User Manual

入力信号にコンプレッサーをかける 37
01V96i―取扱説明書
目的別操作
入力信号にコンプレッサーをかけ
01V96i のインプットチャンネル 1 32 には、
別にコンプレッサーが搭載されています。コンプレッ
サーは、音を圧縮して音量のレベルを揃えたり、最大
レベルを抑えて、全体の音量を上げたりするときに使
うエフェクトです。ここでは、入力信号をコンプレッ
サーで加工する方法を説明します。
1. LAYER セクションの [1-16] キーを押しま
す。
チャンネルモジュールで操作可能なレイヤーとし
て、インプットチャンネルレイヤー1 16 が選
ばれます。
2. [SEL] を使って操作するインプットチャンネ
ルを選びます。
3. [DYNAMICS] [F4] を押します。
DYNAMICS 画面の COMPLIB ページが表示さ
れます。このページでは、コンプレッサーの設定
(プログラム)をコンプレッサーライブラリーにス
トアしたり、すでにストアされているプログラム
をリコールしたりします。コンプレッサーライブ
ラリーのナンバー1 36 には、主要な楽器に対
応するプログラムがプリセットされていますの
で、これを利用してみましょう。
4. パラメーターホイールをまわして中央のリス
トをスクロールさせ、リコールしたいプログラ
ムを選択します。
リスト内の点線で囲まれている列が、現在選択さ
れているプログラムを表わします。
5. ライブラリーリスト左側の RECALL ボタン
にカーソルを合わせ、[ENTER] を押します。
プログラムのリコールが実行されます。
6. [F3] を押します。
DYNAMICS 画面の COMPEDIT ページが表示
されます。このページでは、コンプレッサーの各
ラメーターを変更できます。
7.[ENTER]キーを押し、ディスプレイ左下の
ON/OFF ボタンをオン(ON)に切り替えます。
ON/OFF ボタンは、コンプレッサーのオン / オフ
を切り替えるボタンです。インプットチャンネル
のコンプレッサーが有効になります。
8. 楽器などの音を出しながら、必要に応じてコン
プレッサーのパラメーターを調節します。
パラメーターを調節するには、ディスプレイ右下
PARAMETER フィールドに並んだノブに
カーソルを合わせ、パラメーターホイール(または
[INC]/[DEC]キー)を操作します。
なお、インプットチャンネル 1 32 には、コン
プレッサーとは独立して利用できるゲートが搭載
されています。ゲートを利用したいときは、コン
レッサーと同じ要領で[DYNAMICS][F2]
押してゲートライブラリーを呼び出し、
[DYNAMICS][F1]を押して GATEEDIT
ページでパラメーターを調節してください。
ヒント
ダイナミクスプロセッサーには、COMP(コン
プレッサー)EXPAND(エクスパンダー)
COMP.(S)(コンパンダーソフト)COMP.
(H)(コンパンダーハード)という 4 種類のタ
イプがあり、それぞれパラメーターの内容が
異なります(タイプごとのパラメーターにつ
いては、リファレンスマニュアルをご参照く
ださい)
COMPEDIT ページで、コンプレッサーのタ
イプを切り替えることはできません。このた
め、特定のタイプを利用したいときは、コンプ
レッサーライブラリーからそのタイプを使っ
たプログラムをリコールし、必要に応じてパ
ラメーターを変更してください。