Form No. 3372-921 Rev A Workman® 200 液 剤 散 布 シ ス テ ム Heavy-Duty Workman® 用 モ デ ル 番 号41235 41235— — シ リ ア ル 番 号 312000001 以 上 G011763 Workman® 200 液剤散布システムをワークマンに取り付けて使用するためには、対応するキットの 取り付けが必要となります。詳細については弊社代理店におたずねください。 製品のご登録、オペレーターズマニュアルやパーツカタログの無料ダウンロードはこちらへどうぞ:www.Toro.com.
含む重大な人身事故を防止するための注意ですか ら必ずお守りください。 Workman® 200 スプレーシステムは、Workman® 車両を 芝生に液剤を散布するための専用装置として使用す るためのものであり、そのような業務に従事するプ ロのオペレータが運転操作することを前提として製 造されています。 この製品は、集約的で高度な管 理を受けている公園やゴルフ場、スポーツフィール ド、商用目的で使用される芝生に対して液剤を散布 することを主たる目的として製造されております。 図2 1.
散布 .................................. 散布作業のヒント ....................... 作業後の洗浄 .......................... スプレープロモニタの基本設定 ............ ブームバイパスバルブの基本設定 .......... ポンプ ................................ 保守 ....................................... 推奨される定期整備作業 .................... 始業点検表 ............................ 要注意個所の記録 ....................... 整備前に行う作業 .......................... 整備のためのアクセス ................... 潤滑 ..................................... 液剤散布システムのグリスアップ .......... ブーム蝶番のグリスアップ ...............
薬剤の安全管理 運転の前に • 本機をご使用になる前に必ずこのマニュアルを 警告 この散布装置で取り扱う農薬は人体や動植物、 土壌などに危険を及ぼす可能性があるので取り 扱いには十分注意すること。 • • • 自分自身の安全を守るために、農薬を取り 扱う前に、容器に張ってあるラベルや安全 データシートなど取り扱い上の注意をよく読 んで理解し、薬剤メーカーの指示を守る。 たとえば、保護めがね(ゴグル)、手袋な ど、薬剤との接触を防止し危険から身を守 ることのできる適切な保護対策を講じる。 • 散布する薬剤は一種類とは限らないので、 取り扱っているすべての薬剤に関して注意 事項を必ず確認する。 • 上記安全確保に必要な情報が手に入らない • • • 場合には、この装置の運転を拒否すること! • 散布装置の取り扱いを開始するまえに、そ の装置を前回使用したあとに薬剤メーカー の指示に従って3回のすすぎ洗いや必要な中 和処理が行われたかを確認し、さらに、す べてのバルブについてそれぞれ 3 回の開 閉操作を行うこと。 • 十分な量の水と石鹸を身近に常備し、薬剤 が皮膚に直接触れた場合には、直ちに洗い 流す
– こぼれたガソリンはふき取る。 • 燃料容器は必ず規格認可されている非金属製の ものを使用してください。アースされていない容 器の場合、静電気による燃料蒸気への着火の危 険があります。容器に給油する時には燃料容器 を荷台から地面に下ろし車体から離して置いて ください。また、ホースのノズルを容器に接触 させて給油してください。 • インタロックシステムは使用前に必ず点検して ください。スイッチの故障を発見したら必ず修 理してから使用してください。 運転中に 警告 エンジンの排気ガスには致死性の有毒物質であ る一 酸化炭素が含まれている。 屋内や締め切った場所ではエンジンを運転し ないこと。 • 運転中は必ず全員が着席してください。オペレー タは、可能な限り両手でハンドルを握り、運転 助手は必ず手すりを握ってください。また、手 足を車外に出さないようししてください。荷台 やアタッチメントの上には絶対に人を乗せない でください。助手席の人はブレーキや急ハンド ルに無警戒であることが多いのでオペレータか らの十分な配慮が必要です。 • 頭上の危険物に注意し、低く垂れ下がった木の 枝、門、歩道橋などの下を通り抜ける
• 斜面での停止、特に荷を積んだままでの停止は – エンジンを停止し、すべての動作の停止を確 認する。 – 駐車ブレーキを掛ける。 – キーを抜き取る。 避けてください。下り坂では平地に比べて停止 に長い距離が必要になります。どうしても斜面 で停止しなければならない場合には、急停止に よる転倒の危険を避けるために慎重に車両を制 御してください。バックで斜面を下っていると きに急ブレーキを掛けると後ろに転倒する危険 が高くなります。 注 斜面で駐車する場合は輪止めを掛ける • 機械が落雷を受けると最悪の場合死亡事故とな ります。稲光が見えたり雷が聞こえるような場 合には機械を運転しないで安全な場所に避難し てください。 • ラフ、凹凸のある場所、縁石の近く、穴の近く など路面が一定でない場所では必ず減速してく ださい。車体が揺れると重心が移動し、運転 が不安定になります。 ブレーキ操作 積荷 • 障害物に近づく前に十分減速してください。こ れにより、停止や回避のための余裕が生まれま す。 万一実際にぶつかれば、機材を損傷してし まいます。 さらにはご自身や周囲の人にけが等 を負わせることにも
• ガバナの設定を変えてエンジンの回転数を上げ 危険 ないでください。本機の場合の最高回転数は 3650 RPMです。Toro正規代理店でタコメータに よるエンジン回転数検査を受け、安全性と精度 を確認しておきましょう。 高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身 体に重大な損傷を引き起こします。 万一、油圧オイルが体内に入った場合に は、この種の労働災害に経験のある施設で 数時間以内に外科手術を受けないと壊疽を 起こします。 • 大がかりな修理が必要になった時や補助が必要 な時は、Toro 正規代理店にご相談ください。 • いつも最高の性能を維持するために、必ずトロ の純正部品をご使用ください。他社の部品やア クセサリを使用すると危険な場合があります。 機体の改造を行うと、機械の挙動や性能、耐久 性などが変化し、そのために事故が起きる可能 性があります。このような使い方をすると Toro® の製品保証が適用されなくなります。 • 油圧系統の整備作業を行う時は、必ずエンジン を停止し、ダンプバルブを上昇から下降に切り 替えるか、タンクやアタッチメントを下降させ てシステム内部の圧力を完全に解放してくだ
93–6689 1. 危険: プラスチック製のシュラウドに腰掛けないこと。 106-1354 1. 540 rpm 106-5065 1. ON 2. タンクドレン 3. OFF 106-1355 1. 警告: タンクに入らないこと。 106-5016 1. 警告 - オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 感電危険 ― 頭上の電線に注意。 3. ブームが当たると危険 ― 周囲の人を十分に遠ざけること。 106-1365 1. タンクが落下して押しつぶされる危険: 人を近づけないこと; オペレーターズマニュアル を読むこと。 93-0688 1. 警告 ― オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 劇薬による火傷や吸入による危険 ― 手、皮膚、目、鼻の保 護をおこなうこと。 106-1434 1. タンク・アセンブリが落下して押しつぶされる危険: 整備の前 に オペレーターズマニュアル を読むこと。 93-7814 1. ベルトに巻き込まれる危険: 可動部に近づかないこと。 114-9576 1.
108-3309 119-0651 1. 転倒して制御不能になる危険: 液剤を入れた状態でタンク を上昇させないこと; タンクを上昇させたままで車両を走行 させないこと。タンクが空のとき以外はタンクを上昇させない こと; 車両を走行させるときには必ずタンクを一番下の位置 まで降下させること。 108-3307 9 1. 総面積 8. 2. ブーム選択 3. 4. 速度 単位系 10. 速度の基本設定 11. 区画別散布量 5. 単位を選択 6. 7. 散布率 区画別面積 12. 13. 散布総量 フローメータの基本設定 9.
119-9413 1. モニタ 2. ON 6. 7. 下げる ロック 11. センターブーム 16. 手動 12. 右ブーム 17. 左ブーム側泡マーカー 3. OFF 8. ロック解除 13. スプレー ON 18. 右ブーム側泡マーカー 4. 無段階調整, 散布水圧 9. マスターブームスプレー ブーム下降 上げる スプレー OFF 自動 19. 5. 14. 15. 20. ブーム上昇 10.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 1 2 内容 数量 用途 必要なパーツはありません。 – 荷台を取り外します。 必要なパーツはありません。 – Workman®側の準備を行います。 3 カバー・アセンブリ ギア歯アセンブリ ねじ (M6 x 1 in x 12) スプリングワッシャ (M6) 1 1 1 1 速度センサーを取り付けます。 4 必要なパーツはありません。 – PTOキットを取り付けます。(付属の 取り 付け要領書 を参照してください)。 ヒューズブロック ヒューズ (10 A) サーマルブレーカ(30 A) 六角ねじ (#10-24 x 3/4 in) プラスねじ (#10-24 x 3/4 in) ロックナット(#10-24) ワイヤハーネス ジャンパハーネス(HD シリーズのみ) スターワッシャ 結束ひも ヒューズ用ステッカー ボルト(1/4 x 3/4 インチ) フランジナット (1/4 インチ) コントロール用マウント ボルト(5/16 x 1インチ) ロックナット(5/16 インチ) アダプタプレ
手順 10 11 12 14 内容 数量 1 3 1 1 1 1 1 10 10 2 4 4 1 1 3 2 2 2 2 1 1 1 1 1 1 ノブ Jクリップ ボルト(1/4 x 3/4 インチ) フランジナット (1/4 インチ) スプレープロのステッカー(米国用) スプレープロのステッカー(CE用) 中央ブーム・アセンブリ ボルト(3/8 x 1-1/4 インチ) ロックナット(3/8 インチ) 移動走行用ブームクレードル ボルト(1/2 x 1-1/4 インチ) フランジナット (1/2 インチ) 左ブームエクステンション 右ブームエクステンション ホースクランプ R クランプ ショルダボルト ワッシャ ナット オペレーターズマニュアル オペレータのためのトレーニング資料 パーツカタログ 登録カード 選択ガイド 納品前検査証 用途 コントロールボックスを取り付けます。 ブーム・アセンブリを取り付けます。 ブームホースを取り付けます。 実際に運転を始める前に、マニュアル を読みトレーニング資料をご覧になって ください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 1 荷台を
3. シリンダロッドの端部を荷台取り付けプレー トのスロットに固定しているクレビスピンを 外す(図 3)。 4. ピボットブラケットをフレームに固定してい るリンチピンとクレビスピンを外す(図 4)。 3. バッテリーのマイナス端子部で配線ケーブル を外す。 注 この後に電気系統の配線を行うための安全確保 です。 3 速度センサーを取り付ける ( Workman® 3000, 4000 シ リ ー ズ のみ) この作業に必要なパーツ 図4 1. 2. 荷台の左後ろ角 車体フレーム(チャネル鋼 材) 3. ピボットプレート 4. 5. クレビスピン リンチピン 6.
外した固定ねじ4本を使う。シールが上向き で車両の左側にあるのが正しい向きである。 5 電気ハーネスを取り付ける この作業に必要なパーツ 図6 1. 2. カバー ねじ (M6 x 1.00 x 12) 4. 5. ギア歯センサー シール 3. スプリングワッシャ (M6) 6. 車両前方 5. 6. ねじM6 × 1.
7. ねじ2本(#10-24 x 3/4 in)とロックナット2個 (#10-24)を使い、図 8のように、既存のヒュー ズブロックの隣に新しいヒューズブロックを 取り付ける。 8. 既存のヒューズブロックに貼り付けてあるス テッカーの表面のごみやグリス分を完全に取 り除き、表面をきれいにして乾燥させる。ス テッカーを貼り付ける。 9. ヒューズとサーマルブレーカを取り付ける。 図7 1. ワイヤハーネス 7. 黒(アース)線 2. 新しいヒューズブロック 8. 泡マーカー用ヒューズ取付 場所 3. 黄線 9. 左ブームアクチュエータ用 4. 橙線 5. 赤線 10. 11. 右ブームアクチュエータ用 散布システム電源用 6. 桃線 5. 10. A. 左用と右用のブーム昇降ヒューズ取付場 所にそれぞれ30 Aサーマルブレーカを取 り付ける(図 8)。 B. 散布システム用電源ヒューズ取付場所10 A ヒューズを取り付ける(図 8)。 既存のハーネスに沿って、新しいハーネスを フロアの座席ベース下にはわせ、車両後部へ 引き出す。 11.
Workman® HD シ リ ー ズ 用 1. ヘッドライトの開口部でフードをつかみ、 フードを持ち上げて、下側の取り付けタブを フレームの穴から外す(図 10)。 図 11 1. ワイヤハーネス 7. 黒(アース)線 2. 新しいヒューズブロック 8. 泡マーカー用ヒューズ取付 場所 3. 黄線 9. 左ブーム・アクチュエータ用 4. 橙線 10. 11. 右ブーム・アクチュエータ用 散布システム電源用 5. 赤線 6. 桃線 8. スターワッシャをはさんで、アース線(黒) を車体フレームの内側についている 1/4 in ボ ルトに接続する(図 12)。 図 10 1. 3 2 1 フード 8 2. フードの下側を手前に持ち上げてから下に 引っ張り、上側の取り付けタブをフレームの 穴から外す(図 10)。 3. フードの上側を手前に倒し、ヘッドライトか らワイヤコネクタを抜く(図 10)。 4. フードを外す。 5. 付属部品の中から、ワイヤハーネスとヒュー ズブロックを探し出す。 6.
2 ヒューズブロックの隣に新しいヒューズブ ロックを取り付ける。 11. 12. 13. G012932 ヒューズボックスの近くでヒューズ用ステッ カーを貼り付ける適当な場所を決める。貼り 付け場所が汚れていないこと、ぬれていない ことを確認してステッカーを貼り付ける。 3 ヒューズとサーマルブレーカを取り付ける。 A. 左用と右用のブーム昇降ヒューズ取付場 所にそれぞれ30 Aサーマルブレーカを取 り付ける(図 12)。 B. 散布システム用電源ヒューズ取付場所10 A ヒューズを取り付ける(図 12)。 1 既存のハーネスに沿って、新しいハーネスを フロアの座席ベース下にはわせ、車両後部へ 引き出す。 図 14 14. ROPS カバーのところ(座席アセンブリ後部) で、ハーネスを立ち上げてフレームの上に出 し、。散布システム用の電源コネクタが車両 下部から上に出るようにする(図 13)。 1 2 3 5 4 G011758 図 13 1. ROPS カバー 2. ワイヤハーネス 3. 4. 散布システム電源コネクタ 5.
シ リ ア ル 番 号 が 239999999 以 下 の 車 両 の 場合 6 アダプタプレートを取り付ける コントロールボックス用マウント を取り付ける ワークマンのシリアル番号が23999999以下の場合、 アダプタプレートの取り付けが必要になります。プ レートと取り付けに必要な部品は付属部品に含ま れています。 この作業に必要なパーツ 4 ボルト(1/4 x 3/4 インチ) 4 フランジナット (1/4 インチ) 1 コントロール用マウント 4 ボルト(5/16 x 1インチ) 4 ロックナット(5/16 インチ) 1 アダプタプレート アダプタプレートをワークマンのダッシュボードに 取り付ける;ボルト(1/4 x 3/4 インチ)4本とフ ランジナット(1/4インチ)4個を使い、図 16のよ うに取り付ける。 シ リ ア ル 番 号 が 240000001 以 上 の 車 両 の 場合 車両によっては、コントロール取り付けプレートを 取り付ける場所に、既にハンドスロットルがついて いる場合があります。この場合、コントロール用取 り付けプレートの場所を確保するため
1 2 8 ラジエターカバーを取り付ける ( Workman® 3000, 4000 シ リ ー ズ のみ) この作業に必要なパーツ 4 3 G011748 図 17 図は車体左側を示す 1. ロックナット 3. 昇降シリンダ 2. ボルト 4. コッターピン 2. 3. 1 ラジエターカバー・アセンブリ 4 ボルト(1/4 x 3/4 インチ) 手順 ラジエターカバーには、空冷エンジン車用のパネル も取り付けられています。液冷エンジン車に取り付 ける場合には、空冷車用パネルを外してください。 シリンダをブラケットに固定しているコッター ピンを外し、シリンダを外側にずらして、固定 ブラケットの取り付けができるようにする。 1. 先に取り付けたハーネスの中から、散布シス テム用電源コネクタを探す。 2.
3 9 4 2 1 タンク台を取り付ける この作業に必要なパーツ 1 タンク台アセンブリ 2 クレビスピン 4 リンチピン 2 ボルト(1/2 x 1-1/2 インチ) 4 ワッシャ(1/2 インチ) 2 ナット(1/2 インチ) 5 G011759 図 20 手順 危険 スプレーヤのタンク・アセンブリは重量がある ので危険である。取り付け時や取り外し時に適 切な保持を行わないと落下するなどして人身事 故となる恐れがある。 1. サポートストラップ 4. クレビスピン 2. 左シリンダ 5. リンチピン 3. タンク台のブラケット 5. クレビスピンとリンチピンを使ってタンク台 を左右の昇降シリンダに固定する。 6. タンク台の後部にあるピボットラグを、車体 フレームの最後尾についている穴に合わせる (図 21)。 取り付けや取りはずしなど台に固定されてい ない時は、ホイストなどで上から吊って保持 すること。 1.
10. 11. トの溝にきっちりはまっているのを確認)し てください。 タンク台と車体フレームとが整列しているか どうか点検する。必要であれば、ピボットラ グをタンク台に固定しているボルトを少しゆ るめる(図 21)。クレーンやホイストを使っ て、タンク・アセンブリをほんのわずか吊り上 げ、車体フレームとタンク台を整列させる。 タンク台と車体フレームがきちんと整列した ら、ピボットラグのボルトを締め付ける。 14. タンク台の前部左右にある取り付けブラケッ トと、先ほど取り付けた固定ブラケットとを 整列させる。 15. タンク台アセンブリをフレームに固定する; ボルト(1/2 x 1-1/2 インチ)1本、ワッシャ (1/2 インチ)2枚、ロックナット(1/2 イン チ)1個を使用して図 24のように取り付ける。 タンク台の左右についているアクセスパネル からのぞき込んで、ホースやラインが台の下 でつぶされていないことを確認する(図 22)。 図 24 図は左側を示す 図 22 図は右側 1. アクセスパネルのドア 2.
2. 各コントロール装置がオペレータ側にくるよ うに、コントロールボックスを付け直し、ク レビスピンとヘアピンで固定する。 3. ノブを取り付けて使ってタンク台に固定する。 締めつけは手で行う。 4. モニタに説明ステッカーを貼る(図 25)。 入った位置に 1/4 インチの穴を開けてくださ い(図 27)。 1 2 G011762 図 27 1. 6 mm(1/4インチ) の穴をあ ける 2. 51 cm 図 25 1. 2. スプレープロモニタ ステッカー、上半分 3. 8. ステッカー、下半分 Jクリップを使ってハーネスをコンソールと ROPS カバーに固定する。 11 注 上下を間違えないように貼ること。図 38を 参照。 5. タンク台用ワイヤハーネスを散布システム用 電源コネクタに接続する。 ブーム・アセンブリを取り付ける 6. 既存のねじを使って、Jクリップ2個をセン ターコンソールに図 26のように取り付ける。 この作業に必要なパーツ 図 26 1. J クリップ 2. 7.
5. システムの電源を入れ、ブーム昇降スイッチ を使ってブームアクチュエータを作動させ て、ロッドを延ばす。これは、左右のブーム エクステンションを取り付けられるようにす るためである。 6. ヒンジプレートについているボルト4本、ワッ シャ4枚、ナット4個を取る。 7. ヒンジプレートのところで、エクステンショ ンブームを中央ブームに取り付ける;ステッ プ6で取り外したボルト4本、ワッシャ4枚、 ナット4個を使い、図 30のように取り付ける。 1 2 3 注 全部のタレットが後ろを向いているのを 確認してください。 4 3 4 G012925 図 28 1. 移動走行用ブームクレー ドル 2. センターブーム 3. 3. ボルト(3/8 x 1-1/4 インチ) 4.
12 ブームホースを取り付ける この作業に必要なパーツ 3 ホースクランプ 2 R クランプ 2 ショルダボルト 2 ワッシャ 2 ナット 手順 1. ブームホースを図 31のように配置する。 4 5 6 7 1 3 2 G012928 図 31 1. ブームホース、左エクステンション 4. ナット 2. ブームホース、センター 5. ワッシャ 3. ブームホース、右エクステンション 6. R クランプ 2. 7.
3. 相談の上、適切なノズルをご購入・装着してくださ い; ノズルの選択には以下の情報が必要です: 左右のエクステンションブームのホース継手 に石鹸水を塗る(図 32)。石鹸水を塗った継 手にブームエクステンションを差し込み、ク ランプで固定する。 3 1 • 薬剤の散布レート(単位面積あたり散布量; リットル毎時またはガロン毎エーカーあるいは ガロン毎1000平方フィート)。 2 • 散布作業時に使用する作業車の走行速度。 • ノズルの配置間隔(通常は50 cm)。 ノズルの取り付け方法は以下の通りです: 4 6 1. ノズルをノズルソケットに装着する(ねじ 式)。 2. ノズルソケットを、タレットのフィッティン グに入れる。 3. 入れたノズルを右に回してソケットのカムを ロックする。 4. ノズルの噴霧口が下向きになることを確認す る。 詳細はノズルに付属している 取り付け要領書 を参 照してください。 5 8 9 図 32 7 1. ブームエクステンション 6. ブームホース 2. ブームホース 7. クランプ 3. クランプ 4.
製品の概要 図 33 1. 電源スイッチ, Spray Pro™ モニタ 2. Spray Pro™ モニタ 4. レート固定キースイッチ 5. マスターブームスイッチ 8. 右ブームスイッチ 3. 6. 左ブームスイッチ 9. 左ブーム昇降スイッチ 散布率調整スイッチ 7. センターブームスイッチ 10.
ソニックブームスイッチ、泡マーカースイッ チ(オプション)取り付け場所 攪拌コントロールバルブ タンクの右側にあります(図 35)。ノブを9時の位 置に回すと攪拌を行い、3時の位置に回すと攪拌を 停止します。 ソニックブームや泡マーカーを搭載する場合に、 各スイッチを取り付ける場所です。各取り付け位 置はプラスチック製の打ち抜きフタでふさいであ ります。 レギュレーティング(レート制御)バルブ タンク後部にあり(図 34)、ブームに供給する液量と タンクにバイパスして撹拌バルブへ送る液量を調節 しています。このバルブは2つの方法で操作すること ができます:散布率調整スイッチで動かす方法と、 手動で動かす方法です。手動で動かす場合には、バ ルブについているコネクタを外して、バルブ上部に ついているノブを手で回して散布率を調整します。 1 3 2 図 35 1. 図 34 レギュレーティング(レート 制御)バルブ 2. フローメータ 3. 2.
図 36 1. タンクドレンハンドル タンクのふた タンクカバーはタンク上部の中央にあります (図 37)。開けるには、まずエンジンを停止させ、 駐車ブレーキを掛け、ふたの前半分を左に回して上 に開きます。この状態でストレーナを取り外すこと ができます。閉める時には、ストレーナを(外し ていた場合は)元に戻し、ふたを閉じて、前半分 を右に回します。 図 37 1. タンクのふた 2.
ス プ レ ー プ ロ ( Spray Pro™ Pro™)) モ ニ タ モニタは、液晶ディスプレイ、選択ダイヤルと、基 本設定を行うための4つのボタンで構成されてい ます(図 38)。 スプレープロのモニタは走行速度や散布率など、ス プレー作業に関連するデータを表示します。散布率 の制御を行う装置ではありません。 図 38 16. 単位を選択 1. 液晶スクリーン 6. 散布率 11. リセット; 基本設定用ボタン 2. 選択ダイヤル 7. 区画別面積 12. 基本設定;基本設定用ボタン 17. 3. 総面積 8. 走行距離 13. 基本設定用ボタン;下げる 18. 9. 区画別散布量 14. 基本設定用ボタン;上げる 散布総量 15. ブーム選択 19. フローメータの基本設定 20. LED 4. 速度 5. 単位系 10.
仕様 セットボタンを押すと区画別散布面積もリセッ トされます。 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があ ります。 • 散布総量 散布した面積を積算表示します。表示単位は、 USではエーカー、SIではヘクタール、TURFでは 平方フィートです。リセットボタンでリセッ トできます。 散布システムのベース重量 タンク容量 基本設定ボタン モニタには以下のボタンがついています: • リセット 散布総量、区画別散布量、距離、散布総面積、 区画別面積の表示を0 に戻します。 • 基本設定 307 kg 757 リットル 標準システム搭載時の車両全 長 422 cm 標準システム搭載時のタンク上 部までの高さ 147 cm 標準システム搭載時の交差収 納したブームの先端までの高さ 234 cm 標準システム搭載時の車両全 幅(交差収納したブームの先端 から先端) 175 cm オプション機器 基本設定(キャリブレーション)モードと通常 モードを切り替えます。 Toro® では、ワークマンに搭載できる各種のアクセ サリを発売しております。現在発売中のオプション 機器については、弊
運転操作 注 しばらくの間は、バンパーが圧迫された状態が続 く可能性がある。バンパーが水平位置よりも下がる ようであれば、もう一度この調整を行う。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注 散布装置を搭載した状態のワークマンをトレーラ で搬送する場合には、必ずブームをしっかりと固 定しておいてください。 薬剤散布 ワークマン 200 スプレーヤの運転は、薬剤を作る、 現場に散布する、タンク内部を洗浄する、という 3 つの作業から成り立っており、。この3つの作業を 必ず連続して行っていただくことがスプレーヤの故 障防止上非常に重要です。つまり、前夜に薬液を 作って翌日に散布するというようなことをしてはい けません。このようなことをすると、薬液が分離分 解するなどして効果が上がらない、散布装置を損 傷するなどの恐れがでてきます。 安全第一 このマニュアルに記載されている安全上の注意やス テッカーの表示内容を良く読んでください。この機 械についてよく知っておくことがあなた自身や周囲 の人を事故から守ることにつながります。 真水タンクに水を入れる 重要 タンクについている水量マークはおおよその 目安に
す)。ヴィトンと共用できない薬剤は、本機のOリ ングを劣化させ、薬液洩れを起こします。 ができます。この昇降操作は、車両を停止させて 行ってください。 重要 タンクに初めて水を入れた時は、その状態では タンク固定ベルトが遊んでいないことを確認してく ださい。必要に応じて締め付けを行ってください。 1. 平らな場所に停車し、レンジセレクタをニュー トラルにセットし、エンジンを止めて駐車ブ レーキを掛ける。 2. 薬剤ラベルをよく読み、散布液の作成に必要 な水量を把握する。 3. タンクのふたを開ける。 ブーム位置を変更するには: 1. 平らな場所に停止する。 2. ブーム昇降スイッチを使ってブームを下げる。 各ブームが完全に散布位置に降りるまで待つ。 3. ブームを上昇させる必要が出てきたら、まず 平らな場所に停車する。 4.
3. 各ブームのスイッチを ON 位置にする。 4. 現場へ移動する。 5. スプレープロのダイヤルを「散布率」 に合 わせ、散布率スイッチで所望の散布率に合わ せる。この手順は: 6. 7. A. ポンプがONになっているのを確認する。 B. 希望のギアレンジにシフトして走行を開 始する。 C. モニタが正確な散布率を表示していること を確認する。必要に応じて、散布率スイッ チを操作して希望する散布率に合わせる。 D. 散布を行う現場へ戻る。 図 41 1. タンクドレンハンドルの使い方 A. マスターブームスイッチを ON にする。 B. T字型の握りを引くと排出し始めるので、 引き具合で適当な排出量に調整する。 散布が終了したら、マスターブームスイッチを OFF とし、次に PTO レバーを OFF にする。 C. ハンドルのベース部についているプラス チック製のナットを締めてドレンを開い た状態に固定する。 D. タンクが空になったら、プラスチック製 のナットをゆるめ、T字ハンドルを下まで しっかりと押し込む。 E.
11. 上記3から10までの作業を少なくともあと 2 回 繰り返して、システム内部を完全に洗浄する。 12. ストレーナを洗浄する;洗浄 (ページ 46)の 「取水部ストレーナの清掃」を参照。 重要 水和剤を使用しているときは、タンク に液剤を準備するごとにストレーナを洗浄し てください。 13. ホースと水とでスプレーヤの外側を洗浄する。 14.
スプレープロモニタの基本設定 図 42 1. 液晶スクリーン 6. 散布率 11. 2. 選択ダイヤル 7. 区画別面積 12. リセット; 基本設定用ボタン 16. 基本設定;基本設定用ボタン 17. 単位を選択 幅 3. 総面積 8. 走行距離 13. 基本設定用ボタン;下げる 18. 4. 速度 9. 区画別散布量 14. 基本設定用ボタン;上げる 5. 単位系 散布総量 15. ブーム選択 19. フローメータの基本設定 20. LED 10. スプレープロのモニタには基本設定モードがあり、 必要に応じて基本設定を変更することができます。 基本設定の変更ができる項目は以下の通りです: • • • • 4. 選択ダイヤルを「ブーム選択」または「総面 積」位置に回す。 5. 長さ設定の変更をしたいブームを、増減ボタン で選択(1=左、2=中央、3=右)する。 6. 選択ダイヤルを「幅」または「区画別面積」 位置に回す。 7. 増減ボタンを使ってブームの長さを変更する。 8.
4. 選択ダイヤルを「単位選択」または「単位 系」 位置に回す。 5. 増減ボタンで選択する。 6. 赤いランプが消えるまで基本設定ボタンを押 し続ける。車両を運転して基本設定モードを 終了させることもできます。 この新しい数値が正しい校正値となるのでメ モしておく。今後はこの新しい数値が正しい 校正値となる。 12. 赤いランプが消えるまで基本設定ボタンを押 し続ける。車両を運転して基本設定モードを 終了させることもできます。 フローメータの基本設定 速度センサーの基本設定 注 正確な散布を行うために、ノズルを変更したとき には必ずこの修正(キャリブレーション)を行っ てください。 速度センサーは出荷時にほぼ正確に設定されていま す。以下の手順で最終の微調整を行います: 1. 4輪全部のタイヤ空気圧を点検する;「走行 系統の保守」の章の「タイヤ空気圧を点検す る」を参照。 フローメータは出荷時にほぼ正確に設定されていま す。以下の手順で最終の微調整を行います: 1. 駐車ブレーキを掛ける。 2. 真水タンクに水を一杯に入れる。 2.
て、上記手順9で設定した水圧と同じ水圧に 調整する。 時に CAL HOLD の文字が表示される)が交互に 表示されるようになる。 15. 「距離」が表示されている時に増減ボタンを 使って実際の走行距離(150 m)に訂正する。 16. モニタの表示が交互表示に戻ったら、設定基 準値が変わっていることを確認する;今後は この新しい数値が正しい校正値となるのでメ モしておく。今後はこの新しい数値が正しい 校正値となる。 17. 赤いランプが消えるまで基本設定ボタンを押 し続ける。車両を運転して基本設定モードを 終了させることもできます。 G012935 OFL と 表 示 さ れ た ら モニタに表示できる数値限度を超えると OFL とい う表示が現れます。この場合にはリセットボタンを 押し続けてその表示をリセットしてください。 1 図 43 1.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 使用するごとまたは毎日 整備手順 • 取水部ストレーナ(水和剤を使用しているときには間隔を短くする。) 50運転時間ごと • ポンプのグリスアップを行う。 100運転時間ごと • 各グリス注入部のグリスアップを行う。 • ブーム蝶番のグリスアップを行う。 200運転時間ごと • ホースとその接続部すべてについて破損の有無と接続状態の点検を行う。 • フローメータを洗浄する。 (水和剤を使用しているときには間隔を短くする。) 400運転時間ごと • • • • • アクチュエータロッドのベアリングのグリスアップを行う。 バルブ・アセンブリのOリングを点検し、必要に応じて交換する。 ポンプのダイヤフラムを点検し、必要に応じて交換する。 (弊社正規代理店に依頼する)。 ダンプナを点検し、必要に応じて交換する (弊社正規代理店に依頼する)。 ポンプのチェックバルブを点検し、必要に応じて交換する。 (弊社正規代理店に依 頼する)。 • ブームアクチュエータの油圧オイルに空気が混入していないか点検する。 • ナイロン製
点検項目 第週 月 火 水 木 金 土 日 トーインの点検。 各グリス注入部のグリスアップを行う。1 塗装傷のタッチアップ。 1 整備 間 隔 に 関 係 な く 直ちにグリスアップする。 車体を水洗いしたあとは整 要注意個所の記録 点検担当者名: 内容 日付 記事 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険 である。 整備・調整作業の前には必ずキーを抜きとり、念のために点火プラグのコードを外しておくこ と。点火コードが絶対に点火プラグと触れることのないよう、確実に隔離すること。 整備前に行う作業 部すべてを整備することができます。その場合、重 量をより均等に配分するため、ブーム・エクステン ションを前に折りたたんでください。この作業は 以下の手順で行います: 整備のためのアクセス タンク・アセンブリを上昇させる 危険 スプレーヤのタンク・アセンブリは重量がある ので危険である。取り付け時や取り外し時に適 切な保持を行わないと落下するなどして人身事 故となる恐れがある。 取り付けや取り
図 45 図は左側を示す 1. 前取り付けブラケット 4. ワッシャ(1/2 インチ) 2. 固定ブラケット 5. ロックナット(1/2 インチ) 3. ボルト(1/2 x 1-1/2 インチ) 4. ブームエクステンションを前方向に折り畳 み、後ろに開いてしまわないよう、タンクに 沿って固定する。 5. 昇降シリンダが完全に伸びきるまでタンク・ アセンブリを上昇させる。 6. ROPS パネルの後ろについている保管用ブラ ケットから荷台サポート(安全サポート)を 取り外す(図 46)。 図 47 1. 安全サポート 2. シリンダバレル 3. 荷台 タンク・アセンブリを下降させる 1. タンクを上げての作業が終了したら、安全サ ポートを取り外して元の位置(ROPS パネル後 ろ保管用ブラケット)に収納する。 注意 安全サポートをシリンダに取り付けたま までタンク・アセンブリを下げようとし ないこと。 図 46 1. 7.
潤滑 ブーム蝶番のグリスアップ 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 液剤散布システムのグリスアップ 重要 ブームの蝶番を水洗いした場合には、蝶番ア センブリから水と異物を完全に除去し、新しいグリ スを塗ってください。 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと 100運転時間ごと グリスの種類:No.2リチウム系グリス 100運転時間ごと、または1年に1回のうち早く到達 した方の時期に、全部のベアリングとブッシュのグ リスアップを行います。 グリスの種類:No.2汎用リチウム系グリス。 1. 異物を入れてしまわないよう、グリスニップ ルをきれいに拭く。 2. グリスガンでグリスを注入する。 3. はみ出したグリスはふき取る。 1. 異物を入れてしまわないよう、グリスフィッ ティングをきれいに拭く。 2. グリスガンでグリスを注入する図 49。 図 49 右ブーム 1. 図 48 ポンプ(入れすぎないこと;グリスははみ出してこない) 1. グリスポイント グリスニップル 3. はみ出したグリスはふき取る。 4.
1 がら、ブームのピボットとアクチュエータ ロッドにピンを通す(図 50)。 4 2 5 3 G002016 図 50 1. 2. アクチュエータ アクチュエータロッド 4. 5. 3. ブームピボットピンのハウ ジング コッター ピン 3. ブームを持ち上げて、ピンを外す(図 50)。 ブームをゆっくりとハードストップまで降下 させる。 4. ピンが破損していないか点検し、必要に応じ て交換する。 5. アクチュエータロッドのベアリング端部を動 かしながらベアリング内部にグリスを注入す る(図 51)。はみ出したグリスはふき取る。 図 51 右ブーム 1. 6. ベアリングにグリスを塗る ブームを持ち上げて、ピボットをアクチュ エータロッドに整列させる。ブームを支えな 42 7. ピンを入れた状態で、ブームから手を離し、先 ほど外したコッターを使ってピンを固定する。 8.
電気系統の整備 散布系統の保守 警告 ヒューズ この散布装置で取り扱う農薬は人体や動植物、 土壌などに危険を及ぼす可能性があるので取り 扱いには十分注意すること。 電気系統にヒューズブロックが1つ追加されていま す。新しいヒューズブロックは、ダッシュボードの 下にある既存のヒューズブロックの隣です。 • 自分自身の安全を守るために、農薬を取り 扱う前に、容器に張ってあるラベルや安全 データシートなど取り扱い上の注意をよく読 んで理解し、薬剤メーカーの指示を守る。 たとえば、保護めがね(ゴグル)、手袋な ど、薬剤との接触を防止し危険から身を守 ることのできる適切な保護対策を講じる。 • 散布する薬剤は一種類とは限らないので、 取り扱っているすべての薬剤に関して注意 事項を必ず確認する。 • 上記安全確保に必要な情報が手に入らない 左右のアクチュエータのそれぞれにひとつずつサー マルブレーカが割り当てられています。アクチュ エータ内部のモータが過熱して危険温度に達する と、サーマルブレーカが作動してアクチュエータ への通電を遮断します。アクチュエータの内部に もブレーカがあって、そちらが作動する場合も
400運転時間ごと/1年ごと (いず れか早く到達した方)—ポンプの チェックバルブを点検し、必要に 応じて交換する。 (弊社正規代理 店に依頼する)。 危険 手動リリーフバルブを操作することにより、 ブームが急に動いて自身や周囲の人間にケガ をさせる危険がある。 • 手動リリーフバルブはゆっくりと注意深く 操作すること。 注 以下の構成機器は消耗機材であり通常の使用に よって劣化磨耗しますので、製造上の瑕疵が明らか な場合を除き、このマシンの製品保証の対象には なりません。 • 周囲に人や障害物がないこと、またブーム の作動半径内に人がいないことを確認する こと。 弊社代理店に依頼して、以下の項目についてポン プの内部点検を行ってください: • ポンプのダイヤフラム • ダンプナブラッダ • ポンプのチェックバルブ・アセンブリ 注意 電源が入ったままで手動リリーフバルブを操 作すると、アクチュエータの作動でブームが 急に動いて自身や周囲の人間にケガをさせる 危険がある。 必要に応じて部品の交換を行ってください。 ダンプナの空気圧を調整する アクチュエータに通電されている状態の時は、 手動リ
チュエータの手動リリーフバルブはアクチュ エータの後面についています。 6. ナイロン製ブッシュに少量のオイルを塗り、 ピボットブラケットに取り付ける。 2. 六角レンチを使って手動リリーフバルブを2~ 以 内 でゆるめる。バルブが開くにつれ 3回転以 てシリンダが動き出す、あるいは手で動かせ るようになる。 7. センターフレームにブーム&ピボットブラケッ ト・アセンブリを取り付け、開口部を整列させ る(図 53)。 8. 3. アクチュエータが元どおりの位置に戻っ たら、手動リリーフバルブを閉める。 バルブを 1.1-2.1 ft-lb(1.5-2.9 Nm) (0.15-0.29 kg.m)にトルク締めする。 ピボットピンを取り付け、先ほど取り外した ボルトとナットで固定する。 各ブームについて上記の作業を行う。 ナイロン製ピボットブッシュの点検 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと/1年ごと (いずれか早 く到達した方) 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ポ ンプとエンジンを停止し、キーを抜き取る。 2.
洗浄 フローメータの洗浄 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ポ ンプとエンジンを停止し、キーを抜き取る。 2. タンク上部の太いホースについている赤い フィッティングからリテーナを外す (図 55)。 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと/1年ごと (いずれか 早く到達した方) (水和剤を使 用しているときには間隔を短くす る。) 1. 内部を十分にすすぎ、完全に排水する。 2. スプレーヤからフローメータを外し、真水で 洗浄する。 3. 上流側のリテーナリングを外す(図 54)。 1 9 4 5 図 55 1. 8 7 取水部ホース 2. リテーナ 3. タンクからホースを外す (図 55)。 4. 取り付け穴からストレーナを取り出す (図 56)。 2 5 6 3 G012934 図 54 1. 改造されたフランジ付きボ ディ 6. タービンスタッド・アセンブリ 2. ロータ/マグネット・アセン ブリ 7. ケーブルクランプ 3. ハブ/ベアリング・アセンブリ 8. ねじ 4.
保管 1. 2. ン・アセンブリを取り外す。バルブには スプリングが入っているので注意するこ と(図 57)。 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、 PTO を解除し、エンジンを停止し、キーを抜 き取る。 エンジンのシリンダヘッドや冷却フィン、ブロ アハウジングを含めた車両全体を洗浄する。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができ ます。ただし高圧洗浄器は使用しないでくだ さい。高圧の水で洗浄すると電気系統やグリ ス部へ水が浸入する恐れがあります。また、 コントロールパネルやヘッドライド、エンジ ン、バッテリー部に大量の水をかけないよう にしてください。 3. 散布システムを洗浄する;「洗浄」を参照。 4. バルブ・アセンブリのピストンを以下の手順 で洗浄する: A. バルブを OFF 位置(シャフトがホースの バーブに近くなる位置)にセットする。 ピストンを洗浄し、磨耗しているOリン グは交換する。 F. ピストンのOリングすべてに植物油を塗 り、先ほど取り外したねじでバルブ・アセ ンブリに元通りに取り付ける。バルブ・ アセンブリにスプリングを忘れずに取り 付けること。 G.
危険 スプレーヤのタンク・アセンブリは重量がある ので危険である。取り付け時や取り外し時に適 切な保持を行わないと落下するなどして人身事 故となる恐れがある。 取り付けや取りはずしなど台に固定されてい ない時は、ホイストなどで上から吊って保持 すること。 1. タンク台についているアイ(吊り上げ穴)を 利用して、タンク・アセンブリをリフトまたは ホイストで吊る。これは、車体とアセンブリ とを連結しているボルト類をゆるめた時に落 下事故などを起こさないようにするための安 全措置である。 2. ブームを約45°の角度まで下降させ、車両前 方に折りたたむ。 3. ワイヤハーネスと PTO シャフトの接続を外 す。 4. コントロールボックスを外し、外したボルト 類で、タンク台後部に取り付ける。 5. タンク台を車両に固定しているすべての固定具 を取り外す。外した部品をなくさないこと。 6. タンクを 10 cm 程度上昇させ、タンク台と左 右の昇降シリンダを連結しているリンチピン とクレビスピンを取り外す。 7.
故障探究 散布システムの故障探究 問題 ブームから散布しない。 考えられる原因 対策 1. ブームバルブの配線不良。 1. バルブを手動でOFFに戻す。配線を外し て接点部の点検清掃をする。 2. ヒューズが飛んでいる。 2. ヒューズを点検し、必要に応じて交換す る。 3. ホースを修正または交換する。 4. 正しく調整する。 3. ホースが折れている。 4. ブームバイパスバルブの調整不良。 5. ブームバルブの破損。 6. 電気系統の故障。 5. 代理店に連絡する。 散布がとまらない。 1. バルブの破損。 1. 散布中止、ポンプを止め、エンジンを切 る。ブームバルブ下部のリテーナを取 り、内部のモータとステムを取り出す。部 品を点検し不良品を交換する。 ブームバルブから液洩れする。 1. Oリングの劣化。 1. 散布中止、ポンプを止め、エンジンを切 る。バルブを取り出してOリングを交換。 ブームを ON にすると水圧が下がる。 1. ブームバイパスバルブの調整不良。 1. 正しく調整する。 2. バルブ内部に異物。 2.
スプレープロモニタの故障探究 問題 コンソールが全く作動しない。 考えられる原因 対策 1. 電源ケーブルの断線またはゆるみ。 1. ケーブルを正しく接続する。 2. モニタまたはケーブルの破損。 2. 代理店に連絡する。 1. モニタケーブルのゆるみ。 1. ケーブルを正しく接続する。 2. 速度センサーの精度調整不良。 3. 速度センサーの破損。 2. 速度センサーの基本設定を行う。 3. 代理店に連絡する。 1. ブームの長さが正しく入力されていない。 1. ブームの正しい長さを入力する。 2. 速度センサーの精度調整不良。 3. 速度センサーの破損。 2. 速度センサーの基本設定を行う。 3. 代理店に連絡する。 1. 速度センサーの精度調整不良。 1. 速度センサーの基本設定を行う。 2. 速度センサーの破損。 2. 代理店に連絡する。 1. モニタケーブルのゆるみ。 1. ケーブルを正しく接続する。 2. フローメータの汚れや詰まり。 3. フローメータの基本設定が正しくない。 4. フローメータの故障。 2. フローメータを洗浄する。 3.
図面 G011797 電 気 系 統 ; 散 布 シ ス テ ム (Rev.
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