User Manual

32 目的別操作
01V96i―取扱説明書
入力レベルを設定する
ここでは、インプットパッチが初期設定のままで、
INPUT 端子に接続された楽器やマイクの信号の入力
レベルを調整する手順を例に説明します。
1. INPUT 端子に接続された楽器などの音を出し
ながら、最大音量時に [PEAK] がかすかに点
滅するように、それぞれの [PAD] [GAIN]
を調節します。
2. LAYER セクションの [1-16] を押します。
チャンネルモジュールで操作可能なレイヤーとし
て、インプットチャンネルレイヤー1 16 が選
ばれます。
3. FADERMODE セクションの [HOME]→
[F1] を押し、METER 画面の CH1-32 ページ
を表示させます。
METER 画面は、各チャンネルの入出力レベルや、
コンプレッサー/ ゲートのゲインリダクション量
などを表示する、ミキシングや録音の開始点とな
る画面です。CH1-32 ページでは、インプット
チャンネル 1 32 の入力レベルやコンプレッ
サー/ ゲートのゲインリダクション量を確認でき
ます。
4. 画面上部の METERMODE フィールドで、
LEVEL ボタンがオン
1になっていることを
確認します。
METERMODE フィールドでは、画面内にメー
ター表示する信号の種類を選びます。LEVEL
タン以外のボタンがオンになっているときは、
LEVEL ボタンにカーソルを合わせて [ENTER]
を押します。
5. LEVEL ボタン右側の POSITION パラメー
ターボックス
2にカーソルを合わせ、パラ
メーターホイールまたは [INC]/[DEC]
使ってPOSTFADER選択し、[ENTER]
を押します。
POSITION パラメーターボックスでは、メーター
表示されるレベルの検出位置を選択します。
POSTFADERが選ばれているときには、
フェーダー通過後のレベルが表示されます。
6. 該当するチャンネルの [ON] がオンになって
いる(点灯している)ことを確認し、フェーダー
0dB の位置まで上げます。
7. 楽器などの音を出しながら、画面上に表示され
るレベルメーターで、インプットチャンネルご
との入力レベルを確認します。
ノート: [GAIN] は、アナログ入力の感度を調節
するコントロールです。ダイナミックレンジが
広く、ノイズの少ない音で録音するには、クリッ
プしない範囲で、[GAIN] を高めに設定するのが
コツです。
ノート: レイヤーを切り替えても、以前のレイ
ヤーでのフェーダー位置や [ON] の状態は記憶
されており、もう一度そのレイヤーを呼び出し
たときに、元の状態に戻ります。
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ノート: PREEQ を選ぶと EQ 通過前の入力レ
ベル、PREFADER を選ぶと EQ 通過後 /
フェーダー通過前の入力レベルがメーターに表
示されます。
ノート: メーターがOVERの位置まで到達す
るときは、フェーダーが 0dB の位置にあること
を確認してから、対応する [GAIN] を下げてくだ
さい。