Form No. 3362-999 Rev A Workman® 200 液 剤 散 布 シ ス テ ム ヘビー・デューティー・ワークマン用 モ デ ル 番 号41235 41235— — シ リ ア ル 番 号 290000301 以 上 G011763 Workman® 200 液剤散布システムをワークマンに取り付けて使用するためには、対応するキットの 取り付けが必要となります。詳細についてはToro 代理店におたずねください。 製品のご登録、オペレーターズマニュアルやパーツカタログの無料ダウンロードはこちらへどうぞ:www.Toro.com.
重 この他に2つの言葉で注意を促しています。重 要 「重要」は製品の構造などについての注意点 注はその他の注意点を表しています。 を、注 はじめに この説明書を読んで製品の運転方法や整備方 法を十分に理解してください。オペレータや周 囲の人の人身事故や製品の損傷を防ぐ上で大切 な情報が記載されています。製品の設計製造、 特に安全性には Toro 社において常に最大の注 意を払っておりますが、この製品を適切かつ安 全に使用するのはお客様の責任です。弊社Toro のウェブサイトwww.Toro.com で製品・アクセ サリ情報の閲覧、代理店についての情報閲覧、 お買い上げ製品の登録などを行っていただく ことができます。 目次 はじめに ............................... 2 安全について ........................... 3 安全な運転のために .................. 3 薬剤の安全管理...................... 4 運転の前に ......................... 4 運転中に .................
安全について スプレープロ・モニタの基本設 定 ...............................35 ブーム・バイパス・バルブの基本設 定 ...............................37 ポンプ .............................37 保守 ...................................39 推奨される定期整備作業 ................39 始業点検表 .........................39 要注意個所の記録 ....................40 整備前に行う作業......................41 整備のためのアクセス ................41 潤滑 .................................42 液剤散布システムのグリスアッ プ ...............................42 ブーム蝶番のグリスアップ.............43 アクチュエータ・ロッドのベアリングの グリスアップ....................
れる場合は、速度規制スイッチによりハイ レンジの3速ギアを使用不能にしておくこ とができます。 • 薬剤を取り扱い中は、飲食や喫煙をしない でください。 • 作業終了後は直ちに手足や露出部をよく 洗ってください。 • 使用しなかった薬液や薬剤容器は、メー カーや地域の規則に従って適切に廃棄して ください。 • 薬剤や薬剤からの蒸気は危険です。絶対に、 タンクの中に入ったり、頭を入れたり、タン クの上に顔をさらしたりしないでください。 • 国や自治体の法律や規則を守って散布作業 を行ってください。 薬剤の安全管理 この散布装置で取り扱う農薬は人体や動植 物、土壌などに危険を及ぼす可能性がある ので取り扱いには十分注意すること。 • 自分自身の安全を守るために、農薬を取 り扱う前に、容器に張ってあるラベルや 安全データ・シートなど取り扱い上の注 意をよく読んで理解し、薬剤メーカーの 指示を守る。たとえば、保護めがね(ゴ グル)、手袋など、薬剤との接触を防止 し危険から身を守ることのできる適切な 保護対策を講じる。 運転の前に • 本機をご使用になる前に必ずこのマニュア ルをお読みになり、内容をよく理解してく
• • • • • • よってはこれらの着用が条例などで義務付 けられています。 作業区域には人、特に子供やペット、を近 づけないように注意してください。 人の近くで作業するときは十二分に注意を 払ってください。どの人がどこに人がいる かを常に意識しながら運転してください。 作業前には、車体やアタッチメントの各部 を必ず点検してください。異常がある場合 中止 し て く だ さ い 。 必ず、使用す は使用を中 る前に修理や調整を行って問題を解決して おいてください。 ガソリンは引火性が非常に高いので、取り 扱いには十分注意してください。 – ガソリンは認可された容器に保管する。 – エンジン回転中や停止直後に燃料タンク のふたを開けない。 – ガソリン取り扱い中は禁煙を厳守する。 – 給油は屋外で行い、給油の量はタンク の首の根元より 25 mm程度下までとする (首の部分まで燃料を入れない)。入れ すぎないこと。 – こぼれたガソリンはふき取る。 燃料容器は必ず規格認可されている非金属製 のものを使用してください。アースされてい ない容器の場合、静電気による燃料蒸気への 着火の危険があります。容
• • • • – 無用の人間を近づけない。バックする際 には必ず後方を確認し、人がいないこと を確かめる。後退時は速度を落とす。 – 道路付近で作業するときや道路を横断 するときは周囲の交通に注意する。歩行 者や他の車両に対し、常に道を譲る心掛 けをもつ。本機は行動や高速道路を走行 するための車両ではない。 右左折など の進路表示は常に早めに行い、他車の注 意を喚起すること。その他交通ルールを 守って運転する。 – 爆発性のチリやガスが空気中に含まれて いる所では絶対に運転しない。爆発性の 物質が空気中に存在する所では本機の電 気系統や排気系統からの火花が爆発を引 き起こす可能性がある。 – 安全に確信が持てない時は 作 業 を 中 止 して責任者に報告し、その指示に従う。 液剤散布システムを搭載したワークマンには キャブを取り付けないでください。ワーク マンのキャブは与圧型ではないのでキャブ 内の換気が不十分になる危険があります。 また、キャブを取り付けると、タンクに液 剤を満載すると過積載になります。 エンジンの回転中や停止直後は、エンジン 本体、トランスアクスル、マフラー、排気 管などに触れる
積荷 どのくらいの重量を積んでいるかで車両の重 心が変化し、ハンドリングも変わってきます。 暴走や人身事故を防止するために、以下の注 意をお守りください。 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身 体に重大な損傷を引き起こします。 万一、油圧オイルが体内に入った場合に は、この種の労働災害に経験のある施設で 数時間以内に外科手術を受けないと壊疽 を起こします。 • 斜面や凹凸のある場所で作業をするときは、 車両をなるべく軽くして運転してください。 • 液剤はタンクの中で動いて重心を変化させ ます。特に旋回中、斜面走行中や速度を急 に変化させた時、凹凸のある場所を走行し ている時には、この現象が起こりやすくな ります。重心の急変は転倒につながります から十分注意してください。 • 油圧系統の整備作業を行う時は、必ずエン ジンを停止し、ダンプ・バルブを上昇から下 降に切り替えるか、タンクやアタッチメン トを下降させてシステム内部の圧力を完全 に解放してください。タンクを上げた時に は、必ず安全サポートで支えてください。 • 重い積荷を積んで走行しているときには、 速度に注意し、常に安全な停止距離を確保 して
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。読めなく なったものは必ず新しいものに貼り替えてください。 106-5065 107-8621 1. 2. 撹拌 ON 無段階調整 3. 1. ON 2. タンク・ドレン 撹拌 OFF 3. OFF 106-5016 1. 2. 3. 警告 - オペレーターズマニュアル を読むこと。 感電危険 ― 頭上の電線に注意。 ブームが当たると危険 ― 周囲の人を十分に遠ざけること。 106-1425 1. 15A ヒューズ、フォーム・ マーカー 2. 30A ヒューズ、左ブーム・ア クチュエータ 3. 15 A ヒューズ、右ブーム・ア クチュエータ 4. 10A ヒューズ、散布システ ム 93-0688 1. 2. 93-6687 1. ここに乗らないこと。 93-7814 93-6689 1. 警告 ― オペレーターズマニュアル を読むこと。 劇薬による火傷や吸入による危険 ― 手、皮膚、目、鼻の保 護をおこなうこと。 1.
106-1354 1. 540 rpm 106-1355 1. 警告: タンクに入らないこと。 119-0651 1. 転倒して制御不能になる危険: 液剤を入れた状態でタンクを 上昇させないこと; タンクを上昇させたままで車両を走行さ せないこと。タンクが空のとき以外はタンクを上昇させない こと; 車両を走行させるときには必ずタンクを一番下の位置 まで降下させること。 106-1365 1. タンクが落下して押しつぶされる危険: 人を近づけないこと; オペレーターズマニュアル を読むこと。 106-1434 1. 108-3307 タンク・アセンブリが落下して押しつぶされる危険: 整備の前 に オペレーターズマニュアル を読むこと。 114-9576 1.
8-3309 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 総面積 ブーム選択 速度 単位系 単位を選択 散布率 区画別面積 8. 9. 10. 11. 12. 13. 幅 走行距離 速度の基本設定 区画別散布量 散布総量 フローメータの基本設定 107-2825 1. モニタ 2. ON 3. OFF 4. 無段階調整, 散布水圧 5. 上げる 6. 7. 8. 9. 10. 下げる ロック ロック解除 マスター・ブーム・スプレー 左ブーム 11. 12. 13. 14. 15. 10 センター・ブーム 右ブーム スプレー ON スプレー OFF 自動 16. 17. 18. 19. 20.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 1 2 内容 数量 用途 必要なパーツはありません。 – 荷台を取り外します。 必要なパーツはありません。 – Workman®側の準備を行います。 3 カバー・アセンブリ ギア歯アセンブリ ネジ (M6 x 1 in x 12) スプリング・ワッシャ (M6) 1 1 1 1 速度センサーを取り付けます。 4 必要なパーツはありません。 – PTOキットを取り付けます。(付属の 取り 付け要領書 を参照してください)。 ヒューズ・ブロック ヒューズ (10 A) サーマル・ブレーカ(30 A) 六角ネジ (#10-24 x 3/4 in) プラス・ネジ (#10-24 x 3/4 in) ロックナット (#10-24) ワイヤ・ハーネス スター・ワッシャ 結束ひも ヒューズ用ステッカー ボルト (1/4 x 3/4 inch) フランジ・ナット (1/4 インチ) コントロール用マウント ボルト (5/16 x 1 インチ) ロックナット (5/16 インチ) アダプタ・プレート 1
手順 11 12 14 内容 数量 1 10 10 2 4 4 1 1 3 2 2 2 2 1 1 1 1 1 1 中央ブーム・アセンブリ ボルト (3/8 x 1-1/4 インチ) ロックナット((3/8 インチ)) 移動走行用ブーム・クレードル ボルト((1/2 x 1-1/4 インチ)) フランジ・ナット((1/2 インチ)) 左ブーム・エクステンション 右ブーム・エクステンション ホース・クランプ R クランプ ショルダ・ボルト ワッシャ ナット オペレーターズマニュアル オペレータのためのトレーニング資料 パーツカタログ 登録カード ノズル選択ガイド 納品前検査証 用途 ブーム・アセンブリを取り付けます。 ブーム・ホースを取り付けます。 実際に運転を始める前に、マニュアル を読みトレーニング資料をご覧になって ください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 1 荷台を取り外す 必要なパーツはありません。 手順 1.
注 この後に電気系統の配線を行うための安全 確保です。 3 速度センサーを取り付ける ( Workman® 3000, 4000 シ リ ー ズ のみ) この作業に必要なパーツ 図4 1. 2. 荷台の左後ろ角 車体フレーム(チャネル鋼 材) 3. ピボット・プレート 4. 5. クレビス・ピン リンチ・ピン 1 カバー・アセンブリ 1 ギア歯アセンブリ 1 ネジ (M6 x 1 in x 12) 1 スプリング・ワッシャ (M6) 手順 この手順は、シリアル番号 289999999 以前の ワークマン HD シリーズに適用します。 重要 速度センサーの取り付けは、PTO キットよ り も 先 に 行 っ て く だ さ い 。 既 に PTO キ ッ ト が 取 り付けられている場合には、一旦取り外して作 業 す る 必 要 が あ り ま す 。 そ の 場 合 、 PTO キ ッ ト の取り付け要領書を参照してください。 1.
上向きで車両の左側にあるのが正しい向き である。 5 電気ハーネスを取り付ける この作業に必要なパーツ 図6 1. 2. 3. カバー ネジ (M6 x 1.00 x 12) スプリング・ワッシャ (M6) 4. 5. 6. ギア歯センサー シール 車両前方 4. ネジM6 × 1.00 × 12 とスプリング・ワッ シャM6 を使って図 6のようにギア歯セン サーを取り付ける。 1 ヒューズ・ブロック 1 ヒューズ (10 A) 2 サーマル・ブレーカ(30 A) 1 六角ネジ (#10-24 x 3/4 in) 1 プラス・ネジ (#10-24 x 3/4 in) 2 ロックナット (#10-24) 1 ワイヤ・ハーネス 1 スター・ワッシャ 8 結束ひも 1 ヒューズ用ステッカー Workman® 3000, 4000 シ リ ー ズ 用 5. 新しいカバー・アセンブリの上からマフラ・ アセンブリを取り付ける。 1.
4 のヒューズ・ブロックの隣に新しいヒュー ズ・ブロックを取り付ける。 2 3 8. 既存のヒューズ・ブロックに貼り付けてある ステッカーの表面のごみやグリス分を完全 に取り除き、表面をきれいにして乾燥させ る。ステッカーを貼り付ける。 8 1 9 9. ヒューズとサーマル・ブレーカを取り付け る。 10 A. 左用と右用のブーム昇降ヒューズ取付場 所にそれぞれ30 Aサーマル・ブレーカを取 り付ける(図 8)。 11 7 6 5 G002492 図7 1. 2. ワイヤ・ハーネス 新しいヒューズ・ブロック 3. 4. 5. 6. 黄線 橙線 赤線 桃線 7. 8. 9. 10. 11. B. 散布システム用電源ヒューズ取付場所10 A ヒューズを取り付ける(図 8)。 黒(アース)線 泡マーカー用ヒューズ取付 場所 左ブーム・アクチュエータ用 右ブーム・アクチュエータ用 散布システム電源用 10.既存のハーネスに沿って、新しいハーネス をフロアの座席ベース下にはわせ、車両後 部へ引き出す。 11.
Workman® HD シ リ ー ズ 用 2 4 1. ヘッドライトの開口部でフードをつかみ、 フードを持ち上げて、下側の取り付けタブ をフレームの穴から外す(図 10)。 3 8 1 9 10 11 7 6 5 G002492 図 11 1. 2. ワイヤ・ハーネス 新しいヒューズ・ブロック 3. 4. 5. 6. 黄線 橙線 赤線 桃線 7. 8. 黒(アース)線 泡マーカー用ヒューズ取付 場所 9. 左ブーム・アクチュエータ用 10. 右ブーム・アクチュエータ用 11. 散布システム電源用 8. スター・ワッシャをはさんで、アース線 (黒)を車体フレームの内側についている 1/4 in ボルトに接続する(図 12)。 1. 3 2 図 10 1 フード 8 2. フードの下側を手前に持ち上げてから下に 引っ張り、上側の取り付けタブをフレーム の穴から外す(図 10)。 6 3. フードの上側を手前に倒し、ヘッドライト からワイヤ・コネクタを抜く(図 10)。 7 4 4. フードを外す。 5.
のヒューズ・ブロックの隣に新しいヒュー ズ・ブロックを取り付ける。 りつける液剤散布コントロール・モジュー ルに表示されるようになります。 11.ヒューズ・ボックスの近くでヒューズ用 ステッカーを貼り付ける適当な場所を決め る。貼り付け場所が汚れていないこと、ぬ れていないことを確認してステッカーを貼 り付ける。 速度計とモジュールの両方に速度が表示さ れるようにしたい場合には、Toro 代理店 にご相談ください。 17.結束タイで既存のハーネスと一緒にくくる。 周囲の可動部や加熱部に接触しないよう、 配線を確認する。 12.ヒューズとサーマル・ブレーカを取り付け る。 18.フードの取り付け方法は以下の通りです: A. 左用と右用のブーム昇降ヒューズ取付場 所にそれぞれ30 Aサーマル・ブレーカを取 り付ける(図 12)。 A. ライトを接続する。 B. 上側の取り付けタブをフレームの穴に 差し込む。 B. 散布システム用電源ヒューズ取付場所10 A ヒューズを取り付ける(図 12)。 C. 下側の取り付けタブをフレームの穴に 差し込む。 13.
ンチ))およびロックナット((5/16 インチ) ) 3個を使い、図 14のように取り付ける。 7 注 古いワークマンでは、ボルト4本を使う場合 もあります。 アタッチメント固定ブラケットを取 り付ける この作業に必要なパーツ 2 固定ブラケット 手順 1. 昇降シリンダ・ブラケットについている後 ボルトとフランジナット(各2)を取り外す (図 16)。ボルト・ナットは後で使用する。 図 14 1. 2. コントロール用マウント ダッシュボード 3. 4.
図 17 図は車体左側を示す 1. 2. 昇降シリンダ・ブラケット 固定ブラケット 3. 4. 図 18 図は車体左側を示す ボルト 昇降シリンダ 1. ラジエター・カバー・アセン ブリ ボルト (3/8 x 1 インチ) 2. 4. 車両の反対側でも同じ作業を行う。 3. 散布システム電源コネクタ 3.
センブリを車体の後方に向けて、ワークマ ンのフレーム上部に移動する。 注 以下の作業は2人で行うようにしてくだ さい。 2. タンクをゆっくりとフレームまで降下させ る。 3. マイナス・ケーブルを元通りにつないでエ ンジンを始動し油圧ポンプを作動させる。 4. 昇降シリンダをタンク台のブラケットまで伸 ばす。タンク台の各ブラケットについてい る取り付け穴にそれぞれのシリンダ・アー ムを合わせる(図 19)。 3 図 20 図は左側を示す 4 2 1 1. 2. G011759 図 19 サポート・ストラップ 左シリンダ タンク台のブラケット 4. 5. 3. 4. リンチ・ピン 車体フレーム 7. ピボット・ラグにクレビスピン(3/4 in)と リンチピン(2本)を差し込んで、タンク 台とフレームとを連結する(図 20)。 8. 昇降シリンダを伸ばしてタンクを上昇させ、 サポートで支える。この時に、タンク上部の サポートからタンク・アセンブリを外す。 9. シリンダを縮めてタンクをフレームまで降 下させる。 10.
図 21 図は右側 1. アクセス・パネルのドア 2. 図 23 図は左側を示す タンク台の下の様子 1. 2. 3. 重要 タンク台の下にホースやラインが入り 込んでいるのを発見したら、タンク台をも う一度吊り上げ、ホースやラインの位置を 修正し、縛り付けるなどしてください。 前取り付けブラケット 固定ブラケット ボルト (1/2 x 1-1/2 インチ) 4. 5. ワッシャ (1/2 インチ) ロックナット (1/2 インチ) 16.車両の反対側でも上記と同じ作業を行う。 12.車体の反対側でも同じ作業を行う。 10 13.ポンプシャフトを連結する: コントロール・ボックスを取り付け る この作業に必要なパーツ 図 22 1. ゴム製カウリング 2. PTO駆動シャフト 3.
1 2 図 24 1. 2. スプレープロ・モニタ ステッカー、上半分 3. G011762 図 26 ステッカー、下半分 1. 穴を開ける ((1/4 インチ)) 2. 51 cm 8. Jクリップを使ってハーネスをコンソールと ROPS カバーに固定する。 注 上下を間違えないように貼ること。図 37 を参照。 5. タンク台用ワイヤハーネスを散布システム 用電源コネクタに接続する。 11 6. 既存のネジを使って、Jクリップ2個をセ ンター・コンソールに図 25のように取り 付ける。 ブーム・アセンブリを取り付ける この作業に必要なパーツ 図 25 1. J クリップ 3. 2. 4.
5. システムの電源を入れ、ブーム昇降スイッチ を使ってブーム・アクチュエータを作動させ て、ロッドを延ばす。これは、左右のブー ム・エクステンションを取り付けられるよう にするためである。 1 6. ヒンジ・プレートについているボルト4本、 ワッシャ4枚、ナット4個を取る。 7. ヒンジ・プレートのところで、エクステン ション・ブームを中央ブームに取り付ける; ステップ6で取り外したボルト4本、ワッ シャ4枚、ナット4個を使い、図 29のよう に取り付ける。 2 3 注 全部のタレットが後ろを向いているのを 確認してください。 4 G002516 図 27 1. 移動走行用ブーム・クレー ドル 2. センター・ブーム 3. ボルト((3/8 x 1-1/4 イン チ)) 4. ロックナット((3/8 インチ)) 3.
12 ブーム・ホースを取り付ける この作業に必要なパーツ 3 ホース・クランプ 2 R クランプ 2 ショルダ・ボルト 2 ワッシャ 2 ナット 手順 1. ブーム・ホースを図 30のように配置する。 図 30 1. 2. 3. ブーム・ホース、左エクステンション ブーム・ホース、センター ブーム・ホース、右エクステンション 4. ナット 5. ワッシャ 6. R クランプ 7. 2.
3. 左右のエクステンション・ブームのホース 継手に石鹸水を塗る(図 31)。石鹸水を塗っ た継手にブーム・エクステンションを差し 込み、クランプで固定する。 必要なので、付属部品には含まれていません。 Toro 代理店と相談の上、適切なノズルをご購 入・装着してください; ノズルの選択には以 下の情報が必要です: • 薬剤の散布レート(単位面積あたり散布量; リットル毎時またはガロン毎エーカーある いはガロン毎1000平方フィート)。 • 散布作業時に使用する走行速度。 • ノズルの配置間隔(通常は50 cm)。 ノズルの取り付け方法は以下の通りです: 1. ノズルをノズル・ソケットに装着する(ネ ジ式)。 2. ノズル・ソケットを、タレットのフィッティ ングに入れる。 3. 入れたノズルを右に回してソケットのカム をロックする。 4. ノズルの噴霧口が下向きになることを確認 する。 詳細はノズルに付属している 取り付け要領書 を参照してください。 14 図 31 1. ブーム・エクステンション 2. ブーム・ホース 3. クランプ 4. T字継手 5. センター・ブーム 6. ブーム・ホース 7.
製品の概要 図 32 1. 2. 3. , ™ モニタ ™ モニタ 散布率調整スイッチ 4. 5. 6. レート固定キー・スイッチ マスター・ブーム・スイッチ 左ブーム・スイッチ 7. 8. 9. 各部の名称と操作 センター・ブーム・スイッチ 右ブーム・スイッチ 左ブーム昇降スイッチ 10.
ソニックブーム・スイッチ、泡マーカー・ス イッチ(オプション)取り付け場所 攪拌コントロール・バルブ タンクの右側にあります(図 34)。ノブを9時 の位置に回すと攪拌を行い、3時の位置に回す と攪拌を停止します。 ソニックブームや泡マーカーを搭載する場合 に、各スイッチを取り付ける場所です。各取り 付け位置はプラスチック製の打ち抜きフタでふ さいであります。 レート制御バルブ タンク後部にあり(図 33)、ブームに供給する 液量とタンクにバイパスして撹拌バルブへ送る 液量を調節しています。このバルブは2つの方 法で操作することができます:散布率調整ス イッチで動かす方法と、手動で動かす方法で す。手動で動かす場合には、バルブについてい るコネクタを外して、バルブ上部についている ノブを手で回して散布率を調整します。 図 34 1. レート制御バルブ フローメータ 3. 2.
ク・ドレンのプラスチック製のナットを締めて おいてください。 図 35 1. タンク・ドレン・ハンドル タンクのふた タンク・カバーはタンク上部の中央にあります (図 36)。開けるには、まずエンジンを停止さ せ、駐車ブレーキを掛け、ふたの前半分を左に 回して上に開きます。この状態でストレーナを 取り外すことができます。閉める時には、スト レーナを(外していた場合は)元に戻し、ふた を閉じて、前半分を右に回します。 図 36 1. タンクのふた 2.
ス プ レ ー プ ロ ( Spray Pro™ Pro™)) モ ニ タ モニタは、液晶ディスプレイ、選択ダイヤル と、基本設定を行うための4つのボタンで構成 されています(図 37)。 スプレープロのモニタは走行速度や散布率な ど、スプレー作業に関連するデータを表示しま す。散布率の制御を行う装置ではありません。 図 37 1. 2. 3. 4. 5. 液晶スクリーン 選択ダイヤル 総面積 速度 単位系 6. 7. 8. 9. 10. 散布率 走行距離 区画別面積 区画別散布量 散布総量 11. 12. 13. 14. 15. リセット; 基本設定用ボタン 基本設定;基本設定用ボタン 基本設定用ボタン;下げる 基本設定用ボタン;上げる ブーム選択 16. 単位を選択 17. 幅 18. 速度の基本設定 19. フローメータの基本設定 20.
仕様 TURFでは平方フィートです。リセットボタ ンでリセットでき、総面積の積算には影響 を与えません。リセット・ボタンを押すと区 画別散布面積もリセットされます。 注 仕様および設計は予告なく変更される場合 があります。 • 散布総量 散布システムのベース重量 散布した面積を積算表示します。表示単位 は、USではエーカー、SIではヘクタール、 TURFでは平方フィートです。リセットボタ ンでリセットできます。 タンク容量 基本設定ボタン モニタには以下のボタンがついています: • リセット 散布総量、区画別散布量、距離、散布総面 積、区画別面積の表示を0 に戻します。 307 kg 757 リットル 標準システム搭載時の車両全 長 422 cm 標準システム搭載時のタンク 上部までの高さ 147 cm 標準システム搭載時の交差収 納したブームの先端までの高さ 234 cm 標準システム搭載時の車両全 幅(交差収納したブームの先端 から先端) 175 cm オプション機器 • 基本設定 The Toro® Company では、ワークマンに搭載でき る各種のアクセサリを発
運転操作 注 しばらくの間は、バンパーが圧迫された 状態が続く可能性がある。バンパーが水平位 置よりも下がるようであれば、もう一度この 調整を行う。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 安全第一 薬剤散布 このマニュアルに記載されている安全上の注 意やステッカーの表示内容を良く読んでくだ さい。この機械についてよく知っておくこと があなた自身や周囲の人を事故から守ること につながります。 ワークマン 200 スプレーヤの運転は、薬剤 を作る、現場に散布する、タンク内部を洗浄 する、という 3 つの作業から成り立ってお り、。この3つの作業を必ず連続して行ってい ただくことがスプレーヤの故障防止上非常に重 要です。つまり、前夜に薬液を作って翌日に散 布するというようなことをしてはいけません。 このようなことをすると、薬液が分離分解する などして効果が上がらない、散布装置を損傷す るなどの恐れがでてきます。 真水タンクに水を入れる 薬剤タンクに薬液を作る前に、必ず真水を用 意してください。 スプレーヤには真水タンクが搭載されています (図 38)。誤って薬液を目や皮膚に付けてしまっ たときに直
タンクに液剤を作る 注 散布率の設定を低く設定する方が撹拌 はうまく行きます。 Viton) )と 共 用 重 要 使 用 す る 薬 剤 が ヴ ィ ト ン ( Viton 可能な製品であることを確認してください。 (共用できない場合には薬剤ラベルにその旨 の記述があります)。ヴィトンと共用できな い薬剤は、本機のOリングを劣化させ、薬液洩 れを起こします。 ブームの操作 スプレーヤのコントロール・パネルにあるブー ム昇降スイッチを使うと、運転席に座ったまま で各ブームの昇降操作(散布位置と移動走行位 置の切り替え)ができます。この昇降操作は、 車両を停止させて行ってください。 1. 平らな場所に停車し、レンジ・セレクタを ニュートラルにセットし、エンジンを止め て駐車ブレーキを掛ける。 ブーム位置を変更するには: 1. 平らな場所に停止する。 2. ブーム昇降スイッチを使ってブームを下げ る。各ブームが完全に散布位置に降りる まで待つ。 3. ブームを上昇させる必要が出てきたら、ま ず平らな場所に停車する。 4.
間は常時攪拌を行ってください。攪拌を行う ためにはエンジンが作動(アイドル以上の速 度 で 回 転 ) し 、 PTO が 接 続 さ れ て い る 必 要 が あります。車両停止(散布停止)中に攪拌を 行う場合には、シフト・レバーをニュートラル PTOを を接 続 し 、 に し 、 駐 車 ブ レ ー キ を 掛 け 、 PTO ハンド・スロットル装着車ではハンド・スロッ トルをセットします。 • 散布の開始操作は車両が走行中に行う方 が良い。 • 散布率表示を時々確認する;この表示が大 きく変わる場合、ノズルの散布能力と走行 速度が合わなくなっている可能性やシステ ムが正常に働いていない可能性がある。 作業後の洗浄 注 以下の手順は、タンクに薬剤を準備する手 順が終わり、PTO が ON 状態であることを前提 として記述しています。 重要 作業が終了したら毎回すぐにスプレーヤ を洗浄してください。これを怠ると、内部に 残留している薬剤が固まってラインの詰まり やポンプの異常の原因となります。 1. 各ブームを開く。 2.
注 タンクのドレン部からのリークを防 止するため、タンクから排出を行うとき 以外は、タンク・ドレンのプラスチック 製のナットを締めておいてください。 3. タンクに少なくとも 190 リットルの水を入 れてふたを閉める。 注 必要に応じて洗浄剤や中和剤を使用して ください。ただし、最後のすすぎには真水 で行ってください。 4. エンジンを掛ける。 5. シフト・レバーをニュートラルにした状態 で、PTO を接続し、ハンド・スロットルを セットする。 6. 攪拌バルブを ON にセットする。 7. マスター・ブーム・スイッチと個別ブーム・ス イッチを ON にする。 8. タンク内部の水が全部ノズルから放出され るまでその場で散布を行う。 9. その間に、ノズルの散布パターンを点検 する。 10.散布が終了したら、マスター・ブーム・レ バーを OFF とし、PTOを解除し、エンジン を停止させる。 11.上記3から10までの作業を少なくともあと 2 回繰り返して、システム内部を完全に 洗浄する。 12.
スプレープロ・モニタの基本設定 図 41 1. 2. 3. 4. 5. 液晶スクリーン 選択ダイヤル 総面積 速度 単位系 6. 7. 8. 9. 10. 散布率 区画別面積 走行距離 区画別散布量 散布総量 11. 12. 13. 14. 15. スプレープロのモニタには基本設定モードが あり、必要に応じて基本設定を変更すること ができます。基本設定の変更ができる項目は 以下の通りです: リセット; 基本設定用ボタン 基本設定;基本設定用ボタン 基本設定用ボタン;下げる 基本設定用ボタン;上げる ブーム選択 16. 単位を選択 17. 幅 18. 速度の基本設定 19. フローメータの基本設定 20. LED 3. ディスプレイに CAL HOLD と表示されて赤 いランプが点灯するまで 基本設定ボタン を押し続ける。 4. 選択ダイヤルを「ブーム選択」または「総 面積」位置に回す。 • ブームの長さ 5. 長さ設定の変更をしたいブームを、増減 ボタンで選択(1=左、2=中央、3= 右)する。 • 単位系 • 速度 • フローメータ 6.
1. スプレーヤを停止し、駐車ブレーキを掛 ける。 2. マスター・ブーム・スイッチを OFF にセッ トする。スプレープロ・モニタに HOLD とい う表示が出る。 3. ディスプレイに CAL HOLD と表示されて赤 いランプが点灯するまで 基本設定ボタン を押し続ける。 4. 選択ダイヤルを「単位選択」または「単位 系」 位置に回す。 5. 増減ボタンで選択する。 6. 赤いランプが消えるまで基本設定ボタンを 押し続ける。車両を運転して基本設定モー ドを終了させることもできます。 て赤いランプが点灯するまで 基本設定ボ タンを押し続ける。 モニタの表示は、フローメータの基準値の 表示と総流量の表示が交互に表示されるよ うになる。 10.総散布量が表示されている時に、増減ボタ ンを使って、数値をタンクに実際に入れ た水量に修正する。 11.モニタの表示が交互表示に戻ったら、設定 基準値が変わっていることを確認する;今 後はこの新しい数値が正しい校正値となる のでメモしておく。今後はこの新しい数値 が正しい校正値となる。 12.
• 表示が 150 m であれば精度調整は不要 である。 4. スプレープロのダイヤルを「散布率」に 合わせる。 • 表示が 150 m でない場合には、以下の 調整を行う。 5. レンジ・セレクタをニュートラルにセッ トする。 13.駐車ブレーキを掛ける。 6. アクセルを踏み込み、ニュートラル・エン ジン・ロックを ON にする。 14.モニタの表示を「距離」のままにしてお き、ディスプレイに CAL HOLD と表示され て赤いランプが点灯するまで 基本設定ボ タンを押し続ける。 7. ポンプのスイッチを ON にしてポンプを作 動させる。 8. ブーム・スイッチ 3 つ全部とマスター・ス イッチを ON にする。 モニタの表示は、距離の表示(同時に HOLD の文字が表示される)と速度基準値の表示 (同時に CAL HOLD の文字が表示される) が交互に表示されるようになる。 9. 散布率調整スイッチを操作して、水圧計の 読みが現在使用しているノズルの標準水圧 になるように調整する(3.5 kg/cm2 で使用 するノズルが多い)。 15.
図 43 1. 2. ポンプ グリス・ニップル 3. 圧力ダンプナ ダンプナの空気圧を調整する ポンプについているダンプナの空気圧は1bar (kg/cm2)にセットされています。ダンプナ の推奨圧力は、散布に使用する圧力の 1/3 です。散布に使用する圧力が 3.1 bar(3.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 使用するごとまたは毎日 整備手順 • 取水部ストレーナ(水和剤を使用しているときには間隔を短くする。) 50運転時間ごと • ポンプのグリスアップを行う。 100運転時間ごと • 各グリス注入部のグリスアップを行う。 • ブーム蝶番のグリスアップを行う。 200運転時間ごと • ホースとその接続部すべてについて破損の有無と接続状態の点検を行う。 400運転時間ごと • • • • • アクチュエータ・ロッドのベアリングのグリスアップを行う。 バルブ・アセンブリのOリングを点検し、必要に応じて交換する。 ポンプのダイヤフラムを点検し、必要に応じて交換する。 (Toro正規代理店に依頼する)。 ダンプナを点検し、必要に応じて交換する (Toro正規代理店に依頼する)。 ポンプのチェック・バルブを点検し、必要に応じて交換する。 (Toro正規代理店に依 頼する)。 • ブーム・アクチュエータの油圧オイルに空気が混入していないか点検する。 • ナイロン製ピボット・ブッシュの点検を行う。 • バルブ・アセンブリのOリ
点検項目 第週 月 火 水 木 金 土 日 トーインの点検。 各グリス注入部のグリスアップを行う。1 塗装傷のタッチアップ。 1 整備 間 隔 に 関 係 な く 直ちにグリスアップする。 車体を水洗いしたあとは整 要注意個所の記録 点検担当者名: 内容 日付 記事 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、 危険である。 整備・調整作業の前には必ずキーを抜きとり、念のために点火プラグのコードを外しておくこ と。点火コードが絶対に点火プラグと触れることのないよう、確実に隔離すること。 40
整備前に行う作業 5. 昇降シリンダが完全に伸びきるまでタンク・ アセンブリを上昇させる。 整備のためのアクセス 6. ROPS パネルの後ろについている保管用ブラ ケットから荷台サポート(安全サポート) を取り外す(図 45)。 タンク・アセンブリを上昇させる スプレーヤのタンク・アセンブリは重量があ るので危険である。取り付け時や取り外し 時に適切な保持を行わないと落下するなど して人身事故となる恐れがある。 取り付けや取りはずしなど台に固定されて いない時は、ホイストなどで上から吊って 保持すること。 図 45 空の 状 態 であれば、タンク・アセ タンク内部が空 ンブリを上昇させて(傾けて)エンジンなどの 車両主要部すべてを整備することができます。 その場合、重量をより均等に配分するため、 ブーム・エクステンションを前に折りたたんで ください。この作業は以下の手順で行います: 1. 安全サポート 7. サポートをシリンダ・ロッドにはめ込み、 サポートの端部でシリンダ・バレルの端 とシリンダ・ロッドの端を確実に支える (図 46)。 空に し た 状 態 で、平らな場所に駐 1.
潤滑 安全サポートをシリンダに取り付けたま までタンク・アセンブリを下げようとし ないこと。 液剤散布システムのグリスアップ 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと 100運転時間ごと 2. シリンダを縮めて慎重にタンクを降下させ る。 3. タンク・アセンブリを固定する前方のボルト を取り付ける。 100運転時間ごと、または1年に1回のうち早く 到達した方の時期に、全部のベアリングとブッ シュのグリスアップを行います。 4. ブーム・エクステンションを後方に開く。 グリスの種類:No.2汎用リチウム系グリス。 5. ブーム昇降スイッチを使ってブーム・エクス テンションを移動走行位置に上げる。 1. 異物を入れてしまわないよう、グリスニッ プルをきれいに拭く。 2. グリス・ガンでグリスを注入する。 3. はみ出したグリスはふき取る。 図 47 ポンプ(入れすぎないこと;グリスははみ出してこない) 1.
ブーム蝶番のグリスアップ 1 4 2 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 5 重要 ブームの蝶番を水洗いした場合には、蝶 番アセンブリから水と異物を完全に除去し、新 しいグリスを塗ってください。 グリスの種類:No.2リチウム系グリス 3 1. 異物を入れてしまわないよう、グリス・ フィッティングをきれいに拭く。 2. グリス・ガンでグリスを注入する図 48。 G002016 図 49 1. 2. 3. 4. 5. コッター ピン 3. ブームを持ち上げて、ピンを外す(図 49)。 ブームをゆっくりとハードストップまで降 下させる。 4. ピンが破損していないか点検し、必要に応 じて交換する。 5. アクチュエータ・ロッドのベアリング端部 を動かしながらベアリング内部にグリスを 注入する(図 50)。はみ出したグリスはふ き取る。 図 48 右ブーム 1. アクチュエータ アクチュエータ・ロッド ブーム・ピボット・ピンのハ ウジング グリス・ニップル 3. はみ出したグリスはふき取る。 4.
散布系統の保守 ながら、ブームのピボットとアクチュエー タ・ロッドにピンを通す(図 49)。 7. ピンを入れた状態で、ブームから手を離 し、先ほど外したコッターを使ってピンを 固定する。 ホースの点検 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 400運転時間ごと/1年ごと (い ずれか早く到達した方) 8.
以上の場合には、その数値に合わせて調整し てください。 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと 電源が入ったままで手動リリーフ・バルブを 操作すると、アクチュエータの作動でブー ムが急に動いて自身や周囲の人間にケガを させる危険がある。 400運転時間ごとに、ブーム・アクチュエータの 油圧オイルに空気が混入していないか点検し てください。 アクチュエータに通電されている状態の 時は、手動リリーフ・バルブを操作しない こと。 ブーム・アクチュエータの調整 1. 平らな場所に駐車し、ブームを散布位置に セットする。 ブームを動かさなければいけないのに DC12V が 供給できないといった場合には、手動リリーフ・ バルブを使ってアクチュエータ内部の油圧を解 放し、ブームを手で動かすことができます。 2. 駐車ブレーキを掛け、ポンプとエンジンを 停止し、キーを抜き取る。 3.
洗浄 ナイロン製ピボット・ブッシュの点 検 フローメータの洗浄 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと/1年ごと (いずれ か早く到達した方) 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと/1年ごと (いずれ か早く到達した方) 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛 け、ポンプとエンジンを停止し、キーを抜 き取る。 内部の清掃や詰まり解消のために、時々分解清 掃を行ってください。 2. ブームを散布位置にセットし、スタンドに載 せるか紐でつるすかして、ブームを支える。 1. フローメータのボディーについているリテー ナ・キャップを取る(図 53)。 3. ブームを支えておきながら、ピボット・ピン をブーム・アセンブリに固定しているボル トとナットを取り外す(図 52)。ピボット・ピ ンを取り外す。 3 1 4 5 2 G002513 図 53 1 1. 2. 2 4 フローメータのボディー 2. ボディーから、パドルホイール・アセンブリ を丁寧に取り出す。 図 52 ピボット・ピン ボルト ナット 3. 3 G002017 1. 2. 3.
保管 2. タンク上部の太いホースについている 赤いフィッティングからリテーナを外す (図 54)。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛 け、PTO を解除し、エンジンを停止し、キー を抜き取る。 2. エンジンのシリンダ・ヘッドや冷却フィン、 ブロア・ハウジングをふくめた車両全体を洗 浄する。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができ ます。ただし高圧洗浄器は使用しないでく ださい。高圧の水で洗浄すると電気系統や グリス部へ水が浸入する恐れがあります。 また、コントロール・パネルやヘッドライ ド、エンジン、バッテリー部に大量の水を かけないようにしてください。 3. 散布システムを洗浄する;「洗浄」を参照。 4. アルコール系でない不凍液をタンクに入れ て数分間循環させ;その後、できるだけ完 全に不凍液を排出する。 5. ブーム昇降スイッチを使ってブームを上げ る。各ブームが完全に上昇して移動走行用 クレードルに収まり、シリンダが完全に縮 んでブームがX字型にたたまれるまで待つ。 アクチュエータのロッドの破損を防止する ため、ブーム・シリンダが完全に縮んだの を確認する。 6.
スプレーヤのタンク・アセンブリは重量があ るので危険である。取り付け時や取り外し 時に適切な保持を行わないと落下するなど して人身事故となる恐れがある。 取り付けや取りはずしなど台に固定されて いない時は、ホイストなどで上から吊って 保持すること。 1. タンク台についているアイ(吊り上げ穴) を利用して、タンク・アセンブリをリフトま たはホイストで吊る。これは、車体とアセ ンブリとを連結しているボルト類をゆるめ た時に落下事故などを起こさないようにす るための安全措置である。 2. ブームを約45°の角度まで下降させ、車両 前方に折りたたむ。 3. ワイヤ・ハーネスと PTO シャフトの接続を 外す。 4. コントロール・ボックスを外し、外したボル ト類で、タンク台後部に取り付ける。 5. タンク台を車両に固定しているすべての固 定具を取り外す。外した部品をなくさない こと。 6. タンクを 10 cm 程度上昇させ、タンク台と 左右の昇降シリンダを連結しているリンチ・ ピンとクレビス・ピンを取り外す。 7.
故障探究 散布システムの故障探究 問題 ブームから散布しない。 考えられる原因 対策 1. ブーム・バルブの配線不良。 1. バルブを手動でOFFに戻す。配線を外し て接点部の点検清掃をする。 2. ヒューズが飛んでいる。 2. ヒューズを点検し、必要に応じて交換す る。 3. ホースを修正または交換する。 4. 正しく調整する。 3. ホースが折れている。 4. ブーム・バイパス・バルブの調整不良。 5. ブーム・バルブの破損。 6. 電気系統の故障。 5. 代理店に連絡する。 散布がとまらない。 1. バルブの破損。 1. 散布中止、ポンプを止め、エンジンを切 る。ブーム・バルブ下部のリテーナを取 り、内部のモータとステムを取り出す。部 品を点検し不良品を交換する。 ブーム・バルブから液洩れする。 1. Oリングの劣化。 1. 散布中止、ポンプを止め、エンジンを切 る。バルブを取り出してOリングを交換。 ブームを ON にすると水圧が下がる。 1. ブーム・バイパス・バルブの調整不良。 1. 正しく調整する。 2. バルブ内部に異物。 2.
問題 考えられる原因 対策 1. フローメータの汚れや詰まり。 1. フローメータを洗浄する。 2. フローメータの基本設定が正しくない。 3. フローメータの故障。 2. フローメータを洗浄する。 3. 代理店に連絡する。 散布率モードにすると6553.5と表示される。 1. 速度センサーからの信号がモニタに届 いていない。 1. 代理店に連絡する。 表示が不安定。 1. すぐそばに携帯無線などがある。 1. 携帯無線をすこし遠ざける。 表示される値が常識外。 1. 単位系の設定が違っている。 1. 単位系の選択をやり直す。 OFL という表示が出る。 1. 値が表示可能範囲を超えている。 1.
図面 G011797 電 気 系 統 ; 散 布 シ ス テ ム (Rev.
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