Form No. 3408-312 Rev B TimeCutter® SWX 4250 お よ び SW 5425 乗 用 芝 刈 り 機 シリ ア ル 番 号 316000001 以 上 モ デ ル 番 号 74787—シ シリ ア ル 番 号 316000001 以 上 モ デ ル 番 号 74793—シ 製品の登録は www.Toro.com.
はじめに 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 米国カリフォルニア州では、この製品に、 ガンや先天性異常などの原因となる化学物 質が含まれているとされております。 カリフォルニア州では、この製品に使用 されているエンジンの排気には発癌性や 先天性異常などの原因となる物質が含ま れているとされております。 この機械は回転刃を使用するロータリー式乗用芝刈り 機であり、一般の住宅にお住まいの方がご自身で芝生 の刈り込みに使用することを前提として製造されていま す。この製品は、適切な管理を受けている芝生の刈り 込みに使用することを主たる目的とする機械です。本 機は、雑草地や道路わきの草刈り、農業用地における 刈り取りなどを目的とした機械ではありません。 この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十 分に理解し、他人に迷惑の掛からない、適切で安全 な方法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に 使用するのはお客様の責任です。 カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこ の機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源 法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレ ス
燃料系統の整備 ................................................... 35 インライン燃料フィルタの交換...........................35 電気系統の整備 ................................................... 36 バッテリーを充電する .....................................36 ヒューズの整備 .............................................37 走行系統の整備 ................................................... 37 タイヤ空気圧を点検する .................................37 電動ブレーキの解除方法 ................................37 刈り込みデッキの保守 .......................................38 ブレードの整備 ................
安全について 事故を防止するため、以下に示す安全上の注意や 安全注意標識のついている遵守事項は必ずお守りく ださい 注意、警告、および危険 の文字は、人身の 安全に関わる注意事項を示しています。これらの注 意を怠ると死亡事故などの重大な人身事故が発生す ることがあります。 • 旋回動作を行う時は、注意深くゆっくりと行ってくだ さい。方向を変える前に、後方の安全と旋回方向 の安全を確認してください。 • エンジンを掛けたままで絶対に機体から離れないで ください。車両を離れるときは必ず、ブレードの回 転を止め、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止 し、キーを抜いてください。 • 芝刈り作業中以外にはブレードを回転させないでく ださい。機体を洗浄する時、集草装置を外す時、 排出口の詰まりを除去する時などは、エンジンを停 止し、可動部すべての動作が完全に停止するのを 待ち、キーを抜き取ってください。 • 機械の運転は日中または十分な照明のもとで行っ てください。 • 疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂 取した時は運転しないでください。 • 道路付近で作業するときや道路を横断するときは
芝刈り現場にに岩や木の幹などの障害物がある場 合には目に付きやすいマークをつけておきましょ う。深い芝生に隠れて障害物が見えないことがあ ります。 牽引時の安全事項 • 牽引される側の機械は、ヒッチポイントでのみ連結 してください。 • 上り坂で急発進しないでください機体が後ろにのけ ぞって転倒する危険があります。 • • 下り坂では制御不能にならないよう慎重に運転し てください。重心が前輪側に移動するとスリップを 起こしたり、ブレーキや舵取りができなくなる恐れ があります。 • 斜面では急な発進や急な停止は避けてください。 法面を上れないと分かったら、まず停止し、刈り込 みブレードを止め、ゆっくりとバックで坂を下りて ください。 アタッチメントを取り付けて運転したり牽引したりする 場合には、アタッチメントのメーカーが決めたウェイ トの搭載や重量制限を守ってください。牽引される 側は、本装置とそのウェイト、運転者、バラストの 重量を超えてはなりません。アタッチメントに示され ているカウンタウェイトやホイールウェイト、牽引車 両の オペレーターズマニュアル に書かれている指示 などを守ってく
• もし燃料を衣服にこぼしてしまった場合には、直 ちに着替えてください。 • 絶対にタンクから燃料をあふれさせないでください。 給油後は燃料タンクキャップをしっかりと締めて ください。 キーを抜き取り、さらに点火プラグコードを外して ください。 整備一般 • 絶対に、締め切った場所で運転しないでください。 エンジンの排気ガスには致死性の有毒物質である 一 酸化炭素が含まれている。 • ボルトナット類、特にブレード取り付けボルトがゆる まないように注意してください。マシンを常に良い コンディションに維持しましょう。 • 安全装置の作動を妨げるようなことや、安全装置 による保護を弱めるようなことは絶対にしないでく ださい。安全装置が適切に作動するかを定期的に 点検してください。 • 機体に刈りかす、草や木の葉、ほこりなどが溜まら ないようご注意ください。こぼれたオイルや燃料、燃 料のしみこんだごみなどは完全に除去してください。 機械の格納はエンジンが十分に冷えてから行う。 • 衝突した時は、機械を停止して点検し、必要な修 理を行ってください。必要に応じて修理を行ってから 運転を再開してく
傾斜確認方法 g011841 図3 このページをコピーして各個人が利用してください。 1. この機械を安全に使用できる斜度の上限は 15 度です。 法面で作業する場合には、まずその法面の傾斜角度をこのスロープチャート 傾斜 が 15度 度を 超 え る 斜 面 で は 本 機 を 使 用 し な い で く だ さ い 。 推奨されている角度にあわせて折る。 で確認してください。傾 2. この縁を垂線 立ち木、建物、フェンスなど に合わせる。 3.
安全ラベルと指示ラベル 危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損し たりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 decal93-7009 93-7009 1. 2. 警告 デフレクタを上位置にしたまま、あるいは取り付けず に、運転しないこと 必ず正しく取り付けて運転すること。 decal106-8717 106-8717 ブレードによる手足切断の危険可動部に近づかないこと 1. 整備作業前にマニュアルを読むこと 2. 25運転時間ごとにタイヤ空気圧を点検すること。 3. 25運転時間ごとにグリスアップすること。 4. エンジン decal112-9840 decal99-3943 112-9840 99-3943 137cm54 インチデッキ搭載モデル用 1. オペレーターズマニュアル を読むこと。 1. エンジン 2. decal105-7015 105-7015 107cm42インチデッキ搭載モデル用 8 刈高 3.
decal121-2989b 121-2989 1. 故障牽引時のバイパスレ バーの位置 2. 通常使用時のバイパスレ バーの位置 decal119-8870 119-8870 137cm54 インチデッキ搭載モデル用 1. 刈高 decaloemmarkt メーカー純正マーク 1. 芝刈機メーカーが正規に使用しているブレードであること を示す。 decalbatterysymbols バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります decal119-8871 爆発の危険 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこ と。 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. バッテリー液で失明や火傷 の危険あり。 4. 保護メガネ等着用のこと 9. 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当てを 受けること。 オペレーターズマニュアル 10. 鉛含有普通ゴミとして投棄 禁止。 5. 119-8871 107cm42インチデッキ搭載モデル用 1. 1. 刈高 9 を読むこと 。 バッテリーに人を近づけな いこと。 7.
decal131-1097 decal131-3664 131-1097 1. 131-3664 137cm54 インチデッキ搭載モデル用 オイルドレン 1. ブレード回転 3. オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 後退 decal131-3665 131-3665 107cm42インチデッキ搭載モデル用 decal131-3620 131-3620 1. ペダル位置前進 2. ペダル位置ニュートラル 3. ペダル位置後退 1. ブレード回転 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 後退 decal131-3954 decal131-3621b 131-3954 137cm54 インチデッキ搭載モデル用 131-3621 1. 3. 周囲の人に大けがをさせる危険無用の人間を近づけないこ と周囲に人がいる時はキーチョイススイッチ後退しながらの 刈り込みを使用しないこと。 1. On 10 2.
decal131-3955 131-3955 107cm42インチデッキ搭載モデル用 1. On 2. OFF decal132-6863 132-6863 decal131-4036 131-4036 1. 牽引の最大重量は 36 kg。 2. オペレーターズマニュアル を読むこと。 decal132-0872 132-0872 3. 異物が飛び出して人にあ たる危険 人を近づけない こと。 2. 開いたバッフルから異物が 4. 飛び出して人にあたる危 険排出口を開いたままで運 転しないこと必ずバッフル または集草装置を取り付け て使用すること。 1.
decal121-0772 121-0772 107cm 42インチ デッキ搭載モデル用 チョーク 1. 高速 4. 2. 無段階調整 5. PTOブレードコントロールスイッチ 3.
decal121-0773 121-0773 137cm 54 インチ デッキ搭載モデル用 チョーク 1. 高速 4. 2. 無段階調整 5. PTOブレードコントロールスイッチ 3.
decal132-0870 132-0870 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読む こと。 3. 全身の危険人を乗せないこと後退すると 5. 積み込み時の転倒の危険トレーラなど きは後方の安全に十分注意すること。 に積み込む時に歩み板を2枚使用しな いこと必ず1枚ものの幅の広い板を使 用し、傾斜角度15度以内で使用するこ と。搭載時登りはバックで、降りる時下 りは前進で運転する。 2. ブレードで手を切断、ベルトに手を巻き 込まれる危険可動部に手足を近づけな いことすべての安全カバー類を正しく取 り付けておくこと。 4. 異物が飛び出す危険人を近づけないこ と刈り込み前に危険なものを除去して おくことデフレクタを必ずセットしておく こと。 14 6.
製品の概要 g028247 図4 1. エンジン 5. Key Choice® コントロール 2. 運転席 6. 3. ガソリンタンクのキャップ 4. ハンドル 9. 芝削り防止ローラ 13. 後輪 駆動輪 デフレクタ 14. コントロールパネル 刈り込みデッキ 10. 7. 前キャスタホイール 8. 走行コントロールペダル 11. 刈高レバー 12. SmartPark™ スイッチ 各部の名称と操作 実際にエンジンを始動させる前に、運転装置図 5と図 6の名称や場所、操作方法に慣れてください。 g028251 図6 1. 後退で刈り込み中の警告灯 3. 2. キーチョイスキー青色 燃料残量確認窓 g028250 図5 コントロールパネル 1. SmartPark™ スイッチ 5. ブレードコントロールスイッ チ PTO 6. 駐車ブレーキON 3. チョーク 7. 駐車ブレーキインジケータ ランプ 4. 始動スイッチ 8. 駐車ブレーキOFF 2.
スロットルコントロール スロットルコントロールは FAST と SLOW の間で調整する ことができます。前に倒すとエンジン回転速度が速く なり 後ろに引くと遅くなります図 5 ブ レ ー ド コ ン ト ロ ー ル ス イ ッ チ PTO ブレードPTOスイッチは、刈り込み刃のON/OFFを行う スイッチです 図 5 。 燃料残量確認窓 g017640 図7 機体の左側にあり、タンク内のガソリン残量の確認 に使用します 図 6 。 1.
運転操作 危険 燃料を補給中、静電気による火花がガソリンに引 火する危険がある。発火したり爆発したりすると、 やけどや火災などを引き起こす。 • ガソリン容器は車から十分に離し、地面に直 接置いて給油する。 • 車に乗せたままの容器にガソリンを補給しな い。車両のカーペットやプラスチック製の床材 などが絶縁体となって静電気の逃げ場がなく なるので危険である。 • 可能であれば、機械を地面に降ろし、車輪を 地面に接触させた状態で給油を行う。 • 機械を車に搭載したままで給油を行わなければ いけない場合には大型タンクのノズルからでは なく、小型の容器から給油する。 • 大型タンクのノズルから直接給油しなければな らない場合には、ノズルを燃料タンクの口に常 時接触させた状態で給油を行う。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 燃料を補給する • 機械の性能を最も良く発揮させるために、オクタン 価87以上の、きれいで新しい購入後30日以内無 鉛ガソリンを使ってください オクタン価評価法は (R+M)/2 を採用 。 • エ タ ノ ー ル エタノールを添加10% までしたガソリ ン、MTBEメチル第3
注 ガソリン残量は、残量確認窓で確認できます図 8。 危険 重要 燃料を入れすぎないでください。燃料タンクの首 の根元まで燃料を入れる。これは、温度が上昇したと きに燃料があふれないようにするためです。燃料の入 れすぎは、燃料漏れやエンジントラブルや排気装置の トラブルにつながります。 ぬれ芝、急斜面など滑りやすい場所で運転すると 滑って制御できなくなる危険がある。 • 度を 超 え る 斜 面 で は 本 機 を 使 用 し 傾 斜 が 15度 ない。 • 斜面では速度を落とし、より慎重な運転を心 がける。 • 水の近くに乗り入れないこと。 危険 車輪やローラが溝などに落ちて機体が転倒する と、最悪の場合、死亡事故などの重大な事故と なる危険があります。 段差の近くに乗り入れないこと。 g027243 図8 エンジンオイルの量を点検する g027830 エンジンを始動させる前に、エンジンオイルの量を点 検してください手順は エンジンオイルの量を点検する (ページ 31)を参照してください。 図9 新車の慣らし運転 エンジンが設計通りの性能を発揮するまでにはある程 度の時間が必要
g009027 6. 走行ペダルニュートラルを確認し、その状態か らイグニッションスイッチをSTART位置に回す。 PTO が自動的に解除されてクランキングが始ま り、エンジンが始動するがブレードは回転しな ければ正常。 7. エンジンが作動している状態で、運転席から立 ち上がる。エンジンがそのまま作動を続け、ブ レーキランプが点灯すれば正常。 8. 着席し、スマートパークスイッチを OFFにして 駐車ブレーキを解除する。エンジンが作動を続 ければ正常。 9. 運転席からもう一度立ち上がる。自動的にブレー キが掛かり、エンジンは作動を続ければ正常。 10. 着席し、ブレードコントロールスイッチを引いてブ レードを回転させる。 11. 運転席から立ち上がる。ブレードが回転を停止 し、エンジンは作動を続ければ正常。 12. 着席し、ブレードコントロールスイッチを引く。 ブレードが回転を開始すれば正常。ブレードコ ントロールスイッチを押し込んでブレードの回転 を止める。 13.
エンジンの始動手順 刈り込みブレードの使い方 重要 スタータは 1 度に 5 秒間以上連続で使用しないで ください。5 秒間以上連続で使用するスタータモータが 焼ける恐れがあります。5 秒間以内に始動しなかった場 合 は 、 10 秒 間 待 っ て か ら 再 度 始 動 を 試 み て く だ さ い 。 ブレードコントロールスイッチは、刈り込み刃の ON/OFF を行うスイッチです。刈り込みデッキや刈り込みブレー ドだけでなく、エンジンから駆動力をもらうアタッチメント はすべてこのスイッチで ON/OFF を行います。 着席し、駐車ブレーキを掛ける図 11。 ブレードを回転させる 重要 背の高い芝生の中に駐車した状態でブレードの 回 転 を ON に し な い で く だ さ い 。 ベ ル ト や ク ラ ッ チ が 破 損する恐れがあります。 注 ブレードを駆動する場合には、必ずスロットルを高 速にセットしてください。 g027902 図 12 ブレードの回転を止める g027831 図 11 SmartPark™ 駐 車 ブ レ ー キ の 使用方法 電子制御で駐車ブレーキ
マシンを運転する 車両の停止手順 このマシンは、ガーデン用トラクタとゼロターンマシンの 両方の特徴を持っています。つまり、ガーデン用トラク タのように走行ペダルがあり、これによって前進と後退 の制御と走行速度の制御を行い、そして旋回動作は通 常のハンドルで行います。同時に、ゼロターンマシン のように、駆動輪後輪は左右独立して駆動されますの で、小回り性能が高く、急旋回が可能です。このよう な特長のため、非常に取り回し性の高いマシンになっ ていますが、同時に、こうしたマシンの運転に慣れてい ない人には、それなりの練習が必要になります。 マシンを停止させるには、走行ペダルから足を離し、ブ レードスイッチを解除し、スロットルが 高速 設定である のを確認し、駐車ブレーキを掛け、キーを OFF に回 す。必ず始動キーを抜いておくこと。 警告 置きっぱなしの機械を子供などがいたずらで運転 すると大きな事故になる恐れがある。 機械から離れる時は、たとえ数分間でも、必ず始 動キーとキーチョイスキーの両方を抜く習慣をつ けること。 警告 この車両は急激な旋回が可能である。確実にコン トロールしないと人身事故や機械を
5. 刈り込みが終わったら、キーチョイスキーを抜 き取る 図 6 。 座席を調整する 注 一旦解除された後退インタロックは、PTO を 運転席は前後にスライド調整することができます。体 格に合わせて運転しやすい位置を選んでセットしてく ださい。 OFF にするかエンジンを停止させるまでは解除状 態が継続し、PTO で駆動されるアタッチメントは 後退走行時にも作動を続けます。 刈り高の調整 注 図 15に示すように、移動走行時には、刈り込み デッキを一番高い刈高115mmにセットしてください。 g027632 図 16 ハンドルの位置調整 ハンドルには 3 つの運転ポジションと、完全直立ポジ ションとがあります。完全直立ポジションは、乗り降り 時に使用する位置です。運転時には、最も運転操作し やすい位置を選んでセットしてください。 1. ステアリングコラム解除ペダルを踏み込む。 2.
芝削り防止ローラを調整する 芝削り防止ローラを調整する イン チ デ ッ キ の み 107cm42イ 137cm54 イ ン チ デ ッ キ の み 刈高を変更した場合には、必ず芝削り防止ローラの高 さ調整を行ってください。 刈高を変更した場合には、必ず芝削り防止ローラの高 さ調整を行ってください。 注 通常のフラットな芝生を刈り込んだ時にローラが地 注 通常のフラットな芝生を刈り込んだ時にローラが地 表面に触れない高さに調整します。 表面に触れない高さに調整します。 1. ブレードPTOスイッチを解除し、駐車ブレーキ を掛ける。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3. ローラを、以下のうちの1つの位置に調整する • 上の穴刈高が 63mm 以下の場合に使用図 18 。 • 下の穴刈高が 76mm 以上の場合に使用図 18 。 1. ブレードPTOスイッチを解除し、駐車ブレーキ を掛ける。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3.
5.
警告 マシンをトレーラなどに搭載する作業は、機体を転 倒させる危険をはらんでおり、万一そのような事故 が起こると死亡事故など重大な人身事故となる。 • 歩み板の上を運転する場合には安全に十分 に注意すること。 • 歩み板は幅の広いものを使用すること マシンの 左右それぞれに細い歩み板を使用しないこと。 • 歩み板と路面との角度、および歩み板とトレー 度を ラ の 荷 台 の 床 面 と の 角 度 が 、 い ず れ も 15度 超えないようにすること。 • 倍程 必 ず 、 ト ラ ッ ク ト レ ー ラ の 荷 台 の 高 さ の 4倍 度の長さの板を使用すること。このようにすれ 度を 超 ば 、 平 ら な 地 面 と 荷 台 と の 角 度 が 15度 えることはない。 • 積み込み 登り はバックで、降りる時には前進 で運転する。 • 積み下ろし作業中の急加速や急減速などは転 倒などの危険を大きくするから避ける。 g027708 図 21 トレーラへの積み込み トラックやトレーラに積み降ろしなどをする場合には十分 に注意して作業を行ってください。トレーラなどへの積 み降ろ
ヒント スロットルは常に全開で 刈り込みおよび吹き飛ばしをベストの状態で行うため に、エンジンは常に高速で使ってください。刈かすをき れいに裁断するには十分な空気流が必要ですから、刈 高を低くしすぎたり、刈り込みデッキの周囲すべてを高 い草で囲まれるような刈り込みはお奨めできません。常 に刈り込みデッキの左右どちらかの側から、デッキの内 部に十分な空気を吸い込めるようにしておきましょう。 初めての刈り込み 希望する刈高より少し高目の設定で刈って、凹凸面で 芝が削られたりしないことを確認し、その後にいつもの 刈高に戻すようにしましょう。安全が確認できたら、そ れまで使用してきた刈高にセットして使うのがベストで しょう。草丈が15cmを超えるような場所を刈り込む時に は、最初に高めに刈り込み、次に刈高を下げて刈ると いうように二度刈りするときれいにできます。 刈 り 取 り は 草 丈 の 1/3 以 内 に 草丈の 1/3 以上を刈り取らないようにするのがベストで す。これ以上の刈り込みは、草がまばらにしか生えて いないような場所や、秋の終わりで草の生長速度が非 常に遅いときなどだけにしましょう。 g02
草丈が長い場合の刈り込み 芝生が伸びすぎてしまった時や、濡れている芝を刈る 時は、刈り高を高めに設定して刈りましょう。その後 に通常の刈り高に下げてもう一度刈るときれいに仕上 がります。 停止 刈り込み中に前進動作を停止しなければならなくなる と、刈かすが芝生の上に山になって残ってしまいま す。これを避けるには、ブレードを回転させたままで、 既に刈り込みの終わっている場所まで移動するか、前 進しながらデッキを停止させます。 デッキの裏側をいつもきれいに 芝刈り作業が終わったらホースと水道水で刈り込みデッ キの裏側を洗浄してください。ここに刈りかすやごみが 溜まると切れ味が落ち、仕上がりが悪くなります。 ブレードの保守 ブレードの刃先が鋭利であれば、芝草の切り口もきれ いです。シーズンを通してブレードの刃先を鋭利にして おきましょう。切れ味の悪い刃先は芝草を引きちぎるの で、切り口が茶色に変色し、芝草の成長を悪くし、ま た病気にもかかりやすくなります。刈り込み後は、ブ レードに磨耗や破損が発生していないか毎回点検してく ださい。必要に応じてやすりなどで当たり傷などを修 正し、刃先を鋭利に研いでください。ブ
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 使用開始後最初の 5 時間 使用するごとまたは毎日 使用後毎回 整備手順 • エンジンオイルを交換する。 • • • • • エンジンオイルの量を点検する。 吸気スクリーンを清掃する。 刈り込みブレードを点検する。 デフレクタが破損していないか点検する。 デフレクタが破損していないか点検する。 • 機体の前部を点検・清掃する。 • デッキのハウジングを洗浄する。 25運転時間ごと • 潤滑必要部すべてにグリスをっ注入してください。 • スポンジエレメントを清掃する。 (ほこりの多い環境で使用しているときは整備間隔 を短くする)。 • タイヤ空気圧を点検する。 • ベルトに磨耗や割れが発生していないか点検する。 100運転時間ごと • スポンジエレメントを交換する。 (ほこりの多い環境で使用しているときには間隔 を短くする。) • エアクリーナのペーパーエレメントの整備を行う。 (ほこりの多い環境で使用して いるときには間隔を短くする。) • エンジンオイルを交換する (ほこりの多い環境で使用しているときには間
整備前に行う作業 潤滑 運転席を倒すには ベアリングのグリスアップ 駐車ブレーキを掛け、運転席を前に倒します。 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと—潤滑必要部すべてにグリ スをっ注入してください。 これにより、以下の機器に楽に手が届くようになります グ リ ス の 種 類 No. 2 汎用リチウム系グリス • 銘板 • 整備用ステッカー • 座席調整ボルト • 燃料フィルタ • バッテリーとバッテリーケーブル 1. 平らな場所に駐車し、ブレードコントロールスイッ チを切る。 2. 運転位置を離れる前に、エンジンを停止し、 キーを抜き取り、可動部が完全に停止したのを 確認する。 3.
エンジンの整備 エアクリーナの整備 注 ほこりのひどい場所で使用する場合は、より頻繁に 数時間ごとにエアクリーナの整備を行ってください。 エレメントの取り外し g027802 図 28 1. 平らな場所に駐車し、ブレードコントロールPTOス イッチを切る。 2. 運転位置を離れる前に、エンジンを停止し、 キーを抜き取り、可動部が完全に停止したのを 確認する。 3. エンジン内部に汚れが落ちないように、まず、エ アクリーナカバーの周囲をきれいに清掃する。 4.
エンジンオイルについて オ イ ル の タ イ プ 洗浄性オイルAPI 規格 SF, SG, SH, SJ またはSL ク ラ ン ク ケ ー ス の オ イ ル 容 量 2.4 リットル 粘 度 下の表を参照してください。 g029683 図 29 エンジンオイルの量を点検する 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 注 エンジンが冷えている状態で点検してください。 警告 高温部に触れると非常に危険である。 g029368 図 30 手足や顔や衣服を回転部やマフラなどの高温部に 近づけないよう十分注意すること。 重要 オイルの入れすぎは、かえってエンジンを傷めま す。また、オイル量が下限マークより少ない状態でエン ジンを作動させないでください。エンジンを傷めます。 1. 平らな場所に駐車し、ブレードスイッチを OFF に し、エンジンを停止させ、駐車ブレーキを掛けて キーを抜き取る。 2. エンジンが停止しており、水平であり、停止後に オイルがエンジンに戻る十分な時間が経過してエ ンジンが冷えていることを確認する。 3.
1. 燃料が完全に抜けるよう、平らな場所に駐車す る。 2. PTOを解除し、駐車ブレーキを掛ける。 3. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 4.
5. エンジンオイルフィルタを交換する図 32。 g027484 図 33 点火プラグの整備 g027477 整備間隔: 100運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達 した方—点火プラグを点検する。 図 32 200運転時間ごと/2年ごと いずれか早く到達し た方—点火プラグを交換する。 注 フィルタのガスケットがエンジンに当たるまで締 め付け、そこからさらに¾ 回転締め付ける。 6. 電極間のエアギャップを正しく調整しておいてください。 取り付け、取り外しには必ず専用のレンチを使い、エ アギャップの点検調整にはすきまゲージやギャップ調整 工具などを使ってください。必要に応じて新しい点火プ ラグと交換してください。 所定量の 80% 程度のオイルをゆっくり入れ、そ こから、残りの量を注意深く足してFULLマークま で入れる 図 33 。 タ イ プ : Champion® RN9YC または NGK® BPR6ES エ ア ギ ャ ッ プ 0.76mm 点火プラグの取り外し 33 1. PTOを解除し、駐車ブレーキを掛ける。 2.
g027478 図 34 注 点火プラグの周囲の溝が非常に深いので、圧 縮空気を吹き付けて清掃するのが最も効率的で す。また、ブロアハウジングを取り外したときに 点火プラグの点検を行うのが最も容易です。 g027960 点火プラグの点検 図 36 重要 点火プラグは清掃しないでください。黒い汚れ、 電極の磨耗、油膜、亀裂などがあれば新しいものと 交換してください。 冷却系統の清掃 絶縁体部がうす茶色や灰色なら適正、碍子が黒くなっ ているのは不完全燃焼であるエアクリーナの汚れが 原因であることが多い。 毎回、運転前にエアインテークのスクリーンについてい る刈りかすやごみを取り除いてください。 すきまを 0.76mm に調整する。 1. ブレードスイッチを解除し、駐車ブレーキを掛け る。 2. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が 完全に停止したのを確認してから運転位置を離 れる。 3. エンジンからエアフィルタを外す。 4. エンジンのシュラウドを取り外す。 5. エアインテークに異物が入らないように、フィルタ ベースにフィルタを取り付ける。 6.
燃料系統の整備 危険 ガソリンは非常に引火 爆発しやすい物質である。 発火したり爆発したりすると、やけどや火災などを 引き起こす。 • 燃料系統に関わる作業は、エンジンが冷えて いる状態で行うこと。この作業は必ず屋外の広 い場所で行う。こぼれたガソリンはふき取る。 • ガソリン取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎 を絶対に近づけない。 g027939 インライン燃料フィルタの交換 整 備 間 隔: 100運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方—インライン燃料フィルタを 点検する。 200運転時間ごと/2年ごと いずれか早く到達した 方—インライン燃料フィルタを交換する。 汚れているフィルタを再取り付けするのは絶対にや めてください。 1. 平らな場所に駐車し、ブレードコントロールスイッ チを切る。 2.
電気系統の整備 6. バッテリー押さえを外して、バッテリートレイから バッテリーを取り出す図 38。 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 取り扱い後は手を洗うこと。 バッテリーを充電する バッテリーの取り外し g017701 警告 図 38 バッテリーの端子に金属製品や車体の金属部分 が触れるとショートを起こして火花が発生する。 それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に 至る恐れがある。 • バッテリーの取り外しや取り付けを行うときに は、端子と金属を接触させないように注意す る。 • バッテリーの端子と金属を接触させない。 1. 平らな場所に駐車し、ブレードコントロールスイッ チを切る。 2. 運転位置を離れる前に、エンジンを停止し、 キーを抜き取り、可動部が完全に停止したのを 確認する。 3. バッテリーに対する作業ができるように運転席を 倒す。 4.
走行系統の整備 バッテリーの取り付け 1. バッテリーをトレイに載せる図 38。 2. まず、プラスケーブル赤いケーブルをバッテリー のプラス 端子に取り付ける先ほど取り外したねじ 類を再使用する 。 3. 次に、マイナスケーブルをバッテリーのマイナ ス-端子に取り付ける先ほど取り外したねじ類を 再使用する 。 4. プラス端子赤色に赤いゴムカバーを取り付ける。 5. バッテリー押さえを使ってバッテリーを固定する 図 38 。 6.
1. 始動キーを OFF 位置にするかバッテリーの接 続を外す。 刈り込みデッキの保守 2. 電気ブレーキのシャフトブレーキリンクアームが接 続されているを探し出す図 42。 ブレードの整備 3.
g006530 図 43 1. 刃先 3. 磨耗や割れの発生 2. 立ち上がり部分 4. 破損 g014973 図 45 ブレードの変形を調べる 注 以下の点検は、平らな床面にマシンを駐車した状態 で行う必要があります。 1. 刈り込みデッキを、一番高い刈高移動走行を行 うときと同じ高さにセットする。 2. 厚手の丈夫な手袋をはめるなどして確実に保護し た手で、ブレードをゆっくり回転させ、適当な位置 で、刃先から床面までの距離を測定する図 44。 1. ブレード測定位置に回したところ 2. 平らな床面 3. 刃先から床面までの距離を測定するA 4. 同じブレードを180度回転させる。すなわち、ブ レードのもう一方の刃先が、先ほど測定した場所 と同じ位置にくるようにする図 46。 g014974 図 46 g014972 図 44 1. デッキ 2. スピンドルハウジング 3. 3. 1. ブレード先ほど測定した側 2. 測定先ほど測定を行った位置 3. 先ほどと反対側の刃先が、測定位置に来る 枚刃 5.
g000551 図 48 g014973 図 47 1. 反対側の刃先測定位置に回したところ 2. 平らな床面 3. 刃先から床面までの距離を測定するB 1. ブレードの立ち上がりセー ル部 3. 湾曲ワッシャ 2. 枚刃 4. ブレードボルト ブレードの研磨 警告 1. 注 刃先の角度を変えないように注意すること。 曲がったり割れたりしたブレードの一部がデッ キから飛び出すと、周囲の人に大けがをさ せたり死亡させるなど極めて危険な事故の もととなる。 • 曲がったり破損したりしたブレードは、必 ず新しいものに交換する。 • ブレードの表面や縁にヤスリなどで鋭利 な溝を作ったりしないこと。 A. 注 左右を同じだけ削るようにすればバランスが 狂わない。 g000552 図 49 差が 3mm よりも大きい場合には、そのブ レードは曲がっていて危険であるから新しい 刃に交換する ブレードの取り外し (ページ 40) と ブレードの取り付け (ページ 40)を参照。 1. 2.
2. 3. 湾曲ワッシャ、ブレードボルトを、スピンドルシャ フトに取り付ける図 48。 各ブレードボルトを 47 88N·m11.8 15.2kg.m = 3565ft-lbにトルク締めする。 デッキの水平調整 デッキを取り付けた直後や、刈り上がりが揃っていな いときには、デッキが水平に取り付けられているかど うかを点検してください。 デッキの水平調整を行う前に、ブレードが曲がっていな いか点検してください曲がっているブレードは交換してく ださい。 ブレードの変形を調べる (ページ 39)を参照 し、必要な作業を行ってから先へ進んでください。 g005278 図 52 ブレードが3枚のデッキの場合 デッキの前後の調整を行う前に、左右の水平調整を 行ってください。 必要条件 • 平らな場所に駐車すること。 • タイヤが4本ともすべて正しい空気圧に調整されて いること。 タイヤ空気圧を点検する (ページ 37) を参照。 1. ブレードを左右方向に向け る 3. 外側の刃先 2. ブレードの立ち上がりセイ ル部 4. この位置で刃の先端から 平らな床面までの距離を測 る。 5.
9. 左右の高さをもう一度点検する。適正になるまで この調整を繰り返す。 10. 次に、デッキの前後調整に進む デッキの前後調 整 (ページ 42)を参照のこと。 デッキの前後調整 刈り込みデッキを取り付けた場合には、必ずこの前後 調整を点検してください。デッキの後部の高さと前部の 高さを比較します。前部の方が 7.9 mm 以上低くなって いる場合には、以下の手順によって前後の傾きを調 整する必要があります。 1. 平らな場所に駐車し、ブレードコントロールスイッ チを切る。 2. 運転位置を離れる前に、エンジンを停止し、 キーを抜き取り、可動部が完全に停止したのを 確認する。 3. g009659 図 55 ブレードが3枚のデッキの場合 1. 2. 5. 刈高レバーを、中くらいの刈高に合わせる。 注 この作業を実施する前に、デッキの左右の水 平調整が終わっている必要があります 左右の水 平調整 (ページ 41)を参照。 4. 注意深くブレードを回転させて、ブレードを前後方 向に向ける図 54と図 55。 6. ブレードを前後方向に向け る 外側の刃先 3.
10. 前後の傾きを正しく調整できたら、もう一度水平 調整を点検する 左右の水平調整 (ページ 41)を 参照。 刈り込みデッキの取り外し 1. 平らな場所に駐車し、ブレードコントロールスイッ チを切る。 2. 運転位置を離れる前に、エンジンを停止し、 キーを抜き取り、可動部が完全に停止したのを 確認する。 3. 刈高レバーを一番低い刈高にセットする。 4. 前サポートロッドについているヘアピンコッターを 抜き取り、デッキブラケットからロッドを取り外す 図 57。刈り込みデッキの前部を、注意深く、床 面に降ろす。 g005077 図 58 1. 刈り込みデッキ 2. ハンガーブラケット 3. 後部昇降ロッド 6. デッキを後ろにずらして、エンジンプーリから刈り 込みベルトを取り外す。 7.
g032555 図 59 1. 5. カバー 2. ねじ スプリング取り外し工具Toro P/N 92-5771を用い て、デッキのフックからアイドラスプリングを取り 外してスプリングのテンションをなくし、プーリから ベルトを取り外す図 60と図 61。 g014931 警告 図 61 ブレードが3枚のデッキの場合 スプリングには強い張力がかかっており、不 用意に取り外すと怪我をする。 ベルトの取り外しは十分に注意深く行うこと。 1. 2. アイドラプーリ 刈り込みベルト 5. エンジンプーリ 3. 外側のプーリ 6. スプリング取り外し工具 4. スプリング 6. エンジンプーリとデッキプーリに新しいベルトを掛 け回す図 60 と 図 61。 7. スプリング取り外し工具Toro P/N 92-5771を用い て、デッキのフックにアイドラスプリングを取り付 けてスプリングにテンションを掛ける。これにより アイドラプーリとベルトが強く張る図 60と図 61。 8. プーリカバーを取り外す図 59。 刈り込みデッキの取り付け 1.
デフレクタの交換 モ デ ル 74787 の み 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日—デフレクタが破損 していないか点検する。 警告 排出口がデフレクタなどで覆われていないと、デッ キから異物が飛び出して人に当たる恐れがあり、 このようなことが実際におこると深刻な人身事故 になりかねない。また、ブレードに触れて大怪我 をする可能性もある。 芝刈り機は、必ず、マルチプレート、デフレクタ、 または集草装置を取り付けて使用すること。 使用する前に毎回、デフレクタが破損していないか点 検してください。破損している部品はすべて使用前に 交換してください。 1. デフレクタブラケットのノッチからスプリングを外 し、デッキに溶接してあるブラケット、スプリング、 デフレクタを貫通しているロッドを抜き出す図 62。 破損または摩耗しているデフレクタを取り外す。 g032884 図 62 1. ロッド 4. デッキブラケット 2. スプリング 5. ロッドとスプリング 3. デフレクタ 2. 新しいデフレクタを図 63のように、デッキのブラ ケットの両端にセットする。 3.
使用する前に毎回、デフレクタが破損していないか点 検してください。破損している部品はすべて使用前に 交換してください。 1. デッキの下側にあるロッド固定ナット⅜ インチを 取り外す 図 64 。 g017618 g005303 図 63 図 64 1. ロッドスプリングアセンブリ を取り付けた状態 3. ロッド、短い端部をデッキ のブラケットの裏側へ移動 2. スプリングの輪のある端部 を、デフレクタブラケットの ノッチに引っ掛ける 4. 短い端部はデッキのブラ ケット側へ残る 5. 1. 刈り込みデッキ 2. デフレクタ 5. 6. 3. デフレクタブラケット 7. 4. ロッド スプリング ナット⅜ インチ 短い突起 ロッドスプリングアセンブリを、回転させてロッド の短い端部がデッキに溶接されている前ブラケッ トの裏側に来るようにする図 58。 2. ロッドを、短い取り付け部から抜き取ると、スプリ ングとデフレクタが外れてくる図 64。 3.
洗浄 機体前部の裏側の清掃 整 備 間 隔 : 使用後毎回—機体の前部を点検・清掃す る。 機体前部の裏側にこびりついている汚れを圧縮空気、 またはブラシなどで除去する図 65。 注 この清掃には水を使用しないでください。水を使うと 汚れが固まってしまいます。 g020098 図 66 1. 洗浄用フィッティング 3. リング 2. ホース 4. 連結 4. 刈り込みデッキを、一番低い刈高にセットする。 5. 着席し、エンジンを始動させる。ブレードコント ロールスイッチを入れ、ブレードを 3分間程度回 転させる。 6. ブレードコントロールスイッチを切り、エンジン を停止してキーを抜き取る。すべての動作が停 止するのを待つ。 7.
保管 14. 走行部および刈り込みベルトの状態を点検する。 15. 機体各部のゆるみを点検し、必要な締め付けや 交換、修理を行う。摩耗した部品や破損した部 品はすべて修理または交換する。 洗浄と格納保管 1. ブレードコントロールスイッチを切り、エンジンを 停止してキーを抜き取る。 16. 機体の塗装がはげていればタッチアップ修理をす る。ペイントは代理店で入手することができる。 2. 機体各部に付着している泥や刈りかすをきれいに 落とす。特にエンジンのシリンダヘッドや冷却フィ ン部分やブロアハウジングを丁寧に清掃する。 17. 汚れていない乾燥した場所で保管する。始動 キーは必ず抜き取って別途保管する。機体には カバーを掛けておく。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができま す。ただし高圧洗浄器は使用しないでください。 また、コントロールパネル、運転席の下、エンジ ンのまわり、油圧ポンプ、モータに大量の水が掛 からないように注意してください。 3. エアクリーナの整備を行う エアクリーナの整備 (ページ 30)を参照。 4.
故障探究 問題 エンジンがオーバーヒートしている。 考えられる原因 1. エンジンの負荷が大きすぎる。 1. 走行速度を遅くしてください. 2. エンジンオイルの量が不足している。 2. クランクケースにオイルを入れる 3. 清掃して空気の流れを良くする。 3. 冷却フィン付近およびエンジンのブロ アハウジングの下付近が目詰まりして いる。 4. エアクリーナが汚れている。 5. 燃料のなかに異物、水などが混入し ている。 スタータがクランキングしない。 エンジンが始動しない、始動しにくい、す ぐ止まる. 1. ブレードスイッチを切る。 2. バッテリーが上がっている。 3. 配線のゆるみ、腐食など。 2. バッテリーを充電する。 3. 配線を点検修正する。 4. ヒューズが飛んでいる。 5. リレーまたはスイッチが破損している。 4. ヒューズを交換する。 5. 代理店に連絡する。 1. ガス欠。 1. 燃料を補給する。 2. チョークが掛かっていない。 3. エアクリーナが汚れている。 2. チョークをONにする。 4.
問題 異常に振動する。 刈高が不均一になる。 ブレードが回転しない。 考えられる原因 対策 1. エンジン固定ボルトがゆるんでいる。 1. エンジン取り付けボルトを締め付ける。 2. エンジンプーリ、アイドラプーリ、また はブレードプーリがゆるんでいる。 2. プーリを締め付ける。 3. エンジンプーリの破損。 3. 代理店に連絡する。 4. ブレードが曲がっているバランスが悪 い。 4. 新しいブレードを取り付ける。 5. ブレード取り付けボルトがゆるい。 6. ブレードスピンドルが曲がっている。 5. 取り付けボルトを締め付ける。 6. 代理店に連絡する。 1. ブレードが鋭利でない。 1. ブレードを研磨する。 2. ブレードが曲がっている。 2. 新しいブレードを取り付ける。 3. 刈り込みデッキの水平調整が悪い。 4. 芝削り防止ホイールの設定が悪い。 3. デッキの前後左右の調整を行う。 4. 芝削り防止ホイールの高さを調整する。 5. デッキの内側が汚れている。 6. タイヤ空気圧の調整不良。 5. デッキ内側の清掃を行う。 6.
図面 g027754 電 気 回 路 図 (Rev.
タイムカッ ター および タイタン芝 刈り機 Toro 製 品 保 証 限定保証 保証期間は下に記載されています 保証条件および保証製品 1. Toro 社およびその関連会社である Toro ワランティー社は、両社の合意に基 づき、以下に挙げる Toro 社製品に材質上または製造上の欠陥が発見された 場合には、無償修理を行うことをお約束します。 弊社代理店にご連絡ください。代理店等が分からない場合には弊社 ホームページwww.Toro.comで探すことができます。また、項目 #3 の 電話番号でも 24 時間いつでも代理店を探すことができます。 2. ご購入の日を証明する書類レシートとともに、サービスディーラーの修 理工場に製品をお送りください。故障原因と無償修理が可能かどうか は、ティーラーが判断いたします。 3.