Form No. 3434-768 Rev C プロライン業務用歩行型芝刈り機 91cm お よ び 122cm カ ッ テ ィ ン グ ユ ニ ッ ト 搭 載 用 シリ ア ル 番 号 400000000 以 上 モ デ ル 番 号 44410TE—シ シリ ア ル 番 号 400000000 以 上 モ デ ル 番 号 44424TE—シ 製品の登録は www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています。詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 この説明書では、危険についての注意を促すための 警告記号図 2を使用しております。これらは死亡事故 を含む重大な人身事故を防止するための注意ですか ら、必ずお守りください。 詳細については、マシンに同梱されているエンジンメー カーからの情報をご参照ください。 g000502 図2 危険警告記号 はじめに この機械は、一般の家庭、プロフェッショナル、雇用さ れた作業員などによる使用を前提として製造された、回 転刃を使用する芝刈り機です。この製品は、適切な管 理を受けている家庭や商業施設などの芝生に対する刈 り込み管理を行うことを主たる目的として製造されてお ります。この機械は本来の目的から外れた使用をする と運転者本人や周囲の人間に危険な場合があります。 重要 は この他に2つの言葉で注意を促しています。重 注はその他の 製品の構造などについての注意点を、注 注意点を表しています。 この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十 分に理解し、他人に迷惑の掛からない、また適切な方 法でご使
目次 ニュートラル調整 ...........................................33 トラッキングの調整 ........................................34 キャスタピボットベアリングの調整 ......................34 キャスタホイールとベアリングの整 備............................................................35 冷却系統の整備 ................................................... 36 エアインテークスクリーンの清掃........................36 冷却システムの清掃 ......................................36 ブレーキの整備 .................................................... 36 駐車ブレーキの確認 ......................................
安全について • この機械は、EN ISO 5395:2013 規格に適合してい ます。 • 安全に関する一般的な注意 • この機械は手足を切断したり物をはね飛ばしたりする 能力があります。重大な人身事故を防ぐため、すべ ての注意事項を厳守してください。 • エンジンを始動する前に、この オペレーターズマ ニュアルや機体やアタッチメントに付いている説明や 警告を読んで内容をよく理解してください。 • 作動中のパーツや機械の下には絶対に手足を近 づけないでください。排出口の近くに、手足などを 近づけないでください。 ガードなどの安全保護機器が正しく機能していない 時は、運転しないでください。 作業場所に、無用の大人、子供、ペットなどを近 づけないでください。子供に運転させないでくださ い。講習を受けて正しい運転知識を身に着け、運 転操作に必要な運動能力があり、責任ある大人の みがこの機械の操作を行ってください。 運転位置を離れる時は、マシンを停止させ、エンジ ンを止め、始動キー装備製品の場合はキーを抜き 取り、各部が完全に停止したのを確認してください。 間違った使い方や整備不良は人身事故
decal116-5988 116-5988 1. 駐車ブレーキ 入 2. 駐車ブレーキ 切 decal130-0765 130-0765 デカル 117-1194 は 122 cm (48") モデル用です。 1. オペレーターズマニュアル 3. を読むこと。 2. 整備作業を始める前に キーを抜き取ること。 刈高の選択 decal117-1194 decal131-3536 117-1194 1. ベルト経路 2. エンジン 131-3536 1. バッテリー 4. 2. Time刈り込み時間 3. PTO 駐車ブレーキ 5. エンジン始動 6. ハンドルバーをセットする。 decal130-0731 130-0731 1. 警告 異物が飛び出す危 険必ずデフレクタを取り付 けて使用すること。 2. ブレードによる手足切断の 危険可動部に近づかない こと デカル 130-0765 は 122 cm (48") モデル用です。 decal133-4604 133-4604 異物が飛び出して人にあ たる危険 人を近づけない こと。 2.
decal138-8816 decal139-2874 138-8816 139-2874 1. PTO 切 4. ニュートラル 1. 走行コントロール 4. 2. 高速 5. 後退 2. 高速 3. 低速 6. 走行コントロール 3. 低速 5. 後退 6. PTO 切 ニュートラル デカル 139-7936 は 91 cm (36") モデル用です。 decal138-8820 138-8820 1. 牽引移動時には油圧ドライ ブを解除すること。 2. 通常運転時には油圧ドライ ブを有効化すること。 decal139-7936 139-7936 1. decal138-8821 138-8821 1.
decal138-8818 138-8818 1. 警告 オペレーターズマニュアルを読むこと 。 8. 物が飛び出す危険人を近づけないこと。 2. 警告運転する前に全員が必ず講習を受けてください。 9. 警告整備作業前にはエンジンを停止させ、点火プラグのコード を外し、 オペレーターズマニュアル を読むこと。 3. 警告 聴覚保護具を着用のこと。 10. 警告マシンから離れる時は、必ずエンジンを停止させること。 4. 高速 11. PTO 入 5. 低速 12. PTO 切 6. 異物が飛び出す危険使用前にデフレクタを下位置にセットする 13. こと。 7.
製品の概要 各部の名称と操作 コントロールパネル g299386 図4 g299567 図3 1. 側方排出 5. コントロールパネル 2. 刈高レバー 6. 駐車ブレーキレバー 3. エンジン 7. 刈り込みデッキ 4. 燃料タンク 8. 芝削り防止ローラ 1. 駐車ブレーキレバー 7. 後方基準バー 2. 調整可能基準バー 8. 左側走行コントロールレ バー 4. アワーメータ 9. ブレードコントロールスイッ チ PTO キースイッチ 10. スロットルコントロール 5. 基準バー調整レバー 11. チョークコントロール 6. 右側走行コントロールレ バー 3.
アワーメータ 仕様 マシンの稼働時間を積算します。エンジンが作動中の 時間を積算します。定期整備の目安として使用して ください 図 4 。 仕様や設計は予告なく変更されることがあります。 安全インタロックインジケータ アワーメータに黒色三角形が表示されていれば、その インタロックは正しい位置にセットされています図 5。 バッテリーインジケータ キースイッチを数秒間 ON 位置にすると、バッテリーの 電圧が表示されます。表示は、アワーメータの数値表 示部を使って行なわれます図 5。 キースイッチを ON にしたとき、チャージが適正位置よ りも低いとバッテリーランプが点灯します図 5。 91 cm36"デッキ搭 載機 122 cm48"デッキ搭 載機 刈り幅 91 cm 122 cm デフレクタを下げた 状態での幅 94 cm 124 cm デフレクタを上げた 状態での幅 130 cm 160 cm 高さ 114cm 117 cm 長さ 196 cm 203 cm 重量 270 kg 297 kg アタッチメントとアクセサリ トロが認定した各種のアタッチメントや
運転操作 • 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 • 運転の前に • 運転前の安全確認 安全に関する一般的な注意 • • • • • • • • • 子供やトレーニングを受けていない大人には、運 転や整備をさせないでください地域によっては機 械のオペレータに年齢制限を設けていることがあ りますのでご注意ください。オペレーターや整備 士全員に適切なトレーニングを実施するのはオー ナーの責任です。 各部の操作方法や本機の正しい使用方法、警告 表示などに十分慣れ、安全に運転できるようにな りましょう。 各部の調整、整備、洗浄、格納などは、必ずマシ ンを停止させ、始動キーがついている機種ではキー を抜き取り、各部が完全に停止して機体が十分に 冷えてから整備や清掃や格納を行ってください。 エンジンの緊急停止方法に慣れておきましょう。 オペレータコントロールやインタロックスイッチなど の安全装置が正しく機能しているか、またガードな どの安全保護具が外れたり壊れたりしていないか 点検してください。これらが正しく機能しない時に は機械を使用しないでください。 これから機械で作業する場所をよく確認し、
重要 メタノールやエタノールを含む添加剤は使用 できません。 燃料に対して適量のスタビライザー/コンディショ ナーを添加してください。 注 燃料スタビライザー/コンディショナーは燃料が新 しいうちに添加するのが一番効果的です。燃料系 統内部に樹枝状物質が形成されるのを防止するた めに、燃料スタビライザーは毎回継続して使って ください。 燃料を補給する g031282 図7 1. インタロック装置が正しい位置にセットされている場合には、 三角形が表示されます。 安全インタロックシステムをテストする 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 g302021 運転前には必ず安全インタロックのテストを行ってく ださい。 図6 注 安全装置が正しく動作しない場合には直ちに修理が 必要です。弊社代理店に連絡してください。 安全インタロックシステムの使 用方法 1. 駐車ブレーキを掛け、エンジンを始動させる。 2. 走行コントロールレバーを中央のロック解除位 置に動かす。 注 エンジンが停止すれば正常です。 警告 3.
13. PTO スイッチを ON 位置にする。 • 刈高を変更する場合には必ずカッティングユニットを 止め、エンジンも止めてください。 • エンジンは換気の十分確保された場所で運転してく ださい。排気ガスには致死性ガスである一酸化炭 素が含まれています。 • エンジンの掛かっているマシンからは離れないで ください。 • 運転位置を離れる前に集草バスケットを空にする場 合やカッティングユニットの詰まりを除去する場合も: 注 ブレードが回転すれば正常。 14. 駐車ブレーキを掛ける。 注 ブレードが停止し、エンジンが停止すれば 正常。 15. PTO スイッチを ON 位置にする。 16.
斜面での安全確保 • 注 駐車ブレーキが掛かった状態のまま走行コントロー ルレバーを動かしたり、駐車ブレーキを解除したまま5 秒間以上停止を続けるとエンジンが停止します。 斜面はスリップや転倒などを起こしやすく、これらは 重大な人身事故につながります。斜面での安全運 転はオペレータの責任です。どんな斜面であって も、通常以上に十分な注意が必要です。斜面で運 転する前に、必ず以下を行ってください – マニュアルや機体に描かれている斜面に関する 注意事項を読んで内容をよく理解する。 – 作業当日に現場の実地調査を行い、安全に作 業ができるか判断する。以上の調査において は、常識を十分に働かせてください。同じ斜面 上であっても、水分など地表面の条件が変われ ば運転条件が大きく変わります。 • 斜面の刈り込みは、上り下り方向でなく、横断方向 に行ってください。急斜面や濡れた斜面での運転は しないでください。足元が不十分な場所ではスリッ プや転倒を起こしやすくなります。 • 斜面に入る前に、安全の判断をしてください。段 差、溝、盛り土、水などの近くに乗り入れないで ください。万一車輪が段差や溝に落ちたり、足
エンジンの始動手順 注 走行コントロールレバーから手を離して5秒以内に駐車ブレーキを掛けないとエンジンが停止します。 g292627 図9 エンジンの停止手順 g289750 図 10 14
刈り込みブレードコントロール の操 作 ス イ ッ チ PTOの を停 止 さ せ る ブ レ ー ド PTOを 図 12 と 図 13 に、ブレードを停止させる 2 通りの方 法を示します。 刈り込みブレードのON/OFFは、コントロールスイッチ PTOと走行コントロールレバーを併用して行います。 を回 転 さ せ る ブ レ ー ド PTOを g299432 図 12 g031593 図 13 g299433 図 11 15
マシンの運転 エンジンの速度1分間の回転数はスロットルコントロー ルによって制御されています。スロットルコントロールを 高速位置にすると最も良い性能が得られます。 注 駐車ブレーキが掛かった状態のまま走行コントロー ルレバーを動かしたり、駐車ブレーキを解除したまま5 秒間以上停止を続けるとエンジンが停止します。 注意 手荒な旋回操作をすると、機械をコントロールで きなくなって人身事故や物損事故を起こす危険 があります。 小さな旋回を行う前には速度を十分に落として ください。 前進走行 g303736 1. 駐車ブレーキを掛ける 駐車ブレーキの操作 (ペー ジ 13)を参照。 2. 走行コントロールレバーをニュートラル位置に動 かす。 図 15 後退走行 1. 両方の走行コントロールレバーをニュートラル位 置に動かす。 2. 両方のレバーをゆっくり手前に引く図 16。 g299431 図 14 1. 前方基準バー 4. 右側コントロールレバー は ニュートラル位置 2. 左側コントロールレバー は ニュートラル位置 5.
調整可能基準バーの使い方 危険 デフレクタ、排出カバー、集草アセンブリを取り付 けずに刈り込み作業を行うことは、自分自身や周 囲の人間を回転刃やそれに飛ばされてくる異物の 危険にさらす危険行為である。回転刃に触れた り、回転刃に跳ね飛ばされたものに当たると大け がをしたり最悪の場合には死亡事故となる。 調整可能基準バーの位置を変えることにより、前進最 高速度を制限することができます図 17。 レバーを上位置にセットすると最高速度が遅くなり、下 位置にセットすると最高速度が速くなります。 g299434 図 17 側方への排出またはマルチン グ • デフレクタは排出方向を下向きにする重要な部 材であるから、絶対に取り外したままで刈り 込みを行ってはならない。デフレクタが万一 破損しているのを発見した場合には直ちに交 換すること。 • 刈り込みデッキの下には絶対に手足を差し入 れないこと。 • 排出部の詰まりの解消は、必ずブレードを停止 さ せ て 行 う こ と 。 キ ー ス イ ッ チ を OFF 位 置 に 回 す。キーを抜き取り、点火プラグコードを外す。 このマシンには、刈りかす
g303747 図 18 18
運転終了後に 芝削り防止ローラを調整する 122 cm (48") デ ッ キ 搭 載 モ デ ル の み 運転終了後の安全確保 刈高を変更した場合には、必ず芝削り防止ローラの高 さ調整を行ってください。 1. 安全に関する一般的な注意 平らな場所に駐車し、ブレード制御スイッチを解 除し、駐車ブレーキを掛ける。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3. ボルト・ナットを取り、芝削り防止ローラの位置を 決めて、ボルト・ナットを取り付ける。 4. スペーサとブッシュを忘れずに取り付けること図 19 。 図 19 ブッシュ 芝削り防止ローラ スペーサ 4. 5.
運転操作 マシンを手で押して移動させ る場合 バイパスレバーをキー穴に沿って前方に押し、更に下 に動かして図 21のようにロックする。 重要 故障時は必ず手で押して移動させてください。 牽引はしないでください。車両が破損する恐れがあ ります。 注 これを各レバーに対して行う。 移動走行を行うとき 重要 バイパスバルブを開いたままでエンジンを始動し たり車両を運転しようとしないでください。システムを破 損させる恐れがあります。 マシンの移送には十分に強度のあるトレーラやトラック を使用してください。歩み板は幅の広い一枚ものを使 用してください。トレーラやトラックは、法令で定められ た灯火類やマークが完備しているものを使用してくださ い。安全上の注意事項全部をよく読んでください。オペ レータや周囲の人を事故から守る重要な情報が掲載さ れています。ロープ掛けや積荷固定についてはそれぞ れの地域の法令などを順守してください。 手で押しての移動 1. 平らな場所に駐車し、ブレード制御スイッチを解 除し、駐車ブレーキを掛ける。 2.
g299488 図 23 1. 登りは後退で。 2. 下りは後退で。 5. エンジンを停止し、キーを抜き取り、駐車ブレー キを掛ける。 6. 前キャスタホイールおよび後部バンパーを利用し て機体をロープやチェーンなどで固定する図 24。 ロープ掛けや積荷固定については各地域の法令 などに従ってください。 g229507 図 22 3. H= 地表から荷台床までの 高さ 2. トラックトレーラの荷台の高 4. トレーラ さの少なくとも4倍程度の長 さの板を使用する 1. 幅広のランプ収納状態 トレーラへの積み込み 警告 マシンをトレーラなどに搭載する作業は、機体を転 倒させる危険をはらんでおり、万一そのような事故 が起こると死亡事故など重大な人身事故となる。 • 歩み板の上を運転する場合には安全に十分 に注意すること。 • 積み込み 登り はバックで、降りる時には前進で 行ってください 。 • 積み下ろし作業中の急加速や急減速などは転 倒などの危険を大きくするから避ける。 g303828 1.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 保守作業時の安全確保 • • • 調整、清掃、整備、車両を離れる前などには以 下を行ってください – 平らな場所に駐車する。 – スロットルスイッチを低速アイドル位置にセットす る。 – カッティングユニットを停止させる。 – トランスミッションがニュートラルになっている ことを確認する。 – 駐車ブレーキを掛ける。 – エンジンを止め、キーを抜き取ってください。 – 機械各部が停止するのを待つ。 – 保守作業は、各部が十分冷えてから行って ください。 適切な訓練を受けていない人には機械の整備をさ せないでください。 エンジンを回転させながら調整を行わなければな らない時は、手足や頭や衣服をカッティングユニッ トや可動部に近づけないように十分注意してくださ い。人を近づけないでください。 • すべてのパーツを良好な作動状態に維持しましょ う。摩耗、破損したり読めなくなったパーツやステッ カーは交換してください。常に機械全体の安全を 心掛け、ボルト類が十分に締まっているのを確認 してください。 • 集草装置は頻繁に点検し、摩耗や破れを発見した 場合に
整備間隔 整備手順 300運転時間ごと • バルブクリアランスを点検・調整する。代理店に連絡する。 500運転時間ごと • キャスタピボットベアリングを調整する。 • 初回交換以降のフィルタとオイルの交換:Toro® HYPR-OIL™ 500 オイル (ほこりの多い 環境で使用するときは交換間隔を短くする) 800運転時間ごと • 燃料フィルタを交換する。 • 悪条件下で使用している場合には前キャスタのピボットのグリスアップ間隔を短くする。 • デッキのアイドラアームの摩耗状態を調べる。 • ブレードボルトと湾曲ワッシャを点検する。破損している場合は交換する。 1年ごと 重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照してください。 注意 始動スイッチにキーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危 険である。 整備を行う前には、エンジンを止め、キーをスイッチから抜き取ること。 整備前に行う作業 刈り込みデッキのガードを取 り外す デッ キ 搭 載 機 91 cm36"デ 1.
潤滑 グリスアップを行う 悪条件下で使用している場合には整備間隔を短くする。 グ リ ス の タ イ プ リチウム系汎用2号またはモリブデン 系のグリス g304979 図 27 1. 4. ボルト 2 本 2. 1. 平らな場所に駐車し、ブレードPTO制御スイッチ を解除し、駐車ブレーキを掛ける。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3. グリスフィッティングをウェスできれいに拭く。 デッキカバー デッキガードを固定しているボルト4本を外して ガードを外す 図 28 。 注 フィッティング前部にペイントなどが付着して いる場合は完全に除去する。 4. ベアリングからグリスがはみ出てくるまでグリス を入れる。 5. はみ出したグリスをふき取る。 前キャスタのピボットのグリス アップ 整 備 間 隔 : 1年ごと グ リ ス の タ イ プ リチウム系またはモリブデン系グリス 1. g302739 図 28 1. 5. ボルト 4本 2.
キャスターホイールベアリング エ ン ジ ン の 整 備 のグリスアップ エンジンの安全事項 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと—キャスターホイールベアリ ングのグリスアップを行う。 • エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回 転数を上げすぎたりしないでください。 • 燃料を口で吸い出さないでください。ポンプで抜きと るかタンクが空になるまで運転してください。燃料タ ンクからの燃料の抜き取り作業は屋外で行う。 グ リ ス の 種 類 No. 2 汎用リチウム系グリス 1. 平らな場所に駐車し、ブレード制御スイッチを解 除し、駐車ブレーキを掛ける。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3.
エンジンオイルについて エンジンオイルの仕様 オ イ ル の タ イ プ 洗浄性オイルAPI 規格 SF, SG, SH, SJ または SL エ ン ジ ン オ イ ル の 容 量 1.5 リットルフィルタを含まない。 フィルタ交換時は 1.7 リットル 粘 度 下の表を参照。 g012619 図 30 1. カバー 3. ペーパーエレメント 2. ホースクランプ 4. スポンジ エアクリーナのスポンジエレメントを 清掃する g004216 1. スポンジを温水と液体洗剤で洗浄する。汚れが 落ちたら十分にすすぐ。 2.
エンジンオイルの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 100運転時間ごと 注 廃油はリサイクルセンターに持ち込むなどしてくだ さい。 1. オイルが完全に抜けるように、オイル排出側がや や低くなるようにマシンを駐車する。 2. PTO を解除し、駐車ブレーキを掛ける。 3. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 4.
g299570 g235264 図 34 6. エンジンを始動して平らな場所へ移動する。 7. エンジンオイルの量をもう一度点検する。 エンジンオイルフィルタの交換 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと 注 ほこりのひどい場所で使用する場合は、エンジンオ イルもフィルタもより頻繁な交換が必要。 g036784 図 33 5. 所定量の 80% 程度のオイルを、オイル補給口 からエンジンに入れ、その後に残りを継ぎ足して ディストリビュータの Full マークまでオイルを入 れる 図 34 。 28 1. エンジンからオイルを抜く エンジンオイルの交 換 (ページ 27)を参照。 2.
点火プラグの整備 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 取り付ける時には電極間のエアギャップを正しく調整し ておいてください。 取り付け、取り外しには必ず専用のレンチを使い、エ アギャップの点検調整にはすきまゲージやギャップ調整 工具などを使ってください。必要に応じて新しい点火プ ラグと交換してください。 g299569 タ イ プ NGK® BPR4ESまたは同等品 エ ア ギ ャ ッ プ 0.75 mm 点火プラグの取り外し 1. 平らな場所に駐車し、PTOを解除し、駐車ブレー キを掛ける。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3. 図 36のように点火プラグを取り外す。 g299598 g027477 図 35 注 フィルタのガスケットがエンジンに当たるまで締 め付け、そこからさらに3/4 回転締め付ける。 3.
燃料系統の整備 点火プラグの点検 重要 点火プラグは清掃しないでください。黒い汚れ、 電極の磨耗、油膜、亀裂などがあれば新しいものと 交換してください。 危険 燃料は非常に引火 爆発しやすい物質である。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災などを 引き起こす。 絶縁体部がうす茶色や灰色なら適正です。碍子が黒く なっているのは不完全燃焼ですエアクリーナの汚れが 原因であることが多い。 燃料に関する注意事項の説明は 燃料についての ペー ジ 10) を 参 照 し て く だ さ い 。 安 全 事 項 (ペ すきまを 0.
電気系統の整備 燃料フィルタの清掃 整 備 間 隔 : 800運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 電気系統に関する安全確保 汚れているフィルタを再取り付けしないでください。 • マシンの修理などを行う前には、バッテリーの接続 を外してください。バッテリーの接続を外すときには マイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブル を外してください。接続するときにはプラス端子に先 に接続し、次にマイナス端子に接続してください。 • バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良 い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接 続や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから 抜いておいてください。衣服は身体を保護できるも の、工具は絶縁されたものを使用してください。 注 こぼれた燃料はふき取ってください。 1. 平らな場所に駐車し、PTOを解除し、駐車ブレー キを掛ける。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3. 燃料バルブを閉じる 燃料バルブの使い方 (ページ 19)を参照。 4.
バッテリーを充電する 警告 バッテリーケーブルの取り外し手順を間違うと ケーブルがショートを起こして火花が発生す る。火花で水素ガスが爆発を起こし人身事故 に至る恐れがある。 • • 警告 充電中は爆発性のガスが発生する。 バッテリーの近くでは禁煙を厳守し、バッテリーに 火気を近づけないこと。 ケーブルを取り外す時は、必ずマイナ ス 黒 ケーブルから取り外し、次にプラス 赤 ケーブルを外す。 重要 バッテリーは常時フル充電状態に維持してくだ さ い こ の と き 電 解 液 の 比 重 は 1.260 に な り ま す 。 こ れ は、気温が氷点下になる時には特に重要です。 ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス 赤 ケーブルから取り付け、それからマイ ナス 黒 ケーブルを取り付ける。 4. プラス赤ケーブルのゴムカバーを外す。 5. バッテリー端子から、プラス赤ケーブルを外す 図 41 。 機体からバッテリーを外す バッテリーの取り外 し (ページ 31)を参照。 2.
ヒューズの整備 走行系統の整備 機械の電気回路を保護するためにヒューズを使用して います。ヒューズに関する整備は何も必要ありませ ん。但し、万一ヒューズが飛んだ場合には、配線が ショートしていないか点検してください。 タイヤ空気圧を点検する 1. 平らな場所に駐車し、PTOを解除し、駐車ブレー キを掛ける。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3. ヒューズは引き抜けば外れます。 g300244 g300243 図 44 ホイールナットのトルクの点検 を行う 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 100 時間—ホイールナッ トのトルクの点検を行う ホイールナットを 115-142 N·m11.8-14.5 kg.m = 85-105 ft-lb にトルク締めする。 g299668 図 43 1. メインヒューズ15 A 2. チャージ回路用 ヒューズ 25 A ニュートラル調整 走行コントロールレバーがニュートラルの時にクリーピン グする場合には、ニュートラル調整を行ってください。 33 1.
g300245 図 45 1. ナット 2. 下側コントロールロッド g299908 5. エンジンを始動し、スロットルコントロールを高 速にセットする。 6. 下側コントロールロッドを上下させてニュートラ ル位置を探す図 45。 1. 7. ナットを締めつける図 45。 4. 図 46 重要 ロッドが動かないことを確認する 動く場合に は調整をやり直す必要がある。 8.
g009453 図 48 g001297 図 47 1. 2. スプリングワッシャ ロックナット 3. ダストキャップ キャスタホイールとベアリング の整備 キャスタホイールは、ローラベアリングで支持してお り、このベアリングはスパンナブッシュで支持していま す。ベアリングを適切に維持すれば摩耗はごくわずか で済みますが、適切な潤滑を怠ると急激に摩耗が進 みます。キャスタが揺れる場合はベアリングの摩耗 を疑ってください。 1. 1. ロックナット 2. ブッシュ 4. 5. ローラベアリング キャスタホイール 3. スパンナブッシュ 6. ホイールボルト 2. ブッシュを1つ外し、次にスパンナブッシュとロー ラベアリングをホイールハブから抜き出す図 48。 3. ホイールハブからもう1つのブッシュを取り出し、 ハブについているグリスや汚れを落とす図 48。 4.
冷却系統の整備 ブレーキの整備 エアインテークスクリーンの清 掃 駐車ブレーキの確認 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 毎日、運転前に平らな場所と法面の両方で駐車ブレー キの動作を点検してください。 エンジンのシリンダとシリンダヘッドについている冷却 フィン、フライホイールの端にあるエアインテークスク リーン、キャブレター・ガバナのレバーとリンクについて いる刈りかすや異物を除去する。これにより、十分な冷 却効果と適正なエンジン回転数が確保でき、エンジンの オーバーヒートや損傷の発生を抑えることができます。 停止中や、誰も乗車していない時は、必ず駐車ブレー キを掛けてください。駐車ブレーキの効きが悪くなった 場合には調整してください。 冷却システムの清掃 整 備 間 隔: 使用するごとまたは毎日 1. PTO を解除し、駐車ブレーキを掛ける。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 100運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達し た方 3. 駐車ブレーキを解除する。 4. 1.
ベルトの整備 外してスプリングのテンションをなくし、プーリから ベルトを取り外す図 52または図 53。 ベルトの点検 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと—ベルトに磨耗や割れが発 生していないか点検する。 磨耗や破損が見られる場合は新しいベルトに交換す る。磨耗の兆候としてベルトが回転するときにきしみ音 がする、刈り込み中にベルトが滑ってブレードが回らな い、ベルトの縁がほつれている、焼けた跡がある、割 れているなどがあります。 刈り込みデッキベルトの交換 警告 スプリングには張力が掛かっており怪我をする危 険がある。 ベルトの取り外しは十分に注意深く行うこと。 g299741 1. 平らな場所に駐車し、PTOを解除し、駐車ブレー キを掛ける。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3. デッキガードを外す 刈り込みデッキのガードを取 り外す (ページ 23)を参照。 4. 122 cm 48"デッキでは、両方のプーリカバーを 固定しているねじ4本をゆるめてカバーを外す 図 51 。 図 52 91cm デッキ 1.
8. スプリングの長さを点検する。15.2 cm 未満な ら、アイドラプーリのアームを調整する4 アイドラ プーリアームの調整 (ページ 38)へ進む。 9. 91 cm (36") デッキでは、プーリカバーを取り付 ける 図 51 。 10. デッキガードを取り付ける 刈り込みデッキのガー ドを取り外す (ページ 23)を参照。 アイドラプーリアームの調整 整 備 間 隔 : 1年ごと—デッキのアイドラアームの摩耗 状態を調べる。 g302008 図 55 図は 122 cm (48") デッキ スプリングの長さが 15.2 cm 未満の場合や、図 54のよ うにアイドラプーリアームがアイドラストップに当たる場 合は、アイドラプーリアームを調整する。 1. アイドラアーム 3. 摩耗したベルトの場合は プーリを左に動かす 2. スロット 4. 新しいベルトの場合はプー リを右に動かす 6. ナットを締めつける図 54。 7.
g300384 図 58 1. ベルト 2. アイドラプーリ g300383 図 56 1. 2. 5. クラッチプーリ ワッシャ 3. 9. ボルト アイドラアームの四角い穴にドライブラチェットを 差し込んでベルトの張りをなくす図 57。 g300385 図 57 1. スプリング 2. アイドラプーリ 3. 四角穴 6. ベルトを取り外す図 58。 7. ドライバをゆっくりゆるめてスプリングの張りを解 放する。必要であれば、スプリングをアンカー から外す。 8. 図 58に示すように、新しいベルトを配設する。 39 スプリングアンカーにスプリングを取り付ける。ド ライブらちぇっどでスプリングに張りを掛け、アイド ラプーリにベルトを掛ける図 57。 10. スプリングを解放してベルトに張りを出す。 11. 全部のプーリにベルトが適切に嵌っていること を確認する。 12. クラッチプーリを取り付ける図 56。ベルトを68-81 N·m 6.9-8.0 kg.m = 50-60 ft-lbにトルク締めする。 13.
制御系統の整備 6. 走行コントロールレバーの調整 注 カムを右に回すとレバーが下がり、左に回す とレバーが上がります。 左右のコントロールレバーが一直線にそろっていない場 合には、コントロールレバーを調整します。 1. 平らな場所に駐車し、PTOを解除し、駐車ブレー キを掛ける。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3. 走行コントロールレバーを下げて運転位置にセッ トする。 重要 カムの平らな部分を垂直位置以上に回さな いでください。オペレータコントロールがカムの平 らな部分に触れてはいけません。 g300386 図 59 1. 左側走行コントロールレ バー運転位置 3. ここで水平方向の整列を チェック 2. 右側走行コントロールレ バーニュートラル位置 4. 右側走行コントロールレ バー運転位置 4. 走行コントロールレバーの水平方向の整列を チェックする 図 59 。 5.
油圧系統の整備 油圧系統に関する安全確保 • 万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ちに専門 医の治療を受けること。万一、油圧オイルが体内 に入った場合には、数時間以内に手術を受ける 必要がある。 • 油圧装置を作動させる前に、全部のラインコネクタ が適切に接続されていること、およびラインやホー スの状態が良好であることを確認すること。 • 油圧のピンホールリークやノズルからは作動油が 高圧で噴出しているので、絶対に手などを近づけ ない。 • リークの点検には、新聞紙やボール紙を使う。 • 油圧系統の作業を行う時は、必ず安全に油圧系統 内部の圧力を解放しておくこと。 油圧システムの仕様 油 圧 オ イ ル の タ イ プ Toro® HYPR-OIL™ 500 油圧作 動液 油 圧 オ イ ル の 容 量 4.7 リットル 重要 所定の油圧オイルを使用してください。他のオ イルを使用すると油圧システムを損傷する可能性が あります。 g300398 図 61 油圧オイルの量を点検する 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと 油圧オイルとフィルタの交換 1.
12. 以上の作業を両方のフィルタに対して行う。 フィルタを取り付けてオイルを入れる 1. 新しいフィルタのゴムシール部に油圧オイルを 薄く塗る。 2. ゴムシールがアダプタに当たるまで手でねじ込 み、そこから更に 3/4-1 回転増し締めする。 3. 反対側のフィルタにも同じ作業をする。 4. 各フィルタに、先ほど外したフィルタガードを取り 付ける。図 63 5. ねじ3本でガードを固定する図 63。 6. 油圧オイルを入れる前に、通気プラグを外して あることを確認する。 7. 所定のオイルを補助タンクにゆっくりと入れる通 気プラグのひとつ からオイルが流れ出してくるま でオイルを入れる 油圧システムの仕様 (ページ 41)を参照。 8. 通気プラグを取り付ける図 63。 9. プラグを 20 N·m (2 kg.m=15 ft-lbにトルク締め する。 g303851 図 62 1. 2. 短いキャリッジボルト ナット 5/16" 3. トランスアクスルガード 5. ガードを下に開く。 6.
g303749 図 65 g027477 図 64 油圧システムのエア抜き 1. バイパスレバーの位置 2. 通常使用時のレバー位置 3. トランスミッションのエア抜 きをする時のレバーの位置 5. エンジンを始動する。ハーフスロットルに設定 する。 6. 走行コントロールレバーを全速前進から全速後 退の間でゆっくり5往復させる。 7. エンジンを停止し、バイパスレバーを前下方向に 動かしてロックする図 65。 8. エンジンを始動する。 9. 走行コントロールレバーを全速前進から全速後 退の間でゆっくり5往復させる。 1. 平らな場所に駐車し、PTOを解除し、駐車ブレー キを掛ける。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 10. マシン後部にジャッキをセットし、駆動輪が完全 に中に浮く状態にしてスタンドで支える。 エンジンを停止し、油圧オイルのレベルが下がっ ているのを確認し、不足分を補充する。 11. システムから完全にエアが抜けるまで、以上の 作業を繰り返す。 3. 4.
刈り込みデッキの整備 ブレードの変形を調べる 刃物を取扱う上での安全確保 1. ブレードを回転させて前後方向に向ける 2. 平らな床面から刃先までの高さを測るブレードの A 位置まで測る図 67。 磨耗したり破損したりした刃は使用中に割れて破片が 飛び出す場合があり、これが起こるとオペレータや周 囲の人間に多大の危険を及ぼし、最悪の場合には死 亡事故となる。 • ブレードが磨耗や破損していないか定期的に点検 すること。 • ブレードの点検を行うときには安全に十分注意す ること。必ず手袋を着用すること。ブレードは研 磨または交換のみ行い、たたいて修復したり溶接 したりしないこと。 • 複数のブレードを持つ機械では、つのブレードを 回転させると他も回転する場合があるので十分に 注意すること。 刈り込みブレードの整備 g000975 図 67 ブレードの点検整備前に 1. ここでブレードから床まで の距離を測る 2. A 位置 1. 平らな場所に駐車し、PTOを解除し、駐車ブレー キを掛ける。 3. 2.
3. バランスがとれるまで調整する。 ブレードの取り付け 整 備 間 隔 : 1年ごと 1. ブレードボルトのねじ山を点検する。必要に応じ てボルトと湾曲ワッシャを交換する。 2. スピンドルシャフトにブレードを取り付ける図 71。 重要 ブレードの立っている側 セイル部 がデッキ の天井を向くのが正しい取り付け方です。 3. 湾曲ワッシャとブレードボルトを取り付ける図 71。 注 湾曲ワッシャは、円錐先端側をボルトの頭に 向けて取り付ける図 71。 4. g010341 各ブレードボルトを 115-150 N·m11.8-15.2 kg.m = 85-110 ft-lbにトルク締めする。 図 68 1. ブレードの立ち上がりセイ ル部 3. 湾曲ワッシャ 2. 枚刃 4. ブレードボルト ブレードの研磨 1. ブレードは、両端部の刃先をやすりで磨く図 69。 注 元の角度を変えないように削ってください。 注 左右を同じ量だけ削ればブレードのバランスが 崩れません。 g004536 図 71 g000552 図 69 1. 2.
2. エンジンを止め、キーを抜きとり、点火プラグか らコードを外す。 3. 両方の駆動タイヤの空気圧を点検する タイヤ空 気圧を点検する (ページ 33)を参照。 4. デッキの水平調整を行う前に、ブレードが曲がっ ていないか点検してください曲がっているブレー ドは交換してください 刈り込みブレードの整備 (ページ 44)を参照。 5. 刈り込みデッキを、76 mm の刈高にセットする。 左右の水平の点検 1. ブレードを左右方向に向ける。 2. B と C 位置で、水平な床面から刃先までの距 離を測る 図 72 。 g001041 図 73 1. A 点と B 点で測定 4. 2. 水平な床面から測定する 前後のピッチが正しくない場合は 刈り込みデッキ の水平調整 (ページ 46)を参照。 刈り込みデッキの水平調整 1. 平らな場所に駐車し、PTOを解除し、駐車ブレー キを掛ける。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3.
6. デフレクタの交換 デッキの四隅についている調整ボルトを全部ゆる めて、デッキが4個の角材に載った状態にする。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—デフレクタが破損 していないか点検する。 警告 排出口がデフレクタなどで覆われていないと、デッ キから異物が飛び出して人に当たる恐れがあり、 このようなことが実際におこると深刻な人身事故に なりかねない。また、刈り込みブレードに手などが 触れる可能性もある。 必ず、マルチプレート、デフレクタ、または集草装 置を取り付けて使用すること。 1. デフレクタブラケットのノッチからスプリングを外 し、デッキに溶接してあるブラケット、スプリング、 デフレクタを貫通しているロッドを抜き出す図 76。 g300452 図 75 1. 調整ボルト 7. チェーンがゆるんでいないことを確認してボルト を締め付ける 8. 左右の水平と前後のピッチを調べる 左右の水平 の点検 (ページ 46)と デッキのピッチ前傾の点 検 (ページ 46)を参照。 g302010 図 76 1. 4. デッキブラケット 2. デフレクタ 5.
5. 図 77に示すようにスプリングをロッドに取り付けて ください。すなわち、スプリングの短い方の端部 がロッドの下側から出てきて、ロッドの曲がり部分 に上から掛かります。 6. スプリングのもう一方の端部を、デフレクタブラ ケットのノッチに引っ掛ける図 77。 洗浄 デッキの裏側の清掃 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 デッキの裏側にたまった刈りかすは毎日取り除いてく ださい。 1. 平らな場所に駐車し、PTOを解除し、駐車ブレー キを掛ける。 2. エンジンを止め、キーを抜きとり、点火プラグか らコードを外す。 3. マシン前部をジャッキで持ち上げてスタンドで支 える。 4. 機体をウェスで洗浄する。水を掛けないこと。 廃棄物の処分 使用済みのエンジンオイル、バッテリー、油圧オイル、 エンジン冷却液は環境汚染物質です。これらは国や地 域の規制に従って処分してください。 g297573 図 77 1. ロッドスプリングアセンブリ を取り付けた状態 3. ロッド、短い端部をデッキ のブラケットの裏側へ移動 2.
保管 うこと。アルコール系のスタビライザエタノー ル系やメタノール系は使用しないでください。 格納保管時の安全確保 B. エンジンをかけ、5 分間ほどかけてコンディ ショナ入りの燃料を各部に循環させる。 各部の調整、整備、洗浄、格納などは、必ずマシ ンを停止させ、始動キーを抜き取り、各部が完全に 停止し、機体が十分に冷えてから行ってください。 C. エンジンを停止し、エンジンの温度が下がる のを待ってガソリンを抜き取る。 D. • 格納はエンジンが十分に冷えてから行ってください。 • 裸火の近くに機械や燃料を保管したり、屋内で燃料 エンジンを再度始動して自然に停止するまで 運転する。 E. 抜き取った燃料は地域の法律などに従って 適切に処分する。抜いた燃料は法律や規則 に従って処分する。 • の抜き取りをしたりしない。 重要 スタビライザ 品質安定剤 を添加した燃 料であっても、スタビライザメーカーが推奨す る保管期間を越えて保管しないでください。 作業後の洗浄と格納保管 1. 平らな場所に駐車し、PTOを解除し、駐車ブレー キを掛ける。 2.
故障探究 問題 考えられる原因 対策 燃料タンクが凹みそうになったり、燃料切 れ表示が頻繁に出る。 1. エアクリーナのペーパーエレメントが目 詰まりしている。 1. ペーパーエレメントを清掃する。 エンジンのオーバーヒート。 1. エンジンの負荷が大きすぎる。 1. 走行速度を遅くする。 2. エンジンオイルの不足。 2. オイルを補給する。 3. 冷却フィンを清掃して空気の通りをよ くする。 3. 冷却フィン付近およびエンジンのブロ アハウジングの下付近が目詰まりして いる。 4. エアクリーナが汚れている。 スタータが動かない。 エンジンが始動しない、始動しにくい、すぐ 止まる。 5. 燃料に水が混入または燃料が粗悪。 4. エレメントを清掃または交換する。 5. 代理店に連絡する。 1. PTOが入。 1. PTOを切る。 2. バッテリー上がり。 3. 電気系統の接続不良 2. バッテリーを充電する。 3. 接続部を点検修正する。 4. ヒューズが飛んでいる。 5. リレーまたはスイッチが破損している。 4. ヒューズを交換する。 5.
問題 運転できない。 異常に振動する。 刈高が一定しない。 考えられる原因 1. 油圧オイルの不足。 1. 油圧オイルを入れる。 2. 油圧システム内部にエアが入っている。 2. エアパージを行う。 3. ポンプ駆動ベルトがスリップしている。 3. ポンプ駆動ベルトを交換する。 4. ポンプ駆動ベルトのアイドラスプリング が外れている。 4. ポンプ駆動ベルトのアイドラにスプリン グを取り付ける。 5. ポンプのバイパスバルブが開いている。 5. バイパスバルブを締め付ける。12-15 Nm1.2-1.5 kg.m = 9-11 ft-lbにトルク締 めする。 1. 刈り込みブレードが曲がっているかバラ ンスが悪い。 1. 新しいブレードに交換する。 2. ブレード取り付けボルトがゆるい。 2. ブレード取り付けボルトを締め付ける。 3. エンジンの取り付けボルトがゆるい。 3. ブレード取り付けボルトを締め付ける。 4. エンジンプーリ、アイドラプーリ、ブレー ドプーリがゆるい。 4. プーリを締め付ける。 5. エンジンプーリが破損している。 5.
図面 g302778 電 気 回 路 図 —139-2853 (Rev.
メモ
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