモニタには基本設定モードが あり、必要に応じて基本設定を変更すること ができます。基本設定の変更ができる項目は 以下の通りです: リセット; 基本設定用ボタン 基本設定;基本設定用ボタン 基本設定用ボタン;下げる 基本設定用ボタン;上げる ブーム選択 16. 単位を選択 17. 幅 18. 速度の基本設定 19. フローメータの基本設定 20. LED 3. ディスプレイに CAL HOLD と表示されて赤 いランプが点灯するまで 基本設定ボタン を押し続ける。 4. 選択ダイヤルを「ブーム選択」または「総 面積」位置に回す。 • ブームの長さ 5. 長さ設定の変更をしたいブームを、増減 ボタンで選択(1=左、2=中央、3= 右)する。 • 単位系 • 速度 • フローメータ 6.
1. スプレーヤを停止し、駐車ブレーキを掛 ける。 2. マスター・ブーム・スイッチを OFF にセッ トする。スプレープロ・モニタに HOLD とい う表示が出る。 3. ディスプレイに CAL HOLD と表示されて赤 いランプが点灯するまで 基本設定ボタン を押し続ける。 4. 選択ダイヤルを「単位選択」または「単位 系」 位置に回す。 5. 増減ボタンで選択する。 6. 赤いランプが消えるまで基本設定ボタンを 押し続ける。車両を運転して基本設定モー ドを終了させることもできます。 て赤いランプが点灯するまで 基本設定ボ タンを押し続ける。 モニタの表示は、フローメータの基準値の 表示と総流量の表示が交互に表示されるよ うになる。 10.総散布量が表示されている時に、増減ボタ ンを使って、数値をタンクに実際に入れ た水量に修正する。 11.モニタの表示が交互表示に戻ったら、設定 基準値が変わっていることを確認する;今 後はこの新しい数値が正しい校正値となる のでメモしておく。今後はこの新しい数値 が正しい校正値となる。 12.
• 表示が 150 m であれば精度調整は不要 である。 • 表示が 150 m でない場合には、以下の 調整を行う。 13.駐車ブレーキを掛ける。 14.モニタの表示を「距離」のままにしてお き、ディスプレイに CAL HOLD と表示され て赤いランプが点灯するまで 基本設定ボ タンを押し続ける。 5. レンジ・セレクタをニュートラルにセッ トする。 6. アクセルを踏み込み、ニュートラル・エン ジン・ロックを ON にする。 7. ポンプのスイッチを ON にしてポンプを作 動させる。 8. ブーム・スイッチ 3 つ全部とマスター・ス イッチを ON にする。 9. 散布率調整スイッチを操作して、水圧計の 読みが現在使用しているノズルの標準水圧 になるように調整する(3.5 kg/cm2 で使用 するノズルが多い)。 モニタの表示は、距離の表示(同時に HOLD の文字が表示される)と速度基準値の表示 (同時に CAL HOLD の文字が表示される) が交互に表示されるようになる。 15.「距離」が表示されている時に増減ボタ ンを使って実際の走行距離(150 m)に訂 正する。 16.
図 44 1. 2. ポンプ グリス・ニップル 3. 圧力ダンプナ ダンプナの空気圧を調整する ポンプについているダンプナの空気圧は1bar (kg/cm2)にセットされています。ダンプナ の推奨圧力は、散布に使用する圧力の 1/3 です。散布に使用する圧力が 3.1 bar(3.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 使用するごとまたは毎日 整備手順 • 取水部ストレーナ(水和剤を使用しているときには間隔を短くする。) 50運転時間ごと • ポンプのグリスアップを行う。 100運転時間ごと • 各グリス注入部のグリスアップを行う。 • ブーム蝶番のグリスアップを行う。 200運転時間ごと • ホースとその接続部すべてについて破損の有無と接続状態の点検を行う。 • フローメータを洗浄する。 (水和剤を使用しているときには間隔を短くする。) 400運転時間ごと • • • • • アクチュエータ・ロッドのベアリングのグリスアップを行う。 バルブ・アセンブリのOリングを点検し、必要に応じて交換する。 ポンプのダイヤフラムを点検し、必要に応じて交換する。 (Toro正規代理店に依頼する)。 ダンプナを点検し、必要に応じて交換する (Toro正規代理店に依頼する)。 ポンプのチェック・バルブを点検し、必要に応じて交換する。 (Toro正規代理店に依 頼する)。 • ブーム・アクチュエータの油圧オイルに空気が混入していないか点検する
点検項目 第週 月 火 水 木 金 土 日 トーインの点検。 各グリス注入部のグリスアップを行う。1 塗装傷のタッチアップ。 1 整備 間 隔 に 関 係 な く 直ちにグリスアップする。 車体を水洗いしたあとは整 要注意個所の記録 点検担当者名: 内容 日付 記事 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険 である。 整備・調整作業の前には必ずキーを抜きとり、念のために点火プラグのコードを外しておくこ と。点火コードが絶対に点火プラグと触れることのないよう、確実に隔離すること。 整備前に行う作業 その場合、重量をより均等に配分するため、 ブーム・エクステンションを前に折りたたんで ください。この作業は以下の手順で行います: 整備のためのアクセス 空に し た 状 態 で、平らな場所に駐 1. タンクを空 車する。 タンク・アセンブリを上昇させる 2.
図 45 図は左側を示す 1. 2. 3. 前取り付けブラケット 固定ブラケット ボルト (1/2 x 1-1/2 インチ) 4. 5. ワッシャ (1/2 インチ) ロックナット (1/2 インチ) 図 47 1. 2. 4. ブーム・エクステンションを前方向に折り畳 み、後ろに開いてしまわないよう、タンク に沿って固定する。 安全サポート シリンダ・バレル 3. 荷台 5. 昇降シリンダが完全に伸びきるまでタンク・ アセンブリを上昇させる。 タンク・アセンブリを下降させる 6. ROPS パネルの後ろについている保管用ブラ ケットから荷台サポート(安全サポート) を取り外す(図 46)。 1. タンクを上げての作業が終了したら、安全 サポートを取り外して元の位置(ROPS パネ ル後ろ保管用ブラケット)に収納する。 注意 安全サポートをシリンダに取り付けたまま でタンク・アセンブリを下げようとしない こと。 2. シリンダを縮めて慎重にタンクを降下させ る。 3. タンク・アセンブリを固定する前方のボルト を取り付ける。 4. ブーム・エクステンションを後方に開く。 5.
潤滑 ブーム蝶番のグリスアップ 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 液剤散布システムのグリスアップ 重要 ブームの蝶番を水洗いした場合には、蝶 番アセンブリから水と異物を完全に除去し、新 しいグリスを塗ってください。 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと 100運転時間ごと グリスの種類:No.2リチウム系グリス 100運転時間ごと、または1年に1回のうち早く 到達した方の時期に、全部のベアリングとブッ シュのグリスアップを行います。 1. 異物を入れてしまわないよう、グリス・ フィッティングをきれいに拭く。 グリスの種類:No.2汎用リチウム系グリス。 2. グリス・ガンでグリスを注入する図 49。 1. 異物を入れてしまわないよう、グリスニッ プルをきれいに拭く。 2. グリス・ガンでグリスを注入する。 3. はみ出したグリスはふき取る。 図 49 右ブーム 1. 図 48 ポンプ(入れすぎないこと;グリスははみ出してこない) 1. グリス・ニップル 3. はみ出したグリスはふき取る。 4.
1 ながら、ブームのピボットとアクチュエー タ・ロッドにピンを通す(図 50)。 4 2 7. ピンを入れた状態で、ブームから手を離 し、先ほど外したコッターを使ってピンを 固定する。 5 8. 各アクチュエータ・ロッド・ベアリングにつ いて上記の作業を行う。 3 G002016 図 50 1. 2. 3. アクチュエータ アクチュエータ・ロッド ブーム・ピボット・ピンのハ ウジング 4. 5. コッター ピン 3. ブームを持ち上げて、ピンを外す(図 50)。 ブームをゆっくりとハードストップまで降 下させる。 4. ピンが破損していないか点検し、必要に応 じて交換する。 5. アクチュエータ・ロッドのベアリング端部 を動かしながらベアリング内部にグリスを 注入する(図 51)。はみ出したグリスはふ き取る。 図 51 右ブーム 1. ベアリングにグリスを塗る 6.
電気系統の整備 散布系統の保守 ヒューズ ホースの点検 Workman® 200 スプレー・システムでは、通常の ワークマンのヒューズ・ブロックに加えてもう 一つヒューズ・ブロックが追加されます。新し いヒューズ・ブロックは、ダッシュボードの下 にある既存のヒューズ・ブロックの隣です。 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 400運転時間ごと/1年ごと (い ずれか早く到達した方) 散布系統の各ホースを点検し、割れ、漏れその 他の破損が発生していないか調べてください。 同時に、接続部やフィッティングも点検してく ださい。破損しているホースやフィッティング は交換してください。 ポンプの保守 ポンプの点検 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと/1年ごと (いずれ か早く到達した方)—ポンプの ダイヤフラムを点検し、必要に 応じて交換する。 (Toro正規 代理店に依頼する)。 400運転時間ごと/1年ごと (い ずれか早く到達した方)—ダン プナを点検し、必要に応じて交 換する (Toro正規代理店に依 頼する)。 400運転時間ごと/1年ごと (い ずれか早く到達した方)—ポンプ のチェック・
以上の場合には、その数値に合わせて調整し てください。 ブームを動かさなければいけないのに DC12V が 供給できないといった場合には、手動リリーフ・ バルブを使ってアクチュエータ内部の油圧を解 放し、ブームを手で動かすことができます。 ブーム・アクチュエータの調整 重要 手動バルブは、4回転以上ゆるめないで ください。4回転以上ゆるめるとバルブが完 全にはずれて内部の油圧オイルが漏れてしま うおそれがあります。 1. 各アクチュエータについている手動リリー フ・バルブを探し出す。アクチュエータのボ ディの片側だけについている小さいほうのバ ルブが手動リリーフ・バルブである(図 53)。 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 400運転時間ごとに、ブーム・アクチュエータの 油圧オイルに空気が混入していないか点検し てください。 1. 平らな場所に駐車し、ブームを散布位置に セットする。 2. 駐車ブレーキを掛け、ポンプとエンジンを 停止し、キーを抜き取る。 3.
2. ブームを散布位置にセットし、スタンドに載 せるか紐でつるすかして、ブームを支える。 洗浄 3. ブームを支えておきながら、ピボット・ピン をブーム・アセンブリに固定しているボル トとナットを取り外す(図 54)。ピボット・ピ ンを取り外す。 フローメータの洗浄 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと/1年ごと (いず れか早く到達した方) (水和 剤を使用しているときには間隔 を短くする。) 1. 内部を十分にすすぎ、完全に排水する。 2. スプレーヤからフローメータを外し、真水 で洗浄する。 3. 上流側のリテーナ・リングを外す(図 55)。 4 5 1 9 4 5 8 7 1 2 4 3 G002017 2 図 54 1. 2. 3. ピボット・ピン ボルト ナット 4. 5. ナイロン製ブッシュ ピボット・ブラケット 5 6 3 G012934 図 55 1. 4. センター・フレームからブーム&ピボット・ブ ラケット・アセンブリを取り外すとナイロン 製ブッシュが見える。 2. 3. 4. 5.
保管 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛 け、ポンプとエンジンを停止し、キーを抜 き取る。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛 け、PTO を解除し、エンジンを停止し、キー を抜き取る。 2. エンジンのシリンダ・ヘッドや冷却フィン、 ブロア・ハウジングをふくめた車両全体を洗 浄する。 2. タンク上部の太いホースについている 赤いフィッティングからリテーナを外す (図 56)。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができ ます。ただし高圧洗浄器は使用しないでく ださい。高圧の水で洗浄すると電気系統や グリス部へ水が浸入する恐れがあります。 また、コントロール・パネルやヘッドライ ド、エンジン、バッテリー部に大量の水を かけないようにしてください。 3. 散布システムを洗浄する;「洗浄」を参照。 4. アルコール系でない不凍液をタンクに入れ て数分間循環させ;その後、できるだけ完 全に不凍液を排出する。 5.
危険 スプレーヤのタンク・アセンブリは重量がある ので危険である。取り付け時や取り外し時に適 切な保持を行わないと落下するなどして人身事 故となる恐れがある。 取り付けや取りはずしなど台に固定されてい ない時は、ホイストなどで上から吊って保持 すること。 1. タンク台についているアイ(吊り上げ穴) を利用して、タンク・アセンブリをリフトま たはホイストで吊る。これは、車体とアセ ンブリとを連結しているボルト類をゆるめ た時に落下事故などを起こさないようにす るための安全措置である。 2. ブームを約45°の角度まで下降させ、車両 前方に折りたたむ。 3. ワイヤ・ハーネスと PTO シャフトの接続を 外す。 4. コントロール・ボックスを外し、外したボル ト類で、タンク台後部に取り付ける。 5. タンク台を車両に固定しているすべての固 定具を取り外す。外した部品をなくさない こと。 6. タンクを 10 cm 程度上昇させ、タンク台と 左右の昇降シリンダを連結しているリンチ・ ピンとクレビス・ピンを取り外す。 7.
故障探究 散布システムの故障探究 問題 ブームから散布しない。 考えられる原因 対策 1. ブーム・バルブの配線不良。 1. バルブを手動でOFFに戻す。配線を外し て接点部の点検清掃をする。 2. ヒューズが飛んでいる。 2. ヒューズを点検し、必要に応じて交換す る。 3. ホースを修正または交換する。 4. 正しく調整する。 3. ホースが折れている。 4. ブーム・バイパス・バルブの調整不良。 5. ブーム・バルブの破損。 6. 電気系統の故障。 5. 代理店に連絡する。 散布がとまらない。 1. バルブの破損。 1. 散布中止、ポンプを止め、エンジンを切 る。ブーム・バルブ下部のリテーナを取 り、内部のモータとステムを取り出す。部 品を点検し不良品を交換する。 ブーム・バルブから液洩れする。 1. Oリングの劣化。 1. 散布中止、ポンプを止め、エンジンを切 る。バルブを取り出してOリングを交換。 ブームを ON にすると水圧が下がる。 1. ブーム・バイパス・バルブの調整不良。 1. 正しく調整する。 2. バルブ内部に異物。 2.
スプレープロ・モニタの故障探究 問題 コンソールが全く作動しない。 考えられる原因 対策 1. 電源ケーブルの断線またはゆるみ。 1. ケーブルを正しく接続する。 2. モニタまたはケーブルの破損。 2. 代理店に連絡する。 1. モニタ・ケーブルのゆるみ。 1. ケーブルを正しく接続する。 2. 速度センサーの精度調整不良。 3. 速度センサーの破損。 2. 速度センサーの基本設定を行う。 3. 代理店に連絡する。 1. ブームの長さが正しく入力されていない。 1. ブームの正しい長さを入力する。 2. 速度センサーの精度調整不良。 3. 速度センサーの破損。 2. 速度センサーの基本設定を行う。 3. 代理店に連絡する。 1. 速度センサーの精度調整不良。 1. 速度センサーの基本設定を行う。 2. 速度センサーの破損。 2. 代理店に連絡する。 1. モニタ・ケーブルのゆるみ。 1. ケーブルを正しく接続する。 2. フローメータの汚れや詰まり。 3. フローメータの基本設定が正しくない。 4. フローメータの故障。 2. フローメータを洗浄する。 3.
図面 G011797 電 気 系 統 ; 散 布 シ ス テ ム (Rev.
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