Form No. 3398-908 Rev C Multi Pro® 5800-G ターフスプレーヤ ExcelaRate™ 散 布 シ ス テ ム 搭 載 機 シリ ア ル 番 号 316000001 以 上 モ デ ル 番 号 41394—シ 製品の登録は www.Toro.com.
この Multi Pro® ターフスプレーヤは、芝生に液剤を散 布するための専用の装置であり、そのような業務に従 事するプロのオペレータが運転操作することを前提とし て製造されています。この製品は、集約的で高度な管 理を受けている公園やゴルフ場、スポーツフィールド、 商用目的で使用される芝生に対して液剤を散布するこ とを主たる目的として製造されております。 カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこ の機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源 法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレ スタが装着されていること、エンジンに対して森林等 の火災防止措置をほどこされていることが義務づけら れており、これを満たさない機械は、第4442章または 4443章違犯となります。 g028147 図1 この製品に使用されているスパーク式着火装置は、カ ナダの ICES-002 標準に適合しています。 1.
目次 燃料ラインと接続の点検 .................................55 燃料フィルタの整備........................................55 燃料タンクの内部清掃 ....................................57 燃料系統からのエア抜き.................................57 電気系統の整備 ................................................... 58 ヒューズの交換 .............................................58 バッテリーの整備 ..........................................58 走行系統の整備 ................................................... 60 タイヤとホイールの点検 ..................................60 プラネタリギアオイルの交換.............
安全について 不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりすると、人身 事故につながります。 事故を防止するため、以下に示 す安全上の注意や安全注意標識のついている遵守事 項は必ずお守りください 「注意」、「警告」、および 「危険」 の文字は、人身の安全に関わる注意事項を 示しています。これらの注意を怠ると死亡事故などの 重大な人身事故が発生することがあります。 • 本機を運転する人、整備する人すべてに適切なト レーニングを行ってください。トレーニングはオー ナーの責任です。 • 適切な訓練を受けていない人には絶対に機械の運 転や整備をさせないでください。 注 地域によっては機械のオペレータに年齢制限を 設けていることがありますのでご注意ください。 • この機械はSAE J2258規格に適合しています。 オーナーやオペレータは自分自身や他人の安全に 責任があり、オーナーやユーザーの注意によって 様々な事故を防止することができます。 安全な運転のために 運転の前に 重要 重要 この車両はオフロード用として設計製造さ れたものであり、公道上を通常走行するためのもので はありません。この車両で公道上を
• • 用する前に修理や調整を行って問題を解決してお いてください。 運転席や助手席の周辺に薬剤がこぼれていたり、 こびりついていたりしないように管理してください。 ポンプを作動させる前に、全部のラインコネクタが 適切に接続されていること、およびホースの状態が 良好であることを確認してください。 • 薬剤を安全に使用するために、薬剤メーカーの指 示を必ず守ってください。推奨されている散布水圧 を超えないよう注意してください。 • 子供や動物が周囲にいるときには農薬の散布調 整、機材の洗浄などを行わないでください。 • 薬剤の取り扱いは換気のよい場所で行ってくださ い。 注 液漏れしている場合は本機を使用しないでくだ さい。 • いつでも、特に薬剤タンクに薬液を作るときに、真 水を手元に用意してください。 • 薬剤を取り扱い中は、飲食や喫煙をしないでくだ さい。 • 散布ノズルを洗浄するとき口で吹いたり、口に含ん だりしないでください。 • 農薬を取り扱う作業が終了したら、直ちに手足や露 出部をよく洗ってください。 • 農薬は別の容器に移し替えたりせず、また安全な 場所で保存
• • • – 急停止や急発進をしないこと。後退から前進、 あるいは前進から後退への切り替えは、完全 に停止する。 – 旋回するときは必ず速度を落とす。急旋回など 突然の操作は、その後の制御が不安定になり やすく事故のもとであるから行わない。 – バックする際には必ず後方を確認し、人がいな いことを確かめる。後退時は速度を落とす。 – 道路付近で作業するときや道路を横断するとき は通行に注意する。歩行者や他の車両に対 し、常に道を譲る心掛けをもつ。本機は公道 では な い 。 や高速道路を走行するための車両で 右左折などの進路表示は常に早めに行い、 他車の注意を喚起すること。その他交通ルー ルを守って運転する。 – 爆発性の物質が空気中に存在する所では本機 の電気系統や排気系統からの火花が爆発を引き 起こす可能性がある。爆発性のチリやガスが空 気中に含まれている所では絶対に運転しない。 – 安全に確信が持てない時は 作 業 を 中 止 して責 任者に報告し、その指示に従う。 エンジン回転中や停止直後は、エンジン本体やマフ ラーに触れないでください。これらの部分は高温に なっており、触れると火傷を負う危険が
い。車体が揺れると重心が移動し、運転が不安 定になります。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは液体が高圧 で噴出しているので、手などを近づけないでくださ い。リークの点検には新聞紙やボール紙を使ってく ださい。高圧で噴出する液体が皮膚を貫通すると 身体に重大な損傷を引き起こしますので、万一この ような事故が起こったら数時間以内に外科手術を受 けないと壊疽(えそ) を起こします • 大がかりな修理が必要になった時や補助が必要な 時は、Toro 正規代理店にご相談ください。 • いつも最高の性能を維持するために、必ずトロの純 正部品をご使用ください。他社の部品やアクセサリ を使用すると危険な場合があります。スプレーヤ の改造を行うと、機械の挙動や性能、耐久性など が変化し、そのために事故が起きる可能性があり ます。このような使い方をすると製品保証が適用 されなくなります。 警告 路面の急変化が起こるとハンドルが突然回転 し、手や腕にけがをする場合がある。 • ハンドルは円周部をやわらかく握る。スポークやハ ブの部分でハンドルを持たない。 積荷 どのくらいの重量を積んでいるかで車両の重心が変
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。読めなくなったも のは必ず新しいものに貼り替えてください。 decal93-6686 93–6686 1. 油圧オイル 2. オペレーターズマニュアル を読むこと。 decal107-8667 107-8667 1. ジャッキアップ 2. ジャッキアップ個所 3. 警告 ― ジャッキアップに関する詳しい情報は オペレーター ズマニュアル を参照のこと。 decal106-5517 106-5517 1. 警告 高温部に触れないこと。 decal106-6755 106-6755 1. 冷却液の噴出に注意。 3. 2. 爆発の危険 オペレーター ズマニュアル を読むこと。 4. decal107-8724 107-8724 警告 高温部に触れないこ と。 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 1. 走行 3. ペダル下部を後ろに踏み 込むと後退。 2. ペダル上部を前に踏み込 むと前進。 4.
decal107-8732 107-8732 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. ナットを95122N·m10.412.5kg.m=7590ft-lbにトルク締め する。 decal133-2758 decal117-2718 133-2758 117-2718 8. Tec 電源7.5A 1. Tec ロジック2A 2. Tec 電源7.5A 3. 9. 10. 予備ヒューズ10A 4. イグニッション15A 5. Tec 電源7.5A 6. 7. クルーズコントロール10A インフォセンター1A 11. ブームとヘッドライト30A 12. USB電源15A ブームコントロール10A 作業用ライト15A 13. タンクスプレー40A decal119-6035 119-6035 1. エンジン停止 2. エンジンRUN、予熱 3. decal117-4955 decal120-0616 117-4955 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと 運転席ではシート ベルトを着用すること 車体を傾けないこと。 2.
decal120-0625 120-0625 decal120-0622 1. 120-0622 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 警告 タンク内に入らないこと。 3. 劇薬による火傷や吸入による危険 手、皮膚、目、鼻の 保護をおこなうこと。 手を挟まれる恐れあり 手を近づけないこと。 decal107-8722 107-8722 1. 駐車ブレーキの掛け方1) 駐車ブレーキペダルを踏み込む 2) 駐車レバーをロック位置にセットする。 decal120-0623 120-0623 1. 牽引部 2. ロープ掛けのポイント 3. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと decal120-0617 120-0617 decal120-0624 120-0624 1. 打撲や手足の切断の危険 車両走行中の乗り降り禁止。乗り 降りは必ず完全停止してから。 2. 転落や衝突でけがをする危険 タンクに乗らないこと 乗車 中は車外に手足を出さないこと 助手席側の乗員はてすり を持つこと。 decal120-0627 120-0627 1.
decal120-0619 120-0619 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 5. 転倒の危険高速移動中は急旋回禁止旋回時は速度を落すこ と法面を走行するときには十分に注意すること。 2. 警告講習を受けてから運転すること。 6. エンジンの始動方法駐車ブレーキを掛け、イグニッションキーを 差し込んで、始動位置まで回す。 3. 警告 可動部に近づかないこと 全部のガード類を正しく取り 付けて運転すること。 7. エンジンの停止方法ブレーキを踏み、走行ペダルがニュートラ ルであることを確認し、駐車ブレーキを掛け、ブレーキペダル から足を離し、エンジンを停止させ、キーを抜き取る。 4. 周囲の人間に打撲や手足切断の危険 ― 乗り込みながらや降り かけながらエンジンを始動してはならない。必ず運転席に着席 し、駐車ブレーキを掛け、キーを挿入して始動位置に回す。 decal127-6976 127-6976 1. 下げる 2. 上げる decal127-6981 127-6981 decal127-6979 127-6979 1. 2.
decal127-6982 127-6982 1. ポンプ戻りフロー 2. ブームスプレー decal132-7689 132-7689 1. 自動 2. 散布モード 3. 4. 手動散布モード フォームマーカーON 10. 散布レート増やす 5. フォームマーカーOFF 11. 散布レート減らす 6. すすぎ ON 7. 8. すすぎ OFF ソニックセンサーON 9. ソニックセンサーOFF decal130-7076 130-7076 ニュートラルでのエンジン 速度ロック 2. ON 1. 3. OFF decal132-7708 132-7708 1. ヘッドライトON 2. ヘッドライトOFF 3. ホーン 警笛 decal132-7786 132-7786 1. 散布 OFF 2. 散布 ON 3.
decal132-7695 132-7695 1. ポンプ ON 5. 速度コントロールON 9. 速度コントロールOFF 右ブーム下降 13. 左ブーム散布 2. ポンプ OFF 6. 10. 右ブーム上昇 14. センターブーム散布 3. 攪拌 ON 7. 左ブーム下降 11. エンジン速度高速 15. 右ブーム散布 4. 攪拌 OFF 8. 左ブーム上昇 12.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 1 2 用途 必要なパーツはありません。 – ブーム蝶番スプリングを点検します。 必要なパーツはありません。 – 出荷用バンパーを取り外します。 その他の付属品 内容 始動キー オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル パーツカタログ オペレータのためのトレーニング資料 スクリーンフィルタ 数量 用途 2 1 1 1 1 2 実際に運転を始める前に、マニュアルを読みトレーニング資 料をご覧になってください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注 スプレーコントロールシステムについて分からないことがある場合や、さらに詳しい情報を知りたい場合に は、システムに付属している オペレーターズマニュアル をご覧ください。 重要 このスプレーヤは、ノズルを装備しない状態で販売されます。 スプレーヤはノズルを取り付けなければ使用できません。代理店と相談の上、適切なキット類を取り付けて ください。 ノズルを取り付けたら、使用する前にブームバイパス・バルブの調整を行う必要があります これ
2 出荷用バンパーを取り外す 必要なパーツはありません。 手順 1. 出荷用のバンパーを前シャーシプレートに固定し ているボルト、ワッシャ、ナットを取り外す図 4。 g002332 図3 1. ブーム蝶番のスプリング 2. ジャムナット 4. 左右両方の蝶番の各スプリングについて上記の 手順を行う。 5. ブームを移動走行位置 X字に組んだ状態 とす る ブームの操作 (ページ 38)を参照。 g028179 図4 1. ナット 3. ワッシャ 2. 出荷用バンパー 4. ボルト 2.
製品の概要 g032456 図5 1. 助手席 4. 横転保護バーROPS 7. ポンプ 2. 運転席 5. タンクのふた 8. バッテリー 3. 真水タンク 6. 薬剤タンク 9. 作業用ライト g032457 図6 1. ブームコントロールシリンダ 4. 燃料タンク 7. センターブーム 2. 移動走行用ブームクレードル 5. 油圧オイルタンク 8. タンクドレンバルブ 3. バルブマニホルド 6. 右ブーム 9.
各部の名称と操作 g032467 図7 1. 作業用ライトのスイッチ 6. 物入れ 2. 3. ハンドル 水圧計 7. インフォセンター 8. Quick Find™ コンソール 4. 燃料計 9. アームレスト 5. 助手席用手すり 10.
ブレーキペダル スロットルレバー ブレーキペダル図 8は、車両を減速させたり停止させ るのに使用します。 スロットルレバーは運転席と助手席の間のコントロー ルパネルにあり図 9、エンジンの速度を制御します。 前に倒すとエンジン回転速度が速くなり 後ろに引くと 遅くなります 注意 ブレーキの整備が適切に行われていない状態での 運転は極めて危険であり重大な事故のもとである。 照明スイッチ 作業用ライトの点灯と消灯を行います図 7。スイッチを 前に押すと点灯、後ろに押すと消灯です。 スプレーヤを運転する時は事前に必ずブレーキの 作動状態を点検し、必要に応じて調整を行うこと。 燃料計 駐車ブレーキ 燃料計は、ダッシュボード上にあり、燃料残量を表 示します 図 7 。 常用ブレーキのペダルの左側にあるペダルで操作し ます (図 8)。車両から離れる時は、不意に走りださな いように必ず駐車ブレーキを掛けておいてください。ブ レーキペダルを十分に踏み込んだ状態で、駐車ブレー キペダルを踏み込めば駐車ブレーキが掛かります。駐 車ブレーキペダルをもう一度踏み込むと解除されます。 急な斜面に停車する場合には
スプレーヤ制御部 g033029 図 10 1. 水圧計 7. 左ブームスイッチ 2. 散布モードスイッチ 8. マスターブームスイッチ 9. 右ブーム昇降スイッチ 3. タンク撹拌スイッチ 4. 右ブーム昇降スイッチ 10. ポンプスイッチ 5. 右ブームスイッチ 11. 散布率調整スイッチ 6. センターブームスイッチ ぞれ前を押すと ON、後ろを押すと OFF となります。 スイッチがON位置にある時には、インフォセンターにア イコンが表示されます。 散布率調整スイッチ 散布率調整スイッチはダッシュボード上ハンドルの右手 側にあります図 10。前を押して保持すると散布率水 圧が上昇し、後ろを押して保持すると散布率水圧が下 がります。 注 個別ブームスイッチはマスターブームスイッチと連動 しており、マスターがONの時にのみ散布が可能です。 水圧計 ポンプスイッチ 水圧計 (図 10).
撹拌スイッチ 運転席右側、センターコンソールにあります図 10。前 に倒すと攪拌を開始し、後ろに倒すと停止します。ON の時にはそのスイッチのランプが点灯します。攪拌を行 うには、エンジンがアイドリングよりも高速で回転してお り、スプレーヤのポンプがONである必要があります。 タンク後部に攪拌バルブがついています図 11。 g032528 図 12 1. 個別ブームバルブ g034352 図 11 1. アクチュエータ攪拌バルブ 2. 攪拌バイパスバルブのハ ンドル 3.
逆流防止補給口 タンクの前方にあり、ねじ付きのフィッティングと90度の 鋸歯フィッティングがついており、ここにホースをつない でタンクの中に水を入れます。この補給口にホースを つないで水を入れれば、タンク内の薬剤が水道などに 逆流することはありません。 重要 タンクの中の液剤に届くような長いホースを取り 付けないでください。ホース先端部から液面の最大高 さまでの距離について国や自治体などの規制が存在す る場合には、それに従ってください。 g013787 図 14 1. 逆流防止補給口 2.
インフォセンターのホーム画面 注 以下の図は表示例です説明の都合上、車両の使 可能 性 の あ る アイコンすべて 用中に画面に表示される可 を描いてあります。 車両を起動すると、ホーム画面が表示され、アイコン による表示が行われます駐車ブレーキがON、各ブー ムがON、オペレータは着席していない、など。 各アイコンがどのような意味を持っているかについて は、以下の表をご覧ください図 15。 g034272 図 15 13. 実際の散布率ガロン毎エー カー すすぎシステムオプションON 10. 設定散布レート/増加レー ト ON オペレータ未着席 14. 中央ブームON 攪拌 ON 11. 駐車ブレーキインジケータ 15. 左ブームON 散布ポンプON 12. 走行速度 マイル毎時 1. マスターブームスイッチON 5. タンク残量米国ガロン 2. 右ブームON 6. 3. 目標散布率 ガロン毎エー カー システム圧psi 7. 8. 4. 9.
インフォセンターのメインメニュー画面 OFFの時には、攪拌用の事前設定水圧が表示され ます 図 15 。 メインメニュー画面にアクセスするにはインフォセンター のボタン5一番右を長押しします。 駐車ブレーキ表示 メインメニュー画面からは、レート設定Set Rates画 面、設定Settings画面、補正Calibration画面、整備 Service画面、診断Diagnostics画面、および基本情報 About画面を選択できます図 16。 駐車ブレーキが掛かっているときに表示されます図 15。 オペレータ着席表示 オペレータが着席していないときに表示されます図 15。 増加 レ ー ト 表 示 設 定 散 布 レ ー ト /増 設定散布レートと増加レートのどちらか又は両方が存在 する時にこれらの数値が表示されます図 15。 散布ポンプ表示 散布用のポンプがONのときに表示されます図 15。 すすぎ表示 オプションのキット すすぎが行われているときに表示されます図 15。 攪拌表示 攪拌が行われているときに表示されます図 15。 g034277 図 16 23 1.
注 ホーム画面で、ボタン1と2を同時に長押しす るとレート1が選択され、ボタン4と5を同時人長押 しするとレート2が選択される。 画面 レ ー ト 設 定 Set Rates画 メインメニューでボタン2を何度か押して図 16Set Rates へ移動し、ボタン4で Set Rates を選択します図 17。 注 ホーム画面で、ボタン1と5を同時に長押しす るとそのレートに決定されます。 増減はボタン1と5を長押ししている間だけ表示が 行われ、ボタンから手を離すと設定レートの表示 に戻ります。 この画面では目標レート、レート 1、レート 2、増減 パーセントが表示され、これらの設定ができます。 レート1、レート2、増減パーセントの設定は以下の 手順で行います 1. ボタン 1 または 2 を押して希望する増減パーセン トを表示させる図 17。 2. ボタン 4 を押して選択または編集に入る。 4.
g034286 g034287 図 20 図 21 注 表示は現在タンク内にある液の量です。低リ ミットlow-limitを設定しておくと、液量がこれ以下 になった時に警報が表示されます。この設定は ON/OFF が可能です。ボタン3と4を押して攪拌を 増減することができます。 インフォセンターの保護メニュー設定の変更 1. 表示Display画面でボタン2を何度か押して保護メ ニューProtected Menusへ移動し、ボタン4でそ れを選択する図 22。 単位系の変更 1. 設定画面でボタン2を何度か押して表示設定 Display Settingsへ移動し、ボタン4で Display を 選択する 図 19 。 2. ボタン1または2を何度か押して単位Unitsへ移動 し、ボタン4で Units を選択する。 3.
g034289 図 23 g034292 図 25 イ ン フ ォ セ ン タ ー の PIN ロ ッ ク の ON/OFF 切 り 替 え 1. 表示Display画面でボタン2を何度か押して PIN 設定PIN Settingsへ移動し、ボタン4でそれを 選択する 図 24 。 1. 第1けた 4. 2. 第2けた 5. PIN を入力 3. 第3けた 3. 第4けた PIN 設定画面から、ボタン 4 を押して「ピンを入 力」PIN Entryを選択し、 PIN をON または OFF にする 図 26 。 g034290 図 24 g034291 2. 図 26 ボタン 14 を使って PIN を入力し、入力が完了し たらボタン 5 を押す図 25。 を変 更 す る 方 法 PINを 26 1. 表示Display画面でボタン2を何度か押して PIN 設定PIN Settingsへ移動し、ボタン4でそれを 選択する 図 24 。 2.
3. PIN 設定画面でボタン2を何度か押して PIN 変 更PIN Changeへ移動し、ボタン4でそれを選択 する 図 27 。 g034307 図 29 g034303 4. 第1けた 4. 2. 第2けた 5. PIN を入力 3. 第3けた 1. 図 27 ボタン 14 を使って PIN を入力し、入力が完了し たらボタン 5 を押す図 25。 6. 注 出荷時に設定されている デ フ ォ ル ト PIN は 1234です。 第4けた ボタン 14 を使って PIN を承認し、承認が完了し たらボタン 5 を押す図 30。 g034308 図 30 g034306 図 28 1. 第1けた 4. 2. 第2けた 5. PIN を入力 3. 第3けた 5. 第4けた 1. 第1けた 4. 2. 第2けた 5. PIN を入力 第4けた 3.
注 15秒間回収試験は2.75bar 2.8kg/cm2 = 40psiで行い、その結果をベースに調整を行う ことをお奨めします。 この試験は、全部のブームを ON にして行って ください。 ブ ー ム 幅 の 設 定 Boom-Width Settings ブーム幅各ブームの長さは製造時に設定されています 図 19 。 補 正 Calibration 画 面 キャリブレーション補正画面へ行くには、メインメニュー でボタン2を何度か押して図 16Calibration へ移動し、 ボタン4で Calibration を選択します。 注 ボタン5を押せば、いつでも補正はキャンセルされ 8. まず 2.75bar2.8kg/cm2 = 40psiからスタートして 水量を測定し、その結果を見て散布量調整スイッ チで、所定の水量が得られるように調整する。 9. ボタン2を押して次のステップへ進む。 10.
g034305 図 33 g034324 図 32 1. 8. 希望距離を長くする 2. 整備Service画面から、時間Hours画面を選ぶと、マシ ンの稼働時間、ポンプの稼働時間、次の整備までの 時間を見ることができます図 34。 希望距離を短くする 全部のブームを OFF にし、ボタン2を押して補正 を開始する。 注 車両を走行させるにつれて速度補正が進行 し、インフォセンターに現在の走行距離が表示さ れ、表示は希望走行距離に達するまで行われま す。 重要 速度補正が完了してもエンジンを止めな いでください。 9. スタートライン0のマークをつけた場所が前輪の真 下になるようにしてから走行を開始して、58km/h 程度の速度で走行し、前輪の真下にゴールライ ンが来たところで停止する。 10. ボタン2を押して走行距離を承認する。 11. 補正が成功すると、補正成功 Calibration Successful と表示されるので、ボタン5を押して 終了する。 12.
g034283 図 35 基 本 情 報 About 画 面 g034278 この画面へ行くには、メインメニューでボタン2を何度 か押して図 16About へ移動し、ボタン4で About を 選択します 図 36 。 図 37 総面積画面 マシンのモデル番号とシリアル番号が表示されます。 g034285 図 36 インフォセンターの散布面積表示画面 ホーム画面で、ボタン5を長押しするとメニューバーが 現れますから、Total Area 合計面積または Sub-Area 区画別面積を選んでください図 37。合計面積Total Area画面では、これまでに散布した総合計面積と散布 量が表示されます図 37。区画別面積Sub-Area画面で は、区画を選ぶと、その区画にこれまでに散布した面 積と散布量が表示されます図 38。 30 1. 散布総面積エーカー 5. 散布総量米国ガロン 2. ホーム画面に戻る 6. 散布総面積と散布総量を リセット 3. 総面積画面を見る 7. Exit 終了 4.
g034279 図 38 区画別面積画面 1. 現在選択中の区画 4. この区画で散布済みの量 米国ガロン 2. この区画で散布済みの面 積 エーカー 5. 前の区画を選ぶボタン長押 しで現在の区画の散布面 積と水量をリセット 3.
インフォセンターが表示するアドバイス 運転操作が不完全な場合などに、インフォセンターの画面にアドバイスが表示されます。たとえば、走行ペダ ルを踏み込んだ状態でエンジンを始動させようとした場合には、走行ペダルを ニュートラル 位置にしてください という表示が出ます。 どのアドバイスの場合も、現在の状態始動拒否、エンジン強制停止など、アドバイス番号数字、対処法アドバイ スが表示された理由、説明文による説明が、図 39のように表示されます。 g034318 図 39 1. 表示された説明 2. コード 3.
イ ン フ ォ セ ン タ ー が 表 示 す る ア ド バ イ ス (cont'd.
運転操作 タイヤ空気圧が適正か点検してください。適正圧は 138kPa1.
危険 燃料を補給中、静電気による火花がガソリンに引 火する危険がある。発火したり爆発したりすると、 やけどや火災などを引き起こす。 • 燃料容器は車から十分に離し、地面に直接置 いて給油する。 • 車に乗せたままの容器にガソリンを補給しな い。車両のカーペットやプラスチック製の床材 などが絶縁体となって静電気の逃げ場がなく なるので危険である。 g032529 図 40 • 可能であれば、機械を地面に降ろし、車輪を 地面に接触させた状態で給油を行う。 1. • 機械を車に搭載したままで給油を行わなければ いけない場合には大型タンクのノズルからでな く、小型の容器から給油する。 3. 燃料タンクのキャップを取る。 4.
3. ストレーナハウジングからホースとフィッティングを 取り外す 図 41 。 4. ストレーナハウジングタンク内部からストレーナを 取り出す 図 42 。 g028263 図 43 後側タンク固定ベルト 4. 前側タンク固定ベルト 2. ボルト 5. 機体正面 3. フランジロックナット 1. 3. g005491 図 42 1. 取水部ストレーナ ベルトにゆるみがある場合には、ベルトの上部に あるフランジロックナットとボルトを締めてベルトと タンクとが面一になるようにする図 43。 注 タンク固定ベルトを締めすぎないように注意 してください。 5. 水でストレーナを洗浄する。 6. ストレーナハウジングにストレーナをきちんと取 り付ける。 運転操作 7. ステップ 2で取り外したホースとホースフィッティ ングを、ストレーナハウジングに元通りに取り付 け、リテーナで固定する。 エンジンの始動手順 タンク固定ベルトの点検 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—タンク固定ベル トの点検 1. 運転席に着席し、走行ペダルから足を離す。 2.
2. 3.
真水タンクに水を入れる 4. 薬剤タンクに薬液を作る前に、必ず真水を用意してく ださい。 逆流防止補給口にホースをつなぎ、必要水量の 約 ¾ の水をタンクに入れる。 重要 タンクには必ずきれいな真水を先に入れて ください。空のタンクに薬剤の原液を直接入れ ないでください。 真水タンクは助手席後ろの ROPSにあります図 44。 注 誤って薬液を目や皮膚に付けてしまったときに直ち 5. エンジンを始動し、駐車ブレーキを掛け、ポンプ スイッチを ON にセットし、スロットルレバーを 高速側に動かす。 6.
停止モードで作業中にターフ を傷つけてしまわないために ムはクレードルからおしだされて外れます。クレードル から外れたブームは、車両後部でほぼ水平状態に なって止まります。この状態でブームが破損すること はありませんが、クレードルから外れたら、直ちに元 のように戻してください。 重要 スプレーヤを停止させた状態で作業中に、エンジ ンやラジエター、マフラーなどからの熱が原因でターフ を傷めてしまう可能性があります。停止モードとは、走 行しないで撹拌だけを行う、ハンドガンで手撒きする、 歩行型ブームで手撒きするなどを言います。 字型 に 組 重 要 移 動 走 行 を 行 う 場 合 は 必 ず ブ ー ム を X字 んでクレードルにセットしてください。これ以外の位置で はブームが破損する恐れがあります。 ブームをクレードルに戻すには、ブームを一旦散布位 置まで下げ、そこから再び移動走行位置に戻してくだ さい。保管中にアクチュエータのロッドが破損するの を防止するため、ブームシリンダが完全に縮んだのを 確認する。 以下の注意を守ってください • 酷暑の時期や極めて乾燥している時期にはターフ が大きなストレ
ノズルタレットには3つのノズルを取り付けておくことが できます。ノズルの変更方法は以下の通りです 1. 平らな場所に停車し、エンジンを停止させ、駐 車ブレーキを掛ける。 2. マスターブームスイッチを OFF とし、ポンプス イッチを OFF にする。 3. タレットを回転させて希望のノズルにセットする。 作業後の洗浄 重要 作業が終了したら毎回すぐにスプレーヤを洗浄し てください。これを怠ると、内部に残留している薬剤 が固まってラインの詰まりやポンプの異常の原因と なります。 トロ社ではこの散布装置用に認証されているクリーンす すぎキットの使用をお奨めしています。詳細については 弊社代理店におたずねください。 散布システムは 一 回 使 用 す る ご と に 洗浄してくださ い。散布システムの正しい洗浄方法 g018933 図 46 • すすぎ洗いを3回別々に行う。 • 薬剤メーカーが指示をしている場合には、その指示 に従ってクリーナや中和剤を使用する。 1. バルブ開く 2.
14. ストレーナを洗浄する 取水部ストレーナの清掃 (ページ 35)を参照。 ノ ズ ル の 散 布 レ ー ト 表 (cont'd.) 重要 水和剤を使用しているときは、タンクに液剤 を準備するごとにストレーナを洗浄してください。 茶 394L/ha 42 gpa 0.96 gpk 15. ホースと水とでスプレーヤの外側を洗浄する。 灰 478L/ha 51 gpa 1.17 gpk 16. ノズルを外して手で洗浄する。 白 637L/ha 68 gpa 1.56 gpk 注 磨耗したり破損したりしているノズルは交換 する。 青 796L/ha 85 gpa 1.95 gpk 緑 1,190L/ha 127 gpa 2.91 gpk 個別ブームバイパスバルブの 設定 11.
g028228 図 48 1. 開 2. 閉0 3. 中間位置 g032532 図 49 1. 攪拌バイパスバルブの補正 キャリブレーション 設定 整 備 間 隔 : 1年ごと—攪拌バイパスバルブの補正キャリ ブレーション設定を行います。 2. 液剤タンクに水を半分まで入れる。 3. 攪拌コントロールバルブが開いていることを確 認する。 攪拌バイパスバルブ 11. ポンプスイッチを OFF 位置に戻す。 12. スロットルレバーをアイドル / スロー位置に戻し、 始動キーを OFF にする。 タンクの後方に近い左側にあります (図 50)。 合 に は 、 選 択 ス イ ッ チ を 手 動 MANUAL に し て く だ さ い 。 この作業は平坦な広い場所で行う。 2. ポンプを探し出す 重要 ExcelaRate™ ™ スプレーシステムを搭載している場 1. アクチュエータ 攪拌バルブ 注 何らかの調整が行われて全開になっていない 場合には、ここで全開にする。 4. 駐車ブレーキを掛け、エンジンを始動させる。 5.
g002210 図 51 1. ロープ掛けのポイント g002212 図 53 1. 牽引用バルブ 重要 バイパスを開かずに牽引するとトランスミッ ションを破損します。 2. g002211 牽引ロープを取り付ける車両前後のロープ掛けポ イントについては図 54 と 図 55を参照。 図 52 1. ロープ掛けのポイント車両後部 緊急時の牽引移動 故障時には、バイパスバルブを開けば、短距離に限っ て押して又は引いて移動することが可能です。ただし、 通常の移動にはこの方法を使わないでください。 警告 g002213 図 54 牽引時の速度が速すぎると、ハンドル操作ができ なくなって人身事故となる危険がある。 1. を限 度 と す る 。 牽 引 速 度 は 4.8km/hを 牽引作業は2人で行います。長い距離を移動しなけれ ばならない場合にはトレーラなどを使用してください ス プレーヤを搬送する場合 (ページ 42)を参照。 1.
g002214 図 55 1. 車体後部の牽引ポイント 3. 駐車ブレーキを解除する。 4. 時速 4.8 km/h 以下で牽引する。 5. 牽引が終了したら、牽引用バルブを閉じ、 711N·m0.71.1kg.
保守 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 5 時間 • 油圧オイルフィルタを交換する。 使用開始後最初の 8 時間 • ホイールナットのトルク締めを行う。 • 後プラネタリギアオイルを交換する。 • ファン/オルタネータのベルトを点検する。. 使用開始後最初の 50 時間 • エンジンオイルとフィルタの交換.
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 常用ブレーキと駐車ブレーキを点検する。 ニュートラル固定スイッチの作動を確認す る。 燃料残量。 エンジンオイルの量を点検する。 油圧オイルの量を点検する。 冷却液の量を点検する。 エアフィルタの点検。 ラジエターとオイルクーラ付近に汚れがな いか点検する。 エンジンから異常音がないか点検する。 運転操作時に異常音がないか点検する。 タイヤ空気圧を点検する。 オイル漏れがないか点検する。 油圧ホースや燃料パイプの状態を点検す る。 計器類の動作を点検する。 アクセルの作動状態を点検する。 取水部ストレーナを清掃する。 グリスアップを行う 1 塗装傷のタッチアップを行う。 1 整備 間 隔 に 関 係 な く 直ちにグリスアップする。 車体を水洗いしたあとは整 46 木 金 土 日
要注意個所の記録 点検担当者名 内容 日付 記事 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 注意 始動スイッチにキーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危 険である。 整備・調整作業の前には必ず始動スイッチからキーを抜いておくこと。 整備前に行う作業 スプレーヤのジャッキアップ 保守整備のためにエンジンを掛ける場合には、車両 後部をジャッキアップする必要があります後アクスル にジャッキを掛け、25 mm 程度ジャッキアップしてく ださい。 g002215 図 56 1.
エンジンへのアクセス方法 3. 前側防熱シールドを機体に固定するソケットボル ト6本とワッシャ6枚図 59 ステップ 前側防熱シー ルドを取り外す (ページ 48), 3で外したものを使 用する。 前側防熱シールドを取り外す 1. 駐車ブレーキを掛け、ポンプとエンジンを停止 し、始動スイッチからキーを抜き取る。 4. ボルト本を 1,978 2,542N·cm 0.6 0.7kg.m = 175115in-lbにトルク締めする。 2. 機体の前部と後部を持ち上げてジャッキスタンド で支える; スプレーヤのジャッキアップ (ページ 47)を参照。 5. ジャッキをゆるめて機体を床に下ろす。 3. 前側防熱シールドをシャーシに固定しているソ ケットヘッドボルト6本とワッシャ6枚を外してシー ルドを取り外す図 58。 シートベースアクセスパネルを外す 1.
潤滑 ブーム蝶番のグリスアップ 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと スプレーヤのグリスアップ 重要 ブームの蝶番を水洗いした場合には、蝶番ア センブリから水と異物を完全に除去し、新しいグリス を塗ってください。 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと—ポンプのグリスアップを 行う。 50運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達した方 グ リ ス の 種 類 No. 2 汎用リチウム系グリス. グ リ ス の 種 類 No. 2 汎用リチウム系グリス. トロ社のプ レミアム汎用グリスを代理店で販売しております。 1. 異物を入れてしまわないよう、グリスニップルを きれいに拭く 2. グリスガンでグリスを注入する。 3. はみ出したグリスはふき取る。 1. 異物を入れてしまわないよう、グリスフィッティン グをきれいに拭く 2. グリスガンでグリスを注入する図 63。 注 グリスアップ箇所を図 61と図 62に示します g018935 図 61 ポンプのセンター g002014 1. 図 63 右ブーム グリスポイント 1. グリスフィッティング 3.
9. g013780 図 64 1. アクチュエータ 4. コッター 2. アクチュエータロッド 5. ピン 3. ブームピボットピンのハウ ジング 5. アクチュエータロッドのベアリング端部を動かしな がらベアリング内部にグリスを注入する図 65。 注 はみ出したグリスはふき取る。 g002015 図 65 右ブーム 1. ベアリングにグリスを塗る 6. ブームを持ち上げて、ピボットをアクチュエータ ロッドに整列させる。 7. ブームを支えながら、ブームのピボットとアクチュ エータロッドにピンを通す(図 64)。 8.
エンジンの整備 注 ダストバルブは、後ろから見たときに時計の5 時-7時の方向になるように取り付けてください。 9. エアクリーナを点検する エアフィルタのエレメントの交換 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 ホコリのひどい場 所で使用する場合はより頻繁にエア クリーナの手入れを行ってください。 1. 駐車ブレーキを掛け、ポンプとエンジンを停止 し、始動スイッチからキーを抜き取る。 2. 助手席を前に倒して、支え棒をスロットに入れ て固定する。 3. エアクリーナのボディーとダストキャップをきれい に拭く 図 66 。 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと エアフィルタのエレメント は、ほこりのひどい場所で使用する 場合は交換間隔を短くしてください。 1. g028188 ダストキャップ 4. エアクリーナのボディ 2. 3. ラッチダストキャップ エアフィルタのエレメント 5. ダストバルブ 4. 5. 6. 7.
8. エアクリーナのボディーにカバーを取り付け、ラッ チ2個で固定する図 67。 注 ダストバルブは、後ろから見たときに時計 の5時-7時の方向になるように取り付けてくださ い 図 67 。 9. 冷却液タンクを、ROPSシールドのサポートブラ ケットにきっちりと入れる図 67。 重 要 図 67の のように、圧力逃がしホースが前を 向いて下へ、タンク通気ホースが後方を向くよう に取り付けてください。 10. 助手席をもとに戻す。 エンジンオイルについて 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間—エンジンオイ ルとフィルタの交換. 200運転時間ごと—エンジンオイルをとオイルフィ ルタ交換する合成オイルも同様。 大きな負荷で 使用している場合や、高温下で使用している場 合には、交換間隔を短くする。 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達し エン ジ ン マ ニ ュ ア ル に記載されている1 た方—エ 年整備をすべて行う。 エ ン ジ ン オ イ ル の 容 量 : 5.
2. 助手席の下にあるディップスティックを抜きウェス で一度きれいに拭く (図 68)。 注意 運転終了直後は、運転席下の機器が非常 に熱くなっている。不用意に触ると火傷を負 う危険がある。 注 ディップスティックを、チューブの根元までもう 一度しっかりと差し込む。ディップスティックを引き 抜いて油量を点検する。 運転終了直後に機器に触れる場合にはある 程度の冷却時間をおくこと。 3. エンジンオイルフィルタの下にオイルを受ける容 器をおく 図 69 。 g028335 g028169 図 69 1. 4. ドレンプラグ 2. エンジンオイルのフィルタ 古いオイルフィルタ図 69を外す。 注 廃油はリサイクルセンターに持ち込むなど適 切な方法で処分する。 5. エンジンのオイルフィルタアダプタの表面をウェス できれいに拭く。 6. フィルタに適切なオイルを補給する。 g028343 注 エレメントがオイルを吸収するまでしばらく待 つ。 図 68 1. 機体前方 2. 補給口キャップ 3. 3. ディップスティック 7.
重要 オイルの入れすぎは、かえってエンジン を傷めます。 エンジンオイルの交換 1. ドレンプラグの下にオイルを受ける容器をおく図 69 。 8. 2. ドレンプラグ 図 69 を外して排出されるオイルを 回収する。 補給口にキャップとディップスティックを取り付け る 図 70 。 9. 注 ドレンプラグの状態を点検し、必要に応じて 交換する。 エンジンを始動し、オイル漏れがないか点検す る。 10. 注 廃油はリサイクルセンターに持ち込むなど適 切な方法で処分する。 3. 注 必要に応じて補給口のキャップを取り、ディッ プスティックの FULL マークまで補給してキャッ プを閉める。 ドレンポートにドレンプラグを元通りに取り付け、 33-37 N·m32.5-36.6 kg.m = 24-27 ft-lbにトル ク締めする。 4. 助手席を前に倒して、支え棒をスロットに入れ て固定する。 5.
燃料系統の整備 危険 条件次第では燃料は引火 爆発しやすく、火災や爆 発を起こすと非常に危険である。発火したり爆発し たりすると、やけどや火災などを引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で行い、燃料をこぼさぬ よう、補給に際しては漏斗などの器具を使用す る。こぼれた燃料はふき取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。燃料を補給す る時は、タンク上面から約25 mm下 下のレベルを 超えて給油しない。これは、温度が上昇して 燃料は膨張したときにあふれないように空間を 確保するためである。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎を 絶対に近づけない。 • 燃料は安全で汚れのない認可された容器で保 存し、容器には必ずキャップをはめる。 燃料ラインと接続の点検 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 50 時間 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達し た方 g032542 図 72 劣化破損状況やゆるみが出ていないかを点検を行っ てください。 注 万一燃料漏れを発見した場合には、車両を使用す る前に必ず修理すること。 1. ねじ#10 x ¾" 7.
6. 燃料フィルタの交換 燃料ポンプ / センダーユニットを回しながら慎重に 燃料タンクの首から外す図 73。 1. 重要 燃料ポンプ / センダーユニットを外す際に ユニットのフロートのアームを破損させないように 十分注意してください。 燃料ポンプのフィッティングから燃料フィルタのピッ クアップチューブを外す図 74。 注 燃料フィルタは廃棄してください。 g028351 図 74 1. フィッティング燃料ポンプ 4. フロートのアーム残量ゼロ 位置 2. フロートのアーム満タン位 置 5. 燃料フィルタ短い方の脚 3. ピックアップチューブ 6. 燃料フィルタ長い方の脚 g032543 図 73 1. 2. 3. 燃料タンクの首 燃料ポンプ / センダーユ ニット アーム (センダーユニットの 5. フィルタ フロート) ピックアップチューブ燃料 フィルタ 2. 新しい燃料フィルタのピックアップチューブを、燃 料ポンプのフィッティングに合わせる図 74。 3.
燃料タンクの内部清掃 燃料ポンプとセンダーユニットの取り 付け 1. 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 フロートのアームとピックアップチューブを支えな がら、フロートと燃料フィルタを燃料タンク内に入 れる 図 73 。 燃料システムが汚染された時や、長期にわたって格 納する場合、タンクを空にして内部を清掃してくださ い。タンクの清掃には新しいきれいな燃料を使用し てください。 重要 フロートと長い脚がタンク内部で前方を向 き、燃料ポンプ上部のフィッティングが車両の中 心 線 に 90° の 角 度 で 向 く よ う に し て く だ さ い 。 2. 燃料ポンプ / センダーユニットを、燃料タンク内部 に入れる図 73と図 74。 3. 燃料ポンプ / センダーユニットおよび燃料タンク の首にシールとナットを取り付け、ナットを十分 に締め付ける図 73。 4. 燃料ポンプのフィッティングに燃料ホースのカップ リングを接続する図 73。 1.
電気系統の整備 バッテリーはいつもきれいに、またフル充電状態に 保持してください。バッテリーやバッテリーボックスは ペーパータオルで清掃します。端子部に腐食が発生 した場合には、重曹水水 重曹 で清掃します。清掃後 は、腐食防止のためにバッテリー端子にワセリンなどを 塗布してください。 ヒューズの交換 ヒューズは座席下にあります図 75。 電圧 12 V, 冷間クランキング電流 690A @-18°C。 バッテリーの取り外し 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ス プレーヤーのポンプとエンジンを停止し、始動 キーを抜き取る。 2. バッテリーについているカバーを外し、バッテリー のマイナス黒端子からケーブルを外す 図 76。 g014029 図 76 g034159 図 75 1. 2. 未使用 ワークライト 9. 未使用 10. 未使用 3. イグニッション 11. インフォセンター 12. タンクスプレー 4. Tec ロジック 5. Tec 電源 6. Tec 電源 15. 8. ブームコントロール 16. Tec 電源 2.
バッテリーを充電する 警告 バッテリーの端子に金属製品や車体の金属 部分が触れるとショートを起こして火花が発 生する。それによって水素ガスが爆発を起こ し人身事故に至る恐れがある。 • 重要 バッテリーは常時フル充電状態に維持してくださ い こ の と き 電 解 液 の 比 重 は 1.260 に な り ま す 。 特 に 氷 点下で保管する場合にはこのことを守ってください。 バッテリーの取り外しや取り付けを行うと きには、端子と金属部を接触させないよ うに注意する。 • バッテリーの端子と金属を接触させない。 • バッテリー押さえは必ず取り付ける。 3. バッテリー端子からプラスケーブル赤を外す。 4. バッテリーを取り出す。 バッテリー端子が車両から遠くなるようにしてバッ テリーボックスに置く 2. 赤いプラスケーブルをバッテリーの 端子に、黒い マイナスケーブル()をバッテリーの 端子に取り付 け、ボルトと蝶ナットで固定する。 3. 両方の端子にゴムカバーを取り付ける。 4.
走行系統の整備 タイヤとホイールの点検 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 8 時間—ホイールナッ トのトルク締めを行う。 100運転時間ごと—ホイールナットのトルク締め を行う。 100運転時間ごと—タイヤの状態と磨耗程度を 点検する。 前輪のラグナットは 75 102N·m 7.6 10.3kg.m = 55 75ft-lb 、後輪のラグナットは 95 122N·m 10.412.4kg.m = 7590ft-lbにトルク締めする。 g002246 図 78 運転中に縁石にぶつけるなどした場合、リムが破損し たり、トーインが狂ったりする可能性がありますから、 このような事故の後では必ず点検してください。 1. 5. 内側のドレンプラグ 今度はドレンプラグが補給位置にくるように駐車 する 図 79 。 プラネタリギアオイルの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 400運転時間ごと 使用するオイルは SAE 85W-140 ギアオイルです 1. 平らな場所で、後輪のドレンプラグがドレン位置 にくるようにして駐車する図 77。 g002245 図 79 1. 1.
前輪のトーインの調整 6. 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 トーインの適正値は 0-3 mm です。 1. 4 輪全部のタイヤ空気圧を点検する タイヤ空気 圧を点検する (ページ 34)を参照。 2. 前輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線間距 離を測る計測はアクスルの高さで行う(図 80)。 注 タイヤの前側での測定値が後側での測定値よ りも 0-3 mm 小さければよい。 g002247 図 80 1. タイヤのセンターライン 後 側 2. タイヤのセンターライン 前 側 3. 3. アクスルのセンターライン 前後の測定値の差が所定範囲にない場合、タ イロッド両端のジャムナットを外して調整を行う (図 81)。 g002248 図 81 1. ジャムナット 2. タイロッド 4. タイロッドを回して前タイヤを内向きまたは外向き に調整する。 5.
冷却系統の整備 冷却系統の整備 整 備 間 隔: 100運転時間ごと—冷却水ホースを点検す る。 冷 却 水 容 量 5.5 リットル 冷 却 液 の タ イ プ 水とエチレングリコール不凍液の 5050 混合液 重要 エンジンがオーバーヒートしているときに、ラジエ ターに冷却液を入れないでください。エンジンが急冷 されて損傷する可能性があります 冷却液の濃度の点検メーカーの指示に従ってを行う。 冷却液の量を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 ラジエターと補助 タンクの中の液量を毎日の作業前に 点検してください g028232 図 82 注意 エンジン停止直後は、冷却液が高温高圧状態と なっている場合がある。エンジンが熱い時にラジエ ターのキャップを開けると冷却水が噴出して自分や 周囲の人間に火傷を負う可能性がある。 平らな場所に駐車する。 2. 駐車ブレーキを掛け、ポンプとエンジンを停止 し、始動スイッチからキーを抜き取る。 3. ラジエターと補助タンクのキャップを注意深く開 ける 図 82 ラジエターのキャップ 3. 補助タンクのキャップ 2.
ブレーキの整備 ブレーキの調整 ペダルを踏んでから抵抗を感ずるまでの距離遊びが 25 mm 以上になったらブレーキを調整してください。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ス プレーヤーのポンプとエンジンを停止し、始動 キーを抜き取る。 2. 駐車ブレーキを掛け、 3. 車両が動き出さないよう、輪止めを掛ける。 4. 駐車ブレーキを解除する。 5. ブレーキケーブルの車両前端側にある前ナットを ゆるめる (図 84)。 g002252 図 83 1. ドレンバルブ 5. ドレンバルブを閉じる 図 83。 6. ラジエターキャップを取る図 82。 7. キャップの約 25 mm 下まで、ゆっくりと冷却液 を入れる。 注 時間をかけて、エンジンと配管に十分に行き 渡るだけの量を入れてください。暖機中に冷却液 が熱膨張したときに液があふれない程度の隙間 を残してください。 8. ラジエターのキャップを軽く締めてエンジンを始動 する 図 82 。 9. エンジンが温まるとサーモスタットが開く。 g002253 図 84 1.
ベルトの整備 油圧系統の整備 オルタネータベルトの整備 油圧オイルを点検する 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 8 時間 整 備 間 隔: 使用するごとまたは毎日 初めての運転の前 に必ず油量を確認し、その後は毎日 点検してください。 100運転時間ごと オルタネータ兼冷却ファン用ベルトの状態と張りを点検 する。必要に応じてベルトを交換してください。 1. 2.
油圧オイルの点検と交換 オイルが汚染された場合は内部のフラッシュ洗浄作業 が必要となりますので Toro 代理店にご相談ください 注 汚染されたオイルは乳液状になったり黒ずんだ色 になったりします。 油圧オイルフィルタの交換 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 5 時間 g014217 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達し た方 図 86 1. 油圧オイルタンク 2. 通気口 3. ディップスティックキャップ トロの純正フィルタをご使用くださいパーツ番号は パー ツマニュアル でご確認ください。 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機器の保 証が適用されなくなる場合があります。 重要 このオイルの点検や給油に際しては、内部 に異物を入れぬよう細心の注意を払ってください。 3. きれいなウェスでディップスティックをぬぐい、元 通りに完全に取り付ける。 4.
g013790 図 89 1. 後側のフィルタ 2. 後輪 g014219 3. 図 90 フィルタ取り付け部周辺をウェスできれいにぬ ぐう。 1. 油圧オイルタンク 2. 油圧ホースとフィッティング 4. フィルタの下にオイルを受ける容器をおく。 5. フィルタを外す。 3. フィッティングの下に大きな回収容器をおく。 6. 新しいフィルタのガスケットにオイルを塗る。 4. 7. 取り付け部が汚れていないのを確認する。 ホースのフィッティングをタンクから外してオイルを 容器に受ける図 90。 8. ガスケットが取り付けプレートに当たるまで手で回 して取り付け、そこから更に½回転増し締めする。 5. フィッティングとホースを元通りに取り付け、固 定する。 9. エンジンを始動して2分間運転し、システム内 のエアをパージする。 6. 給油口から約 53 リットルのオイル指定品または 同等品を入れる 油圧オイルの点検と交換 (ペー ジ 65)を参照。 10. エンジンを停止し、油量を点検し、オイル漏れ がないか調べる。 7. 11.
散布系統の保守 警告 高圧で噴出する油圧オイルは皮膚を貫通し、身 体に重大な損傷を引き起こす。 • 油圧装置を作動させる前に、全部のラインコ ネクタが適切に接続されていること、および ラインやホースの状態が良好であることを確 認すること。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作動油 が高圧で噴出しているので、絶対に手などを 近づけない。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。 • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確 実に解放する。 • 万一オイルが皮下に入ったら直ちに専門医の 手当てを受ける。 警告 この散布装置で取り扱う農薬は人体や動植物、土 壌などに危険を及ぼす可能性があるので取り扱い には十分注意すること。 • 自分自身の安全を守るために、農薬を取り扱 う前に、容器に張ってあるラベルや安全デー タシートなど取り扱い上の注意をよく読んで理 解し、薬剤メーカーの指示を守る。たとえば、 保護めがね ゴグル 、手袋など、薬剤との接触 を防止し危険から身を守ることのできる適切 な保護対策を講じる。 • 散布する薬剤は一種類とは限らないので、取 り扱っているすべての薬剤に
g028235 図 91 1. フィルタのヘッド 2. Oリングボウル 3. フィルタのエレメント 3. 4. ボウル 5. Oリングドレンプラグ 6. ドレンプラグ 圧力フィッティングのドレンプラグを左に回して 外す 図 91 。 注 ボウルから液が完全に抜けるのを待つ。 4. ボウルを左に回してフィルタヘッドから外す図 91。 5. 古い圧力フィルタエレメントを外す図 91。 注 外した古いフィルタは廃棄する。 6. ドレンプラグの O リングボウルの内側とボウル の O リングフィルタヘッドの内側に傷や破損がな いか点検する図 91。 注 プラグ用もボウル用も、磨耗したり破損したり しているOリングは交換してください。 7. 新しい圧力フィルタエレメントをフィルタヘッドに取 り付ける 図 91 。 注 フィルタエレメントがヘッドに密着しているこ とを確認してください。 8. ヘッドにボウルを取り付けて手締めする図 91。 9.
散布システム回路図 g034336 図 92 69
ポンプの保守 3. ブームを持ち上げてピンを外し、ブームをゆっくり と床面に降ろす図 93。 注 ピンが破損していないか点検し、必要に応じ て交換する。 ポンプの点検 4. 整備間隔: 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達 した方—ポンプのダイヤフラムを点 検し、必要に応じて交換する。 弊社 正規代理店に依頼する。 アクチュエータロッドの平たい面にスパナをあて がって回転しないように押さえ、ジャムナットをゆる めて、アイレットロッドを回せるようにする図 94。 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達した 方—ポンプのチェックバルブを点検し、必要に応 じて交換する.
洗浄 ピボットブッシュの点検 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 ラジエターの冷却フィンの清掃 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ス プレーヤーのポンプとエンジンを停止し、始動 キーを抜き取る。 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと—ラジエターのフィンを清 掃する。 2. ブームを散布位置にセットし、スタンドに載せるか 紐でつるすかして、ブームを支える。 重要 エンジンが高温の時に水をかけないでください エ ンジンを破損させる恐れがあります。 3. ブームを支えておきながら、ピボットピンをブー ムアセンブリに固定しているボルトとナットを取り 外す 図 95 。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ス プレーヤーのポンプとエンジンを停止し、始動 キーを抜き取る。 2. 運転席と助手席を前に倒して、支え棒をスロッ トに入れて固定する。 3. 冷却系統が冷えるのを待つ。 4. 座席ベースアクセスカバーを取り外す; シートベー スアクセスパネルを外す (ページ 48)を参照。 5.
攪拌マニホルドバルブの取り外し バルブアクチュエータの取り外し 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ス プレーヤーのポンプとエンジンを停止し、始動 キーを抜き取る。 2. アクチュエータを個別ブームバルブまたは攪拌バ ルブ用のマニホルドバルブに固定しているリテー ナを外す 図 96 。 1.
個別ブームマニホルドバルブの取り 外し 1. 図 99のように、個別ブームバルブ のマニホルド を隣接する個別ブームバルブ左ブームの場合は リデューサカップリングに固定しているクランプと ガスケットを外す。 g032548 図 100 1. リテーナ 3. マニホルドバルブアセンブリ 2. ソケットバイパスフィッティ ング 4. ソケット出口フィッティング 3. 機体から個別ブームマニホルドを取り外す 図 101 。 g028236 図 99 1. フランジリデューサカップリ ング 4. ガスケット 2. マニホルド 個別ブームバ ルブ 5. フランジクランプ 3. フランジ隣接する個別ブー ムバルブ 2. 個別ブームバルブのマニホルドをバイパスフィッ ティングに固定しているリテーナを外す図 100。 g032549 図 101 1. 73 バイパスフィッティング 2.
マニホルドバルブの洗浄 1. バルブのステムを閉にセットする図 102B。 g027562 図 102 1. 2. バルブ 開 2. バルブ閉じる マニホルドのボディ両端部にあるエンドキャップ フィッティングアセンブリとクイックコネクトを取り外 す図 103 と 図 104。 g032550 図 103 攪拌バルブのマニホルド 74 1. ステムのリテーナ 2. バルブステム 8. バックシートの Oリング 17.2 mm / 1.8 mm バルブシートのリング 3. 4. ステムポート ステムのリテーナ 9. マニホルドボディ 5. エンドキャップのフィッティ ング 6. エンドキャップシールの O リング20.2 mm / 3.5 mm 7. 10. 11.
マニホルドバルブの組み立て 1. 個別ブームバルブマ 出口フィッティングの O リング個 ニホルドのみ 、エンドキャップの O リング、バック シートの O リング、ボールシートそれぞれに傷や 過度の摩耗がないか点検する図 103 と 図 104。 注 磨耗したり破損したりしているOリングやシー トは交換してください。 2. バルブのステムにグリスを塗り、ステムをバルブ ステムシートに取り付ける図 103 と 図 104。 3. バルブステムとシートをマニホルドに取り付けてス テムリテーナで固定する図 103 と 図 104。 4. バックシートの Oリングとボールシートが相互に整 列しており、エンドキャップのフィッティングに適切 に収まっていることを確認する図 103 と 図 104。 5.
攪拌マニホルドバルブの取り付け 1. 6. 攪拌バイパスバルブのフランジ、ガスケット枚、 攪拌バルブマニホルドのエンドキャップフィッティン グのフランジを、整列させる図 106; A。 攪拌バルブマニホルドのフランジと縮径カップリン グのフランジとの間にあるガスケットを整列させ る 図 106 B 。 7. 注 必要に応じ、圧力フィルタのヘッドの取り付け 部をゆるめて隙間を作ってください。 攪拌バルブマニホルド、ガスケット、縮径カップリ ングを組み立ててクランプを手締めする図 106B。 8. 圧力フィルタのヘッドの固定をゆるめた場合には、 そのボルトとナットを 19782542N·cm2.02.6kg.m = 175225in-lbにトルク締めする。 個別ブームマニホルドバルブの取り 付け 1. マニホルドバルブの上側エンドキャップフィッティン グをバイパスフィッティングに取り付ける図 107A。 注 必要に応じ、バイパスバルブの取り付け部を ゆるめて隙間を作ってください。 g032551 図 106 フランジ圧力フィルタのヘッ 5. ド 2. フランジ攪拌バイパスバル 6.
保管 5. 縮径カップリングのフランジと個別ブームバルブマ ニホルドのにガスケットを入れる 図 107B。 6. 縮径カップリング、ガスケット、個別ブームバル ブマニホルドを組み立ててクランプを手締めす る 図 107; B 。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ス プレーヤーのポンプとエンジンを停止し、始動 キーを抜き取る。 7. 左側のつの個別ブームバルブを取り付ける場合 には、両隣のつの個別ブームバルブのフランジと の間にガスケットを入れる 図 107; B。 2. エンジンのシリンダヘッドや冷却フィン、ブロアハ ウジングをふくめた車両全体を洗浄する。 8. 各個別ブームバルブ、その両隣の2つの個別 ブームバルブのマニホルド、ガスケットを組み立 ててクランプを手締めする 図 107; B。 9. バイパスバルブの固定をゆるめた場合には、そ のボルトとナットを 10.212.4N·m1.01.3kg.
D. グリスアップを行う スプレーヤのグリス アップ (ページ 49)を参照。 E. エンジンオイルとフィルタを交換する; エ ンジンオイルの交換 (ページ 54) と エン ジンオイルフィルタの交換 (ページ 53)を 参照。 F. タイヤ空気圧を点検する タイヤ空気圧を 点検する (ページ 34)を参照。 G. 以下の要領で燃料システムの整備を行う i. エンジンを始動し約 5 分間回転さ せる。 ii. エンジンを停止する。 iii. 新しいきれいな燃料を使って燃料 タンクを洗浄する。 iv. 燃料関係のフィッティングを確実 に固定する。 H. スタータモータを使ってクランクを回転させ て内部にオイルを十分に行き渡らせる。 I. 機体各部のゆるみを点検し、必要な締め 付けや交換、修理を行う。 注 摩耗した部品や破損した部品はすべ て修理または交換する。 J. 全部の散布ホースを点検する。 注 摩耗した部品や破損したホースはす べて修理または交換する。 K. ホースのフィッティングを確実に締め付 ける。 L.
故障探究 エンジンと車両の故障探究 問題 スタータでエンジンがクランキングしない。 クランキングするが始動しない。 考えられる原因 1. 配線のゆるみ、腐食など。 1. 配線を点検修正する。 2. ヒューズが飛んでいる、ゆるい、など。 3. バッテリーが上がっている。 2. ヒューズを点検交換する。 3. バッテリーを充電または交換する。 4. スタータやスタータソレノイドの故障。 5. エンジン内部の焼き付き。 4. 代理店に連絡する。 5. 代理店に連絡する。 1. ガス欠。 1. 燃料タンクに新しい燃料を入れる。 2. 燃料に水が混入または燃料が粗悪。 2. 燃料タンク内部を清掃してきれいな燃 料を入れる。 3. 洗浄または交換する。 3. 燃料ラインが詰まっている。 4. 点火リレーの不良。 始動するがすぐ止まる。 5. スタータのスイッチが破損している。 4. 代理店に連絡する。 5. 代理店に連絡する。 1. 燃料タンクの通気口が詰まっている。 1. 燃料キャップを交換する。 2. 燃料系統に異物、水などが混入して いる。 3.
問題 エンジンのパワーが出ない。 考えられる原因 対策 1. エンジンオイルの量が不適切。 1. オイルを適量Fullマークに調整する。 2. エアクリーナのエレメントが汚れている。 3. 燃料に水が混入または燃料が粗悪。 2. エアクリーナのエレメントを交換する。 3. 燃料タンク内部を清掃してきれいな燃 料を入れる。 4. 参照エンジンのオーバーヒート。 4. エンジンのオーバーヒート。 5. 燃料タンクの通気口が詰まっている。 6. 圧縮不良。 5. 燃料キャップを交換する。 6. 代理店に連絡する。 1. エンジン固定ボルトがゆるんでいる。 1. エンジン取り付けボルトを締め付ける。 2. エンジン自体のトラブル。 2. 代理店に連絡する。 エンジンが咳き込むあるいは止まって前進 後退できない、または速度がでない。 1. 駐車ブレーキが掛かっている。 1. 駐車ブレーキを解除する。 前進も後退もできない。 1. 駐車ブレーキが解除されていない。 1. 駐車ブレーキを解除またはリンクを修 正。 2. トランスミッションの故障。 3.
メモ
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