Form No.
安全について • 作業終了後は直ちに手足や露出部をよく 洗ってください。 この他、散布車両の オペレーターズマニュア ル に記載されている安全事項や操作手順もよ くお読みください。 • 使用しなかった薬液や薬剤容器は、メー カーや地域の規則に従って適切に廃棄して ください。 薬剤の安全管理 • 薬剤や薬剤からの蒸気は危険です。絶対に、 タンクの中に入ったり、頭を入れたり、タン クの上に顔をさらしたりしないでください。 警告 • 国や自治体の法律や規則を守って散布作業 を行ってください。 この散布装置で取り扱う農薬は人体や動植物、 土壌などに危険を及ぼす可能性があるので取り 扱いには十分注意すること。 • 自分自身の安全を守るために、農薬を取り 扱う前に、容器に張ってあるラベルや安全 データ・シートなど取り扱い上の注意をよく 読んで理解し、薬剤メーカーの指示を守る。 たとえば、保護めがね(ゴグル)、手袋な ど、薬剤との接触を防止し危険から身を守 ることのできる適切な保護対策を講じる。 • 散布する薬剤は一種類とは限らないので、 取り扱っているすべての薬剤に関して注意 事項を必ず確認する。 • 上
取り付け 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 1 2 3 4 5 6 7 内容 数量 必要なパーツはありません。 – すすぎタンク 補給口キャップ バルクヘッド ・フィッティング 透明ガスケット プラスチック製フランジ・ナット すすぎタンク固定ベルト ボルト ワッシャ ロックナット キャリッジ・ボルト ロックナット すすぎ用ノズル バルクヘッド ・フィッティング ショルダ・ボルト ブッシュ すすぎベーン(羽根車) ガスケット プラスチック製フランジ・ナット ポンプ ストレート・フィッティング ホース(すすぎノズル用) ホース・クランプ T字フィッティング ホース(給液用) フィルタ・アセンブリ ホース(すすぎタンク用) 保護チューブ ケーブル・タイ 遅延タイマー ヒューズ, 40 A ダッシュボード・スイッチ リレー 電源リレー ねじ #10–24 1 1 1 1 1 2 2 4 2 1 1 2 2 2 2 2 2 2 1 2 2 10 1 1 1 1 1 2 1 1 1 1 1 2 3 用途 マシンの準備を行います。 すすぎタンク用バルクヘッ
2. すすぎタンクの底の穴に、バルクヘッド・ フィッティングを取り付ける。 1 A. バルクヘッド・フィッティングに透明ガ スケットを取り付ける。 マシンの準備を行う B. タンクの高さよりも長い針金を用意し、 これをバルクヘッド・フィッティングの フォーク穴の一つに取り付ける(図 2)。 必要なパーツはありません。 手順 1. 散布車を平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ を掛け、ポンプとエンジンを停止し、キー を抜き取る。 2. タンクと配管内部に残っている液体を排出す る。詳細については オペレーターズマニュ アル を参照のこと。 6 農薬は人体に危険を及ぼす恐れがある。 • 農薬を使う前に、農薬容器に張ってあるラ ベルをよく読み、メーカーの指示を全て 守って使用する。 • スプレーを皮膚に付けない。万一付着した 場合には真水と洗剤で十分に洗い落とす。 • 作業にあたっては保護ゴーグルなど、メー カーが指定する安全対策を必ず実行する。 バルクヘッド ・フィッティング 1 透明ガスケット 1 プラスチック製フランジ・ナット すすぎタンク 2. 3.
3 G014260 2 1 3 図5 1. 2. G014229 リテーナ・フォーク バルクヘッド ・フィッティング 3. 90°フィッティング 1 2 図3 1. バルクヘッド・フィッティング (針金を付けた状態) 2. リンスタンクの底の開口 3. 3 補給口キャップ すすぎタンクを取り付ける F. バルクヘッド・フィッティングを開口の 正しい位置にセットする(透明ガスケッ トがタンクの内壁に密着していることを 確認する(図 3)。 この作業に必要なパーツ 3. プラスチック製のフランジ・ナットを使っ てバルクヘッド・フィッティングをタンク に固定する(図 4)。 1 すすぎタンクの最低部 2. バルクヘッド・フィッティング (取り付けた状態) 3. 2 ボルト 4 ワッシャ 2 ロックナット 1 キャリッジ・ボルト 1 ロックナット 1. バルブ取り付けレールをフレームに固定し ているボルトをゆるめる(図 6)。 G014230 図4 1.
3. 調整が終わったら、ボルトを締め付けて取 り付けレールをフレーム上にしっかり固定 する。ボルトは、30 ft-lb(40 N.m = 4.2 kg.m)にトルク締めする。 G014286 2 3 4. メイン・タンクの後部と上部から給液ホー スを外す(図 7)。 2 3 1 1 図8 1. 2. 4 5 G014232 ロックナット ボルト ワッシャ ロックナット 5. 6. 7. 内側の穴 ベルトがタンクに確実に固定されているこ 締め す ぎ な い よ う に 注 意 す とを確認する。締 ること。 図7 1. 2. 3. 4. 3. 2. 先ほど外した、タンク固定ベルト用の締結 具を使って、タンク固定ベルトをタンクに 固定する。 6 7 キャリッジ・ボルト 右後部のタンク固定ベルト 右後部のタンク固定ベルト リテーナ・フォーク 給液ホース すすぎタンクを取り付ける 1. すすぎタンクを取り付ける(図 9)。 5. フィッティングを固定しているリテーナ・ フォークを外してホースを外す。外した部 品は捨てないこと。 1 6.
2 3 4 1 すすぎ用ノズルを取り付ける 4 この作業に必要なパーツ 5 6 6 3 G014234 図 10 1. 2. 3. ボルト 蓋ストッパ ロックナット 4. 5. 6. キャリッジ・ボルト すすぎタンク固定ベルト ワッシャ 3. ロックナット2個を使用して、メインの後 部固定ベルトに、すすぎタンク固定ベルト を固定する。 2 すすぎ用ノズル 2 バルクヘッド ・フィッティング 2 ショルダ・ボルト 2 ブッシュ 2 すすぎベーン(羽根車) 2 ガスケット 2 プラスチック製フランジ・ナット メイン・タンクに穴を開ける 1. タンクの蓋を開けてフィルタ・バスケット を取り外す。 4. すすぎタンク用の固定ベルトを取り付けレー ルに固定する;ボルト 2 本、ワッシャ 4 枚 とロックナット 2 個を使用。各ボルトと ナットを注意深く締め付けする。すすぎタ ンクが定位置にきちんと固定されているこ とが必要だが、ベルトに締め付けられて変 形していてはいけない。 2.
1 2 1 2 3 4 5 G014245 G014252 図 12 1. 2. 円形ノコギリ 図 14 蓋の後ろにあるドリル・マー ク 1. 2. 3. 5. できた穴の縁を滑らかに仕上げる。穴を切 る際にタンク内部に落ちたごみや樹脂の粉 は完全に取り除く。 バルクヘッド ・フィッティング すすぎ用ノズル ブッシュ 4. 5. すすぎベーン(羽根車) ショルダ・ボルト A. ショルダ・ボルトの上からすすぎベーン とブッシュを取り付ける。 6. タンクの蓋の後ろ側にあるドリル・マーク に移動する(図 13)。 B. すすぎ用ノズルに全部のパーツを取り 付ける。 C. すすぎ用ノズル・アセンブリをバルク ヘッドに取り付ける。 1 2 2. 先ほどあけた穴の下から上へ、ノズル・ア センブリを通す(図 15)。 1 2 3 G014248 4 図 13 1. 円形ノコギリ 2. 蓋の前にあるドリル・マーク G014246 すすぎ用ノズルを取り付ける 図 15 1. ノズルを 図 14 のように組み立てる。 1. 2.
4. すすぎ用ノズルのバルクヘッドの開口の ねじ山に、フィッティングを取り付ける (図 16)。 1 2 1 2 G014250 図 18 G014247 図 16 1. ノズル・バルクヘッド・アセ ンブリ 1. ノズル・バルクヘッド・アセ ンブリ 2. 90°フィッティング 2. 90°フィッティング 10.ホースのバーブ(鋸歯部)を、機体右側に 向ける。 5. ホースのバーブ(鋸歯部)を、機体右側に 向ける。 5 6. タンクの前側にあるドリル・マークに移動 する。 7. 先ほどあけた穴の下から上へ、ノズル・ア センブリを通す(図 17)。 ポンプを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 2 1 ポンプ 2 ストレート・フィッティング 手順 3 1. 付属部品の中からポンプを探し出し、メ イン・タンクの後部右側にあるプラット フォームのタンク・フレームに取り付ける (図 19)。 4 G014249 図 17 1. 2. プラスチック製フランジ・ ナット ガスケット 1 3. 先ほど開けた穴 4.
2. ボルト 4 本、ワッシャ 4 枚、ロックナッ ト 4 個を使用して、ポンプをフレームに 固定する(図 19)。 3. 付属部品の中からホース用のストレート・ フィッティング(先がバーブ(鋸歯形状) のコネクタ)を探し出す。これらのフィッ ティングをポンプの給水口と吐出口に取り 付ける(図 20)。 1. 付属部品の中からすすぎノズル用ホースを 探し出す。 注 同じ長さのホースが 3 本あり、1 本はす すぎタンクのポンプ給水ホース、2 本はリン ス・ノズル用のホースです。 2. 各ホースの端部にクランプを取り付ける (図 21)。 1 1 1 2 2 4 G014291 図 21 G014290 図 20 1. ポンプ 2. 2 1. 2. ストレート・コネクタ 4. ポンプから来ているハーネスを探し出す。 タンク後部のメイン配線ハーネスの中にあ る、Rinse Pump というラベルのついたコ ネクタを探し出す。 5. ポンプをメイン配線ハーネスに接続する。 すすぎノズルのバーブ すすぎノズル用ホース 2 3 3. ホース・クランプ 4.
5. 先ほど取り付けたT字フィッティングの開 放端に、ホースを接続する(図 22)。 G014294 1 2 G014292 1 3 2 5 4 4 図 23 1 1 1. 2. 長い給水ホース 切り取ったホース 3 3. 給水ホースのクランプを、フィルタ・アセ ンブリのバーブの上に移動させてホースを 締め付け固定する。 図 22 1. 2. 3. 3. 4. ポンプ フィルタ ホース・クランプ 長い給水ホース フィルタ 4. 5. 切り取ったホース ポンプ すすぎタンク用ホースを取り付ける 1. 付属部品の中からすすぎタンク用ホースを 探し出す。 2. ホースの片端にクランプを通す。 3. ホースの一端を、すすぎタンクの下につい ている 90 度フィッティングに取り付ける (図 24)。 6. ホースに取り付けたクランプをバーブ部分 に移動させ、バーブの上から締め付ける。 7. 切り取った(短い方の)ホースの両端それ ぞれにクランプを通す。 8. 短いホースの一端を、ポンプから来ている ストレート・バーブに接続する。 9.
8. ケーブル・タイ 2 本を使って、被せた保 護チューブの両端部をホースに縛って固定 する。 1 3 8 2 4 5 9. 付属部品の中からすすぎポンプ用カバーを 探し出す。 10.ポンプにカバーを被せ、このカバーのタ ブをフレーム部材のスロットに差し入れる (図 24)。 1 9 7 G0151 13 6 図 26 1. 2. 3. 4. 電装パネル ロックナット 遅延タイマー 遅延タイマー用コネクタ(メ イン配線ハーネス) 5. メインのワイヤ・ハーネス G014342 図 25 1. 6. 7. 8. 9. ヒューズ・ブロック ヒューズ, 40 A リレー 電源リレー ポンプ・カバー 3. メインのワイヤ・ハーネスから delay timer というラベルのついたワイヤを探し出す。 タイマーをメイン配線ハーネスに接続する (図 26)。 7 4.
運転操作 1 G014236 2 4 リンス・キットの使用方法 このリンス・キットを使用すると、タンク内に す す ぎ 液; すなわち、残存薬剤の薄い液が得 られます。多くの場合、すでに薬剤を散布し終 わった場所にこの薄い薬剤を散布することに問 題はありません。しかしながら、様々なケース が考えられますので、すでに薬剤を散布し終 わった場所に、薄い薬剤を散布することで薬剤 の効果に悪影響がでないかどうかを、事前に薬 剤メーカーに確認するようにしてください。 3 図 27 1. すすぎタンク用のコネクタ (メインハーネスから) 2. ダッシュボード上の穴 3. ダッシュボード・スイッチ 4. プラグ 重要 水和剤を使用する時、水和剤をメイン・ タンクに正しい方法で投入しないと、剤を配 管などに詰まらせてしまう可能性があります が、このキットは、そのような詰まりを除去 するためのもの ではありません。 2. ダッシュボード上のプラグを外して穴にす る(図 27)。 3.
スイッチを 上 位置にするとタイマーによる自 動すすぎが行われます。ポンプが 90 秒間作 動し、すすぎタンクの約 1/3 の量の水がメイ ン・タンクに送られます。この間、スイッチは 上位置にロックされた状態にあり、スイッチの ランプが点灯して、ポンプが作動中であること を表示します。そして 90 秒後、ランプが消灯 してポンプへの通電が停止したことを表示する とともに、ポンプが停止します。スイッチ自体 は上位置のままですので、手動で中央位置また は手動位置に動かしてください。 2. タンクに約 40 リットルほどの水が入った ころを見計らって、攪拌スイッチを ON に して攪拌ループに真水を送るとよい。 スイッチが ニ ュ ー ト ラ ル 位置にある時は、 ポンプに通電されないので、すすぎキット は OFF 状態です。 スイッチのランプは消灯 しています。 必要に応じ、このすすぎサイクルを 2 回また は 3 回繰り返すことができます。 3.
保守 保管 フィルタを点検する 格納期間が30日間以上にわたる場合には、ポ ンプの吸水ライン、吐水ライン、およびフィル タ・ラインを外してください。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 5 時間 50運転時間ごと フィルタに破損の兆候がないか点検してくださ い。破損している場合には交換してください。 すすぎシステムに漏れや破損が ないか点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—ホースか ら液もれがないか点検してくだ さい。 使用開始後最初の 5 時間—ホー スに破損がないか点検してくだ さい。 100運転時間ごと—ホースとOリ ングに破損がないか点検してく ださい。 最初の 5 運転時間後、すべてのホースについ て、漏れの有無および破損の兆候がないか点検 してください。ホースのクランプと、リテー ナ・フォークを点検してください。どの接続部 もゆるみがないことを確認してください。破損 している部品はすべて交換してください。以上 の点検を、すすぎシステムを使用する前に毎 回実施してください。 100 運転時間後、全部のホースとOリングを点 検してください。破損している部品はすべて交 換して