Form No. 3353-709 Rev A Workman® 200 液剤散布システム ヘビー・デューティー・ワークマン用 モデル番号41235—シリアル番号 260000001 & Up 製品の登録は:www.Toro.
はじめに 図 2 この説明書を読んで製品の運転方法や整 備方法を十分に理解してください。 オペ レータや周囲の人の人身事故や製品の損 傷を防ぐ上で大切な情報が記載されてい ます。 製品の設計製造、特に安全性には Toro 社において常に最大の注意を払って おりますが、この製品を適切かつ安全に使 用するのはお客様の責任です。 弊社Toro のウェブサイトwww.Toro.comで製品・アク セサリ情報の閲覧、代理店についての情報 閲覧、お買い上げ製品の登録などを行って いただくことができます。 1. この他に2つの言葉で注意を促していま す。 重要「重要」は製品の構造などにつ いての注意点を、注はその他の注意点を 表しています。 目次 はじめに .............................2 安全について ....................... 4 安全な運転のために .......... 4 薬剤の安全管理 .............. 4 運転の前に.................. 5 運転中に ................... 6 保守 .............
各部の名称と操作 ............27 仕様 ........................31 運転操作 .......................... 32 安全第一 .................. 32 薬剤散布 .................. 32 タンクに液剤を作る ......... 32 ブームの操作 ............... 33 散布 ...................... 34 散布作業のヒント ........... 34 作業後の洗浄 ............... 34 スプレープロ・モニタの基本設 定................. 36 ブーム・バイパス・バルブの基 本設定 ............. 38 ポンプ .................... 39 保守 .............................. 40 推奨される定期整備作業 ..........40 始業点検表 ................. 41 要注意個所の記録 ........... 41 整備前に行う作業 ...............
安全について れているステッカーの内容を熟知させ てください。 • 特殊な場所(例えば斜面)のための作業 手順や安全確認規則をきちんと作成し、 全員がそれを守って作業を行うよう徹 底してください。 スピードの出しすぎ などが懸念される場合は、速度規制ス イッチによりハイレンジの3速ギアを 使用不能にしておくことができます。 不適切な使い方をしたり手入れを怠ったり すると、人身事故につながります。 事故 を防止するため、以下に示す安全上の注意 や安全注意標識のついている遵守事項は必 ずお守りください。これは「注意」、「警 告」、「危険」など、人身の安全に関わる 注意事項を示しています。 これらの注意 を怠ると死亡事故などの重大な人身事故が 発生することがあります。 薬剤の安全管理 安全な運転のために 農薬は人体や動植物、土壌などに危険を 及ぼす場合があるので取り扱いには十 分注意すること。 液剤散布システムを搭載したワークマン はオフロード専用車両であり、公道や高 速道路を走行を前提とした設計製造は 行っておりません。 • 農薬を使う前に、農薬容器に張って あるラベルをよく読んで理解する。 取り扱い
• 作業終了後は直ちに手足や露出部をよ く洗ってください。 • 使用しなかった薬液や薬剤容器は、 メーカーや地域の規則に従って適切に 廃棄してください。 • 薬剤や薬剤からの蒸気は危険です。絶 対に、タンクの中に入ったり、頭を入 れたり、タンクの上に顔をさらしたり しないでください。 • 国や自治体の法律や規則を守って散布 作業を行ってください。 • 作業には頑丈な靴を着用してくださ い。 サンダルやテニスシューズ、スニー カーでの作業は避けてください。 だぶ ついた衣類やアクセサリは機械にから みつく危険があり、人身事故のもとで すから着用しないでください。 • 安全メガネ、安全靴、長ズボンおよび ヘルメットの着用をおすすめします。 地域によってはこれらの着用が条例な どで義務付けられています。 • 作業区域には人、特に子供やペット、を 近づけないように注意してください。 • 人の近くで作業するときは十二分に注 意を払ってください。 どの人がどこに 人がいるかを常に意識しながら運転し てください。 • 作業前には、車体やアタッチメントの 各部を必ず点検してください。 異常が ある場合は使用を中止してくださ
運転中に すぐに上るか下るかする。 小さな旋 回をする時や斜面で旋回を行う時に は必ず減速する。 斜面での旋回は可 能な限り避ける。 – ぬれた場所、スピードが出ている 時、満載状態などでの運転には十二 分の注意を払う。 満載状態では停止 時間が長くなることを忘れずに。 斜 面の上り下りに入る前にシフトダウ ンしておくこと。 – 急停止や急発進をしないこと。 後退 から前進、あるいは前進から後退へ の切り替えは、完全に停止する。 – 急旋回など突然の操作は、その後の 制御が不安定になりやすく事故のも とであるから行わない。 – 交差点や曲がり角などの危険箇所で 他の車両の追い抜きをしない。 – 排水作業時には車両後方に誰もいな いことを必ず確認する。人の足元に 排水しないこと。 – 無用の人間を近づけない。 バックす る際には必ず後方を確認し、人がい ないことを確かめる。 後退時は速 度を落とす。 – 道路近くや横断時などは他の交通に 十分注意する。 歩行者や他の車両に 対し、常に道を譲る心掛けをもつ。 本機は行動や高速道路を走行するた めの車両ではない。 ターンシグナ ル等は常に早めの表示を心掛け、 他車
• エンジンの回転中や停止直後は、エンジ ン本体、トランスアクスル、マフラー、 排気管などに触れると火傷の危険があ りますから手を触れないでください。 • 万一、車体が異常な振動をした場合 は、直ちに車両を停止させ、エンジン を止め、機械の全動作が停止するのを 待ち、それから点検にかかってくださ い。 破損部は必ず修理交換してから作 業を再開してください。 • 運転席を離れる前に: – マシンの動作を完全に停止させる。 – エンジンを停止し、すべての動作の 停止を確認する。 – 駐車ブレーキを掛ける。 – キーを抜き取る。 • 下り坂で、特に荷を積んでいる場合に は、急加速や急ブレーキをさけてくだ さい。 • 急斜面では絶対に横切り走行を行わな いでください。まっすぐ上るかまっす ぐ下るか、迂回するしてください。 • 坂を登りきれないでエンストしたり、し そうになったりした時は、まず落ち着い てゆっくりとブレーキを踏み、必ずバッ クで、 ゆっくりと下がってください。 • 斜面を走行しながらの旋回は危険で す。 斜面でどうしても旋回しなければ いけないときは、十分に減速し、慎重 に操作してください。 絶対に急
きます。 暴走や人身事故を防止するため に、以下の注意をお守りください。 • 斜面や凹凸のある場所で作業をすると きは、車両をなるべく軽くして運転し てください。 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通 し、身体に重大な損傷を引き起こし ます。 • 液剤はタンクの中で動いて重心を変化 させます。 特に旋回中、斜面走行中や 速度を急に変化させた時、凹凸のある 場所を走行している時には、この現象 が起こりやすくなります。 重心の急変 は転倒につながりますから十分注意し てください。 • 万一、油圧オイルが体内に入った場 合には、この種の労働災害に経験の ある施設で数時間以内に外科手術を 受けないと壊疽を起こします。 • 油圧系統の整備作業を行う時は、必ず エンジンを停止し、ダンプ・バルブを上 昇から下降に切り替えるか、荷台やア タッチメントを下降させてシステム内 部の圧力を完全に解放してください。 荷台を上げた時には、必ずプロップ・ ロッドで支えてください。 • ボルト、ナット、ネジ類は十分に締め つけ、常に機械全体の安全を心掛けて ください。 • 火災防止のため、エンジンの周囲に、 余分なグリス、草や木の葉、ホ
安全ラベルと指示ラベル の通りです:The Toro® Company, Commercial Division, Vehicle Engineering Dept., 300 West 82nd St., Bloomington, Minnesota 55420–1196. USA • 車両の整備に関しては該当車両のオペ レーターズマニュアル に従ってくだ さい。 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼 付しています。 破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付 してください。 93-6689 1. 警告 - 人を乗せないこと。 1. 2. ON タンク・ドレン 107-8621 1. 2. 撹拌 ON 無段階速度調整 3. 撹拌 OFF 106-5065 15A ヒューズ、泡マーカー 3. 2. 30A ヒューズ、左ブーム・ア クチュエータ 4. 1. 2. 3. 15 A ヒューズ、右ブーム・ア クチュエータ 10 A ヒューズ、散布システム 93-6687 1. OFF 106-5016 106-1425 1. 3.
6-1434 93-0688 1. 2. 1. 警告 - オペレーターズマニュアルを読むこと。 劇薬による火傷や吸入による危険 ― 手、皮膚、目、鼻の保 護をおこなうこと。 タンク・アセンブリが落下して押しつぶされる危険 — 整備の前 にオペレーターズマニュアルを読むこと。 93-7814 1. 巻き込まれる危険 - 可動部に近づかないこと。 108-3307 106-1354 1. 540 RPM 108-3309 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 106-1355 1. 警告 ― タンクに入らないこと。 106-1365 1. タンクの落下・押しつぶされる危険 — 人を近づけないこと。オ ペレーターズマニュアルを読むこと。 10 Total area(総面積) ブーム選択 速度 単位系 単位を選択 散布率 区画別面積 8. 9. 10. 11. 12. 13.
107-2825 1. 2. 3. 4. 5. モニタ ON OFF 無段階調整, 散布水圧 上げる 6. 7. 8. 9. 10. 下げる ロック ロック解除 マスター・ブーム・スプレー 左ブーム 11. 12. 13. 14. 15. 11 センター・ブーム 右ブーム スプレー ON スプレー OFF 自動 16. 17. 18. 19. 20.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 内容 ステップ 1 2 数量 用途 必要なパーツはありません。 – 荷台を取り外します。 必要なパーツはありません。 – Workman®側の準備を行います。 カバー・アセンブリ ギア歯アセンブリ ネジ (M6 x 1 in x 12) スプリング・ワッシャ (M6) ヒューズ・ブロック ヒューズ(10 A) サーマル・ブレーカ(30 A) 六角ネジ (#10-24 x 3/4 in) プラス・ネジ (#10-24 x 3/4 in) ロック・ナット(#10-24) ワイヤ・ハーネス スター・ワッシャ タイ ヒューズ用ステッカー アダプタ・ブラケット ボルト (1/4 x 3/4 in) フランジ・ナット(1/4 インチ) コントロール用マウント ボルト (5/16 x 1 インチ) ロック・ナット (5/16 インチ) サポート・ブラケット・アセンブリ ソケット・ヘッド・ボルト(3/8 x 1 インチ) ロック・ナット (3/8 インチ) プロップ・ロッド・アセンブリ クレビス・ピン コッター・ピン 1 1
内容 数量 ノブ Jクリップ ボルト (1/4 x 3/4 in) フランジ・ナット(1/4 インチ) スプレープロのステッカー(米国用) スプレープロのステッカー(CE用) センター・ブーム・アセンブリ ボルト (3/8 x 1-1/4 インチ) ロック・ナット (3/8 インチ) 移動走行用ブーム・クレードル ボルト (1/2 x 1-1/4 インチ) フランジ・ナット(1/2 インチ) 左ブーム・エクステンション 右ブーム・エクステンション ホース・クランプ R クランプ ショルダ・ボルト ワッシャ ナット オペレーターズマニュアル オペレータのためのトレーニング資料 パーツカタログ 登録カード ノズル選択ガイド 納品前検査証 1 3 1 1 1 1 1 10 10 2 4 4 1 1 3 2 2 2 2 1 1 1 1 1 1 ステップ 10 11 12 14 用途 コントロール・ボックスを取り付けま す。 ブーム・アセンブリを取り付けます。 ブーム・ホースを取り付けます。 実際に運転を始める前に、マニュア ルを読みトレーニング資料をご覧に なってください。 注 前後左右は
3. シリンダロッドの端部を荷台取り付け プレートのスロットに固定しているク レビスピンを外す(図 3)。 2 4. ピボット・ブラケットをフレームに固 定しているリンチピンとクレビスピン を外す(図 4) Workman®側の準備 必要なパーツはありません。 手順 1. クレーンやホイストの使える安全な場 所に駐車する。 2. エンジンを止め、キーを抜き取る。 3. バッテリーのマイナス端子部で配線 ケーブルを外す。 注 この後に電気系統の配線を行うための 安全確保です。 3 図 4 1. 2. 3. 荷台の左後ろ角 車体フレーム(チャネル鋼) ピボット・プレート 4. 5.
4 電気ハーネスを取り付ける この作業に必要なパーツ 図 5 1. 2. カバー ボルト 3. 4. トランスアクスル・ハウジング マフラ・ブラケット 1 ヒューズ・ブロック 1 ヒューズ(10 A) 2 サーマル・ブレーカ(30 A) 六角ネジ (#10-24 x 3/4 in) 1 1 2 1 1 8 1 2. 新しいカバー・アセンブリをトランス アクスルに取り付ける前にRTV シール 剤を塗布する。 3. 新しいカバー・アセンブリをトランス アクスルに取り付ける。取り付けには1 (図 6)で取り外した固定ネジ4本を使 う。 シールが上向きで車両の左側にあ るのが正しい向きである。 プラス・ネジ (#10-24 x 3/4 in) ロック・ナット(#10-24) ワイヤ・ハーネス スター・ワッシャ タイ ヒューズ用ステッカー 手順 1. 車両の前フードをフレームに固定して いるネジを外す。 ヘッドライトに接続 しているワイヤ・ハーネスを外す。 配線 接続ができるように、フードを外す。 2. 付属部品の中から、ワイヤ・ハーネスと ヒューズ・ブロックを探し出す。 3.
8. 既存のヒューズ・ブロックに貼り付け てあるステッカーの表面のごみやグリ ス分を完全に取り除き、表面をきれい にして乾燥させる。 ステッカーを貼 り付ける。 9. ヒューズとサーマル・ブレーカを取り 付ける。 A. 泡マーカー用ヒューズ取付場所15 A ヒューズを取り付ける(図 8)。 B. 左用と右用のブーム昇降ヒューズ取 付場所にそれぞれ30 Aサーマル・ブ レーカを取り付ける(図 8)。 図 7 1. 2. ワイヤ・ハーネス 新しいヒューズ・ブロック 3. 4. 5. 6. 黄線 橙線 赤線 桃線 7. 8. 9. 10. 11. C. 散布システム用電源ヒューズ取付 場所10 A ヒューズを取り付ける (図 8)。 黒(アース)線 泡マーカー用ヒューズ取付 場所 左ブーム・アクチュエータ用 右ブーム・アクチュエータ用 散布システム電源用 10.既存のハーネスに沿って、新しいハー ネスをフロアの座席ベース下にはわ せ、車両後部へ引き出す。 5. スター・ワッシャをはさんで、アース線 (黒)を車体フレームの内側について いる 1/4 in ボルトに接続する(図 8)。 11.
14.結束タイで既存のハーネスと一緒にく くる。周囲の可動部や加熱部に接触し ないよう、配線を確認する。 15.先ほど取り外したネジで、前フードを 元通りに取り付ける。 5 コントロール・ボックス用マウント を取り付ける 図 10 1. 2. コントロール用マウント ダッシュボード 3. 4.
6 プロップロッド・アセンブリを取り 付ける この作業に必要なパーツ 1 サポート・ブラケット・アセンブリ 2 2 1 ソケット・ヘッド・ボルト(3/8 x 1 インチ) ロック・ナット (3/8 インチ) 1 クレビス・ピン コッター・ピン 1 図 13 プロップ・ロッド・アセンブリ 外側の状態;フェンダは外してある。 1. 2. ストラット・サポート・アセン ブリ 左フレーム・レール 3. ソケット・ヘッド・ボルト(3/8 x 1 インチ) 手順 4. プロップロッド、ジャムナット、ヨー クを組み立てて仮止めする(図13)。 1. 左側後部のタイヤ&ホイール・アセン ブリを取り外す。 外して部品をなく さないこと。 5. プロップロッド・アセンブリを取り付 ける:クレビスピンとコッターピンを 使って、ヨーク部をタンク台フレーム の左後ろの内側に固定する(図 14)。 2.
7 8 アタッチメント固定ブラケットを取り 付ける ラジエター・カバーを取り付ける この作業に必要なパーツ この作業に必要なパーツ 2 固定ブラケット 1 ラジエター・カバー・アセンブリ 4 ボルト (1/4 x 3/4 in) 手順 手順 1. 昇降シリンダ・ブラケットについてい る後ボルトとフランジナット(各2) を取り外す。 ボルト・ナットは後で使 用する。 ラジエター・カバーには、空冷エンジン車 用のパネルも取り付けられています。 液 冷エンジン車に取り付ける場合には、空冷 車用パネルを外してください。 2. 取り外したボルトナットでアタッチ メント固定ブラケットを取り付ける (図 15)。 1. 先に取り付けたハーネスの中から、散 布システム用電源コネクタを探す。 2. ラジエターの上からラジエター・カ バーを取り付ける(図 16)。 重要 散布システム用電源コネクタが 車両の前方を向いていること、ラジエ ター・カバーにはさまれていないこと を確認してください。 図 15 図は車体左側を示す 1. 2. 昇降シリンダ・ブラケット 固定ブラケット 3. 4.
9 タンク台を取り付ける この作業に必要なパーツ 1 タンク台アセンブリ 2 4 クレビス・ピン リンチ・ピン 2 4 2 ボルト (1/2 x 1-1/2 インチ) ワッシャ(1/2 インチ) ナット (1/2 インチ) 図 17 手順 1. タンク&タンク台アセンブリ 2. プロップ・ロッド(90°立てた 状態) 3. プロップ・ロッド・サポート・ア センブリ 3. ロップロッドがサポートに入ったら、 プロップロッドを90 度回してサポート に固定し、タンクを更に下降させてフ レームの上に完全に下ろす。 スプレーヤのタンク・アセンブリは重量が あるので危険である。 取り付け時や取り 外し時に適切な保持を行わないと落下す るなどして人身事故となる恐れがある。 4. タンク台の左右についているアクセス パネル からのぞき込んで、ホースやラ インが台の下でつぶされていないこと を確認する(図 18)。 取り付けや取りはずしなど台に固定され ていない時は、ホイストなどで上から 吊って保持すること。 1.
重要 PTO シャフトが正しく固定されて いることを確認(ロッキング・ボール が出力シャフトの溝にきっちりはまっ ているのを確認)してください。 9. タンク台の前部左右にある取り付けブ ラケットと、先ほど取り付けた固定ブ ラケットとを整列させる。 10.タンク台をフレームに固定する;ボルト (1/2 x 1-1/2 インチ)、ワッシャ2枚(1/2 インチ)、ロック・ナット(1/2 インチ) を使用して図 21のように取り付ける。 図 19 図は左側を示す 1. 2. ピボット・ラグ クレビス・ピン(3/4 in) 3. 4. リンチ・ピン 車体フレーム 6. ピボット・ラグにクレビスピン(3/4 in)とリンチピン(2本)を差し込ん で、タンク台とフレームとを連結する (図 19)。 図 21 図は左側を示す 7. 車体の反対側でも同じ作業を行う。 1. 2. 3. 8. ポンプシャフトを連結する: 前取り付けブラケット 固定ブラケット ボルト (1/2 x 1-1/2 インチ) 4. 5. ワッシャ(1/2 インチ) ロック・ナット (1/2 インチ) 11.
ク台に取り付けます。 車体左側に後ろ向 きに取り付けます。 1. コントロール・ボックスをタンク台に 固定しているクレビスピンとヘアピン 各1 個を外す。 2. 各コントロール装置がオペレータ側に くるように、コントロール・ボックス を付け直し、クレビスピンとヘアピン で固定する。 3. ノブを取り付けて使ってタンク台に固 定する。 締めつけは手で行う。 4. モニタに説明ステッカーを貼る (図 22)。 7. Jクリップ1個を運転席後ろの ROPS カ バーに取り付ける;ボルト (1/4 x 1 in) とナット (1/4 インチ)を使用する。 取 り付け穴は、センターライン上、ROPS カバーのオペレータ側エッジから内側 に約50 cm 入ったところにある。 注 穴が開いていない場合は開けてくだ さい。 カバーの上面の、センターライ ン上、ROPS カバーのオペレータ側エッ ジから内側に約50 cm 入った位置に 1/4 インチの穴を開けてください(図 24)。 図 24 図 22 1. 2. スプレープロ・モニタ ステッカー、上半分 3. 1.
2. センター・ブームに、移動走行用ブー ム・クレードルを取り付ける;ボルト6 本(3/8 x 1-1/4 インチ)およびロック・ ナット6個(3/8 インチ)を使用する。 取 り付け方向は図 25を参照。 4. ブーム・アクチュエータのコードをスプ レー・システムのハーネスのコネクタ に接続する。 5. システムの電源を入れ、ブーム昇降ス イッチを使ってブーム・アクチュエータ を作動させて、ロッドを延ばす。 これ は、左右のブーム・エクステンションを 取り付けられるようにするためである。 6. ヒンジ・プレートについているボルト4 本、ワッシャ4枚、ナット4個を取る。 7. ヒンジ・プレートのところで、エクステ ンション・ブームをセンター・ブームに 取り付ける;ステップ6で取り外したボ ルト4本、ワッシャ4枚、ナット4個を使 い、図 27のように取り付ける。 注 全部のタレットが後ろを向いている のを確認してください。 図 25 3.
12 ブーム・ホースを取り付ける この作業に必要なパーツ 3 ホース・クランプ 2 R クランプ 2 2 2 ショルダ・ボルト ワッシャ ナット 手順 1. ブーム・ホースを図 28のように配置す る。 図 28 1. 2. 3. ブーム・ホース、左エクステンション ブーム・ホース、センター ブーム・ホース、右エクステンション 4. ナット 5. ワッシャ 6. R クランプ 7. 2.
3. 左右のエクステンション・ブームのホー ス継手に石鹸水を塗る(図 29)。 石鹸水 を塗った継手にブーム・エクステンショ ンを差し込み、クランプで固定する。 13 ノズルを取り付ける 必要なパーツはありません。 手順 薬剤散布に使うノズルは、散布レート(単 位面積あたり散布量)に合わせて選択する ことが必要なので、付属部品には含まれて いません。 Toro代理店と相談の上、適切 なノズルをご購入・装着してください。ノ ズルの選択には以下の情報が必要です: • 薬剤の散布レート(単位面積あたり 散布量;リットル毎時またはガロン毎 エーカーあるいはガロン毎1000平方 フィート)。 • 散布作業時に使用する走行速度。 • ノズルの配置間隔(通常は50 cm)。 ノズルの取り付け方法は以下の通りです: 1. ノズルをノズル・ソケットに装着する (ネジ式)。 図 29 1. 2. 3. 4. 5. ブーム・エクステンション ブーム・ホース クランプ T字継手 センター・ブーム 6. 7. 8. 9. ブーム・ホース クランプ ハトメ T字継手 2.
14 組み立てを完了する: 製品をよ く知る この作業に必要なパーツ 1 オペレーターズマニュアル 1 オペレータのためのトレーニング資料 1 1 パーツカタログ 登録カード 1 1 ノズル選択ガイド 納品前検査証 手順 1. マニュアルを読む。 2. オペレータ用トレーニング資料を見る。 3. ノズル選択ガイドで、散布に必要なノ ズルを選択する。 4.
製品の概要 図 30 1. 2. 3. 電源スイッチ, Spray Pro™モ ニタ Spray Pro™モニタ 散布率調整スイッチ 4. レート固定キー・スイッチ 7. センター・ブーム・スイッチ 5. 6. マスター・ブーム・スイッチ 左ブーム・スイッチ 8. 9. 右ブーム・スイッチ 左ブーム昇降スイッチ 各部の名称と操作 10.
ブーム昇降スイッチ ブーム・バイパス・バルブ 左右のブームの高さを電動でコントロー ルします(図 30)。 左右のブームごとに スイッチがあり。 スイッチの上を押すと ブームが上昇し、下を押すと下降します。 ブームの一部が OFF になったときに余剰と なる液剤をタンクに逃がすためのバルブ です。 このバルブを調整して、どのブー ムを OFF にしても水圧が変化しないよう にします。 「運転操作」の章の「ブーム・ バイパス・バルブの基本設定」を参照して ください。 ソニックブーム・スイッチ、泡マーカー・スイッ チ(オプション)取り付け場所 ソニックブームや泡マーカーを搭載する場 合に、各スイッチを取り付ける場所です。 各取り付け位置はプラスチック製の打ち抜 きフタでふさいであります。 攪拌コントロール・バルブ タンクの右側にあります (図 32)。 ノブを 9時の位置に回すと攪拌を行い、3時の位置 に回すと攪拌を停止します。 レート制御バルブ タンク後部にあり(図 31)、ブームに供給 する液量とタンクにバイパスして撹拌バ ルブへ送る液量を調節しています。 この バルブは2つの方法で操作することが
重要 ハンドルはゆっくり引いてくださ い。 力まかせに引くとタンクの排出部が 壊れる恐れがあります。 逆流防止補給口 タンクの前方にあり、ネジ付きのフィッ ティングと90度の鋸歯フィッティングがつ いており、ここにホースをつないでタン クの中に水を入れます(図 34)。 この補給 口にホースをつないで水を入れれば、タ ンク内の薬剤が水道などに逆流すること はありません。 ハンドルのベース部についているプラス チック製のナットを締めてドレンを開い た状態に固定する。 タンクが空になった ら、プラスチック製のナットをゆるめ、T 字ハンドルを下までしっかりと押し込む。 プラスチック製のナットを締めてドレン を閉じた状態に固定する。 重要 補給口に薬液が付かないよう注意して ください。 タンクの中の液剤に届くよう な長いホースを取り付けないでください。 注 タンクのドレン部からのリークを防止 するため、タンクから排出を行うとき以 外は、タンク・ドレンのプラスチック製の ナットを締めておいてください。 図 33 1.
Spray Pro™ モニタ モニタは、液晶ディスプレイ、選択ダイヤ ルと、基本設定を行うための4つのボタン で構成されています (図 35)。 スプレープロのモニタは走行速度や散布率 など、スプレー作業に関連するデータを 表示します。 散布率の制御を行う装置で はありません。 図 35 1. 2. 3. 4. 5. 液晶スクリーン 選択ダイヤル Total area(総面積) 速度 単位系 6. 7. 8. 9. 10. 散布率 Distance(距離) Sub Area(区画別面積) 区画別散布量 総散布量 11. 12. 13. 14. 15. 基本設定用ボタン;リセット 基本設定用ボタン;基本設定 基本設定用ボタン;下げる 基本設定用ボタン;上げる ブーム選択 16. 17. 18. 19. 20.
仕様 セット・ボタンを押すと区画別散布量も リセットされます。 注 仕様および設計は予告なく変更される 場合があります。 • Distance(距離) 走行距離を表示します。表示単位は、 USとTURFではフィート、SIではメート ルです。リセットボタンでリセットす ることができます。 散布システムのベース重量 タンク容量 • Sub Volume(区画別散布量) 散布した面積を積算表示します。表示 単位は、USではエーカー、SIではヘク タール、TURFでは平方フィートです。 リセットボタンでリセットでき、総面 積の積算には影響を与えません。 リ セット・ボタンを押すと区画別散布面積 もリセットされます。 • Total Volume(散布総量) 307 kg 757 リットル 標準システム搭載時の車 両全長 422 cm 標準システム搭載時のタン ク上部までの高さ 147 cm 標準システム搭載時の交 差収納したブームの先端ま での高さ 234 cm 標準システム搭載時の車両 全幅(交差収納したブーム の先端から先端) 175 cm オプション機器 散布した面積を積算表示し
運転操作 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 農薬は人体に危険を及ぼす恐れがある。 安全第一 • 農薬を使う前に、農薬容器に張って あるラベルをよく読み、メーカーの 指示を全て守って使用する。 このマニュアルに記載されている安全上の 注意やステッカーの表示内容を良く読んで ください。 オペレータや周囲の人を事故 から守る重要な情報が掲載されています。 • スプレーを皮膚に付けない。 万一付 着した場合には真水と洗剤で十分に 洗い落とす。 真水タンクに水を入れる • 作業にあたっては保護ゴーグルなど、 メーカーが指定する安全対策を必ず 実行する。 薬剤タンクに薬液を作る前に、必ず真水を 用意してください。 ワークマン 200 液剤散布システムは、耐久 性が高く長い間お使い頂ける散布車とし て製造されています。 装置の性能と耐久 性を確保するために、それぞれの個所に 応じて色々な種類の素材を使用しており ます。 残念ながら、散布装置の使用目的 すべてに完璧に合った材料というものは 存在しません。 スプレーヤには真水タンクが搭載されて います(図 36)。 誤って薬液を目や皮膚に 付けてし
3. タンクのふたを開ける。 ブーム位置を変更するには: タンク上部の中央にあります (図 37)。 開けるには、ふたの前半分を左に回し て上に開きます。 この状態でストレー ナを取り外すことができます。 閉める 時には、ふたを閉じてから前半分を右 に回します。 1. 平らな場所に停止する。 2. ブーム昇降スイッチを使ってブームを 下げる。 各ブームが完全に散布位置に 降りるまで待つ。 3. ブームを上昇させる必要が出てきた ら、まず平らな場所に停車する。 4. ブーム昇降スイッチを使ってブームを 上げる。 各ブームが完全に上昇して移 動走行用クレードルに収まり、シリン ダが完全に縮んでブームがX字型にたた まれるまで待つ。 重要 ブーム・アクチュエータ・シリンダ の破損を防止するために、移動走行を 開始する前に、各アクチュエータが完 全に引き込まれた状態になっているの を確認してください。 図 37 1. タンクのふた 2. 逆流防止補給口 移動走行用ブーム・クレードル 4.
散布 散布作業のヒント 重要 タンク内部の薬剤の分散溶解を常に 確実に維持するために、タンク内部に薬液 がある間は常時攪拌を行ってください。 攪拌を行うためにはエンジンが作動(ア イドル以上の速度で回転)し、PTO が接 続されている必要があります。 車両停止 (散布停止)中に攪拌を行う場合には、シ フト・レバーをニュートラルにし、駐車ブ レーキを掛け、PTOを接続し、ハンド・ス ロットル装着車ではハンド・スロットルを セットします。 • 二重散布にならないように注意して運 転する。 • ノズルの詰まりに注意する。 詰まっ ていたり、損傷したノズルはすべて交 換する。 • 停止操作は、まずマスター・ブーム・ スイッチでスプレーを停止し、その後 に走行を停止する。 停止したらニュー トラル・エンジン・ロックを使って撹 拌を続ける。 • 散布の開始操作は車両が走行中に行う 方が良い。 • 散布率表示を時々確認する;この表示 が大きく変わる場合、ノズルの散布能 力と走行速度が合わなくなっている可 能性やシステムが正常に働いていない 可能性がある。 注 以下の手順は、タンクに薬剤を準備す る手順が終わり、PT
B. T字型の握りを引くと排出し始める ので、引き具合で適当な排出量に 調整する。 13.ホースと水とでスプレーヤの外側を洗 浄する。 14.ノズルを外して手で洗浄する。 磨耗 したり破損したりしているノズルは交 換する。 重要 ハンドルはゆっくり引いてくだ さい。 力まかせに引くとタンクの排 出部が壊れる恐れがあります。 C. ハンドルのベース部についているプ ラスチック製のナットを締めてドレ ンを開いた状態に固定する。 D. タンクが空になったら、プラスチッ ク製のナットをゆるめ、T字ハンド ルを下までしっかりと押し込む。 E. プラスチック製のナットを締めてド レンを閉じた状態に固定する。 注 タンクのドレン部からのリークを 防止するため、タンクから排出を行 うとき以外は、タンク・ドレンのプ ラスチック製のナットを締めておい てください。 3. タンクに少なくとも 190 リットルの水 を入れてふたを閉める。 注 必要に応じて洗浄剤や中和剤を使用 してください。 ただし、最後のすすぎ には真水で行ってください。 4. エンジンを掛ける。 5.
スプレープロ・モニタの基本設定 図 39 1. 2. 3. 4. 5. 液晶スクリーン 選択ダイヤル Total area(総面積) 速度 単位系 6. 7. 8. 9. 10. 散布率 Distance(距離) Sub Area(区画別面積) 区画別散布量 総散布量 11. 12. 13. 14. 15. スプレープロのモニタには基本設定モード があり、必要に応じて基本設定を変更する ことができます。 基本設定の変更ができ る項目は以下の通りです: 基本設定用ボタン;リセット 基本設定用ボタン;基本設定 基本設定用ボタン;下げる 基本設定用ボタン;上げる ブーム選択 16. 17. 18. 19. 20. 単位を選択 幅 速度の基本設定 フローメータの基本設定 LED 2. マスター・ブーム・スイッチを OFF に セットする。 モニタに HOLD という表 示が出る。 • 単位系 3. ディスプレイに CAL HOLD と表示されて 赤いランプが点灯するまで 基本設定ボ タンを押し続ける。 • 速度 4. 選択ダイヤルを「総面積」位置に回す。 • フローメータ 5.
単位系を変更する • 水量がまったく同じであれば精度調 整は不要である。 • 水量に差がある場合には、以下の 調整を行う。 9. モニタの表示を総散布量のままにして おき、ディスプレイに CAL HOLD と表示 されて赤いランプが点灯するまで 基本 設定ボタンを押し続ける。 出荷時の設定はヤードポンド法(US)で す。 必要に応じてメートル法(SI)や ターフ慣用法(TURF)に変更可能です。 1. スプレーヤを停止し、駐車ブレーキを 掛ける。 2. マスター・ブーム・スイッチを OFF に セットする。 モニタに HOLD という表 示が出る。 3. ディスプレイに CAL HOLD と表示されて 赤いランプが点灯するまで 基本設定ボ タンを押し続ける。 4. 選択ダイヤルを 「単位系」 位置に回 す。 5. 増減ボタンで選択する。 6.
9. 表示が 0 になるまでリセット(基本設 定)ボタンを押し続ける。 10.スタートライン通過時にマスター・ブー ム・スイッチをで散布を開始する。 上 記の要領で、スタート位置からゴール 位置までテストコースを走行する。 11.スタートライン通過時にマスター・ブー ム・スイッチを OFF として散布(距離の モニタ)を停止する。 12.モニタに表示された距離を読む。 • 表示が 500’ であれば精度調整は 不要である。 • 表示が 500’ でない場合には、以 下の調整を行う。 13.駐車ブレーキを掛ける。 14.モニタの表示を「距離」のままにして おき、ディスプレイに CAL HOLD と表示 されて赤いランプが点灯するまで 基本 設定ボタンを押し続ける。 注 ノズルを変更した時には必ずこのブー ム・バイパス・バルブの調整を行う必要が あります。 この作業は平坦な広い場所で行ってくだ さい。 1. メイン・タンクに水を一杯に入れる。 2. ブームを搭載している場合にはブーム を下げる。 3. 駐車ブレーキを掛け、エンジンを始動 させる。 4. スプレープロのダイヤルを「散布率」 に合わせる。 5.
14.他のブームについても、上記手順11~ 13を行う。 15.車両を実際に運転し、各ブームの ON/OFF 操作を行ってみる。 水圧がほぼ 一定に保持されていることを確認する。 ポンプ 車両の後部近くにあります (図 41)。 図 41 1. 2. ポンプ グリス・ニップル 3.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 使用するごとまたは毎日 整備手順 • 取水部ストレーナを洗浄する(水和剤を使用しているときにはよりひんぱんに)。 50運転時間ごと • ポンプのグリスアップを行う。 100運転時間ごと • 各グリス注入部のグリスアップを行う。 • ブーム蝶番のグリスアップを行う。 200運転時間ごと • ホースとその接続部すべてについて破損の有無と接続状態の点検を行う。 400運転時間ごと • アクチュエータ・ロッドのベアリングのグリスアップを行う。 • ポンプのダイヤフラムを点検し、必要に応じて交換する(Toro正規代理店に 依頼する)。 • ダンプナを点検し、必要に応じて交換する(Toro 正規代理店に依頼する)。 • ポンプのチェック・バルブを点検し、必要に応じて交換する(Toro正規代理 店に依頼する)。 • ブーム・アクチュエータの油圧オイルに空気が混入していないか点検する。 • ナイロン製ピボット・ブッシュの点検を行う。 • バルブ・アセンブリのOリングを点検し、必要に応じて交換する。 1年ごと • アクチュ
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第 週 月 火 水 木 ブレーキと駐車ブレーキの作動状態 ギア・シフト/ニュートラルの操作 燃料残量を点検する。 タンクに水を入れる前にエンジン・オイ ルの量を点検する。 タンクに水を入れる前にトランスアクス ル・オイルの量を点検する。 タンクに水を入れる前にエア・クリーナ のフィルタを点検する。 タンクに水を入れる前にエンジンの冷 却フィンを点検する。 エンジンからの異常音 運転操作時の異常音 タイヤ空気圧を点検する。 オイル漏れなどがないか点検する。 計器類の動作を確認する アクセルの作動状態 取水部ストレーナ トーインの点検 グリスアップ 1 塗装傷のタッチアップを行う。 1 車体を水洗いした時は整備間隔に関係なく毎回洗った直後に行う 要注意個所の記録 点検担当者名: 内容 日付 記事 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 41 金 土 日
始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させること ができ、危険である。 整備・調整作業の前には必ずキーを抜きとり、念のために点火プラグのコードを外 しておくこと。 点火コードが絶対に点火プラグと触れることのないよう、確実に隔 離すること。 整備前に行う作業 タンク・アセンブリを下降させる 整備のためのアクセス 1. タンク・アセンブリをわずかに持ち上げ て、プロップ・ロットのロックを外し、 そこから慎重に下降させる。 タンク・アセンブリを上昇させる 2. タンク・アセンブリを固定する前方のボ ルトを取り付ける。 3. ブーム・エクステンションを後方に開 く。 スプレーヤのタンク・アセンブリは重量が あるので危険である。 取り付け時や取り 外し時に適切な保持を行わないと落下す るなどして人身事故となる恐れがある。 4.
3. にじみ出たオイルはふき取ってくださ い。 4. 各ブーム・ピボットについて上記の作 業を行う。 アクチュエータ・ロッドのベアリン グのグリスアップ 400運転時間ごとまたは1年に1回、ブーム・ アクチュエータ・ロッドのベアリング側端 部にグリスを注入してください。 図 42 1. 2. ポンプ グリス・ニップル 3. グリスの種類: No.2リチウム系グリス 圧力ダンプナ 1. ブームを散布位置にセットする。 2. ピボット・ピンからコッター・ピンを 抜き取る(図 44)。 ブーム蝶番のグリスアップ 重要 ブームの蝶番を水洗いした場合に は、蝶番アセンブリから水と異物を完全に 除去し、新しいグリスを塗ってください。 グリスの種類: No.2リチウム系グリス 1. 異物を入れてしまわないよう、グリス・ フィッティングをきれいに拭く。 2. グリス・ガンでグリスを注入する図 43。 図 44 1. 2. 3. アクチュエータ 4. アクチュエータ・ロッド 5. ブーム・ピボット・ピンのハウ ジング コッター ピン 3.
• ポンプのダイヤフラム • ダンプナ・ブラッダ • ポンプのチェック・バルブ・アセンブリ 必要に応じて部品の交換を行ってくださ い。 ブーム・アクチュエータの調整 400運転時間ごとに、ブーム・アクチュエー タの油圧オイルに空気が混入していないか 点検してください。 1. 平らな場所に駐車し、ブームを散布位 置にセットする。 2. 駐車ブレーキを掛け、ポンプとエンジ ンを停止し、キーを抜き取る。 図 45 右ブーム 1. 3. ブームが持ち上がる程度に軽く力を掛 けながらアクチュエータ・ロッドを観察 する。 アクチュエータ・ロッドが動く ようであれば、以下を参照する。 ベアリングにグリスを塗る 6. ブームを持ち上げて、ピボットをア クチュエータ・ロッドに整列させる。 ブームを支えながら、ブームのピボッ トとアクチュエータ・ロッドにピンを 通す(図 44)。 4. 反対側のブームも同じ点検を行う。 アクチュエータのロッドに軸動(シリンダ にロッドが入るまたは出る)が見られ、そ の動きが 2.16~2.
ダが動き出す、あるいは手で動かせる ようになる。 3. アクチュエータが元どおりの位置に 戻ったら、手動リリーフ・バルブを閉 める。 バルブを1.5~2.9 Nmにトルク 締めする。 電源が入ったままで手動リリーフ・バル ブを操作すると、アクチュエータの作動 でブームが急に動いて自身や周囲の人間 にケガをさせる危険がある。 アクチュエータに通電されている状態 の時は、手動リリーフ・バルブを操作し ないこと。 ナイロン製ピボット・ブッシュの点検 400運転時間ごとおよび/または1年に1回、 センター・ブームについているナイロン製の ピボット・ブッシュを点検してください。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ を掛け、ポンプとエンジンを停止し、 キーを抜き取る。 2. ブームを散布位置にセットし、スタン ドに載せるか紐でつるすかして、ブー ムを支える。 3.
6. ナイロン製ブッシュに少量のオイルを 塗り、ピボット・ブラケットに取り付 ける。 重要 組み付け方向が違うとパドルホ イール・アセンブリはボディーに入り ません;ボディー側面の戻り止めス ロットに組み入れてください。 パド ルをボディーに無理に押し込まないで ください。 7. センター・フレームにブーム&ピボット・ ブラケット・アセンブリを取り付け、開 口部を整列させる (図 47)。 5. リテーナ・キャップを取り付ける。 8. ピボット・ピンを取り付け、先ほど取り 外したボルトとナットで固定する。 取水部ストレーナの清掃 各ブームについて上記の作業を行う。 洗浄 この作業は毎日行います。 水和剤を使用 しているときは、タンクに液剤を準備する ごとにストレーナを洗浄してください。 フローメータの洗浄 1. タンク上部の太いホースについている赤 いフィッティングからリテーナを外す。 内部の清掃や詰まり解消のために、時々分 解清掃を行ってください。 1. フローメータのボディーについている リテーナ・キャップを取る (図 48)。 図 49 1. 取水部ストレーナ 2.
保管 13.汚れていない乾燥した場所で保管する。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを 掛け、PTO を解除し、エンジンを停止 し、キーを抜き取る。 スプレーヤの取り外し 2. エンジンのシリンダ・ヘッドや冷却フィ ン、ブロア・ハウジングをふくめた車両 全体を洗浄する。 ワークマンからスプレーヤを取り外す場合 には、以下の手順で行います;組み立て, 12 ページも参照してください。 14.機体にはカバーを掛けておく。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことが できます。 ただし高圧洗浄器は使用 しないでください。 高圧の水で洗浄 すると電気系統やグリス部へ水が浸入 する恐れがあります。 また、コント ロール・パネルやヘッドライド、エン ジン、バッテリー部に大量の水をかけ ないようにしてください。 スプレーヤのタンク・アセンブリは重量が あるので危険である。 取り付け時や取り 外し時に適切な保持を行わないと落下す るなどして人身事故となる恐れがある。 取り付けや取りはずしなど台に固定され ていない時は、ホイストなどで上から 吊って保持すること。 3.
故障探究 問題 ブームから散布しない。 考えられる原因 対策 1. ブーム・バルブの配線不 良 1. バルブを手動でOFFに戻 す。 配線を外して接点部 の点検清掃をする。 2. ヒューズが飛んでいる。 2. ヒューズを点検し、必要に 応じて交換する。 3. ホースを修正または交換 する。 4. 正しく調整する。 3. ホースが折れている。 4. ブーム・バイパス・バルブ の調整不良。 5. ブーム・バルブの破損。 6. 電気系統の故障。 5. 代理店に連絡する。 6. 代理店に連絡する。 散布がとまらない。 1. バルブの破損。 1. 散布中止、ポンプを止め、 エンジンを切る。 ブーム・ バルブ下部のリテーナを 取り、内部のモータとステ ムを取り出す。 部品を点 検し不良品を交換する。 ブーム・バルブから液洩れ する。 1. Oリングの劣化 1. 散布中止、ポンプを止め、 エンジンを切る。 バルブ を取り出してOリングを交 換。 ブームを ON にすると水圧が 下がる。 1. ブーム・バイパス・バルブ の調整不良。 1. 正しく調整する。 2. バルブ内部に異物。 2.
問題 考えられる原因 コンソールが全く作動しない。 1. 電源ケーブルの断線また はゆるみ。 1. ケーブルを正しく接続す る。 2. モニタまたはケーブルの 破損。 2. 代理店に連絡する。 1. モニタ・ケーブルのゆる み。 1. ケーブルを正しく接続す る。 速度表示がいつも0、あるい は不安定 対策 2. 速度センサーの精度調整 2. 速度センサーの基本設定 不良。 を行う。 3. 速度センサーの破損。 3. 代理店に連絡する。 面積表示が不正確。 1. ブームの長さが正しく入 力されていない。 1. ブームの正しい長さを入 力する。 2. 速度センサーの精度調整 2. 速度センサーの基本設定 不良。 を行う。 3. 速度センサーの破損。 3. 代理店に連絡する。 距離表示が不正確。 散布率(単位面積あたり散布 量)または総散布量が表示 されない。 総散布量の表示が不正確。 1. 速度センサーの精度調整 1. 速度センサーの基本設定 不良。 を行う。 2. 速度センサーの破損。 2. 代理店に連絡する。 1. モニタ・ケーブルのゆる み。 1.
図面 (Rev.
Toro 一般業務用機器の品質保証 2年間品質保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の 合意に基づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上または 製造上の欠陥に対して、2年間または1500運転時間のうちいずれか 早く到達した時点までの品質保証を共同で実施いたします。 この品 質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」の修理を行 います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃が含ま れます。 保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 アワー・メータを装備している機器に対して適用します。 • • タイン、点火プラグ、キャスタホイール、タイヤ、フィルタ、ベル ト、スプレーヤの一部構成機器たとえばダイヤフラム、ノズル、 チェック・バルブなどを言います。 外的な要因によって生じた損害。 外的な要因とは、天候、格 納条件、汚染、弊社が認めていない冷却液や潤滑剤、添加 剤の使用などが含まれます。 通常の使用にともなう「汚れや傷」。 通常の使用に伴う「汚れや 傷」とは、運転席のシート、機体の塗装、ステッカー類、窓などに 発生