Form No.
安全について 警告 この散布装置で取り扱う農薬は人体や動植物、 土壌などに危険を及ぼす可能性があるので取り 扱いには十分注意すること。 この説明書では、危険についての注意を促すた めの警告記号図 2を使用しております。死亡事 故を含む重大な人身事故を防止するための注意 ですから必ずお守りください。 • 自分自身の安全を守るために、農薬を取り 扱う前に、容器に張ってあるラベルや安全 データシートなど取り扱い上の注意をよく読 んで理解し、薬剤メーカーの指示を守る。 たとえば、保護めがね(ゴグル)、手袋な ど、薬剤との接触を防止し危険から身を守 ることのできる適切な保護対策を講じる。 図2 1.
取り付け 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 1 2 3 4 5 6 7 8 内容 数量 エダクタバルブ・アセンブリ Oリング ボルト(M8 -1.
注 前後左右は運転位置からみた方向です。 1 3 2 1 エダクタ・バルブを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 エダクタバルブ・アセンブリ 1 Oリング 4 ボルト(M8 -1.25 x 146 mm) 1 ブラケット(他のキットが取り付け済みの場合、このブラ ケットも取り付け済みの場合があります) 8 4 5 6 5 G013918 7 図4 手順 攪拌バルブ 5. ワッシャ(既存) 2. ワームクランプ 3. 4. ブームバルブ・アセンブリ ロックナット(既存) 6. 7. ボルト(既存) フライナット 8. アダプタ 1. 1. 車体の後部に行き、ブームバルブ取り付け ブラケットについているブームバルブ・アセ ンブリを探し出す。 2. ブームバルブ・アセンブリを取り付けブラ ケットに固定しているボルトをゆるめる(外 さないこと)(図 3)。 1 2 1 5.
1 11.バルブ・アセンブリの、ブラケットに取り 付けられていない方の穴を使って、ボルトと ワッシャでバルブ・アセンブリを固定する。 12.先ほど外したアダプタを、エダクタバルブ の開口側に挿入し、中に露出しているボルト に通す。 13.取り付けレールにブラケットを取り付ける。 ブラケットは、ボルト2本とロックナット2 個で仮止めにしておく。 2 3 4 5 注 ブラケットは、他のキットと共に既に取 り付け済みの場合があります。 14.取り付けレールに一番近いボルトのねじ山 部分にブラケットを移動させる。ロックナッ ト2個を使用して、バルブ・アセンブリにブ ラケットを固定する。この時点ではまだ本締 めを行わないこと。 15.残りのボルトそれぞれにワッシャを取り付 ける。残っているロックナット2個で、アセ ンブリを固定する。この時点ではまだ本締 めを行わないこと。 6 4 G013919 図5 1. 攪拌バルブ 4. ワッシャ(既存) 2. エダクタバルブ 5. ロックナット(既存) 3. アダプタ 6. ボルト(M8 -1.25 x 146 mm) 8.
18.ブラケットの締結具を締め付けて、取り付 けレールに固定する。 2 19.アダプタにガスケットを入れ、ゆるめてあっ たワームクランプをアダプタのボディに取 り付ける(図 7)。 フレームを組み立てる 20.ブームバルブ・アセンブリを新しいエダク タバルブの方へ戻し、二つのアダプタがガ スケットを間に挟んで面一になるようにす る(図 8)。 この作業に必要なパーツ G013922 図8 21.ワームクランプラスチックをアダプタの上 に戻し、締め付けて二つのアダプタを密着 させる。 1 サポートフレーム・アセンブリ 1 ロックナット (5/16 インチ) 1 バックプレート・アセンブリ 1 クレードル・アーム(右) 1 クレードル・アーム(左) 2 ブッシュ(小) 2 ピボットピン 2 ジャム・ナット (3/8 インチ) 2 ハンドル 2 ボルト((3/8 x 1-1/4 インチ)) 2 固定ネジ 2 ヘアピン 2 平ワッシャ 手順 1.
ft-lb(19-24 Nm=1.9-2.5 kg.m)にトルク締 めする。 1 2 7. エダクタクレードルをフレームに組み付け る。 1 2 3 3 4 5 4 6 8 G013925 11 図9 7 1. メインサポートフレーム・ア センブリ 3. タンク固定ベルト(後側) 2. 突き出しているボルト(上 部) 4. 突き出しているボルト(側 部) G013924 10 9 図 11 4. 下側のボルト(タンクから突き出てフレー ムの穴に通っている)にロックナットを取り 付けて固定する(図 10)。 1 2 1. バックプレート・アセンブリ 7. 2. メインサポートフレーム・ア センブリ 8. クレードル・アーム(右) 3. ブッシュ(小) 4. ピボットピン 10. ブッシュ(大) 5. ジャム・ナット (3/8 インチ) 11. ピボット・ハウジング 6. ハンドル ボルト((3/8 x 1-1/4 イン チ)) 9. クレードル・アームの軸 A.
システムの調整を行うので、ねじは仮止 めにしておくこと。 2. スプリングの一端を穴に引っ掛ける。適当 な工具でスプリングを引っ張って、他端を クレードル・アームから突き出ている柱に セットする(図 13)。 2 1 3. スプリングの端部が柱の溝に適切にはまっ ていることを確認する(図 13)。 4. 反対側にも同じ作業をする。 5. 固定ネジ(2本)を締める。 トングの位置を調整する 3 クレードル・アセンブリを上の「移動」位置に 動かしてトングの調整を行う。 4 • ハンドル部を持ってアセンブリを持ち上げ ながら少しタンク側に倒す。 G013929 図 12 1. クレードル・アーム(左) 3. 固定ネジ 2. ピボットハウジング 4. クレードル・アームの穴 • クロスバーの下にトングを通す(溶接され ているタブがフレーム・アセンブリの上部に くるように)。 • アセンブリをタンク側に倒す。 3 1.
G013934 4 1 1 2 3 6 G013933 図 15 1. 2. トングプレートのリップ 締結具 3. プレートのスリット 4. 溶接されたタブ 2 3. トングの締結具を締めて固定し、固定が完 了したらバックプレートにかけていた力を 抜く。 3 5 クレードルにガタがあるかどうかをチェックす る。フレーム・アセンブリにガタなく保持され ていればよい。エダクタをロック位置に取り付 けたあとでもういちどこの調整を行ってロック 位置の調整を行うことができる。 1. この作業に必要なパーツ 1 ハンドル 2 ボルト 1 スプリング・クランプ 2 ボルト(#10-24 x 1/2 inch) 2 ロックナット(#10-24) 4 ボルト (3/8 x 1 インチ) 4 ロックナット((3/8 インチ)) 4. ロックナット(#10-24) 2. スプリングクランプ 5. ボルト 3. ボルト(#10-24 x 1/2 inch) 6. ハンドル 4.
D. そして、その位置から押して、クランプを ピボットハウジングにはめる(図 19)。 3 2 1 G013937 1 2 5 4 図 19 1. スプリング・クランプ 2. ピボット・ハウジング G013936 6. クレードルのバックプレート上のエダクタ の高さを点検し、必要に応じて調整する。エ ダクタをクレードルに固定する締結具の本締 めを行う。27~33 ft-lb(36~45 Nm=3.7~ 4.6 kg.m)にトルク締めする。 7. タンク固定ベルト上のエダクタ・アセンブ リの全体の位置を点検する。エダクタは移動 位置で真っ直ぐに立っていることが必要で ある。フレーム・アセンブリの下部のロッ クナットをゆるめてタンクに固定する。外 さないこと。必要に応じて位置を調整し、 ロックナットを締め付ける。ストラップを 必ずタンクに固定すること。 図 17 1. ボルト (3/8 x 1 インチ) 4. 穴(エダクタ・アセンブリ取 り付けプレート) 2. バックブレート 5. エダクタ・アセンブリ取り付 けプレート 3.
B. バルクヘッドとOリングをタンクの内側 から外側に向けて、先ほどの穴に取り付 ける。 2 1 C. プラスチック製のフライナットを使って バルクヘッドをタンクに固定する。 3 Rクランプを取り付ける 1. タンクの前ベルト(左側部分)を動かす。R ベルトをタンク上部に固定している締結具 を外して保管する。外した部品をなくさな いこと。 G014021 図 20 1. 円(鋳込パターン) 2. 円形ノコで穴を切る 3. 2. ベルトをずらして、ベルトを左側に1/4ほ ど下がったところにある穴に新しいボルト を入れる(図 22)。 ドリルポイント(円の中心) 1 2. 3-5/8 inch (9 cm) の円形ノコを使ってマー クのところに穴を切る(図 20)。バルク ヘッドをはめるために、穴を少しだけ拡大す る必要がある。 2 3 4 3. できた穴の縁を滑らかに仕上げる。穴を切 る際にタンク内部に落ちたごみや樹脂の粉 は完全に取り除く。 バルクヘッドを取り付ける 5 1. 付属部品の中からバルクヘッド(S93)を探 し出す。 G014013 図 22 2.
1 1 2 2 3 4 G014016 3 G014014 図 25 図 23 1. リテーナフォーク 3. 2. フィッティング 4. R クランプとロックナット (5/16 インチ) 前ホース・アセンブリ 1. 前ホース 2. タンク 3. エダクタが降下できる十分 なたるみ 6 2. 図 23 のようにフォークでタンクに固定す る。 3. ホースのもう一方の端部をRクランプに通し てエダクタまで引き込む。R クランプのボル トにロックナットを取り付けて指締め(仮止 め)しておく(図 23)。これによって、こ の先の調整ができるようになる。 給液ホースを取り付ける この作業に必要なパーツ 4. ホースを機体後方に引いて、エダクタ・ア センブリのバルブの前向きの開口部に接続 できるようにする。 1 給液ホース・アセンブリ 1 ホース・クランプ エダクタに接続する エダクタに接続する 1. ホースを、エダクタのバルブの前向きの開 口部に接続する(図 24)。プラスチック製 のナットを使ってホースを固定する。 1.
1 3 G014222 2 1 図 26 1. ホースの開口端 2. エダクタのねじ山付き開口 部 3. 2 G014019 1. エダクタバルブ 2. バーブ 3. 4. ホース・クランプ ホース端部 4. ホースの開口端部を、エダクタバルブの下 向きのバーブ(鋸歯状接続部)に接続する。 1. 給液ホースの開口端を機体後部へ引く。ホー スは、ポンプを通り越して、逃がしバルブの 下を通ってバルブ・アセンブリの方へ引き 返す(図 27)。 2 4 図 28 フライナットを締めた状態 バルブ・アセンブリを接続する 1 3 注 ホースフィッティングの端部(鋸状に なっている)に植物油などを塗っておくと楽 に接続することができるでしょう。 5. バーブの上にホースクランプを移動させて ホースをフィッティングに固定する。 3 7 ダッシュ・スイッチを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 スイッチ(エダクタ) 1 10 A ヒューズ G014018 図 27 1. 後ホース 2. 逃がしバルブ 3. エダクタバルブ 手順 1.
8 1 G014023 2 取り付けを完了する この作業に必要なパーツ 1 4 3 手順 図 29 1. エダクタ用のコネクタ(メイ ンハーネスから) 3. ダッシュボード・スイッチ 2. ダッシュボード上の穴 4. プラグ 吸い込みランスとホースは後のために保管す る。エダクタキットの使用に関する書類を読 み、読後に保管する。 2. ダッシュボード上のプラグを外して穴にす る(図 29)。 3. ダッシュボードの下から、メインハーネス のうちの eductor というレベルのついてい るボックス型コネクタを探し出す。 コネク タを縛り付けているタイを切断してコネクタ をダッシュボードの穴にセットする。 4. ダッシュボードを通してボックスコネクタに スイッチを取り付ける(スイッチについてい る LED が上位置になるように)(図 29)。 5. スイッチをダッシュボードに押し込むよう にして取り付ける。 6. ヒューズブロックに 10 A ヒューズを取り付 ける(図 30)。 1 2 G0151 18 図 30 1. ヒューズブロック 吸い込みランスとホース 2.
運転操作 メイン・バルブ エダクタに入れた薬品を、ホースを通じてメ インタンクに送る時にはこのメインバルブを 使用します。 注意 農薬は人体に危険を及ぼす恐れがある。 • 農薬を使う前に、農薬容器に張ってある ラベルをよく読み、メーカーの指示を全 て守って使用する。 1 • スプレーを皮膚に付けない。万一付着した 場合には真水と洗剤で十分に洗い落とす。 2 • 作業にあたっては保護ゴーグルなど、メー カーが指定する安全対策を必ず実行する。 制御装置 G014053 図 32 1 1. 7 メインバルブ(閉位置) 2. メインバルブ(開位置) 2 ボトルリンス(薬剤容器すすぎ) エダクタタンクの内部にあります。エダクタ・ スイッチを ON にすると、このすすぎ装置が加 圧されてメインタンクからの液が送られてきま す。薬剤が入っていた容器をさかさまにし、容 器のフチの部分を使ってリンスの口を押してく ださい。押すと、口から液が出てきて、薬剤容 器の内部をすすぎ洗いすることができます。 2 1 3 6 4 8 5 G016578 図 31 1. 蓋 5.
停止モードで作業中にターフを傷 つけないために てメインタンクからの液が送られてきます。す すぎを開始するには、ハンドルを左に 90 度ま わします。タンクからの溶液がエダクタ内部に 入ってきます。バルブを閉じるには、ハンドル を右に 90 度回してください。 重要 スプレーヤを停止させた状態で作業中 に、エンジンやラジエター、マフラーなどか らの熱が原因でターフを傷めてしまう可能性 があります。停止モードとは、走行しないで 撹拌だけを行う、ハンドガンで手撒きする、 歩行型ブームで手撒きするなどを言います。 エダクタスイッチ ダッシュボードにあって、バルブ・アセンブリ ブロックにあるエダクタバルブの ON/OFF を行 うスイッチです。スイッチを入れると、ポンプ からの圧力によってタンク内にある液をエダク タに送ります。このスイッチは、エダクタを運 転位置(低い位置)に完全に降ろしてから使 うようにしてください。そして、エダクタを 移動位置(高い位置)に動かすときには、ス イッチは OFF にしてください。 以下の注意を守ってください: • 酷暑の時期や極めて乾燥している時期には ターフが大きなストレ
1. 吸い込み棒の本体部を、ホッパーのドレン 部のOリングシールのところまでエダクタ に入れる。 3. ふたを閉じ、カバーを右に回してふたを ロックする。 4. ダッシュボードにあるエダクタスイッチを ON にする:ポンプのフローの一部がエダ クタの送水ライン(タンクへ送るライン) へ入ってくる。 5. プロコントロール XP が搭載されている場 合には、これを手動モードに切り替える。 ダッシュボードにある散布率調整スイッチ を操作して、水圧計の読みが 50-80 PSI (3.5-5.6 kg/cm2)になるように調整する. もっと高い水圧が必要な場合(たとえば吸 い込み棒を使うとき)には、ポンプについ ている攪拌絞りバルブをゆっくりと絞って いく。 2 1 注 このバルブを絞ると、システムの水圧が 最大仕様水圧を超えて上昇することがある ので十分に注意してください。 G016600 図 34 6. ホッパー上部についているホッパーバルブ (赤いハンドル)を開く。 1. 7. カバーを左に回してふたのロックを解除 し、ふたを開ける。 吸い込み棒 2. エダクタ 2.
故障探究 問題 吸い込みが悪い すすぎや洗浄ができない フィッティング部分で漏れる 考えられる原因 1. フローや水圧がエダクタに十分供給さ れていない 対策 1. ポンプ速度を上げる攪拌絞りバルブを 閉じる側に回す 2. 出口/入り口ホースが詰まっている 2. 分解して異物を除去する 3. エダクタの出口部分にエルボ付きのフィッ ティングなど流れを阻害するものがある 3. 柔らかいホース以外は使わず、ホース は振りながら使用する 1. ボトル洗浄ノズルが詰まっている 1. ノズルの回転部を分解して(下側のバ ルブアセンブリから外す)水洗いして目 詰まりを除去する。 2. 洗浄用ティーが詰まっている 2. ティーを外して水洗いで詰まりを除去す る。 1. フィッティングが破損している 1. フィッティングの割れを点検し、必要に 応じて交換する 2. ねじ山シールが劣化している 2.
メモ: 19