Form No. 3370-410 Rev B プ ロ パ ス 200 ト ッ プ ド レ ッ サ ( ツ イ ンスピナーおよび無線コントローラ 付き) 44700— —シ リ ア ル 番 号 310001001 以 上 モ デ ル 番 号 44700 44700— —シ リ ア ル 番 号 311000001 以 上 モ デ ル 番 号 44700 44701— —シ リ ア ル 番 号 311000001 以 上 モ デ ル 番 号 44701 44701— —シ リ ア ル 番 号 310001001 以 上 モ デ ル 番 号 44701 製品のご登録、オペレーターズマニュアルやパーツカタログの無料ダウンロードはこちらへどうぞ:www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合していま す; 詳細については、DOC シート(規格適合証 明書)をご覧ください。 ださい。お問い合わせの際には、必ず製品の モデル番号とシリアル番号をお知らせくださ い。図 1 にモデル番号とシリアル番号を刻印 した銘板の取り付け位置を示します。いまのう ちに番号をメモしておきましょう。 電磁波障害について 米 国 内 : 本製品は FCC規則第 15 章に適合しております。本製品 の使用については以下の条件がつけられております: (1)本製品 は基本的に危険な電磁傷害を引き起こしません; (2)本製品の性 能を阻害するような電磁障害の発生する場合であっても、本製品の 使用者はそのような電磁障害を排除する権利を有しません。 本製品は高周波を使用する製品であり、使用時には高周波が発生 します; このため、不適切な条件、すなわち製造会社の指示を正し く守って設置・使用しないとと、ラジオやテレビの受信障害を起こす 可能性があります。 本製品は、FCC (米連邦通信委員会) 規則第 15 章に定める試験の結果、クラス B コンピュータ機器の基準に適 合していおり、通常の住宅地域
目次 保管用スタンドの使い方 ..............33 保守 ...................................36 潤滑 ...............................36 日常点検 ...........................36 油圧系統 ...........................37 無線コントローラ ....................37 コンベア・ベルト装置の整備 ...........38 プロパスを清掃する ..................39 保管 ...................................40 図面 ...................................41 はじめに ................................2 安全について ............................4 安全な運転のために ...................4 安全ラベルと指示ラベル ...............7 組み立て ................
安全について だぶついた衣服、装飾品などは可動部に巻き 込まれる危険があります。また、裸足やサン ダルで機械を運転しないでください。 • 作業場所を良く観察し、安全かつ適切に作 業するにはどのようなアクセサリやアタッチ メントが必要かを判断してください。メー カーが認めた以外のアクセサリやアタッチメ ントを使用しないでください。 • オペレータコントロールやインタロックス イッチなどの安全装置が正しく機能している か、また安全カバーなどが外れたり壊れた りしていないか点検してください。これら が正しく機能しない時には芝刈り作業を行 わないでください。 不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりする と、人身事故につながります。事故を防止する ため、以下に示す安全上の注意や安全注意標識 のついている遵守事項は必ずお守りください 「注意」、「警告」、および「危険」 の文字 は、人身の安全に関わる注意事項を示していま す。これらの注意を怠ると死亡事故などの重大 な人身事故が発生することがあります。 安全な運転のために トレーニング • この オペレーターズマニュアル や関連する 機器のマニュアルをよくお読みくださ
• ガードが破損したり、正しく取り付けられて いない状態のままで運転しないでください。 インタロック装置は絶対に取り外さないこ と、また、正しく調整してお使いください。 • 砂を積み込む時は、荷重が均等になるよう に積んでください。ホッパーに砂を満載して いる時には、牽引車両の運転に特に注意して ください。資材がずれないように気をつけて 運転してください。 • 無線リモコンをぬらさないでください。 • 牽引車両のエンジンのガバナの設定を変え たり、エンジンの回転数を上げすぎたりし ないでください。規定以上の速度でエンジ ンを運転すると人身事故が起こる恐れが大 きくなります。 • 運転位置を離れる前に: – 平坦な場所に停止する。 – PTOの接続を解除し、アタッチメントを下 降させる。 – ギアシフトをニュートラルに入れ、駐車 ブレーキを掛ける。 – エンジンを止め、キーを抜き取る。 • 以下の場合には、アタッチメントの駆動を 停止し、エンジンを止め、キーを抜き取っ てください: – 詰まりを取り除くとき; – 機械の点検・清掃・整備作業などを行 うとき; – 機械が異常な振動を始めたとき(直ちに 点検してく
• 平らな場所に停車してください。適切な訓 練を受けていない人には絶対に機械の整備を させないでください。 • 必要に応じ、ジャッキなどを利用して機体 を確実に支えてください。 • 機器類を取り外すとき、スプリングなどの 力が掛かっている場合があります。取り外し には十分注意してください。 • 修理作業に掛かる前にバッテリーの接続を 外してください。バッテリーの接続を外すと きにはマイナスケーブルを先に外し、次にプ ラスケーブルを外してください。取り付ける ときにはプラスケーブルから接続します。 • 可動部に手足を近づけないよう注意してく ださい。エンジンを駆動させたままで調整を 行うのは可能な限り避けてください。 • バッテリーの充電は、火花や火気のない換 気の良い場所で行ってください。バッテリー と充電器の接続や切り離しを行うときは、充 電器をコンセントから抜いておいてくださ い。また、安全な服装を心がけ、工具は確実 に絶縁されたものを使ってください。 • 油圧系統のラインコネクタは頻繁に点検し てください。油圧を掛ける前に、油圧ライン の接続やホースの状態を確認してください。 • 油圧のピンホールリーク
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。読めなく なったものは必ず新しいものに貼り替えてください。 119-6854 119-6809 1. 1. 清掃方法について オペレーターズマニュアル を読むこと。 フロア・ベルトの速度 119-6853 1. スピナーの速度 115-2047 1. 警告: 高温部に触れないこと。 119-6808 1. 119-0217 テールゲートの高さ表示 1. 119-6818 1.
119-6810 1. オペレーターズマニュアル を読むこと 2. 持ち上げは二人掛かりで行うこと。 119-6820 1. スピナー速度の調整 119-6855 1. スピナーの速度 119-6817 1. 119-6856 1. スピナーの微調整 フロア・ベルトの速度 119-6816 119-6804 1. 1. 異物が飛び出す危険:人を近づけないこと。 119-6805 1.
119-6814 1. 薄まきスピナー設定(詳細は「運転」の章を参照のこと)。 2. 厚まきスピナー設定(詳細は「運転」の章を参照のこと)。 3. 警告:スライド調整とテール・ゲート調整。 119-6806 1. 警告: オペレーターズマニュアル を読むこと。 4. 警告:整備作業前にはエンジンを停止させ、キーを抜き取り、 オ ペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 警告: 講習を受けてから運転すること。 5. 警告:人を乗せないこと。 3. 異物が飛び出す危険:人を近づけないこと。 6. 警告: 可動部に近づかないこと; 全部のガード類を正しく取り 付けて運転すること。 119-6819 1. スピナー速度(%) 2.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 1 2 3 4 5 6 7 8 9 数量 用途 ホッパー・ガード ボタン・ヘッド・ボルト, 1/4 x 5/8 inch ロックナット ワイヤハーネス ソケット・ブラケット ソケット・ブラケット(重い方) キャリッジ・スクリュ フランジ・ナット ねじ フランジ・ナット ホッパー延長板(前用) ホッパー延長板(後用) ボルト フランジ・ナット ボルト フランジ・ナット 1 3 3 1 1 1 2 2 2 2 1 1 9 9 6 6 中間ワイヤ・ハーネス 1 中間ワイヤ・ハーネスを接続する ON/OFFペンダント・スイッチ 1 ON/OFFペンダントを取り付ける リモコン用のマウント・アセンブリ 無線リモコン・アセンブリ 1 1 無線リモコンを取り付ける(モデル 44700 のみ) 必要なパーツはありません。 – プロパスを牽引車両に接続する 必要なパーツはありません。 – 牽引車両からの取り外し プロパス・ベースモデルのセットアップ 電源ハーネスを接続する ホッパー延長キ
1 プロパス・ベース・モデルのセッ トアップ この作業に必要なパーツ 1 ホッパー・ガード 3 ボタン・ヘッド・ボルト, 1/4 x 5/8 inch 3 ロックナット 図4 手順 1. 1. 出荷用のクレートからプロパス・ベース・モ デルを外す。 出荷用ブラケット 4. 次の作業は2人で行う。ツイン・スピナーの 外側についている持ち上げ用ハンドルを持っ て、ツイン・スピナーをホッパーから外す。 ツイン・スピナーを床に降ろす(図 5)。 2. プロパス出荷用ブラケットをツイン・ス ピナーに固定しているボルト(1/4 x 3/4 inch)とナット(ツイン・スピナーの後部に ついている)を外す(図 3)。 図5 1. 図3 1. 出荷用ブラケット ツイン・スピナー 5. ツイン・スピナーの脚部からネジ 4 本を取り 外す。二人掛かりでツイン・スピナーを持ち 上げ、パッキング用のスタッドや保護材を 取り除く(図 6)。 3.
2 電源ハーネスを接続する この作業に必要なパーツ 図6 1. パッキング用のスタッドと保護材 6. ホッパー・ガードを正規位置に付け直す; 付属の 1/4 x 5/8 inch ボタン・ヘッド・ ボルトとナイロック・ナットを使用する (図 7)。 1 ワイヤハーネス 1 ソケット・ブラケット 1 ソケット・ブラケット(重い方) 2 キャリッジ・スクリュ 2 フランジ・ナット 2 ねじ 2 フランジ・ナット 手順 プロパスのコントロール・システムが必要とす る電力は、ワイヤ・ハーネスによって牽引車両 から供給されます。このハーネスは、プロパス を搭載する車両に取り付けます。複数の車両で プロパスを使用する場合には、各車両にハーネ スを取り付けておくことができますので、弊社 代理店からお求めください。 ワイヤ・ハーネスは、トロのワークマンのため に製造されたものですが、他のメーカーの作業 用車両にも簡単に取り付けることができます。 1.
3 ホッパー延長キットを取り付ける この作業に必要なパーツ 図8 1. 1 ホッパー延長板(前用) 1 ホッパー延長板(後用) 9 ボルト 9 フランジ・ナット 手順 ソケット・ブラケット 1. 出荷用の箱から前用プレートと後ろ用プレー トを取り出す(図 10と図 11)。 2. 電気プラグ・ブラケットからバッテリーへ 向けて配線・固定する(図 9)。 図 10 1. ホッパー延長板(前用) 図9 図 11 1. 白色のワイヤ(真鍮) 3. ワイヤなし(真鍮) 2. ワイヤなし(銀) 4. 黒色のワイヤ(真鍮) 1. ホッパー延長板(後用) 2. 付属のネジ類を使用して延長板をホッパー に固定する。ナットがホッパーの外側になる ように配置すること。 3. ゴム製のハトメ(黒)をつけてケーブル をブラケットに通し、ハトメを固定する (図 9)。 4. 付属の 1/4 inch ボルトを使用して、ソケッ トをブラケットに固定する。 5.
図 12 ホッパー延長キットを取り付けた状態 図 13 1. 4 警告 牽引用シャーシやジョンディア・ゲーター、 ト ロ ・ ワ ー ク マ ン 、 TDC シ ャ ー シ に 取 り 付 け られたままの状態でベッド&ホッパー・ア センブリを吊り上げてはいけない。吊り上 げ用ブラケットにはシャーシを含めた重量 を支えるだけの強度がない。 ホッパーを車両のシャーシに取り 付ける この作業に必要なパーツ 6 ボルト 6 フランジ・ナット 吊り上げ用ブラケット 2. ホッパーについている吊り上げ部を利用し て、車両のシャーシの上にプロパスを載せ る。 3. 取り付け用穴(全部で6個、左右各3)を整 列させたら、穴1つにつき 5/16x1 inch ボル トとフランジ・ナットを使って固定する。 手順 注 ワークマン以外の車両に取り付ける場合に は、その車両用の説明書を参照してください。 1. ホッパー・アセンブリの内側に吊り上げ用 のブラケットがついているので、これにホイ ストを接続する(図 13)。 図 14 1. 取り付け位置(左右それぞれ3ヶ所) 4.
注 吊り上げ用ブラケットは将来に備えて保 管してください。捨てないでください。 6 5 ON/OFF ペンダントを接続する(モ 44701)) デ ル 44701 中間ワイヤ・ハーネスを接続する この作業に必要なパーツ この作業に必要なパーツ 1 1 ON/OFFペンダント・スイッチ 中間ワイヤ・ハーネス 手順 手順 ON/OFF ペンダントのコネクタを、プロパスの コネクタに接続する(図 17)。 中間ワイヤ・ハーネスを、プロパスの電源ワイ ヤ・ハーネスのコネクタに接続する(図 15 ま たは 図 16)。 図 17 図 15 モデル 44700 1. 電源ハーネス 2. 1.
ターン側。ホースを逆につないでしまうと、 プロパスの機能の一部が逆に働いたり、全く 働かないことがある。プロパスを初めて作動 させる前に、油圧系をテストすること。 8 プロパスを牽引車両に接続する 重要 運転中に油圧ライン、電気ケーブル、 ペンダント・スイッチ・ケーブルが地面の上 を引きずられないようにすること。ライン やケーブルが挟まれたり切断されたりする 恐れのある場所に配置しないこと。 必要なパーツはありません。 手順 8. 中間ワイヤ・ハーネスを、牽引車両の電源 コネクタに接続する。 警告 9. 油圧オイル・タンクのオイル量を確認し、必 要に応じて補給する。(牽引車両のオーナー ズ・マニュアルを参照。) 接続作業中は絶対に、プロパスと牽引車両のあ いだに立たないこと。 1. プロパスが水平になるよう、ジャッキ・スタ ンド・ハンドルを回してヒッチの高さを調 整する。 9 重要 ヒッチ・ピンは牽引車両用に認可されて いる高張力ピンを使用すること。 牽引車両からの取り外し 2.
製品の概要 ブレードをA位置に設定すると、内側のボルト (ディスクの中心に最も近いボルト)がブレー ドの壁面にぴったり付き、外側のボルト(ディ スクのエッジに最も近いボルト)はブレードの 壁面から遠ざかります。 各部の名称と操作 色別設定システム これは少量の砂を高速で均一に分散させられる この 設 定 は ように設計された位置ですので、こ 必ず行ってください。 プロパスの設定システムは色分け表示されてお り、トップドレッサの設定がとても簡単にでき るようになっています。希望する散布パターン を選び、その色に合わせて各設定を行うだけで 完璧な散布が得られます。 厚まき設定(黄色)の場合は、砂の量が多くか つディスクのスピードが遅くてもベストの分散 が得られるように、ブレードをBB位 置 にする必 要があります(図 21)。 1.
軽いダスティング(薄まき)を行うのであれ ば、青色の表示を見てください: テールゲー ト、フロア速度、スピナー速度、ベースのスラ イド調整を全て青色の位置に調整するよう指示 があります(図 22)。 薄まき おおよその散布幅: 914 cm ブレードの位置:A フロア速度:100% スピナー速度:青色 100% テールゲート:青色 スライド調整:青色 コアリングの穴を目砂で埋めたい場合は、全て の設定を赤色にしてください。 図 24 超厚まき おおよその散布幅: 274 cm スピナーの作業速度 ブレードの位置:B フロア速度:100% スピナー速度:赤色 15% テールゲート:赤色 スライド調整:赤色 図 25 テールゲート 標 準 油 圧 駆 動 : 対応する色の部分に示された開 始ライン(点線)に油圧コントロールをセット します。必要に応じて、各色の範囲内で速度を 変えることができます。 図 23 テールゲートはプロパスから流れてくる資材の 量を制御するものです。5インチの高さのテー ルゲートが色分けされて、色ごとに目標開始ラ インが示されています。 テールゲートを調整することで資材の量を各
フロア速度 示されているパーセント値に合わせて設定しま す。 図 30 100%に にし ま す - こ ど の 設 定 で も フ ロ ア 速 度 は 100% れは色別設定システムの調整項目を一つでも減 らすように開発されたもので、各設定は試験に よって確認されています。 注 資材の量を減らしたい時はテールゲートで 調整してください。テールゲートの高さを一番 小さくしてもまだ資材が多すぎる場合にフロ ア速度を落とします。 図 27 4.
ティー・ボックスまで、軽いダスティングから 深い穴埋めまで対応できます。 す。スピナーのアイコンは無線コントロール用 の速度パーセント値のみを示しています -- 標 準油圧システムを使用している場合は、該当す る色の部分に合わせ、点線を開始ラインとし て、必要に応じてその色の範囲内で速度を調 整してください。 標準油圧コントロール 警告 実際にプロパスの運転を始める前に、このオペ レーターズマニュアルをよく読み、安全ステッ カーの表示内容を理解してください。 警告 プロパスの動作中は機械から離れないこと。 ON/OFFペ ペン ダ ン ト ・ ス イ ッ チ ON/OFF ON/OFFペンダント・スイッチの2つのスイッチで コンベア・ベルトやオプション機器のON/OFFを 操作します(図 34)。ON/OFFペンダント・ス イッチは常にオペレータの手の届くところに 置いてください。 図 32 1. フロア・コントロール・バルブ 図 34 フロア用のフロー・コントロール・バルブ 1.
運転操作 ダント・スイッチまたはコントロール・ペン ダント・スイッチで、コンベア・ベルトを ONにする。 運転上の注意 11.一定の速度で資材を散布しながら、終了位 置(端)まで真直ぐ進む。 プロパス・トップドレッサには、重量上、バラ ンス上、取り扱い上の特性があり、他の牽引式 の機械とは異なった動作特性があります。 オペ レーターズマニュアルをよくお読みください。 12.コンベア・ベルトをOFFにし、プロパスを旋 回させ、次の列に位置を合わせる。 13.次の列を撒く前に、散布状態を確認する。 必要なら微調整を行う。 オプション機器を取り付けたら、斜面を走 行する時に地面に当てないよう、地上高に注 意してください。プロパスを牽引用シャーシ に搭載した場合、地上高は積載ゼロの状態で 33 cmです。プロパスをトラックスター直結用 シャーシに搭載した場合、地上高は積載ゼロ の状態で43 cmです。 14.無線モデルでは、ALL START機能を使うと オプション機器の始動およびベルトの始動 を一回の操作で行うことができる。ベルト が始動した後にオプション機器が始動する ようになっている。 15.
EH モ デ ル で の 油 圧 コ ン ト ロ ー ル とオプション機器の操作 リモコン・システム リモートコントロール・システムは、ヘンドヘ ルド、DC +12-+14.4V ベースユニット、ワイ ヤハーネスで構成されています。このシステム は、プロパス200専用のリモコン装置です。 ハンドヘルド 図 35 1. LCDディスプレイ 2. コントローラ・ステータス表 示LED 3. All Start:フロアとオプショ ン機器をスタート 4. ON/OFF 10. Start:フロア 11. Stop:フロア 12. 増速:フロア 13. 減速:フロア 5. Store:プリセットの設定を 記憶 14. Start:オプション 6. プリセット1 15. Stop:オプション 7. プリセット2 16. 増速:オプション 8. プリセット3 17. 増速:オプション 9.
ボタンの機能 ボタン 名称 主な機能 ON/OFF コントローラのON/OFF ALL START フロアとオプション機器両方の機能をコントロール(ON/OFFおよび速度を含む) FLOOR START フロア(ホッパーのコンベアベルト)の機能をコントロール(ON/OFFおよびベルト速度を含む) STOP FLOOR フロアを停止 FLOOR DEC フロアの速度を下げる FLOOR INC フロアの速度を上げる プリセット 1 プリセット 2 プリセット 3 プリセットボタンそれぞれに、フロア速度とオプション速度を記憶させておくことができる。 STORE プリセットボタンと共に使用して設定を記憶させる OPTION START 後部オプション機器の機能をコントロール(ON/OFFおよびベルト速度を含む) OPTION STOP オプション機器を停止 OPTION DEC オプション機器の速度を下げる OPTION INC オプション機器の速度を上げる ALL STOP フロアとオプションの両方を停止させる 23
Eストップボタン プロパス200での作業が終了したら必ずEストッ プボタン(図 36)を押して電気系統をOFFに してください。プロパス200で作業を始める時 は、コントローラをONにする前にEストップ・ ボタンを引き出す必要があります。 図 37 1. フロア・ベルトの速度 2. スピナーの速度 フロアベルトの速度を調整するには(図 37)、 ノブを右に回します。この調整は油圧を作動 させずに行えます; 色別設定システムにあ るように、最大フロア速度にセットします。 ホッパーに砂を満載しているような場合は最も 重要な設定です。 図 36 1.
STUCK という表示と共にONになっているスイッ チの名称が表示されます。スタックしている スイッチをOFFにするまで、ハンドヘルドから ベースユニットへの信号送信は行われません。 液 晶 デ ィ ス プ レ イ (LCD LCD)) 2行表示で、各行に8文字が表示され、作動状態 を知らせます。背景の明るさとコントラストの 調整が可能です。変更すると、その内容は「現 在の設定」に記憶されます。電源投入直後は、 前回に使われていた背景明度とコントラストの 設定で表示がおこなわれます。 ベースユニットでは、入信メッセージをチェッ クし、内部のコマンドをすべてクリアし、その 後にハンドヘルドからの命令を待ちます。 背景明度とコントラストの設定変更は、図2 のハンドヘルドのフロントパネルのイラスト を参照してください。 操作について • コントローラに電源を投入すると、最初に FLR OFF および OPT OFF という表示が約 5 秒間現れます。もし、waiting for base と いう表示が現れた場合には、ベースユニッ トに電源が供給されているか、E ストップ ボタンが押されたままになっていない
LED:, オ レ ン ジ 色 の LED: オレンジ色の LED が点滅している時は、ベー スユニットからメッセージを発信中であること を示します。 この LED が点灯状態であるときは、1台以上 のベースユニットが作動中であることを示し ます。 パワー ハンドヘルドの電源は単三電池4本(工場に て取り付け済み)であり、作動電圧は1.6 3.2V です。電池寿命はおよそ 300 時間です (背景電源を使用せずに連続運転した場合) が、電池寿命は様々な要素によって変動し、先 に説明したとおり、背景の明るさで大きく変 化し、背景を明るくして使用するほど電池の 寿命は短くなります。 図 39 注 使用に際しては、いつも新しい交換用の電 池をお手元にご用意ください。 1. 電池取り付け部 3.
OFF状態に維持されます。この すのでフロアは OFF FLR– FLRS という 時(プレビューモード)は、FLR– 表示の後に S の文字が表示され、ハンドヘル SET ONLY ONLY(セットのみ可能)であること ドがSET を示します。このプレビューモードでは、フ ロア速度の変更が可能です(Increase Floor Speed ボタンと Decrease Floor Speed ボタ ン)が、ベースユニットへの送信はまだ OFF 状態に維持されています。 ですから、この間 に、フロアの速度を希望の値に設定しておく なり、設定を確認しておくなりすると大変便 利です。以上ができたら、FLOOR START をも う一度押すと、ベースユニットに送信が行わ れ、選択された設定での動作が開始されます。 FLOOR START をさらにもう一度押すと、現在の 設定がメモリに記憶されます。 リモートとベースの連携は出荷前にすでに行わ れていますが、取替えなどの事情によっては あらためて連携を取る必要がでてきます。連 携は以下の手順で行います: 連携確立モード(リモート↔ ベースユニットの 連携) 1.
2.
は動いていなかった機器を作動させること になります。この場合、メモリには新たに 何も保存されず、メモリの内容は以前のま ま(フロアとオプション)です。 ないと変更は記憶されません。このようにし て記憶された設定は、その後はいつでも ALL または OPTION START START して利用されます。変更の方法 の設定と 注 フロア用に記憶された設定は2つの場面で 1. OPTION START ボタンを押す。プレ ビューに現在の値が表示される。 利用されます:ひとつは OPTION START ボタンを使った時に、そしてもうひとつ 2. OPTION INCREASE SPEED ボタンを使った時で は、ALL START す:どちらも同じ設定で動作します。 OPTION DECREASE SPEED 変更する。 ボタンや ボタンで値を ALL START 3.
ONLY モード中)に何らかのボタン操作を行う と、その都度タイマーがリセットされます。 2. OPTION INCREASE SPEED OPTION DECREASE SPEED 変更する。 フロア速度の設定変更と保存 フロアの動作開始速度は自由に変更できます。 値を変更しても、フロアがアクティブな間に ALL START ボタンをもう一度押さないと変更は記憶 されません。このようにして記憶された設定 ボタンをもう一度押 4. OPTION START す。LCD に新しく設定した値が OPTION STORE(オプション記憶)として表示され の設定 る。今後、OPTION START 1. FLOOR START ボタンを押す。プレビュー に現在の値が表示される。 2. INCREASE FLOOR SPEED DECREASE FLOOR SPEED 変更する。 ボタンで値を 3.
オール・スタートの速度の設定変 STORE)) 更 と 保 存 ( ALL STORE 2. フロアおよびオプション機器について、希 望の速度をセットする:それぞれの機器の 速度増減ボタンを使う。 ALL STORE で速度の設定を記憶するには、フ ロアとオプション機器の両方が作動中である ことが必要です。 ボタンを長押ししたまま、 3.
牽引車両 重要 ホッパーに大きなものや重いものを入 れないこと。リア・ゲートの開口部より大き いものはベルトやリア・ゲート・アセンブリ を破損することがあります。また資材の質 を揃えること。砂の中に小石が混ざってい ると飛び出して危険である。 警告 プロパスの移動には、たとえ短距離であって も、必ず条件に合った牽引車両を使用するこ と。条件に合わない牽引車両を使用するとプ ロパスを損傷したり、人身事故を起こしたり する可能性がある。 警告 ホッパーに人を乗せないこと。 手動操作は、油圧システムの運転席側にある 15を を参 照 ) 手 動 操 作 装 置 で 行 い ま す 。 ( 図 15 資材の積み下ろし 牽引車両の最低必要牽引力は1,405 kgです。 警告 牽引用シャーシの場合、プロパスの最大積 載能力は907 kgで、牽引用トングに掛かる重 量は113 kgになります。車体重量(積載ゼロ 時)は499 kgで、牽引用トングに掛かる重量は 23 kgです。 牽引車両のエンジンが作動中、パワーパック のエンジンが作動中、および目砂などの散布 作業中は、スピナーガードやスピナーアセン ブ
敏しょう性や安全性が低下するので、注意し てください。 斜面 警告 斜面を走行する時は、細心の注意を払うこと; 特にに旋回時に注意。 斜面は必ず真っ直ぐに上り下りするようにして ください - 斜面を横切ったり斜めに走ったり すると危険です。斜面を下りる時は制動距離が 長くなるので注意が必要です。 斜面を走行するときは積荷を軽くしてくださ い。積荷を高く積み上げないでください - 重 心が高くなり、斜面で転倒しやすくなります。 オプションを取り付けている場合は、斜面を走 行する時に地面に当てないよう、地面との距離 に注意してください。上りでは地面との距離が 小さくなるので注意してください。 図 40 1.
5. 車両の昇降シリンダを使ってプロパスの前 部を持ち上げ、保管用スタンドの前脚を取 付けられる程度に浮かせる。 6. エンジンを停止する。 警告 保管用スタンドに載せたプロパスの下にも ぐりこんだり、スタンドに載せたまま整備 作業をしたりしないこと。 7. プロパスに、保管用スタンドの前脚と後 ジャッキを取付け、ロック・ピンで固定す る(図 42)。 図 43 1. ヒッチ・ピン、ワッシャ、リンチ・ピン 11.片手で油圧昇降シリンダを持ち、もう 片手で、シリンダの固定ピンをはずす (図 44)。 図 42 1. 2. 後ジャッキ・スタンド 保管用スタンドの前脚 3. 図 44 ロック・ピン 1. シリンダのロック・ピンを持ち上げる。 12.シリンダを格納用クリップで固定する。 油 圧昇降レバーを誤って操作しないように、 ロックしておく。 8. 車両の昇降シリンダを使って、保管用スタ ンドの前脚が床につくまでプロパスの前部 を下ろす。 13.後部に取付けたジャッキ・スタンド2つを上 昇させ、プロパスの下からワークマンが出 て行けるだけの空間を確保する。 9.
警告 格納スタンドに載っているプロパスの下に もぐりこんで作業などをしないこと。 35
保守 警告 整備作業を始める前に、動力源との全ての接 続を外しておくこと。 潤滑 プロパスの潤滑整備 図 46 • 自動車用汎用グリスを使用する。 1. • 通常の使用環境では25 運転時間ごとに潤 滑作業を行う。 ベース・モデルのグリスニップル(左後ろに1ヶ所、右後ろに 1ヶ所) • 非常に条件の悪い場所で使用する場合には、 作業ごとに機体の潤滑を行う。 • ベアリングとブッシュとチェーンのすべて にグリスを補給する。 グリスアップ手順 グリスニップルは、プロパス本体と牽 引用シャーシにそれぞれ数ヶ所あります (図 45、図 46、図 47)。 1. 異物がないように、グリスニップルをきれ いに拭く。 2. グリスガンでベアリングやブッシュにグリ スを補給する。 図 47 3. 余分のグリスをふき取る。 1. 4.
リア・ゲート オ ー ル シ ー ズ ン 用 Toro プ レミ ア ム油 圧 オ イ ル を販売していま す(19 リットル缶または 208 リットル缶)。パーツカタログまた は Toro 代理店でパーツ番号をご確認ください。 調整部がスムースに動く。 使用可能な他のオイル:Toroオイルが入手でき ない場合は、以下に挙げる特性条件および産業 規格を満たす石油系のユニバーサルトラクタ油 圧オイル(UTHF)を使用することができます。 合成オイルの使用はお奨めできません。オイル の専門業者と相談の上、適切なオイルを選択し てください: ジャッキ・スタンド • 移動前に、ジャッキ・スタンドが確実に 「上」位置に収納されている。トラックス ター直結用シャーシの場合は、両方のジャッ キ・スタンドが機体後方に収納されている。 • ヒッチピンやジャッキスタンドが破損して おらず、安全ピンが正しく取り付けられて いる。(安全ピンが脱落・破損していれば 交換する。) 注 不適切なオイルの使用による損害については Toro は責任を持ちかねますので、品質の確か な製品をお使い下さる様お願いいたします。 • ヒッチ
ACTIVE(連携開始)と表示されるまで 4. ASSOC ACTIVE 両ボタンを押し続ける(およそ4秒間)。 5. 両方のボタンから手を離す。ディスプレイ SCAN(チャンネル走査中)と表 に CLR CHAN SCAN 示される。 リモコンは、一番通信量の少な いチャンネルを選んで自分で設定する。 STORE(保存)ボタンを押す。ディスプレイ 6. STORE POW UP BUNIT? BUNIT?(ベース・ユニットをONし にPOW ますか?)と表示される。 7. ベース・ユニットをONにする。リモコンが、 ベースとの連携を確立する。確立できると SUCCESS.(連携成功)と表示される。 ASSOC SUCCESS. 電池の取り付け・交換 1. リモコンを裏返して置き、バッテリー・カ バーを止めているネジ4本を外す。バッテ リー・カバーを外す。 図 48 注 バッテリー・カバーの4本のネジは「専用 ネジ」で、カバーの穴はネジ穴になっていま す。ネジはカバーからは簡単には抜けないよ うになっていますが、緩めすぎていると電池 入れを開けるときに落ちてしまい、紛失す る恐れがあります。 1.
プロパスを清掃する 4. テンショナ・ロッドが回らないようにロッド の端部をレンチで押さえながら、もう1本の レンチでロッキング・ナット(ロッドの端部 に一番近いナット)をゆるめる(図 49)。 塩類、舗装道路からのタール、樹液、肥料など の化学薬品でプロパスの塗装面が傷む場合があ ります。これらの物質は洗剤と水で出来るだけ 早期に落してください。必要な場合はクリーナ や溶剤も使ってください。ただし塗装面に悪影 響が出ないか確認してください。 警告 可燃性の液剤や、有毒ガスを発生するクリーナ は使用しないこと。必ずメーカーの注意事項 を守ること。 重要 高圧洗浄機を使わないこと。グリス、塗 装、ステッカーなどが剥がれ落ちたり、機材が 損傷する可能性がある。 1. オプション機器は必ず本体から取り外して 別に洗う。 2. .リモコンを外す。 3. プロパス本体を温水と弱性洗剤で洗う。 4. 洗剤が乾いてしまわないうちにきれいな水 で完全に洗い流す。 5. プロパスの後部からベルト・スクレーパ・ア センブリを取り外す(図 50)。 図 49 1. ロッキング・ナット 2. 調整ナット 5.
保管 出す。内面のシールの状態を点検し、必要 に応じて交換する。 10.プロパス前部に清掃ステッカー(図 51)が 貼付されている; ステッカーに描かれてい るように、水道ホースを使って前ガードの メッシュから水を掛け、腹板に残っている資 材を完全に流し出す(図 52)。 シーズンが終わったらプロパスを格納する前 に: 1. 機体を完全に洗浄する。必要に応じて部品 を取り外して洗浄する。 2. .リモコンを外す。 注 グリスアップのためにカバーを外した ら、ついでに、水で洗浄を行ってください。 3. 緊急停止ボタンを押す。 4. ボルトナット類のゆるみを点検、必要に応 じて締め付ける。 5. グリスニップルとピボット部のグリスアッ プを行う。余分なグリスはふき取る。 6. 傷、錆の発生部に軽くサンド掛けを行いタッ チアップする。 図 51 1. 7. 可能であればプロパスを屋内に格納する。 清掃ステッカー 図 52 1. 機体前部の清掃 11.ホッパー、ボトム・ガード、コンベア・ベル ト、ベッド、ローラを点検し、砂が完全に落 ちたのを確かめる。 12.
図面 電 気 回 路 図 - 標 準 油 圧 シ ス テ ム (Rev. -) 電 気 回 路 図 - 無 線 シ ス テ ム (Rev.
ベ ー ス ・ ユ ニ ッ ト の コ ネ ク タ ・ ピ ン 番 号 (Rev. -) 油 圧 回 路 図 - 無 線 油 圧 シ ス テ ム (Rev.
油 圧 回 路 図 - 標 準 油 圧 シ ス テ ム (Rev.
Toro 製 品 の 総 合 品 質 保 証 限定保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に 基づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上または製造上の欠 陥に対して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早く到達した時 点までの品質保証を共同で実施いたします。この保証は、エアレータ以 外のすべての機器に適用されます(エアレータ製品については別途保証 があります)。この品質保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製 品」の修理を行います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運 賃が含まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、「製品」を納入した弊社代理店(ディ ストリビュータ又はディーラー) に対して、お客様から連絡をして頂くことが必 要です。連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問がある 場合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial Products