Form No. 3390-223 Rev A DH 210 ロ ー ン ト ラ ク タ シリ ア ル 番 号 314000001 以 上 モ デ ル 番 号 74585—シ G017868 製品の登録は www.Toro.com.
含む重大な人身事故を防止するための注意ですか ら必ずお守りください。 この製品は、関連する全ての欧州指令に適合してい ます。詳細については、別添えの規格適合証明書 DOCをご覧ください。 図2 はじめに 1. この機械は回転刃を使用する乗用芝刈り機であり、 一般の家庭での使用を前提として製造されていま す。この製品は、適切な管理を受けている家庭など の芝生に対する刈り込み管理を行うことを主たる目 的として製造されております。本機は、雑草地や 農業用地における刈り取りなどを目的とした機械 ではありません。 重要 この他に2つの言葉で注意を促しています。重 注 「重要」は製品の構造などについての注意点を、注 はその他の注意点を表しています。 目次 この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十 分に理解し、他人に迷惑の掛からない、適切で安全 な方法でご使用ください。この製品を適切かつ安全 に使用するのはお客様の責任です。 安全について .............................................................
安全について エアクリーナの整備 ...........................................20 エンジンオイルについて ....................................21 点火プラグの整備 ...............................................22 燃料系統の整備 .....................................................23 燃料タンクの内部清掃........................................23 燃料フィルタの交換 ...........................................24 電気系統の整備 .....................................................24 ヘッドライトの交換 ...........................................24 ヒューズの交換 .....................................
• • • • • – 必ず所定の牽引バーやヒッチポイントを使 用する。 機械にはね飛ばされて危険なものが落ちていな いか、作業場所をよく確認しましょう。 警 告 燃料は引火性が極めて高い。 – 燃料は専用の容器に保管する。 – 給油は必ず屋外で行い、給油中は禁煙を厳 守する。 – 給油はエンジンを掛ける前に行う。エンジン の運転中やエンジンが熱い間に燃料タンクの ふたを開けたり給油したりしない。 – 燃料がこぼれたらエンジンを掛けない。機械 を別の場所に動かし、気化した燃料ガスが 十分に拡散するまで引火の原因となるもの を近づけない。 – 燃料タンクは必ず元通りに戻し、フタはしっ かり締める。 マフラーが破損したら必ず交換してください。 使用前に必ず、ブレード、ブレードボルト、 カッターアセンブリの目視点検を行ってくださ い。バランスを狂わせないようにするため、ブ レードを交換するときにはボルトもセットで交 換してください。 複数のブレードを持つ機械では、つのブレード を回転させると他も回転する場合がありますか ら注意してください。 – 自分が安全に取り扱える重量の限度内で作業 を行ってください。
– 刈り高を変更するとき。ただし運転位置から 遠隔操作で刈り高を変更できる時にはこの 限りでありません。 乗用芝刈り機を安全にお使いい ただくために TORO からのお願い • エンジンを停止する時にはスロットルを下げて おいて下さい。また、燃料バルブの付いてい る機種では機械の使用後に燃料バルブを閉じ てください。 以下の注意事項はCEN規格には含まれていません が、Toroの芝刈り機を安全に使用していただくため に必ずお守りいただきたい事項です。 • 機械が落雷を受けると最悪の場合死亡事故とな ります。稲光が見えたり雷が聞こえるような場 合には機械を運転しないで安全な場所に避難し てください。 弊社が認可していないアタッチメントは使用しな いでください。認可していないアクセサリを御使 用になると製品保証を受けられなくなる場合があ ります。 音圧 保守整備と格納保管 • 常に機械全体の安全を心掛け、また、ボルト、 ナット、ねじ類が十分に締まっているかを確 認してください。 • 火花や裸火を使用する屋内で本機を保管する場 合は、必ず燃料タンクを空にし、火元から十分 離してください。
傾斜確認方法 G011841 図3 このページをコピーしてお使いください。 1. 度、斜面を この芝刈り機で斜面の刈り込みを行う場合に許される斜面の最大傾斜角度は、斜面を横断しながら刈る場合は10度 度です。スロープチャートで斜度を確認して作業を行うようにしてください。傾 傾斜 が 15度 度以 上 の 斜 上り下りしながら刈る場合は15度 面 で 使 用 し な い こ と 推奨されている角度にあわせて折る。 2. この縁を垂線 立ち木、建物、フェンスなど に合わせる。 3.
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損 したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 メーカー純正マーク 1. 芝刈機メーカーが正規に使用しているブレードであること を示す。 104-3238 1. 始動方法 6. 駐車ブレーキをロックす る。 オペレーターズマニュアル 7. エンジンが冷えている場合 はスロットルコントロールを 前チョーク位置まで倒す。 エンジンが暖かい場合は スロットルコントロールを希 望する速度位置にセットす る。 93-7276 1. 爆発危険保護メガネを着用すること。 2. 劇薬危険皮膚に付いたら真水で洗ってから救急手当て。 3. 火災の危険火気厳禁・禁煙厳守のこと。 4. 毒物危険子供を近づけないこと。 2. を読むこと。 3. エンジンオイルの量を点検 する。 8. エンジンを掛ける。 4. 刈り込みデッキを上昇させ る。 9. 駐車ブレーキを解除し、前 進ペダルまたは後退ペダ ルを踏み込むと走行を開始 する。 5.
106-8552 1. 集草モード 2. リサイクル 119-2725 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 警告 修理を行うときには必ず点火プラグのコードを外し ておくこと。 3. 転倒の危険傾斜が10度以上の斜面に乗り入れないこと。 周囲の人間に物が当たる危険 周囲の人を十分に遠ざける こと。 5. 手足や指の切断の危険 可動部に近づかないこと。すべての ガード類を正しく取り付けて使用すること。 4. 111–5941 1. 警告 可動部に手を近づけないこと。 119-2726 111–5942 1. 刈高設定 111–5953 1. 刈高インジケータ 8 1. 異物が飛び出す危険人を近づけないこと。 2.
製品の概要 運転操作 各部の名称と操作 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 実際にエンジンを始動させる前に、運転装置図 4の 名称や場所、操作方法に慣れてください。 燃料を補給する 使用推奨燃料 2 1 3 • 機械の性能を最も良く発揮させるために、オク タン価87以上の、きれいで新しい購入後30日以 内無鉛ガソリンを使ってくださいオクタン価評 価法は(R+M)/2 を採用。 • エ タ ノ ー ル エタノールを添加10% までしたガソ リン、MTBEメチル第3ブチルエーテル添加ガソ リン15% までを使用することが可能です。エタ ノールとMTBEとは別々の物質です。エタノール 添加ガソリン15% 添加=E15は使用できません。 エ タ ノ ー ル 含 有 率 が 10% を 超 え る ガ ソ リ ン は 絶 対 に 使 用 し て は な り ま せ ん たとえば E15含有率 15%、E20含有率 20%、E85含有率 85%は使用で きません。これらの燃料を使用した場合には性 能が十分に発揮されず、エンジンに損傷が発生 する恐れがあり、仮にそのようなトラブルが発 生しても
駐車ブレーキの使用方法 危険 ガソリンは引火性が高く、爆発する危険があり ます。発火したり爆発したりすると、やけどや 火災などを引き起こします。 停止中や、誰もついていない時は、必ず駐車ブレー キを掛けてください。 駐車ブレーキの掛け方 静電気によるガソリンへの引火を防止する ために、ガソリン容器や芝刈り機は地面に 直接置いた状態で給油する 車両や台に載せ ての給油は行わない。 • • ガソリンの補給は屋外で、エンジンが冷えた 状態で行う。こぼれたガソリンはふき取る。 1. ブレーキペダル図 4を踏み込んでそのまま保持 する。 2. 駐車ブレーキを掛ける。 3. 駐車ブレーキレバー図 5をスライドさせてロッ ク位置にセットし、ブレーキペダルからゆっ くりと足を離す。 • 喫煙しながら、裸火のあるところ、火花の発 生する場所では、ガソリンを取り扱わない。 ガソリンは安全で汚れのない認可された容 器に入れ、子供の手の届かない場所に保管 する。 • 1. エンジンを止め、各部が停止するのを待つ。 2. 燃料キャップの周囲をきれいに拭いてキャッ プ外す。 3.
1. 刈高設定レバー図 7のボタンを押し込んで保持 する。 1 G017870 図7 1. 図6 1. 刈高レバー 2. レバーを希望する刈高に合わせる。 3. ボタンから手を離す。 調整ノブ エンジンの始動手順 2. 希望する位置に座席をセットして、ノブを締 める。 1. 燃料タンクとエンジンの間にある燃料バルブ 図 8 を開く。 ヘッドライトの使用方法 ヘッドライトは、始動キーと連動します。キーを 右に回すとライトが転倒します。 ブ レ ー ド 制 御 ス イ ッ チ PTO の 使 用方法 ブレードPTO制御ノブは、刈り込みブレードの回転 のON/OFFを行うスイッチです。 ブレードを回転させる 1. ブレーキを踏んで走行を停止する。 2. ブレード制御PTOノブ図 4を引き出す回転位 置。 図8 ブレードの回転を止める 1. ブレーキを踏んで走行を停止する。 2. ブレード制御PTOノブ図 4を押し込む回転停 止位置 。 1. 燃料バルブ 注 つまみがホースと同じ向きになっていれば バルブが開いた状態です。 刈高の設定 2.
5. エンジンが冷えている時には、スロットルコ ントロールレバーを一番前の位置チョーク位 置にセットする図 9。 注意 インタロックスイッチは安全装置であり これを 取り外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。 • インタロックスイッチをいたずらしない。 • 作業前にインタロックスイッチの動作を点検 し、不具合があれば作業前に交換修理する。 1 • 年ご と ス イ ッ チ は 、 故 障 の 有 無 に 関 係 な く 2年 にすべて交換する。 インタロックシステムのしくみ 安全のために、以下の条件がそろわないとエンジン を始動できないようになっています。 G020502 図9 1. スロットルコントロールレバー 注 エンジンが温かい場合はスロットルコント ロールをFAST位置にセットする。 6.
1 1 G017873 図 11 1. 後退中作業ランプ 4. シフトを後退にして必要な作業を行う。 5. ブレードコントロールPTOを解除して、イン タロック機能をONにする。 6. 「キー選択」キーを抜き、子供の手の届かな い安全な場所に保管する。 G017872 インタロックシステムのテスト 図 10 1.
マシンを手で押して移動する 前進するには 重要 機械を移動させるときは必ず手押しで行って ください。自動車などで牽引するとトランスアクス ルが損傷する恐れがあります。 1. 駐車ブレーキを解除する「駐車ブレーキの外 し方」を参照。 2. 前進走行ペダルに足を乗せ、ペダルをゆっく り踏み込む 図 13 。 機体を手で押して移動するには 1. 平らな場所に駐車する。 2. ブレードPTOを解除する。 3. 駐車ブレーキを掛ける。 4. エンジンを止め、各部が停止するのを待つ。 5. 始動キーを抜き取る。 6. 集草装置を外す 「集草装置の取り外し」を 参照。 7. 駆動コントロール機体後部を「押し込む」。 8. 駐車ブレーキを解除する。 1 2 注 これで駆動系が切り離され、ホイールが自由に回 るようになります図 12。 G017875 図 13 1. 走行コントロールペダル 2. 後退速度ペダル 注 ペダルを深く踏み込むと走行速度が上が ります。減速するにはペダルの踏み込みを浅 くします。 後退するには 2 1 1.
注意 置きっぱなしの機械を子供などがいたずらで運 転すると大きな事故になる恐れがある。 機械から離れる時は、たとえ数分間でも、必ず 駐車ブレーキを掛け、始動キーと「キー選択」 キーの両方を抜く習慣をつけてください。 リサイクル・オンデマンド機能の 使用方法 リサイクル・オンデマンド機能は刈り込み中でも 停止中でも必要に応じてON/OFFすることができま す。高く伸びた芝生を刈り込んで集草する場合に は、刈高を高く設定してゆっくりとした速度で刈り 込んでください。 1. リサイクル・オンデマンド・レバー図 4を前に 倒すと集草が始まる。 2. オンデマンド集草レバーを手前に引くと集草が 停止し、リサイクリング刈り込みが始まる。 1 G017877 図 15 1. TEXT HERE 4. 集草バッグを空にする。 集草バッグにたまった刈かすを捨 てるには 5. 集草装置を通常の集草位置に戻すときには、 芝刈り機を少し前進させて、集草装置の下の 地面に刈かすがないようにする。 ブザーが鳴ったら、刈かすで集草装置が一杯になっ ていますから、刈かすを捨てる必要があります。 6.
3. 牽引ヒッチ オプション の使い方 ダンプレバー図 17を前に倒し、集草装置が傾 斜し、「OPEN」位置でロック用ラッチが掛 かるのを待つ図 18。 1 この機械は、最大重量150kg までのアタッチメント ただし土壌に食い込む動作をしないものに限るを牽 引することができます。 1. 集草装置を外す 「集草装置の取り外し」を 参照。 2. 機体後部の低い位置にある牽引ヒッチにアタッ チメントを取りつける図 19。 G017877 1 図 17 1. 集草装置のダンプレバー G017878 図 19 1. 牽引ヒッチ 1 ヒント G017883 図 18 1.
んに刈ります。芝生の成長速度が遅くなってき たら、刈り込み間隔を長くするようにします。 • 芝生が伸びすぎてしまった時や、濡れている芝 を刈る時は、刈高を高めに設定して刈りましょ う その後に通常の刈高に下げてもう一度刈ると きれいに仕上がります。 • 前進しながら刈り込みをしていて、そのまま停 止すると、刈りカスのかたまりが芝生の上に 残ってしまいます。これを防ぐには – ブレードを回転させたまま、すでに刈り込み の終わっている場所に移動する。 – 刈高を12目盛り上げて刈り込み走行すると中 のカスが均等にちらばって目立たなくなる。 • 芝刈り作業が終わったら洗浄ポートに水道ホー スをつないで、刈り込みデッキの裏側を洗浄し てください。 ここに刈りかすやごみが溜まると 切れ味が落ち、仕上がりが悪くなります。 • シーズンを通してブレードの刃先を鋭利に維持 しておきましょう。刃先が鋭利であれば、芝草 をむしるような刈りにならず、切り口がきれい です。切れ味の悪い刃先は芝草を引きちぎるの で、切り口が茶色に変色し、芝草の成長を悪く し、また病気にもかかりやすくなります。ヶ月 に一回、ブレードの刃
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 使用開始後最初の 5 時間 使用するごとまたは毎日 整備手順 • エンジンオイルを交換する。 • • • • • • インタロックシステムを点検する。 エンジンオイルの量を点検してください。 バッテリー液の量を点検する。 ブレーキを点検する。 ブレードを点検する。 デッキのハウジングを洗浄する。 25運転時間ごと • グリスアップと注油。 (ほこりや砂のひどい場所で使用する場合は、より頻繁な潤滑作 業が必要です。) • エアクリーナのスポンジエレメントの整備を行う。 (ちりやほこりの非常に多い環境で使 用しているときにはより頻繁な整備が必要となります。) • 点火プラグを点検する。 • タイヤ空気圧を点検する。 • エンジンの外側を清掃する。 50運転時間ごと • エンジンオイルを交換する。 (ちりやほこりの非常に多い環境で使用しているときに はより頻繁な交換が必要となります。) 100運転時間ごと • エアクリーナのペーパーエレメントの整備を行う。 (ちりやほこりの非常に多い環境で使 用しているときにはより
潤滑 6. ニップルにグリスガンを接続し、グリスを注 入する。 グリスアップと注油 7. はみ出したグリスはふき取る。 グリスアップ個所 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方—グリスアップと注油。 ほこりや砂のひどい場所で使用す る場合は、より頻繁な潤滑作業が 必要です。 グリスアップの方法 注 グリスアップ作業には、汎用グリスを使用して ください。 1. ブレードPTOを解除する。 2. 駐車ブレーキを掛ける。 3. エンジンを止め、各部が停止するのを待つ。 4. 始動キーを抜き取る。 5.
エンジンの整備 エアクリーナの整備 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと—エアクリーナのスポン ジエレメントの整備を行う。 ちり やほこりの非常に多い環境で使用 しているときにはより頻繁な整備 が必要となります。 100運転時間ごと—エアクリーナのペーパーエ レメントの整備を行う。 ちりやほこりの非常 に多い環境で使用しているときにはより頻繁 な整備が必要となります。 1. 平らな場所に駐車する。 2. ブレードPTOを解除する。 3. 駐車ブレーキを掛ける。 4. エンジンを止め、各部が停止するのを待つ。 5. 始動キーを抜き取る。 図 22 スポンジエレメントとペーパーエレメントの 取り外し 1. エンジン内部に汚れが落ちないように、まず、 エアクリーナ周囲をきれいに清掃する。 2. エアクリーナカバーのハンドルを上に引い て、エンジン側へ回す図 21。 1. ペーパーエレメント 2. スポンジ 4. 5. タブ スロット 3. エアクリーナのカバー 6. ブロアハウジング スポンジエレメントとペーパーエレメントの 取り外し スポンジエレメント 1.
注 ゴムシールがエアクリーナのベースに対し て平らになっていることを確認してください。 2. エアクリーナカバーについているタブをブロ アハウジングのスロットに合わせて取り付け る 図 22 。 3. ハンドルをカバーにかけて押し付けるとカ バーがロックされる。 エンジンオイルについて 図 24 オイルの種類 洗浄性オイルAPI規格SF, SG, SH, SJま たはそれ以上 クランクケース容量 1.4 リットルフィルタ共1.3 リッ トルフィルタなしの場合 1. ディップスティック 3. 補給管 2. 先端部 4. ドレンプラグ ディップスティックを抜き、先端の金属部分 図 24をウェスで拭く。 9. ディップスティックを補給管の中に最後まで ねじ込む 図 24 。 10. ディップスティックを引き抜いて油量を点検 する。油量が足りなければディップスティッ クの FULLマークまで補給管からゆっくり補給 する。 8.
13. 点火プラグの整備 油量を確認する 「オイル量の点検」の 9 と 10を参照。 整備間隔: 25運転時間ごと—点火プラグを点検する。 エンジンオイルフィルタの交換 100運転時間ごと—点火プラグを交換する。 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと ちりやほこりの非常に多 い環境で使用しているときにはよ り頻繁な交換が必要となります。 1. エンジンからオイルを抜く。「エンジンオイ ルの交換」を参照。 2. オイルフィルタを外し、フィルタのアダプタ ガスケットの表面をきれいに拭く図 25。 点 火 プ ラ グ に は チ ャ ン ピ オ ン ChampionRC12YC ま た は 同 等 品 を 使 用 し て く だ さ い 。 取り付ける時には電 極間のエア・ギャップを0.76mm に調整しておいてく ださい。取り付け、取り外しには必ず専用のレンチ を使い、エア・ギャップの点検調整にはすきまゲー ジやギャップ調整工具などを使ってください。 点火プラグの取り外し 図 25 1. エンジンオイルのフィルタ 2. ガスケット 3. 1.
燃料系統の整備 燃料タンクの内部清掃 30日以上にわたって機械を使用しない予定の場合に は、燃料タンクから燃料を抜き取ってください。 危険 図 27 1. 中央の絶縁体 2. 外側の電極 3. ガソリンは非常に引火 爆発しやすい物質であ る。発火したり爆発したりすると、やけどや火 災などを引き起こす。 • エンジンが冷えてから燃料タンクからガソ リンを抜き取る。この作業は必ず屋外の広い 場所で行う。こぼれたガソリンはふき取る。 • ガソリン取り扱い中は禁煙を厳守し、火花 や炎を絶対に近づけない。 エアギャップ図は実寸では ありません 重要 点火プラグは清掃しないでください。黒 い汚れ、電極の磨耗、油膜、亀裂などがあれ ば新しいものと交換してください。 2. プラグの電極間のエアギャップ図 27を点検 し、適正値から外れていれば外側の電極を曲 げて調整する。 点火プラグの取り付け 1. 点火プラグと金属ワッシャを取り付ける。取り 付け前にもう一度エアギャップを確認する。 2. プラグを 15ft-lb20.4Nm = 2.2kg.mにトルク締め する。 3.
11. 電気系統の整備 ホースクランプを燃料フィルタの位置までず らして燃料ラインに固定する図 28。 ヘッドライトの交換 燃料フィルタの交換 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 1. ブレードPTOを解除する。 2. 駐車ブレーキを掛ける。 燃料フィルタ図 28は、燃料タンクが空になっている 時に交換するのがベストです。汚れているフィルタ を再取り付けするのは絶対にやめてください。 3. エンジンを止め、各部が停止するのを待つ。 4. 始動キーを抜き取る。 5. フードを開ける。 6. 電球ソケットを引き抜く 図 30。 1. 平らな場所に駐車する。 2. ブレードPTOを解除する。 3. 駐車ブレーキを掛ける。 4. エンジンを止め、各部が停止するのを待つ。 5. 始動キーを抜き取る。 6. 燃料バルブを閉める図 29。 1 2 G017879 図 30 1. 7. 電球 2.
ヒューズの交換 3. エンジンを止め、各部が停止するのを待つ。 機械の電気回路を保護するためにヒューズを使用し ていますが、これらのヒューズはフードの下、燃 料タンクの近くにあります図 32。ヒューズが飛ん だ場合には、配線がショートしていないか点検し てください。 4. 始動キーを抜き取る。 5. 運転席を倒してバッテリーが見えるようにす る。 6. マイナスケーブル黒についているゴムカバー を持ち上げる。 7. バッテリー端子からマイナスケーブル黒を 外す 図 33 。 1 2 G012460 図 32 1. ヒューズ g020503 ヒューズを交換するには、ソケットについている古 いヒューズを抜き取る。新しいヒューズをソケット に差し込む。 図 33 注 必ず、古いヒューズと同じ規格のヒューズを取り 付けてください。 1. ゴム製カバー 2.
ボルトと蝶ナットでプラス端子に赤ケーブル を固定する図 33。ゴムカバーをかぶせる。 4. ボルトと蝶ナットでマイナス端子に黒ケーブ ルを固定する図 33。ゴムカバーをかぶせる。 4. 3. バッテリーを充電する 警告 バッテリー液の量の点検 充電中は爆発性のガスが発生する。充電中は絶 対禁煙を厳守。バッテリーに火気を近づけな い。 整 備 間 隔: 使用するごとまたは毎日 1. 運転席を前に倒してバッテリーが見えるよう にする。 2. バッテリーを側面から見て液の量を確認する。 上の線まであればよい図 34。 重要 バッテリーはいつもフル充電状態にしておき ま し ょ う 液 の 比 重 が 1.260 に な る 特 に 気 温 が 氷 点 下になる地域で使用する場合にはバッテリーを保 護する上で重要です。 図 34 1. 補給口キャップ 2. 上の線 3. キャップを取り付ける。 1. 車体からバッテリーを外す「バッテリーの取 り外し」を参照。 2. 電解液の量を点検する「電解液の量を点検す る」を参照。 3.
走行系統の整備 ブレーキの点検 整 備 間 隔: 使用するごとまたは毎日 タイヤ空気圧を点検する 1. 平らな場所に駐車する。 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 2. ブレードPTOを解除する。 3. 駐車ブレーキを掛ける。 前輪は 1.05kg/cm103kPa = 15psiに調整して運転してく ださい。 後輪は 0.84kg/cm2 83kPa = 12psiに調整し てください。 空気圧は空気バルブ図 35で測定して ください。測定はタイヤが冷えている状態で行う のがベストです。 4. エンジンを止め、各部が停止するのを待つ。 5. 始動キーを抜き取る。 6. ドライブコントロールを引き出して PUSH手押 し位置にする図 12。 7. 機械を手で押して前進させた時、後輪がロッ クして滑るようなら調整不要。後輪がロック せずに回転するようなら調整が必要 「駐車ブ レーキの調整」を参照。 ブレーキの調整 1. 調整を行う前に、まず点検をする「ブレーキ の点検」を参照。 2.
集草バッグの手入れ 集草装置と集草トンネルの洗浄 集草バッグの取り外し方法 1. 集草バッグについているロッキングラッチを ロックする 図 37 。 1 2 図 37 バッグの上部にあるサポートバーを握って集 草バッグを持ち上げる。 集草バッグの取り付け方法 1. バッグの上部についているサポートバーを、 機体後部にあるサポートブラケットの2つの ノッチにはめる図 38。 2 1 G012467 図 38 1. 上部サポートバー 2. 集草バッグの支持ブラケッ トのノッチ 注 集草バッグが機体に正しく装着されている ことを確認してください。集草装置を正しく 取り付けないと、芝刈り機は作動しません。 2. ブレードPTOを解除する。 2. 駐車ブレーキを掛ける。 3. エンジンを止め、各部が停止するのを待つ。 4. 始動キーを抜き取る。 5. 集草装置を外す 「集草装置の取り外し」を 参照。 6. 圧力洗浄機を使って集草バッグを洗浄する。 7. バッグ満杯センサーの周囲をきれいにふき取 る。 8. トンネルの内部全体を清掃する。 9.
刈り込みデッキの保守 重要 シャーピンが折れている場合には、刈り込 みデッキのベルトが傷ついている可能性がありま す。ベルトを点検する 「ブレード駆動ベルトの調 整」を参照。 回転刃の整備 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 ブレードの取り外し 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 1. ブレード刃を鋭利にしておくと、いつも質の良い刈 り上がりとなります。2本のブレードを用意して交 互に使用すると便利です。 デッキを機体から外す 「デッキの取り外し」 を参照。 2. デッキをゆっくりていねいに裏返す。 3.
重要 ブレードの曲がり部が刈り込みデッキの 天井を向くのが正しい取り付け方です。 2. 各ブレードが互いに90度の角度になるように 取り付ける 図 42 。 図 43 1. 図 42 3. 3. ブレードボルト5.1kg.m 50Nm = 37ft-lbにトル ク締めする。 10. 平らな場所に駐車する。 2. ブレードPTOを解除する。 3. 駐車ブレーキを掛ける。 4. 4. アイドラアーム 5. 後ピン ピン 後アームと刈り込みデッキとの間にあるピン2 本を両方とも抜き取る。 重要 リリーフスプリングに非常に強い力が掛 かっています。スプリングが跳ね上がって破 損などを起こさないように、刈り込みデッキ をしっかり押さえておいてください。 刈り込みデッキの取り外し 1. 前アームのリンク 2. V ベルト 11. 前アームのリンクと刈り込みデッキのハウジ ングとの間にあるピンを外す図 43。 エンジンを止め、各部が停止するのを待つ。 12. エンジンのプーリからVベルトを外す図 43。 5. 始動キーを抜き取る。 13.
保管 1. ブレードPTOを解除する。 2. 駐車ブレーキを掛ける。 3. エンジンを止め、各部が停止するのを待つ。 4. 始動キーを抜き取る。 5. 集草装置を外して洗浄する集草装置について の説明を参照のこと。 6. 機体各部に付着している泥や刈りかすをきれい に落とす。エンジンのシリンダヘッドの外側、 フィン、ブロアハウジングの汚れを落とす。 H. 日 重 要 コ ン デ ィ シ ョ ナ 入 り の ガ ソ リ ン で も 90日 間以上の保存はしないでください。 13. 点火プラグを外して点検する「点火プラグの 整備」を参照。プラグの取り付け穴からエン ジンオイルをスプーン2杯程度入れ、スター タモータを使ってクランクを回転させて内部 にオイルを十分に行き渡らせる。点火プラグ を取り付ける ただし点火プラグのコードは 取り付けない。 14.
故障探究 問題 スタータがクランキングしない。 エンジンがオーバーヒートしている。 考えられる原因 1. ブレードコントロールPTOが「接続」 になっている。 1. ブレードコントロールPTOをOFFにする 2. 駐車ブレーキが掛かっていない。 3. バッテリーが上がっている。 2. 駐車ブレーキを掛ける。 3. バッテリーを充電する。 4. 配線のゆるみ、腐食など。 4. 配線を点検修正する。 5. ヒューズが飛んでいる。 6. リレーまたはスイッチが破損している。 5. ヒューズを交換する。 6. 代理店に連絡する。 1. エンジンの負荷が大きすぎる。 1. 走行速度を遅くする。 2. エンジンオイルの量が不足している。 2. エンジンオイルを補給する。 3. 清掃して空気の流れを良くする。 3. 冷却フィン付近およびエンジンのブロ アハウジングの下付近が目詰まりして いる。 走行できない。 エンジンが始動しない、始動しにくい、す ぐ止まる. 1. ドライブコントロールが手押し位置に なっている。 1. ドライブコントロールを運転位置にする。 2.
問題 異常に振動する。 ブレードが回転しない。 刈高が不均一になる。 考えられる原因 対策 1. ブレードが曲がっている、バランスが 悪い。 1. ブレードを交換する。 2. ブレードの取り付けねじがゆるい。 2. ブレード取り付けボルトを締め付ける。 3. エンジン固定ボルトがゆるんでいる。 3. エンジン取り付けボルトを締め付ける。 4. エンジンプーリ、アイドラプーリ、ブレー ドプーリがゆるい。 4. プーリを締め付ける。 5. エンジンプーリの破損。 5. 代理店に連絡する。 6. ブレードベルトが破損している。 6. 代理店に連絡する。 1. 集草装置が正しい位置に取り付けられ ていない。 1. 集草バッグを正しく取り付ける。 2. ブレード駆動ベルトが磨耗、ゆるい、 破損。 2. 代理店に連絡する。 3. ブレード駆動ベルトがプーリから外れ ている。 3. 代理店に連絡する。 1. タイヤ空気圧の調整不良。 1. 空気圧を正しく調整する。 2. 刈り込みデッキの水平調整が悪い。 2. 刈高調整ケーブルロッド・アセンブリを 調整する。 3.
図面 G017997 電 気 回 路 図 (Rev.
米国外のディストリビュータ一覧表 国 電話番号 36 27 539 640 852 2155 2163 82 32 551 2076 ディストリビュータ 輸入販売代理 店 Maquiver S.A. Maruyama Mfg. Co. Inc. Mountfield a.s. コロンビア 日本 チェコ共和国 プエルトリコ 787 788 8383 Mountfield a.s. スロバキア Ceres S.A. コスタリカ 506 239 1138 Munditol S.A. アルゼンチン CSSC Turf Equipment (pvt) Ltd. Cyril Johnston & Co. Cyril Johnston & Co.
一般住宅向け製品 トロの品質保証 および ト ロ GTS エ ン ジ ン 始 動 保 証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社である Toro ワランティー社は、両社の合意に基づき、当 初にお買い上げのお客様1 に対し、以下に挙げる Toro 社製品に材質上または製造上 の欠陥が発見された場合、または、当該製品に使用されているトロGTS始動保証付 きエンジンが回または2回の始動動作で始動できなかった場合には、無償修理を行う ことをお約束します。ただし、本保証は、当該機械が、 オペレーターズマニュアル に 基づいて適切に保守整備されていること条件とします。 お買い上げ日から起算して以下の期間について、保証を行います 製品 歩行型動力式芝刈機 •キャストデッキ 保証期間 5 年間住宅用利用の場合 2 90日間業務用の利用の場合 5 年間の GTS 保証 住宅用利用の場合 3 2 年間 •エンジン •バッテリー オーナーの責任 製品の持ち主は、その製品の オペレーターズマニュアル に従って製品の整備を行う 責任があります。 これらの保守作業はディーラーまたはお客様が行うことができます が、