User Manual
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WA-8000の使用
WA-8000はサイドアドレスマイクです。つまり、マイクは、音源がマイクの上部では
なく、グリルの側面を向くように配置する必要があります。WA-8000をカーディオイ
ドモードで操作する場合は、マイクの前面、パターンセレクタースイッチの上に向か
って話してください。全方向モードでは、グリルの表面全体が音を拾います。
カーディオイド(単方向)モードでの使用
フロントパネルのスイッチがカーディオイド/単方向モードに設定されている場
合、WA-8000のピックアップパターンはマイクの前面を優先します。これは、フロント
から離れるにつれて信号ピックアップが徐々に低下し、マイクのリアで最小限のオ
ーディオ情報をピックアップすることを意味します。
カーディオイドパターンは、ほとんどのマイクで最も一般的な構成であり(一般に、マ
イクがマイク本体で使用するパターンを示さない場合は、カーディオイドを使用しま
す)、ボーカル、楽器、およびほとんどすべての指向性での使用に最適です。
カーディオイドパターン(パターンのプロットが人間の心臓によく似ていることからこ
のように名付けられました)は、「近接効果」と呼ばれるものも強く示します。これは、
音源がマイクに近づくにつれて低周波数応答が増加することです。これは、ナレーシ
ョンでクラシックなFMラジオ「DJボイス」のようなサウンドを作成するのに非常に効
果的に使用できますが、問題のソースが多くのローエンド情報を自然に作成する場
合にも問題が発生する可能性があります。そのため、耳を使ってWA-8000の最適な
位置を決定してください。
全方向モードで使用
パターンスイッチを全方向モードに設定すると、マイクの感度はすべての側で等しく
なります。つまり、あらゆる角度から同じゲインで音が拾われます。これは、同じ部屋
で複数のプレーヤーをマイキングしたり、同じマイクで同時に複数のボーカリストを
録音したり、直接または「クローズアップ」サウンドに加えて部屋のサウンドをキャプ
チャしたりする場合に便利です。
全方向性マイクロフォンは、近接効果も大幅に低減され、あらゆる角度から一貫し
た応答を提供する傾向があります。