Form No. 3433-558 Rev C TimeCutter® ZS 4200T 乗 用 芝 刈 り機 シリ ア ル 番 号 400000000 以 上 モ デ ル 番 号 74687—シ 製品の登録は www.Toro.com.
はじめに この製品は、関連するEU規制に適合しています。詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 この機械は回転刃を使用する乗用芝刈り機であり、一 般住宅において家族が使用することを前提として製造さ れています。この製品は、適切な管理を受けている芝 生の刈り込みに使用することを主たる目的とする機械で す。この機械は本来の目的から外れた使用をすると運 転者本人や周囲の人間に危険な場合があります。 ト ル ク 値 グ ロ ス 値 、 ネ ッ ト 値 に つ い て この製品に使用 しているエンジンのグロス出力やネット出力は、SAE の J1940 または J2723 規格に則ってエンジンメーカー が実験室にて測定した数値です。安全性、排ガス規 制、機能上の要求などに合わせて調整されるため、こ のクラスの芝刈り機のエンジンの出力トルクは、グロ ス値よりも大幅に下げてあるのが普通です。詳細な内 容については、マシンに同梱されているエンジンメー カーからの情報をご参照ください。 この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十 分に理解し、他人に迷惑の掛からない、適切で安全 な方法でご使用
目次 電気系統の整備 ................................................... 36 電気系統に関する安全確保.............................36 バッテリーの整備 ..........................................36 ヒューズの整備 .............................................38 走行系統の整備 ................................................... 38 タイヤ空気圧を点検する .................................38 電動ブレーキの解除方法 ................................39 トラッキングの調整 ........................................39 ベルトの整備 ........................................................ 40 ベルトの点検 ......
安全について 安全に関する一般的な注意 この機械は手足を切断したり物をはね飛ばしたりする 能力があります。この芝刈り機は通常の意味で安全 な機械として設計され、試験に合格して製造されてい る製品ですが、安全上の注意を怠れば大けがや死 亡事故につながります。 この機械は EN ISO 5395:2013 適合製品です。 危険警告記号 危険警告記号図 3は、このマニュアルと実機上とに 表示され、事故防止のために守るべき重要な注意事 項を示します。 • このオペレーターズマニュアルやトレーニング資料、 機械やエンジンやアタッチメントに表示されている注 意事項などに記載されている内容を十分に理解し、 正しい方法で取り扱ってください。本機を運転する 人すべてにトレーニングを行ってください。オペレー タや整備担当者がこのマニュアルを読めない場合に は、オーナーの責任において、このオペレーターズ マニュアルの内容を十分に説明してください本マニュ アルの他言語版は、ウェブサイトで入手可能です。 注意 気 を 付 け て く だ さ い あ な た の 安 この記号の意味は注 全にかかわることですよ g000502
傾斜確認方法 g011841 図4 このページはコピーして個人的に利用していただくことができます。 1. この機械を使用できる斜度の上限は 15 度 で す 。法面で作業する場合には、まずその法面の傾斜角度をこのスロープチャートで確認 傾斜 が 15度 度を 超 え る 斜 面 で は 本 機 を 使 用 し な い で く だ さ い 。 推奨されている角度にあわせて折る。 してください。傾 2. この縁を垂線 立ち木、建物、フェンスなど に合わせる。 3.
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損し たりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 decalbatterysymbols バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります。 1. 爆発の危険 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこと 7. 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 4. 保護メガネ等着用のこと。 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当てを 受けること。 5. 6. 9. バッテリーに人を近づけな いこと。 保護メガネ等着用のこと爆 発性ガスにつき失明等の 危険あり。 decal105-7015 105-7015 1. ベルトの掛け方 オペレーターズマニュアル 10. 鉛含有普通ゴミとして投棄 禁止。 を読むこと。 decaloemmarkt メーカー純正マーク 1.
decal139-2391 139-2391 decal131-1097 131-1097 1. 1. オイルドレン 高速 2. 低速 decal139-2394 139-2394 decal132-0872 132-0872 3. 異物が飛び出して人にあ たる危険 人を近づけない こと。 2. 開いたバッフルから異物が 4. 飛び出して人にあたる危 険排出口を開いたままで運 転しないこと必ずバッフル または集草装置を取り付け て使用すること。 1. 手足や指の切断の危険 可 動部に近づかないこと。 1. 走行コントロール 4. ニュートラル 2. 高速 5. 後退 3. 低速 6. 駐車ブレーキ 巻き込まれる危険 可動部 に近づかないこと。すべて のガード類を正しく取り付け て使用すること。 decal139-2395 139-2395 decal138-2456 138-2456 1. オペレーターズマニュアル 3. 燃料を入れすぎないこと。 を読むこと。 2. 給油は平らな場所に駐車し て行うこと。 7 1. 駐車ブレーキ 4.
decal139-2388 139-2388 1. 低速 2. 搬送する場合 3. 高速 decal140-2748 140-2748 decal135-3295 135-3295 注 この機械は、業界で推奨される最大傾斜角度を用いた前後方向および左右方向の標準安定試験に合格しており、使用を認められる 法面の最大角度がデカルに記載されています。斜面で運転する場合の条件や注意点について、また、特殊な天候や場所条件のも とでこの機械を使用することができるかどうかを判断する方法について、 オペレーターズマニュアル で確認してください。同じ斜面上で あっても、地表面の条件が変われば運転条件が変わります。 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 4. 轢かれる危険人を乗せないこと後退するときは後方の安全 に十分注意すること。 2. 刈り込みブレードによる手や指の切断の危険ベルトによる手の 巻き込みの危険 可動部に近づかないことすべてのガード類を 正しく取り付けて使用すること。 5.
製品の概要 g293302 図5 1. エンジン 4. 走行コントロールレバー 7. 2. 運転席 5. 後輪 駆動輪 8. Smart Speed™ レバー 3. 燃料タンクのキャップ 6. 前キャスタホイール 9. 9 デフレクタ 刈高レバー 10.
各部の名称と操作 走行コントロールレバー 実際にエンジンを始動して作業を始める前に、各部分 の操作方法をよく知っておいてください。 コントロールレバーを使って、前進・後退・左旋回・右旋 回を行うことができます図 5。 コントロールパネル 駐車位置 マシンから降りる時には、走行コントロールレバーを外 側に開いて PARK 位置にしてください図 23。マシンを駐 車させておく時やマシンから離れる時は必ず、走行コン トロールレバーを PARK 位置にしてください。 Smart Speed™ コ ン ト ロ ー ル シ ス テ ムレバー The Smart Speed™ コントロールシステムレバーは、 運転席の下にあり、走行速度を「トリミング」、「牽 引」、「刈り込み」に切り替えるレバーです図 26。 g293303 燃料残量確認窓 図6 1. スロットルコントロール 3. 2. チョークコントロール 4.
運転操作 刈高レバー 運転席に座ったままでデッキの高さを変更することが できます。レバーを引き上げるとデッキが上がって刈 高が上がり、押し下げるとデッキが下がって刈高が 下がります。この昇降操作は、必ず車両を停止させ て行ってください図 27。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 運転の前に アタッチメントとアクセサリ 運転前の安全確認 トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそ ろっており、マシンの機能をさらに広げることができ ます。 詳細は弊社の正規サービスディーラ、または 代理店へお問い合わせください 弊社のウェブサイト www.Toro.
張したときにあふれないように空間を確保するためであ る。燃料の入れすぎは、燃料漏れやエンジントラブル や排気浄化装置のトラブルにつながる。 危険 燃料を補給中、静電気による火花がガソリンに引 火する危険がある。引火したり爆発したりすると、 やけどや火災などを引き起こす。 • ガソリン容器は車から十分に離し、地面に直 接置いて給油する。 • 車に乗せたままの容器にガソリンを補給しな い。車両のカーペットやプラスチック製の床材 などが絶縁体となって静電気の逃げ場がなく なるので危険である。 • 可能であれば、機械を地面に降ろし、車輪を 地面に接触させた状態で給油を行う。 • 機械を車に搭載したままで給油を行わなければ いけない場合には大型タンクのノズルからでな く、小型の容器から給油する。 • 大型タンクのノズルから直接給油しなければな らない場合には、ノズルを燃料タンクの口に常 時接触させた状態で給油を行う。ノズルを開い たままにする器具などを使用しない。 運転装置、その場所、機能、取扱い上の注意などを 十分に理解してください。 整備の章を参照して必要なすべての点検および整備を 済ませてください。 燃料に
MTBEとは別々の物質です。エタノール添加ガソリ エタ ノ ー ル 含 ン15% 添加=E15は使用できません。エ 有 率 が 10% を 超 え る ガ ソ リ ン は 絶 対 に 使 用 し て は な り ま せ ん たとえば E15含有率 15%、E20含有率 20%、E85含有率 85%がこれにあたります。これ らの燃料を使用した場合には性能が十分に発揮さ れず、エンジンに損傷が発生する恐れがあり、仮 にそのようなトラブルが発生しても製品保証の対象 とはなりません。 • 使用 で き ま せ ん 。 メタノールを含有するガソリンは使 • 冬越 し さ せ な い 燃料タンクや保管容器でガソリンを冬 でください。 冬越しさせる場合には必ずスタビライ ザ品質安定剤を添加してください。 • オイ ル を 混 合 し な い で く だ さ い 。 ガソリンにオ コン デ ィ シ ョ ナ ー ス タ ビ ラ イ ザ ー /コ 燃料の品指示保持のため、燃料のスタビライザー/コン ディショナーを添加してください。スタビライザー/コン ディショナーのメーカーの指示を守ってお使いください。 g2937
• ブレードPTO制御スイッチが解除されている。 • 走行コントロールレバーが PARK 位置にある。 インタロックシステムはまた、コントロールレバーが PARK 位置以外の場所にした状態で運転席を離れる と、エンジンを停止させます。 インタロックシステムのテスト 機械を使用する前には、必ずインタロックシステムの テストをしてください。安全装置が正しく動作しない場 合には直ちに修理が必要です。弊社代理店に連絡 してください。 1. 運転席に座り、走行コントロールレバーを PARK 位置にし、ブレードコントロールスイッチを ON 位 置にする。エンジンを始動させてみるクランキ ングしなければ正常。 2. 着席し、ブレードコントロールスイッチを OFF 位 置にする。どちらかのコントロールレバーをセン ターロック解除位置にする。エンジンを始動させ てみるクランキングしなければ正常。もう一方の 走行コントロールレバーでも同じ点検を行う。 3. 4.
3. 適当な角度にして両方のボルトを締め付けてレ バーを固定する。 4. 反対側のコントロールレバーについても、上記の 調整を行う。 排出口カバーを外して側方排 出用にする 1. 2. 3. 平らな場所に停車し、ブレードコントロールスイッ チを切り、走行コントロールレバーを開いて駐車 位置にする。 g230250 図 12 エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 排出口カバーについているフレキシブルラッチ をリテーナから外し、排出カバーを右方向に回 転させる 図 11 1. 排出口カバー 2. 金属製のタブ 3. デッキのブラケット 排出口カバーを取り付けてマ ルチング用にする 1. 平らな場所に停車し、ブレードコントロールスイッ チを切り、走行コントロールレバーを開いて駐車 位置にする。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3.
警告 運転中はエンジン関係の部品、特にマフラーが 高温になる。これらに触れると火傷する恐れがあ り、また木の葉や枯草などが触れて発火する可 能性もある。 • エンジン関係の部品、特にマフラーに触れる作 業は、温度が下がってから行うこと。 • マフラーやエンジンの周囲にごみためないこと。 g230249 図 14 5. 警告 エンジンの排気ガスには致死性の有毒物質であ る一酸化炭素が含まれている。 排出口カバーの上部分のフック形のラッチを、 デフレクタアセンブリのピボットロッドに取り付け る 図 15 。 一酸化炭素が滞留するような換気の悪い狭い室内 ではエンジンを運転しないこと。 • • • • • g297786 • 図 15 1. 2. 6. デフレクタ ラッチ 3. ピボットロッド 4.
• セットした状態で行ってください。そうでない場合 は、必ず集草バッグを正しく取り付けてください。 に興味を引かれます。子供は常に動き回る こと を忘れないでください。 可動部に手足を近づけないよう注意してください。 エンジンを駆動させたままで調整を行うのは可能 な限り避けてください。 – 作業場所に子供を入れないでください。子供た ちが周囲にいる時には、オペレータ以外の誰か が責任をもって子供を監視してください。 – 万一、子供が作業場所に入ってきた場合には、 直ちにエンジンを停止させてください。 警告 手、足、髪の毛、衣服、アクセサリなどは回 転部に巻き込まれる恐れがある。巻き込まれ 事故は、手足の切断など非常に重大な事故 になる危険が高い。 – 後退時や方向転換時には、必ず後方、足元、 そして両サイドの安全を確認し、特に小さな子 供がいないか注意してください。 – 子供に運転させないでください。 – 必ず、ガード類、シールド類その他の安全 装置が正しくに取り付けられて適切に作動 する状態で運転すること。 – たとえブレードを回転させていなくても、子供を 乗せてはいけません。子供が機械から
• 牽引の重量制限を守ってください。斜面での牽引 はしないでください。牽引重量は機械の重量と乗 車しているオペレータの体重の合計を超えてはい けません。 • 牽引されている機械には絶対に子供などを近づ けないでください。 • 斜面では、牽引される側の機械の重量によって運 転制御ができなくなって転倒するなどの危険があり ます。法面では牽引重量を減らし、装甲速度を 落としてください。 • 停止までに必要な距離は、牽引物の重さに比例し て長くなるのが普通です。牽引は低速で行い、停 止距離を十分にとってください。 • 旋回する時は、アタッチメントが機体に当たらないよ うに大きく旋回してください。 g229111 図 16 1. 安全ゾーン傾斜が15度未満の場所では使用して良い 2. 危険ゾーン傾斜が15度以上の場所では使用しない。歩行型 モアやハンドトリマーを使用する ブレードコントロールスイッチ の使 い 方 PTOの 3. 池 4. W=マシンの幅 5.
を切 る ブ レ ー ド 制 御 ス イ ッ チ PTOを g009174 図 19 スロットルの操作 スロットルは 高速 と 低速 の中間位置にセットできます 図 20 。 PTO を駆動する場合には、必ずスロットルを高速に する。 g295540 図 21 1. ON 位置 2. OFF 位置 エンジンの始動手順 注 エンジンが温まっている時はチョーク操作は 不要 です。 重要 スタータは 1 度に 5 秒間以上連続で使用しないで ください。5 秒間以上連続で使用するスタータモータが 焼ける恐れがあります。5 秒間以内に始動しなかった場 合 は 、 10 秒 間 待 っ て か ら 再 度 始 動 を 試 み て く だ さ い 。 g295539 図 20 チョークの操作 冷えているエンジンを始動する時に使用します。 1. チョークのノブを引き出すとチョークがセットされる のでその後にエンジンを始動する(図 21)。 注 チョークは完全に引いてください。ノブを引 き上げた状態でキースイッチを使うと良い時が あります。 2.
走行コントロールレバーの使 用方法 g004532 図 23 1. 走行コントロールレバー — PARK 位置 4. 後退 2. センター、ロック解除位置 5. 機体正面 3. 前進 g295541 図 22 エンジンの停止手順 1. ブレードコントロールスイッチをOFF位置にする 図 19 。 2. 走行コントロールレバーを PARK 位置外側に動 かす。 3. スロットルコントロールをFAST位置とする。 4.
警告 この車両は急激な旋回が可能である。確実にコン トロールしないと人身事故や機械を破損するなど の事故を起こす。 • 旋回動作は十分に注意して行うこと。 • 小さな旋回を行う前には速度を十分に落とし てください。 前進走行 注 バックする時や旋回する時は十分注意してください。 1. レバーを中央位置ロック解除位置にする。 2. 前進するには、左右の走行コントロールレバーを ゆっくりと前へ押し出す図 24。 g008953 図 25 Smart SpeedTM コ ン ト ロ ー ル システムの使い方 The Smart SpeedTM コントロールシステムレバーは、 運転席図 26の下にあり、走行速度を「トリミング」、 「牽引」、「刈り込み」に切り替えるレバーです。 g008952 図 24 後退走行 1. レバーを中央位置ロック解除位置にする。 2. 後退するには、左右の走行コントロールレバー をゆっくりと後ろへ引く図 25。 g293338 図 26 1. スマートスピードレバー スピードを変更する手順 1.
推奨用途 トリミング 駐車 X 濡れた重い芝 草 X トレーニング X トリミング X 牽引 集草 X マルチング X 牽引式アタッ チメント X 危険 刈り込み デフレクタ、排出口カバー、あるいは集草アセン ブリ一式を取り付けずに刈り込み作業を行うこと は、自分自身や周囲の人間を回転刃やそれに飛 ばされてくる異物の危険にさらす危険行為であ る。回転中のブレードに触れたり、跳ね飛ばさ れた物に当たると、けがをするばかりでなく場合 によっては死亡する。 通常の刈り込 み X 移動走行 X トリミング • デフレクタは排出方向を下向きにする重要な部 材であるから、絶対に取り外したままで刈り込 みを行ってはならない。デフレクタが破損して いる場合には直ちに交換すること。 • 刈り込みデッキの下には絶対に手足を差し入 れないこと。 • 刈り込みデッキの排出部や刈り込みブレード を解 除 の 近 く を 清 掃 す る 時 に は 、 必 ず PTOを し、 エ ン ジ ン の キ ー を OFFに にし て 抜 き 取 OFFし る。 • デフレクタが降
g019929 図 28 1. 芝削り防止ローラ 4. 上の穴刈高が 63 mm 以 下の場合に使用 2. 下の穴刈高が 76 mm 以 上の場合に使用 5. ボルト 3.
適切な日数間隔で刈り込む プラグのコードを外すかしてください。機械各部の 動きが完全に停止し、機体の温度が十分に下がっ たのを確認してから、調整、洗浄、格納、修理な どの作業に掛かってください。知識のない人には絶 対に作業を任せないでください。 芝草の生長速度は色々な条件によって左右され、一定 ではありません。ですから、草丈をいつもほぼ一定に 維持するためには成長が早い時期にはひんぱんな刈り 込みが必要になります。芝生の成長速度が遅くなって きたら、刈り込み間隔を長くするようにします。何かの 事情で長期間刈り込みを休んでしまった場合には、ま ず高めの刈高で一度刈り込みを行い、2日ほど経って から刈高を低くしてもう一度刈り込みます。 刈り込みは遅めの速度で コンディションに合わせて遅めの走行速度で刈る方がき れいに刈り上がります。 • 「保守」の項の説明に従って機械を洗浄してエン ジンやその周囲に、刈りかす、落ち葉、オイルなど がたまらないように清掃してください。これらは燃え やすく、火災の原因となります。 • 機械各部の摩耗や劣化が進むと危険です。頻繁に 点検してください。ゆるんでいるボルト類を
トレーラへの積み込み トラックやトレーラに積み降ろしなどをする場合には十分 に注意して作業を行ってください。トレーラなどへの積 み降ろしには、マシンよりも幅広の一枚ものの歩み板を 使用してください。積み込み登りはバックで、降りる時 には前進で運転してください 図 30。 g027995 図 30 1. バックで登る 2.
3. エンジンの両側にあるバイパスレバーを探し出 す。 4. バイパスレバーをキー穴に沿って前に動かし、更 に下に動かしてロックする図 32。 注 これを各レバーに対して行う。 警告 高温部に触れると非常に危険である。 手足や顔や衣服をエンジンやマフラなどの高 温部に近づけないよう十分注意すること。 5. キーを ON にし、走行コントロールレバーのうち の1本を 駐車位置以外に動かして駐車ブレーキ を解除する。 注 エンジンは始動しないでください。 g295542 図 32 1. バイパスレバーの位置 2. 通常使用時のレバー位置 6. 3.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 保守作業時の安全確保 むか、安全手袋をはめる。破損したブレードは必ず 交換する。絶対に曲げ伸ばしや溶接で修理しない。 警告 • 保守整備作業中や調整中に、誰かがエンジンを 掛ける可能性がある。万一エンジンが突然始動す ると、大きな人身事故になる危険が高い。 注意 機械式や油圧式のジャッキなどで機体を機体を 持ち上げたままで放置するのは危険である。 ジャッキ装置のみでは、何らかの拍子に機体 が落下する危険があり、重大な人身事故の 原因となる。 整備・調整作業の前には必ずキーを抜きとり、駐 車ブレーキを掛け、念のために点火プラグのコー ドを外しておくこと。また、点火コードは、点火プラ グと触れることのないよう、確実に隔離すること。 機械式や油圧式のジャッキのみに頼って機体 を支えてはいけない。必ずジャッキスタンドな どの支持物を併用すること。 警告 エンジンは高温になる。高温になっているエンジン に触れると大やけどを負う危険がある。 エンジンやその周辺に対する作業を行う場合は、 エンジンが十分に冷えていることを確認すること。 • • • •
推奨される定期整備作業 整備間隔 使用開始後最初の 5 時間 使用するごとまたは毎日 使用後毎回 25運転時間ごと 整備手順 • エンジンオイルとフィルタの交換を行う。 • • • • • • 安全インタロックシステムの動作を確認します。 エアクリーナ各部に、ほこり、ゆるみ、破損がないか、十分に点検する。 エンジンオイルの量を点検する。 吸気スクリーンを清掃する。 ブレードを点検する。 デフレクタが破損していないか点検する。 • デッキのハウジングを洗浄する。 • キャスターホイールベアリングのグリスアップを行う。 • スポンジエレメントを清掃する。 (ほこりの多い環境で使用しているときは整備間隔 を短くする)。 • タイヤ空気圧を点検する。 • ベルトに磨耗や割れが発生していないか点検する。 • スポンジエレメントを交換する。 (ほこりの多い環境で使用しているときには間隔 を短くする。) • ペーパーエレメントを交換する(ほこりのひどい場所で使用する場合は、より頻繁に)。 • エンジンオイルとフィルタの交換 (ほこりの多い環境で使用するときは整備間隔を 短くする) • 点火プラグを点検する。 •
整備前に行う作業 潤滑 刈り込みデッキのカーテンの 開放 ベアリングのグリスアップ 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと—キャスターホイールベアリ ングのグリスアップを行う。 カーテンの底部ボルト 本をゆるめて、刈り込みデッキ 上部にアクセスできるようにする図 33。 グ リ ス の 種 類 No. 2 汎用リチウム系グリス 1. 平らな場所に停車し、ブレードコントロールスイッ チを切り、走行コントロールレバーを開いて駐車 位置にする。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3. グリスフィッティング図 34をウェスできれいに拭く。 注 フィッティング前部にペイントなどが付着して いる場合は完全に除去する。 g295619 図 33 1. 下ボルト 2. カーテン 注 整備終了後は、忘れずにカーテンのボルトを締 め付けてください。 g032432 図 34 1. 29 前キャスタタイヤ 4. フィッティングにグリスガンを接続する図 34。 5.
エンジンの整備 エンジンの安全事項 • エンジンオイルの点検や補充はエンジンを止めて 行ってください • 手足や顔や衣服を回転部やマフラなどの高温部に 近づけないよう十分注意すること。 g027800 エアクリーナの整備 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 注 ほこりのひどい場所で使用する場合は、より頻繁に 数時間ごとにエアクリーナの整備を行ってください。 スポンジエレメントとペーパーエレメ ントの取り外し 1. 平らな場所に停車し、ブレードコントロールスイッ チを切り、走行コントロールレバーを開いて駐車 位置にする。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3. エンジン内部に汚れが落ちないように、まず、エ アクリーナカバーの周囲をきれいに清掃する。 4. カバーを持ち上げてエアクリーナアセンブリをエン ジンから取り外す図 35。 g027801 図 35 5.
エアクリーナの取り付け エアクリーナのスポンジエレメントの 洗浄 1. 注 エレメントを破損させないように注意してくださ い。 整備間隔: 25運転時間ごと/毎月 いずれか早く到達した 方—スポンジエレメントを清掃する。 ほこりの多い環境で使用しているとき は整備間隔を短くする。 —スポンジエレメントを交換する。 ほこりの多い 環境で使用しているときには間隔を短くする。 1. スポンジを温水と液体洗剤で洗う。汚れが落ちた ら十分にすすぐ。 2. 洗い上がったら、きれいなウェスにはさんで水 分を取る。 ペーパーエレメントにスポンジエレメントを被せる。 2. フィルタの穴をマニホルドのポートに合わせる。 3. フィルタを下にねじ込むようにしてマニホルドに密 着するように取り付ける図 37。 重要 スポンジが破れたり薄くなっている場合には 交換してください。 エアクリーナのペーパーエレメントの 整備 整 備 間 隔 : —ペーパーエレメントを交換するほこりの ひどい場所で使用する場合は、より 頻繁に 。 1.
エンジンオイルについて エンジンオイルの仕様 オ イ ル の タ イ プ 洗浄性オイルAPI 規格 SF, SG, SH, SJ またはSL オ イ ル 容 量 2.4 リットル フィルタ共 粘 度 下の表を参照してください。 g029683 図 38 エンジンオイルの量を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 注 エンジンが冷えている状態で点検してください。 重要 オイル量が少なすぎても多すぎても、エンジンを 破損させる恐れがあります。 1. 平らな場所に停車し、ブレードコントロールスイッ チを切り、走行コントロールレバーを開いて駐車 位置にする。 2.
5. エンジンオイルフィルタの交換を行う図 41。 注 フィルタのガスケットがエンジンに当たるまで締 め付け、そこからさらに¾ 回転締め付ける。 g027799 g027477 図 41 6.
g027478 図 43 点火プラグの点検 重要 点火プラグは清掃しないでください。黒い汚れ、 電極の磨耗、油膜、亀裂などがあれば新しいものと 交換してください。 絶縁体部がうす茶色や灰色なら適正、碍子が黒くなっ ているのは不完全燃焼であるエアクリーナの汚れが 原因であることが多い。 g193530 すきまを 0.75 mm に調整する。 図 42 7. 廃油はリサイクルセンターに持ち込むなど適切な 方法で処分してください。 点火プラグの整備 整 備 間 隔 : —点火プラグを点検する。 g206628 図 44 200運転時間ごと/2年ごと いずれか早く到達し た方—点火プラグを交換する。 取り付ける時には電極間のエアギャップを正しく調整し ておいてください。取り付け、取り外しには必ず専用 のレンチを使い、エア・ギャップの点検調整にはすきま ゲージやギャップ調整工具などを使ってください。必要 に応じて新しい点火プラグと交換してください。 点火プラグの取り付け タ イ プ Champion® RN9YC または NGK® BPR6ES エ ア ギ ャ ッ プ 0.
燃料系統の整備 冷却系統の清掃 1. 平らな場所に停車し、ブレードコントロールスイッ チを切り、走行コントロールレバーを開いて駐車 位置にする。 危険 燃料は非常に引火 爆発しやすい物質である。発 火したり爆発したりすると、やけどや火災などを 引き起こす。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3. エンジンからエアフィルタを外す。 4. エンジンのシュラウドを取り外す。 5. エアインテークに異物が入らないように、フィルタ ベースにフィルタを取り付ける。 6. これらについている汚れを除去する。 高温部に触れると非常に危険である。 7. エンジンからエアフィルタを外し、シュラウドを 取り付ける。 手足や顔や衣服をエンジンやマフラなどの高温部 に近づけないよう十分注意すること。 8.
電気系統の整備 電気系統に関する安全確保 マシンの整備や修理を行う前に、バッテリーの接続 を外してください。バッテリーの接続を外すときには マイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブル を外してください。接続するときにはプラスを先に接 続し、次にマイナスを接続してください。 バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良 い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接続 や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから抜 いておいてください。また、安全な服装を心がけ、 工具は確実に絶縁されたものを使ってください。 • g027939 • バッテリーの整備 バッテリーの取り外し 警告 バッテリーの端子に金属製品や車体の金属部分 が触れるとショートを起こして火花が発生する。 それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に 至る恐れがある。 • バッテリーの取り外しや取り付けを行うときに は、端子と金属を接触させないように注意す る。 • バッテリーの端子と金属を接触させない。 1. 平らな場所に停車し、ブレードコントロールスイッ チを切り、走行コントロールレバーを開いて駐車 位置にする。 2.
5. プラス赤ケーブルのゴムカバーを外す。 バッテリーを充電する 6. バッテリー端子からプラスケーブル赤を外す図 47 。 整 備 間 隔 : 長期保管前—バッテリーを充電し、ケーブ ルを外す。 7. 注 ねじ類はすべて保管しておく。 1. バッテリー押さえ図 47を外して、バッテリートレイ からバッテリーを取り出す。 シャーシからバッテリーを取り外す バッテリーの 取り外し (ページ 36)を参照。 2. 1-6 Aで少なくとも1時間充電する。 注 充電しすぎないように注意すること。 3. 充電が終わったら、チャージャのプラグをコンセ ントから抜いてから、チャージャのリード線をバッ テリー端子から外す 図 48。 g293472 図 47 g000538 1. バッテリー 5. マイナス-端子 2. バッテリーのプラス端子 6. 蝶ナット、ワッシャ、ボルト 3. ボルト、ワッシャ、ナット 7. バッテリー押さえ 4. 端子のゴムカバー 図 48 1. バッテリーのプラス端子 3. 充電器からの赤色+コード 2. マイナス-端子 4.
ヒューズの整備 走行系統の整備 機械の電気回路を保護するためにヒューズを使用して いますが、ヒューズに関する整備は何も必要ありませ ん。但し、万一ヒューズが飛んだ場合には、配線が ショートしていないか点検してください。 タイヤ空気圧を点検する 整備間隔: 25運転時間ごと—タイヤ空気圧を点検する。 ヒューズのタイプ • メインF125 A、ブレードタイプ • 充電回路F215 A、ブレードタイプ 前後のタイヤとも規定値に調整して運転してください。 空気圧そろっていないと均一な刈高になりません。空 気圧は空気バルブ図 50で測定してください。測定はタ イヤが冷えている状態で行うのがベストです。 1. 平らな場所に停車し、ブレードコントロールスイッ チを切り、走行コントロールレバーを開いて駐車 位置にする。 キャスタホイールの空気圧は、タイヤメーカーの推奨値 タイヤ側面に記載されていますにしたがってください。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 後輪駆動輪の空気圧は、0.90 bar (0.
電動ブレーキの解除方法 4. リンクアームを前方に回転させると、手動で電気ブレー キを解除することができます。電動ブレーキに通電する と、ブレーキはリセットされます。 1. 始動キーを OFF 位置にするかバッテリーの接 続を外す。 2. 刈り込みデッキのカーテンをデッキに固定してい る下部ボルトをゆるめる。 刈り込みデッキのカー テンの開放 (ページ 29)を参照。 3. 電気ブレーキのシャフトブレーキリンクアームが接 続されているを探し出す図 51。 4. シャフトを前方向に回すとブレーキが解除される。 5. 刈り込みデッキのカーテンをデッキに固定してい る下部ボルトを締め付ける。 刈り込みデッキの カーテンの開放 (ページ 29)を参照。 ボルトを回すとその側の車輪の回転速度が遅 くなる。 注 少しの変更の場合には少しだけボルトを回 すようにしてください。 g294417 図 51 1. 電動ブレーキのコントロールモジュールに付いているリン クアーム 2. 左後タイヤ g294926 図 52 1. 5.
ベルトの整備 警告 スプリングには強い張力がかかっており、不 用意に取り外すと怪我をする。 ベルトの点検 ベルトの取り外しは十分に注意深く行うこと。 整 備 間 隔: 25運転時間ごと—ベルトに磨耗や割れが発 生していないか点検する。 ベルトが破損している場合には交換する。磨耗の兆 候としてベルトが回転するときにきしみ音がする、刈 り込み中にベルトが滑ってブレードが回らない、ベル トの縁がほつれている、焼けた跡がある、割れてい るなどがあります。 刈り込みベルトの交換 磨耗の兆候としてベルトが回転するときにきしみ音がす る、刈り込み中にベルトが滑ってブレードが回らない、 ベルトの縁がほつれている、焼けた跡がある、割れ ているなどがあります。これらの兆候を発見したらベ ルトを交換してください。 1. 平らな場所に停車し、ブレードコントロールスイッ チを切り、走行コントロールレバーを開いて駐車 位置にする。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3. 刈高を一番低い刈高38 mmにセットする。 4.
刈り込みデッキの保守 刈り込みブレードについての 安全事項 磨耗の進んだブレードや破損したブレードは、回転中 にちぎれて飛び出す場合があり、これが起こるとオペ レータや周囲の人間に多大の危険を及ぼし、最悪の場 合には死亡事故となる。また、破損したブレードを修理 すると安全規格を満たさなくなる恐れがある。 • ブレードが磨耗や破損していないか定期的に点検 すること。 • ブレードを点検する時には安全に十分注意してくだ さい。ブレードをウェスでくるむか、安全手袋をは め、十分に注意して取り扱ってください。ブレードは 研磨または交換のみ行い、たたいて修復したり溶 接したりしないでください。 g006530 図 55 刃先 3. 磨耗や割れの発生 2. 立ち上がり部分 4. ひび ブレードの変形を調べる 注 以下の点検は、平らな床面にマシンを駐車した状態 で行う必要があります。 複数のブレードを持つ機械では、つのブレードを 回転させると他も回転する場合がありますから注意 してください。 • 1. 1. 刈り込みデッキを、一番低い刈高にセットする。 2.
g014973 g014973 図 57 図 59 1. ブレード測定位置に回したところ 1. 反対側の刃先測定位置に回したところ 2. 平らな床面 2. 平らな床面 3. 刃先から床面までの距離を測定するA 3. 刃先から床面までの距離を測定するB 4. 同じブレードを180度回転させる。すなわち、ブ レードのもう一方の刃先が、先ほど測定した場所 と同じ位置にくるようにする図 58。 A. A と B との差が 3 mm よりも大きい場合に は、そのブレードは曲がっていて危険である から新しい刃に交換する ブレードの取り外 し (ページ 42)と ブレードの取り付け (ペー ジ 43)を参照。 注 新しい刃に交換しても差が 3 mm よりも 大きい場合には、スピンドルが曲がってい る可能性があります。弊社代理店に連絡し てください。 B. 6. g014974 測定値の差が適正範囲内であれば次のブ レードの測定を行う。 各ブレードについて上記の検査を行う。 図 58 1. ブレード先ほど測定した側 2. 測定先ほど測定を行った位置 3.
重要 ブレードの立っている側 セイル部 がカッティ ングデッキの天井を向くのが正しい取り付け方で す。 2. 湾曲ワッシャ、ブレードボルトを、スピンドルシャ フトに取り付ける図 60。 3. 各ブレードボルトを 81-108 N·m4.9-9.0 kg.m = 60-80 ft-lb にトルク締めする。 デッキの水平調整 デッキを取り付けたときや、刈り上がりが揃っていな いときには、デッキが水平に取り付けられているかど うかを点検してください。 g027833 図 60 1. ブレードの立ち上がりセイ ル部 3. 湾曲ワッシャ 2. 枚刃 4. ブレードボルト デッキの水平調整の前に、ブレードが曲がっていない か点検し不良ブレードは交換してください ブレードの整 備 (ページ 41)を参照してから作業を続けてください。 デッキの左右の水平調整先に行い、次に前後の水 平調整を行ってください。 ブレードの研磨 1.
g294044 g294046 図 63 1. 2. ブレードを左右方向に向け る 外側の刃先 3. 図 64 刃の先端から平らな床面ま での距離を測る。 1. 2. デッキの前後の傾きの点検 ブレードを前後方向に向け る 外側の刃先 3. 刃の先端から平らな床面ま での距離を測る。 左右の水平調整 刈り込みデッキを取り付けた場合には、必ずこの前後調 整を点検してください。デッキの後部の高さと前部の高 さを比較します。前部の方が 7.9 mm 以上低くなってい る場合には、前後の傾きを調整する必要があります。 1. 車両の左側に移動して、 2. 芝削り防止ローラを一番上の穴にセットするか、 全部取り外すかする 芝削り防止ローラを調整す る (ページ 23)を参照。 1. 平らな場所に停車し、ブレードコントロールスイッ チPTOを切り、走行コントロールレバーを開いて 駐車位置にする。 3. 刈高レバーを 76 mm に設定する 刈り高の調整 (ページ 22)を参照。 エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 4.
デッキの前後調整 1. モアの前部にある調整ナットを回す図 68 g294197 図 66 g294471 1. 刈高プレート 2. ヘアピンコッター 7. 3. 図 68 ワッシャ 刈高プレートを取り付けた時にプレートがデッキイ の重量を支えるように、プレート別の穴にセット する 図 67 。 g294195 図 67 8. ワッシャとヘアピンコッターを取り付ける図 67。 9. マシンの反対側でも 6 - 8 の作業を行う。 10. 左右の水平をもう一度確認する適正になるまで この作業を繰り返す。 11. 次に、デッキの前後調整に進む デッキの前後調 整 (ページ 45)を参照のこと。 45 1. 調整ロッド 2. 調整ブロック 3. 調整ナット 2. デッキ前部を高くするには、調整ナットを締める。 3. デッキ前部を低くするには、調整ナットをゆるめ る。 4. 調整ができたら、もう一度前後の傾きをチェック し、傾きが適正になるまで前端での刃先の高さが 後端での高さよりも 1.6-7.
刈り込みデッキの取り外し 1. 平らな場所に停車し、ブレードコントロールスイッ チPTOを切り、走行コントロールレバーを開いて 駐車位置にする。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3. 刈高レバーを一番低い刈高にセットする。 4. 刈り込みデッキのカーテンをデッキに固定してい る下部ボルトをゆるめる。 刈り込みデッキのカー テンの開放 (ページ 29)を参照。 5. 前サポートロッドについているヘアピンコッター を抜き取り、デッキブラケットからロッドを取り外 す 図 69 。 g295768 図 70 1. 昇降アーム 2. ヘアピンコッター 3. ワッシャ 8. デッキピンから昇降アームを外す図 70。 9. 機体の反対側でも、ステップ7 と 8 を行う。 10. デッキを後ろにずらして、エンジンプーリから刈り 込みベルトを取り外す。 11. 機体下から刈り込みデッキを引き出す。 注 外した部材やねじ類は今後のために保管す る。 刈り込みデッキの取り付け g014635 1.
10. 刈り込みデッキカーテンをデッキに固定している 下部ボルト2 本を締め付ける 刈り込みデッキの カーテンの開放 (ページ 29)を参照。 デフレクタの交換 整 備 間 隔: 使用するごとまたは毎日—デフレクタが破損 していないか点検する。 警告 必ず、デフレクタ、排出部カバーまたは集草装置 を取り付けて運転すること。 デッキの下側にあるロッド固定ナット⅜"を取り外 す 図 71 。 g298422 図 71 1. デッキ 5. ロッド 2. バッフル スプリング ナット ⅜" 短い突起 3. デフレクタ 6. 7. 4. デフレクタブラケット 8. 2. ロッドを、短い取り付け部、スプリング、バッフ ル、デフレクタからから抜き取る図 71。 3. 交換するデフレクタやバッフルを取り外す。 4. 新しいデフレクタやバッフルを取り付ける図 71。 5. 後部デフレクタブラケットとバッフルに、ロッドの 真っ直ぐな側を通す。 2つのブラケットの間で、ロッドにスプリングを 通すスプリング端からでている針金が下向きに なるように 。 7.
洗浄 7. ブレードコントロールスイッチを切り、エンジンを 止め、キーを抜き取り、可動部が完全に停止し たのを確認する。 デッキ内側の清掃 8. 水道栓を閉め、カップリングを外す。 注 一回の洗浄でデッキ内部が十分にきれいにな らない場合には、水にぬらしたままで30分程度 放置し、そしてその後にもう一度、洗浄を行って ください。 整 備 間 隔 : 使用後毎回—デッキのハウジングを洗浄 する。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができます。た だし高圧洗浄器は使用しないでください。また、コント ロールパネル、運転席の下、エンジンのまわり、油 圧ポンプ、モータに大量の水が掛からないように注意 してください。 9. 警告 刈り込み作業が終わったら、毎回、デッキの内側をき れいに洗浄してください。この部分に刈りかすがこびり ついて固まるとマルチングや刈りかすの排出がきれい におこなわれなくなります。 1. 平らな場所に停車し、ブレードコントロールスイッ チPTOを切り、走行コントロールレバーを開いて 駐車位置にする。 2.
保管 B. エンジンをかけ、5 分間ほどかけてコンディ ショナ入りの燃料を各部に循環させる。 格納保管時の安全確保 C. エンジンを停止し、機体が冷えたらガソリン を抜き取るを参照。または燃料切れで停止 するまで運転する。 D. 抜き取った燃料は地域の法律などに従って 適切に処分する。抜いた燃料は法律や規則 に従って処分する。 • 格納はエンジンが十分に冷えてから行ってください。 • 裸火の近くに機械や燃料を保管したり、屋内で燃料 の抜き取りをしたりしない。 重要 スタビライザ 品質安定剤 を添加した燃 料であっても、スタビライザメーカーが推奨す る保管期間を越えて保管しないでください。 洗浄と格納保管 1. 平らな場所に停車し、ブレードコントロールスイッ チPTOを切り、走行コントロールレバーを開いて 駐車位置にする。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3.
バッテリーの保管 1. バッテリーをフル充電する。 2. 24 時間後にバッテリーの電圧を測定する。 注 電圧が 12.6 V 未満であった場合には、ステッ プ1と2をもう一度行ってください。 3. バッテリー端子からケーブルを外す。 4. 定期的に電圧を測定し、12.4 V 以上であること を確認しておく。 注 電圧が 12.
故障探究 問題 考えられる原因 対策 燃料タンクが凹みそうになったり、燃料切 れ表示が頻繁に出る。 1. エアクリーナのペーパーエレメントが目 詰まりしている。 1. ペーパーエレメントを清掃する。 エンジンがオーバーヒートしている。 1. エンジンの負荷が大きすぎる。 1. 走行速度を遅くする。 2. エンジンオイルの量が不足している。 2. クランクケースにオイルを入れる 3. 清掃して空気の流れを良くする。 3. 冷却フィン付近およびエンジンのブロ アハウジングの下付近が目詰まりして いる。 4. エアクリーナが汚れている。 スタータがクランキングしない。 エンジンが始動しない、始動しにくい、すぐ 止まる。 5. 燃料に水が混入または燃料が粗悪。 4. エレメントを清掃または交換する。 5. 代理店に連絡する。 1. ブレードスイッチが解除されていない。 1. ブレード制御スイッチを切る 2. 走行コントロールレバーが PARK 位置 にない。 3. バッテリーが上がっている。 2. 走行コントロールレバーを PARK 位置外 側 に動かす。 3.
問題 機体が異常に振動する。 刈高が不均一になる。 ブレードが回転しない。 考えられる原因 対策 1. ブレードが曲がっているバランスが悪 い。 1. 新しいブレードを取り付ける。 2. ブレード取り付けボルトがゆるい。 2. 取り付けボルトを締め付ける。 3. エンジン固定ボルトがゆるんでいる。 3. エンジン取り付けボルトを締め付ける。 4. エンジンプーリ、アイドラプーリ、また はブレードプーリがゆるんでいる。 4. プーリを締め付ける。 5. エンジンプーリの破損。 5. 代理店に連絡する。 6. ブレードスピンドルが曲がっている。 7. モータのマウントが磨耗、またはゆる い。 7. 代理店に連絡する。 1. ブレードが鋭利でない。 1. ブレードを研磨する。 6. 代理店に連絡する。 2. ブレードが曲がっている。 2. 新しいブレードを取り付ける。 3. 刈り込みデッキの水平調整が悪い。 4. 芝削り防止ローラ搭載機の場合の設 定が悪い。 5. デッキの内側が汚れている。 3. デッキの前後左右の調整を行う。 4.
図面 g307974 電 気 回 路 図 139–2356 (Rev.
メモ
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