Form No. 3384-944 Rev B Multi Pro 5800 タ ー フ ス プ レ ー ヤ シリ ア ル 番 号 312000001 以 上 モ デ ル 番 号 41593—シ 製品の登録は www.Toro.com.
品のモデル番号とシリアル番号をお知らせください。 図 1にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘板の取 り付け位置を示します。 この Multi Pro® ターフスプレーヤは、芝生に液剤を散 布するための専用の装置であり、そのような業務に従 事するプロのオペレータが運転操作することを前提とし て製造されています。この製品は、集約的で高度な管 理を受けている公園やゴルフ場、スポーツフィールド、 商用目的で使用される芝生に対して液剤を散布するこ とを主たる目的として製造されております。 この製品は、関連するEU規制に適合しています 詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 重要 この製品のエンジンのマフラーにはスパークアレ スタが装着されておりません。カリフォルニア州の森林 地帯・潅木地帯・草地などでこの機械を使用する場合に は、法令によりスパークアレスタの装着が義務づけら れています。他の地域においても同様の規制が存在す る可能性がありますのでご注意ください。 g013755 エンジンの保守整備のため、および米国環境保護局 並び に カ リ フ ォ ル ニ ア 州 排 ガ ス 規 制
冷却系統の整備 ...........................................44 ブレーキの整備 .................................................... 45 ブレーキを点検する .......................................45 ブレーキの調整.............................................45 ベルトの整備 ........................................................ 46 走行ベルトの整備..........................................46 油圧系統の整備 ................................................... 46 油圧作動液の仕様 ........................................46 油圧オイルを点検する ....................................
安全について 薬剤の安全管理 警告 不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりすると、人 身事故につながります。 事故を防止するため、以下 に示す安全上の注意や安全注意標識のついている遵 守事項は必ずお守りください。これは「注意」、「警 告」、「危険」など、人身の安全に関わる注意事項 を示しています。これらの注意を怠ると死亡事故などの 重大な人身事故が発生することがあります。 この散布装置で取り扱う農薬は人体や動植物、土 壌などに危険を及ぼす可能性があるので取り扱い には十分注意すること。 • 自分自身の安全を守るために、農薬を取り扱 う前に、容器に張ってあるラベルや安全デー タシートなど取り扱い上の注意をよく読んで理 解し、薬剤メーカーの指示を守る。たとえば、 保護めがね ゴグル 、手袋など、薬剤との接触 を防止し危険から身を守ることのできる適切 な保護対策を講じる。 • 散布する薬剤は一種類とは限らないので、取 り扱っているすべての薬剤に関して注意事項を 必ず確認する。 • 上記安全確保に必要な情報が手に入らない場 合には、この装置の運転を拒否すること • 散布装置の取り扱いを開始するまえ
運転の前に • • • • • • • • • • • • • • • – ガソリン取り扱い中は禁煙を厳守する。 – 給油は屋外で行い、給油の量はタンクの首の 根元より 25 mm程度下までとする首の部分まで 燃料を入れない。入れすぎないこと。 – こぼれたガソリンはふき取る。 本機をご使用になる前に必ずこのマニュアルをお読 みになり内容をよく理解してください 絶対 に 運転させないでください。 子供には絶 大人であっても オペレーターズマニュアル をよく読 絶対に運転させないで んで理解している方以外には絶 ください 訓練を受け、許可されている人以外には運 転させないでください。肉体的 精神的に十分な能 力のない方には運転させないでください 運転 手 以外に所定の助手席に名 名の 乗 員 本機は運 絶対 に 人 を乗せることができます スプレーヤには絶 を乗せないでください。 絶対 に 運転 アルコールや薬物を摂取した状態では絶 しないでください。医師の処方薬や市販の風邪薬 でも眠気を催すことがあります。 疲れているときには運転しないでください。運転中 も定期的に休憩を取ってください。常に十分
• • 斜面やラフな場所での運転 万一、機体が異常な振動をした場合は直ちにエン ジンを停止し機械の全動作が停止するのを待ちそ れから点検にかかってください破損部は必ず修理交 換してから作業を再開してください 運転席を離れる前に 1. マシンの動作を完全に停止させる。 2. 走行ペダルから足を離し、駐車ブレーキを 掛ける。 3. キーを OFF位置に回す。 4.
が変化し、そのために事故が起きる可能性があり ます。このような使い方をすると製品保証が適用 されなくなります。 • 整備・調整作業の前に 車体が完全に洗浄され、 薬剤成分が十分に落とされていることを必ず確認 してください • 整備・調整作業の前には誤って他人がエンジンを 始動することのないよう、必ずエンジンを停止し駐 車ブレーキを掛け、始動スイッチからキーを抜いて おいてください • ボルト、ナット、ネジ類は十分に締めつけ、常に機 械全体の安全を心掛けてください。 • 火災防止のため、エンジンの周囲に、余分なグリ ス、草や木の葉、ホコリなどが溜まらないようご 注意ください。 音力レベルの確認は、ISO 11094 に定める手順に 則って実施されています。 • 燃料残量やオイル洩れやバッテリー液などの点検 には、絶対に火を使用しないでください。 音圧 • エンジンを回転させながら調整を行わなければなら ない時は、手足や頭や衣服を可動部に近づけない ように十分ご注意ください。また、無用の人間を近 づけないようにしてください この機械は、オペレータの耳の位置における音圧レベ ルが 85
decal100-8619 100-8619 1. スプレー ON 2. スプレー OFF decal107-8724 107-8724 1. 走行 3. ペダル下部を後ろに踏み 込むと後退。 2. ペダル上部を前に踏み込 むと前進。 4. 踏み込みを深くするとス ピード上昇。 decal106-5517 106-5517 1. 警告高温部に触れないこと。 decal107-8731 107-8731 decal107-8667 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. ラグナットを 75-102N·m 6.2-9.0kg.m = 55-75ft-lbにトルク締 めする。 107-8667 1. ジャッキアップ 2. ジャッキアップ個所 3. 警告ジャッキアップに関する詳しい情報は オペレーターズマ ニュアル を参照のこと。 decal107-8732 107-8732 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. ラグナットを 95-122N·m 10.4-12.5kg.
decal119-0567 119-0567 decal117-4955 117-4955 1. ソニックブーム 9. ブーム上昇左ブーム 2. スロットル 高速 ブーム上昇右ブーム 上昇 下降 3. ヘッドライト 10. 11. 4. スロットル 低速 12. 5. フォームマーカ左ブーム 13. 左ブーム散布スイッチ 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと 運転席ではシート ベルトを着用すること 車体を傾けないこと。 6. フォームマーカ右ブーム 7. ON 14. センターブーム散布スイッチ 15. 右ブーム散布スイッチ 2. 警告 聴覚保護具を着用のこと。 8. OFF decal119-0568 119-0568 9 1. 走行ペダル固定スイッチ 4. ON 2. 撹拌 5. OFF 3.
decal120-0616 120–0616 decal120-0759 120-0759 1. 1. 下げる 6. ON 2. 無段階調整, 散布水圧 7. 3. 上げる 4. 真水タンクの水ですすぐ 5. OFF 警告 ― オペレーターズマニュアル を読むこと応急手当時の 洗浄にはきれいな真水を使用すること。 混合用エダクタ 8. ソニックブーム 9. ハザードランプ decal120-0617 120-0617 decal119-5046 119-5046 1. 手を挟まれる危険 蝶番部に手を近づけないこと。 2. ブームが当たると危険 周囲の人を十分に遠ざけること。 ヒューズに関する詳しい情報は オペレーターズマニュアル を 参照のこと。 2. フォームマーカ 15 A 1. 3. ブーム上昇 10 A 4. 散布システム 15 A 5. ブレーカスイッチ 15 A 6. イグニッション 15 A 7. ヘッドライト 15 A 8.
decal120-0624 120-0624 1. 打撲や手足の切断の危険 車両走行中の乗り降り禁止。乗り 降りは必ず完全停止してから。 2. 転落や衝突でけがをする危険 タンクに乗らないこと 乗車 中は車外に手足を出さないこと 助手席側の乗員はてすり を持つこと。 decal120-0623 120-0623 1. 牽引部 2. ロープ掛けのポイント 3. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと decal120-0625 120-0625 decal120-0627 1. 120-0627 1. 手を挟まれる恐れあり 手を近づけないこと。 ファンによる切傷や手足の切断の危険可動部に近づかな いこと 使用時にはすべての安全カバー類を正しく取り付け ておくこと。 decal120-0619 120-0619 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 5. 転倒の危険高速移動中は急旋回禁止旋回時は速度を落すこ と法面を走行するときには十分に注意すること。 2. 警告講習を受けてから運転すること。 6.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 数量 内容 1 必要なパーツはありません。 – 用途 ブーム蝶番スプリングを点検します。 その他の付属品 内容 始動キー オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル パーツカタログ オペレータのためのトレーニング資料 数量 用途 2 1 1 1 1 実際に運転を始める前に、マニュアルを読みトレーニング資 料をご覧になってください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注 スプレーコントロールシステムについて分からないことがある場合や、さらに詳しい情報を知りたい場合に は、システムに付属している オペレーターズマニュアル をご覧ください。 重要 このスプレーヤは、ノズルやコントローラを装備しない状態で販売されます。手動散布作業キット または ProControl™ XPKit を 取 り 付 け て い た だ く 必 要 が あ り ま す 。 スプレーヤはノズルを取り付けなければ使用できません。代理店と相談の上、適切なキット類を取り付けて ください。 ™XP シ ス テ ム を 取 り 付
1 ブーム蝶番スプリングを点検 する 必要なパーツはありません。 手順 重要 ブーム蝶番スプリングの調整を行わないままで散 布システムを使用するとブームアセンブリを破損する恐 れ が あ り ま す 。 ス プ リ ン グ の 長 さ を 測 定 し 、 39.6mm 以上ある場合にはジャムナットを締めてスプリングを縮 めてください。 g002332 梱包上の都合により、ブームエクステンションを前に倒 して収納して出荷しています。ブームをこの位置に保 持するために、スプリングの締め付けをゆるくしてあ ります。マシンをご使用になる前に、スプリングを正 しい圧縮状態に調整してください。 1. 図3 1. 必要であれば、出荷中に左右のエクステンション を固定していた梱包用部材を取り去る。 2. ブームを散布位置に配置し、その位置で支える。 3. ブームが開いた状態で、ブーム蝶番の部分で上 部スプリングと下部スプリングの圧縮状態の長さ を測定する(図 1)。 A. 全部のスプリングが、圧縮された状態で 39.6 mm になるように調整する。 B. 長さが 39.
製品の概要 g018926 図4 1. 助手席 4. 横転保護バーROPS 2. 真水タンク 5. タンクのふた 7. 8. ポンプ 燃料タンク 3. 運転席 6. 薬剤タンク 9. バッテリー 10. ヘッドライト g018927 図5 1. 左ブーム 3. 移動走行用ブームクレードル 5. タンクドレン 7. 右ブーム 2. ブームコントロールシリンダ 4. バルブクラスタ 油圧オイルタンク 8. センターブーム 6.
各部の名称と操作 g018928 図6 1. ハンドル 4. 助手席用手すり 7. アーム レスト 2. 水圧計 5. 物入れ 8. 走行ペダル 3. ダッシュ制御部 6. センターコンソール 9.
ブレーキペダル ブレーキペダル図 7は、スプレーヤを減速させたり停止 させるのに使用します。 注意 ブレーキの整備が適切に行われていない状態での 運転は極めて危険であり重大な事故のもとである。 スプレーヤを運転する時は事前に必ずブレーキの 作動状態を点検し、必要に応じて調整を行うこと。 駐車ブレーキ 常用ブレーキのペダルの左側にあるペダルで操作し ます (図 7)。車両から離れる時は、不意に走りださな いように必ず駐車ブレーキを掛けておいてください。ブ レーキペダルを十分に踏み込んだ状態で、駐車ブレー キペダルを踏み込めば駐車ブレーキが掛かります。駐 車ブレーキペダルをもう一度踏み込むと解除されます。 急な斜面に停車する場合には、駐車ブレーキを掛けた 上で、谷側のタイヤに輪止めを掛けてください g013746 図8 1. センターコンソール 3. スロットルレバー 2. 走行ペダル固定スイッチ 4.
アワーメータ 水圧計 アワーメータ(図 10)は、エンジンの積算運転時間を表 示します。このメータは始動スイッチを Run 位置にして いる時に積算を行います。 水圧計 (図 11).はダッシュボードにあります。散布シス テムの水圧を psi とkPa で表示します。 マスターブームスイッチ 運転席の床にあり、左足で操作するスイッチです。散 布の開始と停止を行うスイッチです。このスイッチで、 散布動作全体のオンオフ制御を行います(図 12)。 g013747 図 10 1. アワーメータの位置 g002200 スプレーヤ制御部 図 12 1.
g014346 図 14 1. 攪拌バルブ 2. ブームバルブ 攪拌バイパスバルブ 攪拌を停止したときに液をポンプに送り返すためのバル ブです図 15。攪拌バルブの背後にあります。このバル ブを調整して攪拌中の圧力を一定にすることができま す。 運転操作」の章の「攪拌バイパスバルブの基本 設定 (ページ 28)を参照。 g013754 図 13 1. 走行ペダル固定スイッチ 7. ブーム上昇左ブーム用 2. 撹拌 8. ブームスイッチ右ブーム用 3. ポンプ・スイッチ 9. ブームスイッチセンターブー ム用 4. フォームマーカスイッチオプ 10. ション左ブーム用 ブーム上昇左ブーム用 5. フォームマーカスイッチオプ 11. ション右ブーム用 スロットルレバー 6.
g013787 図 17 1. 逆流防止補給口 2. タンクのふた タンクのふた g018945 図 16 1.
運転操作 ン機器については、弊社正規サービスディーラーへ お問い合わせください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 安全第一 このマニュアルに記載されている安全上の注意やステッ カーの表示内容を良く読んでください。この機械につい てよく知っておくことがあなた自身や周囲の人を事故か ら守ることにつながります。 初めて運転する前に エンジンオイルの量を点検する 注 エンジンオイルを点検する最もよいタイミングは、そ の日の仕事を始める直前、エンジンがまだ冷えている うちです。既にエンジンを始動してしまった場合には、 一旦エンジンを停止し、オイルが戻ってくるまで約 10 分間程度待ってください。油量がディップスティックの ADDマークにある場合は、FULLマークまで補給してく 入れ す ぎ な い こ と 。 FULL 位置と ADD 位置の ださい。入 間であればオイルの補給は不要です。 エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初回 運転の前と後に必ずエンジンオイルの量を確認してく ださい。 1. 平らな場所に駐車する。 2.
の選択については エンジンオイルについて (ペー ジ 36)を参照 危険 燃料を補給中、静電気による火花がガソリンに引 火する危険がある。発火したり爆発したりすると、 やけどや火災などを引き起こす。 • 燃料容器は車から十分に離し、地面に直接置 いて給油する。 • 車に乗せたままの容器に燃料を補給しない。 車両のカーペットやプラスチック製の床材など が絶縁体となって静電気の逃げ場がなくなる ので危険である。 • 可能であれば、機械を地面に降ろし、車輪を 地面に接触させた状態で給油を行う。 • 機械を車に搭載したままで給油を行わなければ いけない場合には大型タンクのノズルからでな く、小型の容器から給油する。 • 大型タンクのノズルから直接給油しなければな らない場合には、ノズルを燃料タンクの口に常 時接触させた状態で給油を行う。 注 補給するときはディップスティックで確認しな がら少量ずつ入れる入れすぎないよう注意して ください g002207 図 19 1. 重要 使用する燃料は自動車用 号または 号軽油 セタ 以上 で す 。 ン 値 40以 オイル補給口 4.
1. 平らな場所に駐車する。 2. 駐車ブレーキを掛け、ポンプを停止、エンジン を停止してキーを抜き取り、エンジンが冷える のを待つ。 3. スプレーヤを運転する エンジンの始動手順 燃料タンクのキャップ図 20の周囲をきれいに拭 く。 1. 運転席に着席し、走行ペダルから足を離す。 2. 駐車ブレーキが掛かっていることを確認する 走行 ペダルがニュートラル位置 スロットルが SLOW 位 置にあることを確認する 3. キーを ONPreheat 位置に回す。 注 タイマにより約秒間の予熱が自動的に行わ れる。 4. 予熱終了後キーを START 位置に回せばエンジ ンは始動する 5. 15秒間以上のクランキングはさける 6. 始動したらキーから手を放す 7. 予熱をやり直すときは OFF 位置からやり直す 注 その後、必要に応じて上記の手順を繰り返 す。 g012959 図 20 1. 燃料計 2. 8. 燃料タンクのキャップ 4. 燃料タンクのキャップを取る。 5. タンクの天井給油口の根元から約25 mm下ま で燃料を入れる。 運転操作 1.
注 スイッチのランプが点灯します。 3. 4. 注意 走行ペダルから足を離す。 農薬は人体に危険を及ぼす恐れがある。 注 車両は設定された速度で走行を続けます。 • 走行ペダル固定スイッチを解除するには、走行 ペダルに足を乗せて走行ペダル固定スイッチを OFF にするスイッチの下側を押すか、ブレーキ を踏むかします。 農薬を使う前に、農薬容器に貼ってあるラベ ルをよく読み、メーカーの指示を全て守って 使用する。 • スプレーを皮膚に付けない。万一付着した場 合には真水と洗剤で十分に洗い落とす。 注 スイッチのランプが消え、走行ペダルによる走 行に復帰します。 • 作業にあたっては保護ゴーグルなど、メーカー が指定する安全対策を必ず実行する。 エンジンの停止手順 1. 全部のコントロールをニュートラルに戻す。 2. ブレーキを踏み込む。 3. 駐車ブレーキを掛ける。 4. スロットルレバーをアイドル位置に戻す。 5. キーを OFF 位置に回す。 6.
らタンクに投入してください。この作業を行わない と、タンクの底に水和剤が沈着し、撹拌されなく なったり、フィルタを詰まらせたりといったトラブ ルが発生する恐れがあります。 トロ社ではこの散布装置用に認証されているエダ クタ・キットの使用をお奨めしています。詳細につ いては弊社代理店におたずねください。 コックのレバーをひねれば水が出ます。 7. 薬剤ラベルに記載されている通りの適正量の薬 剤原液をタンクに入れる。 8. 所定量の水をタンクに補給する。 ブームの操作 スプレーヤのコントロールパネルにあるブーム昇降ス イッチを使うと、運転席に座ったままで各ブームの昇降 操作散布位置と移動走行位置の切り替えができます。 この昇降操作は、車両を停止させて行ってください。 g013788 図 21 1. 真水タンク 2. 補給口キャップ 3.
を防止するため、ブームシリンダが完全に縮んだのを 確認する。 • 停車 時 間 を で き る だ け 短 ターフ上に停車する時は、停 く する。ターフへの害は温度と時間の両方が影響 することを忘れないようにする。 散布 • 回転 速 度 を で き る だ け 下 げ 、必要最小 エンジンの回 限の水圧と水量で作業する。これにより、発熱をで きるだけ小さくし、また冷却ファンからの熱風をゆる やかにすることができる。 • 熱が で 停止モードで作業するときには、エンジンの熱 き る だ け 上 に 逃 げ る よ う に 運転席を倒し車体上部に 通風領域を確保する。 重要 タンク内部の薬剤の分散溶解を常に確実に維持 するために、タンク内部に薬液がある間は常時攪拌を 行ってください。攪拌を行うためにはエンジンが作動 アイドル以上の速度で回転 し、さらにポンプが作動し ている必要があります。 注 以下の手順はポンプが ON 状態であることを前提と しています タンクに液剤を作る (ページ 24)を参照。 1. マスターブームスイッチを OFF にセットする。 2.
作業後の洗浄 重要 作業が終了したら毎回すぐにスプレーヤを洗浄し てください。これを怠ると、内部に残留している薬剤 が固まってラインの詰まりやポンプの異常の原因と なります。 トロ社ではこの散布装置用に認証されているすすぎキッ トの使用をお奨めしています。詳細については弊社代 理店におたずねください。 散布システムは 一 回 使 用 す る ご と に 洗浄してくださ い。スプレーシステムの正しい洗浄方法 • すすぎ洗いを3回別々に行う。 • 薬剤メーカーが指示をしている場合には、その指示 に従ってクリーナや中和剤を使用する。 • 最 後 の すすぎ洗いは、純粋な真水クリーナや中 和剤を使用しないを使って行う。 1. 車両を停止させ、駐車ブレーキを掛け、エンジ ンを止める。 2. タンクのドレンバルブは車両の後部にある図 22。 g018933 図 23 注 バルブは車両の後部近くにあり、ブラケットに ついている。 1. バルブ開く 2. リンチピン 3. バルブ閉じる 3.
14. ストレーナを洗浄する 取水部ストレーナの清掃 (ページ 53)を参照。 7. 水圧計の読みを確認記録する。 8. ブームスイッチを使って、ブームのひとつをOFF にする。 9. OFF にしたブームのブームコントロールバルブの 裏側についているバイパスバルブ図 24を使っ て、上記手順7で設定した水圧と同じ水圧に調 整する。 重要 水和剤を使用しているときは、タンクに液剤 を準備するごとにストレーナを洗浄してください。 15. ホースと水とでスプレーヤの外側を洗浄する。 16.
運転操作」の章の「攪拌バ イパスバルブの基本設定 整 備 間 隔 : 1年ごと—攪拌バイパスバルブの基本設定 ™ XP シ ス テ ム を 搭 載 し て い る 場 合 重 要 Pro Control™ シス テ ム の 電 源 を OFF に し て か ら 設 定 し ま に は 、 XPシ す。以下の手順は、必ずコントローラの電源を切っ た状態で行ってください。 1. この作業は平坦な広い場所で行ってください。 2. メインタンクに水を一杯に入れる。 3. 攪拌コントロールバルブが開いていることを確認 する。何らかの調整が行われて全開になってい ない場合には、ここで全開にする。 4. 駐車ブレーキを掛け、エンジンを始動させる。 5. スロットルレバーをFAST位置にセットする。 6. ポンプスイッチと攪拌スイッチを ON 位置にする。 7. 散布率調整スイッチを使って、水圧設定を行い、 水圧計の読みを 689 kPa7 kg/cm2にする。 8. 攪拌スイッチを OFF 位置にして水圧計の読み を見る。 9.
重要 バイパスを開かずに牽引するとトランスミッ ションを破損します。 2. 牽引ロープを取り付ける。車両前後のロープ掛け ポイントについては図 28 と 図 29を参照。 g002210 図 30 1. ロープ掛けのポイント g002213 図 28 1. 車体前部の牽引ポイント g002211 図 31 1. g002214 図 29 1. 車体後部の牽引ポイント 3. 駐車ブレーキを解除する。 4. 時速 4.8km/h 以下で牽引する。 5. 牽引が終了したら、牽引用バルブを閉じ、 7-11N·m0.71.1kg.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 5 時間 • 油圧オイルのフィルタを交換する。 使用開始後最初の 8 時間 • ホイールナットのトルク締めを行う。 • 後プラネタリギアオイルを交換する。 • ファン/オルタネータのベルトを点検する。 使用開始後最初の 50 時間 • エンジン・オイルをとオイル・フィルタ交換する(合成オイルを含む)。 • 燃料ラインと接続を点検する。 使用開始後最初の 200 時間 • 前ホイールベアリングのグリスパックを行う。 使用するごとまたは毎日 • • • • • • • • エアフィルタ、キャップ、バルブを点検する。 エンジンオイルの量を点検する。 タイヤ空気圧 冷却液の量 ブレーキの点検 油圧オイルの量 タンク固定ベルトの点検 吸い込み口ストレーナを清掃する(水和剤を使用する場合は清掃回数を増やす)。 50運転時間ごと • ポンプのグリスアップを行う。 • 各グリス注入部のグリスアップを行う。 • バッテリー・ケーブルの接続状態を点検します。 100運転時間ごと • ブー
整備間隔 400運転時間ごと 1年ごと 整備手順 • • • • • • • • • • • • • アクチュエータロッドのベアリングのグリスアップを行う。 エンジンマニュアルに記載されている1年整備をすべて行う。 燃料ラインと接続を点検する。 燃料タンクの内部を清掃する。 燃料フィルタのキャニスタは所定時期に交換してください。 燃料タンクの内部フィルタを交換する。 前ホイールベアリングのグリスパックを行う。 プラネタリギアオイルを交換する。 冷却液点検(メーカーの指示に従って)し、必要に応じて交換する。 油圧オイルのフィルタを交換する。 油圧オイルを交換する。 バルブアセンブリのOリングを点検し、必要に応じて交換する。 ポンプのダイヤフラムを点検し、必要に応じて交換する。 (弊社正規代理店に依 頼する)。 • ポンプのチェックバルブを点検し、必要に応じて交換する (弊社正規代理店に依 頼する)。 • ナイロン製ピボットブッシュの点検を行う。 • スプレーヤ内部を真水で洗う。 • 攪拌バイパスバルブの基本設定 重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照してください。 注
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 ブレーキと駐車ブレーキの作動状態。 ニュートラルスイッチの作動状態 燃料残量。 エンジンオイルの量。 油圧オイルの量 冷却液の量 エアフィルタの点検。 ラジエターとオイルクーラ付近のよごれ。 エンジンからの異常音。 運転操作時の異常音。 タイヤ空気圧。 オイル漏れがないか点検する。 油圧ホースや燃料パイプの状態を点検す る。 計器類の動作を点検する。 アクセルの作動状態を点検する。 取水部ストレーナを清掃する。 グリスアップを行う 1 塗装傷のタッチアップを行う。 1 整備 間 隔 に 関 係 な く 直ちにグリスアップする。 車体を水洗いしたあとは整 要注意個所の記録 点検担当者名 内容 日付 記事 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 32 木 金 土 日
注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。 整備作業の前には必ずキーを抜いておくこと。 整備前に行う作業 潤滑 スプレーヤのジャッキアップ スプレーヤのグリスアップ 保守整備のためにエンジンを掛ける場合には、車両 後部をジャッキアップする必要があります後アクスル にジャッキを掛け、25mm 程度ジャッキアップしてく ださい。 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと—ポンプのグリスアップを 行う。 50運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達した方 グ リ ス の 種 類 No.2リチウム系汎用グリストロ社のプレミ アム汎用グリスを代理店で販売しております。 危険 ジャッキアップされている車体は不安定であり、外 れると下にいる人間に怪我を負わせる危険が高 い。 1. 異物を入れてしまわないよう、グリスニップルを きれいに拭く 2. グリスガンでグリスを注入する。 • 車両から降りる時は必ずキーを抜いておく。 3.
g002218 g002014 図 35 各前輪の内側3ヶ所にフィッティングがある 1. 図 36 右ブーム グリスポイント 1. ブーム蝶番のグリスアップ 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと グリスフィッティング 3. はみ出したグリスはふき取る。 4. 各ブームピボットについて上記の作業を行う。 センブリから水と異物を完全に除去し、新しいグリス を塗ってください。 アクチュエータロッドのベアリ ングのグリスアップ グ リ ス の 種 類 No.2リチウム系汎用グリス 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 重要 ブームの蝶番を水洗いした場合には、蝶番ア 1. 異物を入れてしまわないよう、グリスフィッティン グをきれいに拭く 2. グリスガンでグリスを注入する図 36。 グ リ ス の 種 類 No.2リチウム系汎用グリス 34 1. ブームを散布位置にセットする。 2. ピボットピンからコッターピンを抜き取る図 37。 3.
9. g013780 図 37 1. アクチュエータ 4. コッター 2. アクチュエータロッド 5. ピン 3. ブームピボットピンのハウ ジング 5. アクチュエータロッドのベアリング端部を動かしな がらベアリング内部にグリスを注入する(図 38)。 注 はみ出したグリスはふき取る。 g002015 図 38 右ブーム 1. ベアリングにグリスを塗る 6. ブームを持ち上げて、ピボットをアクチュエータ ロッドに整列させる。 7. ブームを支えながら、ブームのピボットとアクチュ エータロッドにピンを通す(図 37)。 8.
エンジンの整備 9. バルブを洗浄し、元通りにカバーに取り付ける。 新しいフィルタエレメントの取り付け エア クリーナの整備 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点検 してください。本体とカバーがしっかり密着しているの を確認してください。破損したボディーは交換してくだ さい。また、使用ごとにバルブ (図 39) をひねって、 ゴミを落としてください。フィルタの定期整備間隔は 100運転時間です。 1. 新しいフィルタに傷がついていないか点検する。 特にフィルタの密着部に注意する。 重要 破損しているフィルタを再使用しないでく ださい。 2. 汚れを落とさないように注意しながら、ボディー内 部から古いエレメントを静かに引き出す。 注 ボディーにフィルタをぶつけないように注意 してください。 3. フィルタをボディー内部にしっかり取り付ける。エ アクリーナの外側リムをしっかり押さえて確実にボ ディーに密着させる。 注 フィルタの真ん中柔らかい部分を持たない。 4.
エンジンオイルとフィルタの交換 入れ す ぎ な い こ と 。 油量が ADD マークと FULL い。入 マークの間であれば補給の必要はありません。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初回 運転の前と後に必ずエンジンオイルの量を確認してく ださい。 1. 平らな場所に駐車する。 2. 助手席の下にあるディップスティックを抜きウェスで 一度きれいに拭く (図 40)。ディップスティックを、 チューブの根元までもう一度しっかりと差し込む。 ディップスティックを引き抜いて油量を点検する。 150運転時間ごと—エンジンオイルのフィルタ を交換する。 150運転時間ごと—エンジンオイルを交換する合 成オイルの場合も負荷の大きな使用、高温下で 使用している場合には、よりひんぱんに。 1. エンジンを始動し、しばらく暖気運転する。これ によりオイルが温められて排出しやすくなる。 2. 駐車ブレーキを掛け、ポンプとエンジンを停止 し、キーを抜き取る。 3.
燃料系統の整備 危険 条件次第では軽油は引火 爆発しやすく、火災や爆 発を起こすと非常に危険である。発火したり爆発し たりすると、やけどや火災などを引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で行い、燃料をこぼさぬ よう、補給に際しては漏斗などの器具を使用す る。こぼれた燃料はふき取る。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。燃料を補給す 下の レ ベ ル を る時は、タンク上面から約25 mm下 超えて給油しない。これは、温度が上昇して 燃料は膨張したときにあふれないように空間を 確保するためである。 • 燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎を 絶対に近づけない。 • 燃料は安全で汚れのない認可された容器で保 存し、容器には必ずキャップをはめる。 g002238 図 43 1. オイルフィルタ 8. フィルタアダプタのガスケットの表面をきれいに 拭く。 9. 新しいフィルタのガスケットにオイルを薄く塗る。 10.
5. 6. 7. 注 燃料ポンプが作動してネジの周囲から空気が 追い出されてきます。 燃料が連続的に流れるのがネジ穴から確認でき るまでキーを ON に保持しておく。 エア抜きネジを締めて始動キーを OFF にする 燃料噴射ポンプのエア抜きネジを開ける (図 45) い。タンクの清掃には新しいきれいな燃料を使用し てください。 1. サイホンなどを使って、燃料タンクから法定で定 められた安全な容器に燃料を移し替えるか、燃 料タンクそのものを車体から取り外して内部の燃 料を容器に移しかえる。 2. 3. 4. 5. 燃料フィルタの整備 g002240 図 45 1. キーを ON 位置に回す。 9. 注 燃料ポンプが作動してネジの周囲から空気が 追い出されてきます。 燃料が連続的に流れるのがネジ穴から確認でき るまでキーを ON に保持しておく。 エア抜きネジを締めて始動キーを OFF にする 10.
電気系統の整備 タンク直付け燃料フィルタの交換 整 備 間 隔 : 400運転時間ごと ヒューズの交換 注 燃料フィルタはスタンドパイプアセンブリの一部です。 1. 駐車ブレーキを掛け、ポンプとエンジンを停止 し、キーを抜き取る。 2. 燃料ラインのホースを燃料タンク上部のエルボに 固定しているクランプをゆるめる。 3. エルボからホースを外し、ホース内部にある燃料 を適切な容器に受ける。 4. 燃料タンクからスタンドパイプアセンブリを取り 出す。 5. トロ正規代理店から入手したスタンドパイプ・アセ ンブリを燃料タンクに取り付ける。 ヒューズは座席下にあります図 47。 注 燃料タンク上部にエルボとスタンドパイプ・アセ ンブリを取り付けるために新しいハトメが必要に なる場合があります。 6. 燃料ラインのホースをエルボに接続し、クランプ でエルボに固定する。 7. 燃料タンクからの抜き取りを続ける 燃料タンクの 内部清掃 (ページ 39)を参照 g017894 図 47 1. フォームマーカー 5. 走行ペダル固定スイッチ 2. ブームアクチュエータ 6.
バッテリーの取り外し バッテリーを取り付ける 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ポン プとエンジンを停止し、キーを抜き取る。 1. バッテリー端子が車両から遠くなるようにしてバッ テリー ボックスに置く 2. バッテリーについているカバーを外し図18、バッ テリーの端子からマイナスケーブルを外す。 2. 赤いプラスケーブルをバッテリーの 端子に、黒い マイナスケーブル()をバッテリーの 端子に取り付 け、ボルトと蝶ナットで固定する。両方の端子に ゴムカバーを取り付ける。 3. バッテリーカバーを取り付け、先ほど取り外した ストラップで固定する(図 48)。 重要 バッテリー押さえは必ず取り付けてくださ い。 バッテリーを充電する 重要 バッテリーは常時フル充電状態に維持してくださ い こ の と き 電 解 液 の 比 重 は 1.260 に な り ま す 。 特 に 氷 点下で保管する場合にはこのことを守ってください。 g014029 図 48 1. バッテリーカバー 2. ストラップ 3. バックル 1.
走行系統の整備 3. ドレンプラグの下に容器を置き、プラグを外す (図 49)。 タイヤ空気圧を点検する 4. 内側のドレンプラグの下に容器を置き、このプラ グを外す (図 50)。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 8運転時間ごと又は運転開始前にタイヤ空気圧を点検し てください適正圧は 124 kPa 18 psi = 1.4 kg/cm2ですタ イヤの磨耗状態や傷み具合の点検も行ってください。 タイヤとホイールの点検 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間—ホイールナッ トのトルク締めを行う。 100運転時間ごと—ホイールナットのトルク締め を行う。 100運転時間ごと—タイヤの状態と磨耗程度を 点検する。 g002246 図 50 前輪のラグナットは 75-10N·m 7.6-10.3kg.m = 55-75ft-lb 、後輪のラグナットは 95-122N·m 10.4-12.4kg.m = 75-90ft-lbにトルク締めする。 1. 5.
冷却系統の整備 前輪のトーインの調整 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 冷却液の量を点検する トーインの適正値は 03mm です。 1. 4 輪全部のタイヤ空気圧を点検する「タイヤ空気 圧を点検する」を参照。 2. 前輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線間距 離を測る計測はアクスルの高さで行う(図 52)。 整 備 間 隔: 使用するごとまたは毎日 冷却液は水とエチレングリコール不凍液の 50/50 混合 液ですラジエターと補助タンクの中の液量を毎日の作業 前に点検してください冷却水の容量は5.5 リットルです。 タイヤの前側での測定値が後側での測定値よりも 0-3 mm 小さければよい。 注意 エンジン停止直後は、冷却液が高温高圧状態と なっている場合がある。エンジンが熱い時にラジエ ターのキャップを開けると冷却水が噴出して自分や 周囲の人間に火傷を負う可能性がある。 分間 程 度 待 っ て 、 エ ン ジ ン 停 止 後 、 少 な く と も 15分 エンジンが冷えてからキャップを開けること。 1. 平らな場所に駐車する。 2.
冷却系統の整備 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと—冷却水ホースを点検す る。 200運転時間ごと—ラジエターのフィンを清掃す る。 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達した 方—冷却液点検メーカーの指示に従ってし、必 要に応じて交換する。 ラジエターの放熱フィンを圧縮空気か軟らかいブラシで 清掃してください。汚れが激しければより頻繁な清掃 が必要ですまた、冷却液のホースを点検し、痛んで いれば交換してください。 g002250 図 55 重要 エンジンが高温の時に水をかけないでください 1. 重要 エンジンがオーバーヒートしているときに、ラジエ ターに冷却液を入れないでください。エンジンが急冷 されて損傷する可能性があります 冷却液の点検メーカーの指示に従ってを行う。冷却 液は水とエチレングリコール不凍液の5050混合液、 容量は 5.5 リットルです。 1. ラジエターのキャップ 3. ラジエターの下に大きな容器をおく。 4.
ブレーキの整備 注意 エンジンが回転しているため、冷却液の温度 があがり、圧力が上昇してくる。エンジンが 熱い時にラジエターのキャップを開けると冷 却水が噴出して自分や周囲の人間に火傷を 負う可能性がある。 • • ブレーキを点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 運転前に点検してください。ブレーキペダルを踏んで から抵抗を感じるまでの遊びが25 mm 以上あるときは 調整が必要です。 ブレーキの調整 (ページ 45)を参照 してください。 分間 程 度 エ ン ジ ン 停 止 後 、 少 な く と も 15分 待って、エンジンが冷えてからキャップを 開けること。ラジエターのキャップに素手 で触れられる程度に冷えていることが必 要である。 警告 ブレーキの整備が適切に行われていない状態での 運転は極めて危険であり重大な事故のもとである。 必ず防具を使用し、安全に十分注意して 作業すること。 11. 冷却液の温度が上昇した状態で、ラジエターを キャップの縁まで一杯に満たす。 12.
ベルトの整備 油圧系統の整備 走行ベルトの整備 油圧作動液の仕様 整 備 間 隔: 使用開始後最初の 8 時間 油圧オイルタンクに約 56 リットルの高品質油圧オイル を満たして出荷しています。初めての運転の前に必ず 油量を確認し、その後は毎日点検してください。推奨 オイルの銘柄を以下に示します 100運転時間ごと オルタネータ兼冷却ファン用ベルトの状態と張りを点検 する。必要に応じてベルトを交換してください。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ポン プとエンジンを停止し、キーを抜き取る。 2.
油圧オイルを点検する 油圧フィルタの交換 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ポン プとエンジンを停止し、キーを抜き取る。 2. ポンプを停止、エンジンを停止してキーを抜き 取る。 3. 油圧オイルタンクのディップスティックキャップ周辺 をきれいに拭きキャップを外す (図 59) 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 5 時間 400運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達し た方 トロの純正フィルタをご使用くださいパーツ番号は パー ツマニュアル でご確認ください。 重要 純正品以外のフィルタを使用すると関連機器の保 証が適用されなくなる場合があります。 警告 高温の油圧オイルに触れると激しい火傷を負う。 油圧オイル関係の整備を行う時は、必ずオイル の温度が十分に冷えているのを確かめてから行 うこと。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ポン プとエンジンを停止し、キーを抜き取る。 2.
g013790 図 62 1. 油圧フィルタ 2. 後輪 g014219 3. フィルタ容器の周辺をウェスできれいにぬぐう。 4. フィルタの下にオイルを受ける容器をおく。 5. フィルタを外す。 6. 新しいフィルタのガスケットにオイルを塗る。 7. 取り付け部が汚れていないのを確認する。 8. 図 63 1. 油圧オイルタンク 2. 油圧ホースとフィッティング 3. フィッティングの下に大きな容器を置く。 4. ホースのフィッティングをタンクから外してオイルを 容器に受ける (図 63)。 ガスケットが取り付けプレートに当たるまで手で回 して取り付け、そこから更に½回転増し締めする。 5. フィッティングとホースを元通りに取り付け、固 定する。 9. エンジンを始動して分間運転し、システム内のエ アをパージする。エンジンを停止し、タンクの油 量を点検し、オイル漏れがないか調べる。 6. 給油口から約 53 リットルのオイル指定品また は同等品を入れる 油圧作動液の仕様 (ページ 46)を参照 。 10.
散布系統の保守 警告 高圧で噴出する油圧オイルは皮膚を貫通し、身 体に重大な損傷を引き起こす。 • 警告 この散布装置で取り扱う農薬は人体や動植物、土 壌などに危険を及ぼす可能性があるので取り扱い には十分注意すること。 油圧装置を作動させる前に、全部のラインコ ネクタが適切に接続されていること、および ラインやホースの状態が良好であることを確 認すること。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは油圧オ イルが高圧で噴出しているので、手などを近 づけないでください。 • リークの点検には新聞紙やボール紙を使って ください。 • 油圧システムの整備作業を行う前に 内部の圧 力を完全に解放しておくこと。 • 万一オイルが皮下に入ったら直ちに専門医の 手当てを受ける。 自分自身の安全を守るために、農薬を取り扱 う前に、容器に張ってあるラベルや安全デー タシートなど取り扱い上の注意をよく読んで理 解し、薬剤メーカーの指示を守る。たとえば、 保護めがね ゴグル 、手袋など、薬剤との接触 を防止し危険から身を守ることのできる適切 な保護対策を講じる。 • 散布する薬剤は一種類とは限らないので、取
注 以下の構成機器は消耗機材であり通常の使用によっ て劣化磨耗しますので、製造上の瑕疵が明らかな場合 を除き、このマシンの製品保証の対象にはなりません。 弊社代理店に依頼して、以下の項目についてポンプの 内部点検を行ってください • ポンプのダイヤフラム • ポンプのチェックバルブアセンブリ 必要に応じて部品の交換を行ってください。 アクチュエータの調整 アクチュエータロッドの長さを調整する場合には、以下 の手順で行います。 1. 2. ブームを散布位置にセットする。 g014220 図 65 ピボットピンからコッターピンを抜き取る図 64。 1. アクチュエータロッドの平た い面 5. 調整する 2. 3. ジャムナット アイレット 6. この姿勢で締め付ける 7. ジャムナットを締めて調整 を固定した状態 4. ジャムナットゆるめた 6. アイレットロッドを回転させてアクチュエータを希望 の長さに調整する図 65。 注 アイレットロッドは半回転位置または全回転 位置に調整する。 7.
g013781 図 66 1. ピボットピン 4. ナイロン製ブッシュ 2. 3. ボルト ナット 5. ピボットブラケット 4. ピボットピンを取り外す図 66。 5. センターフレームからブーム&ピボットブラケッ トアセンブリを取り外すとナイロン製ブッシュが 見える。 6. ナイロンブッシュを取り外し、ピボットブラケットの 前面および後面側から見て点検する 図 66。 注 磨耗したり破損したりしている場合は交換して ください。 7. ナイロン製ブッシュに少量のオイルを塗り、ピボッ トブラケットに取り付ける。 8. センターフレームにブーム&ピボットブラケットアセ ンブリを取り付け、開口部を整列させる図 66。 9. ピボットピンを取り付け、先ほど取り外したボル トとナットで固定する。 10.
フロー図 g018931 図 67 52
洗浄 保管 取水部ストレーナの清掃 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ポン プとエンジンを停止し、キーを抜き取る。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 2. エンジンのシリンダヘッドや冷却フィン、ブロアハ ウジングを含めた車両全体を洗浄する。 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ポン プとエンジンを停止し、キーを抜き取る。 2. タンク上部の太いホースについている赤いフィッ ティングからリテーナを外す (図 68)。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができま す。ただし高圧洗浄器は使用しないでください。 高圧の水で洗浄すると電気系統やグリス部へ水 が浸入する恐れがあります。また、コントロール パネルやヘッドライド、エンジン、バッテリー部に 大量の水をかけないようにしてください。 3. 散布システムを洗浄する「洗浄」を参照。 4. バルブ・アセンブリのピストンを以下の手順で洗 浄する A. バルブを OFF 位置シャフトがホースのバー ブに近くなる位置にセットする。 注 チューブの内部に水が残っていないことを 確認する。 g002257 B.
ぼ 50 日 間 電 圧 を 保 持 し ま す 。 保 管 場 所 の 気 温 が そ れ よ り も 高 い 場 合 に は 30 日 ご と に 液 量 の 点 検と再充電を行ってください。 を取り外す。バルブにはスプリングが入って いるので注意すること図 70。 E. F. 5. ピストンを洗浄し、磨耗しているOリングは 交換する。 ピストンのOリングすべてに植物油を塗り、 先ほど取り外したねじでバルブアセンブリに 取り付ける。バルブ・アセンブリにスプリング を忘れずに取り付けること。 15. 機体各部のゆるみを点検し、必要な締め付けや 交換、修理を行う。破損個所はすべて修理する。 16. ホースを点検し、破損や亀裂の入っているもの は全て交換する。 ホースのフィッティングを確実に締め付ける。 フォーク3本で、バルブ・アセンブリに弁座 を取り付ける。 17. G. 18. 表面のキズや塗装のはがれているところには再 塗装を行う塗料は代理店にて入手可能。 H. ホースブラケットをスプレーヤのフレームに 取り付ける先ほど外したねじ2本とナットを 使用する。 19.
故障探究 エンジンと車両の故障探究 問題 スタータがクランキングしない。 クランキングするが始動しない。 考えられる原因 1. 配線のゆるみ、腐食など。 1. 配線を点検修正する。 2. ヒューズが飛んでいる、ゆるい、など。 3. バッテリーが上がっている。 2. ヒューズを点検交換する。 3. バッテリーを充電または交換する。 4. 安全装置の故障。 5. スタータやスタータソレノイドの故障。 4. 代理店に連絡する。 5. 代理店に連絡する。 6. エンジン内部の焼き付き。 6. 代理店に連絡する。 1. ガス欠。 1. 燃料タンクに新しい燃料を入れる。 2. 燃料に水が混入または燃料が粗悪。 2. 燃料タンク内部を清掃してきれいな燃 料を入れる。 3. 洗浄または交換する。 3. 燃料ラインが詰まっている。 4. 点火リレーの不良。 始動するがすぐ止まる。 5. 点火装置の不良。 4. 代理店に連絡する。 5. 代理店に連絡する。 1. 燃料タンクの通気口が詰まっている。 1. 燃料キャップを交換する。 2. 燃料系統に異物、水などが混入して いる。 3.
問題 振動や騒音がひどい。 考えられる原因 対策 1. エンジン固定ボルトがゆるい。 1. 固定ボルトを締め付ける。 2. エンジン自体のトラブル。 2. 代理店に連絡する。 エンジンが咳き込むあるいは止まって前進 後退できない、または速度がでない。 1. 駐車ブレーキが掛かっている。 1. 駐車ブレーキを解除する。 前進も後退もできない。 1. 駐車ブレーキが解除されていない。 1. 駐車ブレーキを解除またはリンクを修 正。 2. トランスミッションの故障。 3. コントロールリンクの調整不良。 2. 代理店に連絡する。 3. 代理店に連絡する。 4. 代理店に連絡する。 4. 駆動シャフトかハブのキーが破損。 散布システムの故障探究 問題 考えられる原因 対策 1. ブームバルブの配線不良。 1. バルブを手動でOFFに戻す。配線を外 して接点部の点検清掃をする。 2. ヒューズが飛んでいる。 3. ホースが折れている。 2. ヒューズを点検し、必要に応じて交換 する。 3. ホースを修正または交換する。 4. ブームバイパスバルブの調整不良。 4.
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