Owners Manual
215
4-5.Toyota Safety Sense C
4
警告
■ システムの支援内容に関する注意点
プリクラッシュセーフティシステムは、警報やブレーキ制御により衝突回避支
援を行うために、運転者が「見る」・「判断する」・「操作する」過程で、支援を
行います。システムの支援には限界があるため、次の点に注意してください。
● 運転者が見る過程での支援内容
プリクラッシュセーフティシステムは、前方車両を可能な範囲で検知するのみ
であり、わき見やぼんやり運転を許容するシステムでも、視界不良時の運転を
補助するシステムでもありません。運転者自らが周囲の状況に注意を払う必要
があります。
● 運転者が判断する過程での支援内容
プリクラッシュセーフティシステムは、検知しうる前方車両の情報のみから衝
突の可能性を判断するものです。安全の確保の判断は運転者自らが行う必要が
あります。
● 運転者が操作する過程での支援内容
プリクラッシュセーフティシステムの制動制御は、衝突の可能性が高いと判断
した段階で作動するもので、運転者の適切な操作なしに衝突を回避したり、安
全に停止させるものではありません。このため、危険性があれば自らが安全を
確保する必要があります。
注意
■ システムの誤作動を防ぐために
次のときは、プリクラッシュセーフティシステムを OFF にしてください。
衝突の可能性がなくてもシステムが作動する場合があります。
● 点検でシャシーローラー・シャシーダイナモ・フリーローラーなどを使用する
とき
● 船舶・トラックなどに積載するとき
● 車両姿勢が変化しているとき(メーカー指定のサイズ以外のタイヤを取り付け
ているときや、サスペンションを改造しているときなど)
● 車両けん引時