User Manual

DAW からのモニターレベルを調節する 41
01V96i―取扱説明書
目的別操作
DAW からのモニターレベルを調
節する
DAW から再生される音声を、01V96i のインプット
チャンネルに返し、MONITOROUT 端子や
PHONES 端子を経由してモニターします。
通常は、DAW のステレオバスの信号を、01V96i
インプットチャンネルに送ってモニターしますが、
オーバーダビングなどの場合に、楽曲のミックスバラ
ンスと別のバランスでモニターしたいことがありま
す。この場合は、DAW の各トラックの信号を、個別に
インプットチャンネルに返して、01V96i でバラン
スを調節できます。ここでは、DAW のトラック 1
8 の信号を 01V96i のインプットチャンネル 17
24 に送って、モニターレベルを調節する手順を説明
します。
1. コンピューターと 01V96i USB ーブル
で接続しておきます。
2. DAW を起動して、YamahaSteinbergUSB
Driver を使用する設定にします。
CubaseAI をお使いの場合は、下記の項目を設定
してください。
メニューの「デバイス」「デバイス設定」のVST
オーディオシステムをクリックして、ASIO ドラ
イバーに「YamahaSteinbergUSBASIO」
(Windows)/「Yamaha01V96i」(Mac) を選び
ます。
メニューの「デバイス」「VST コネクション」
出力タブで [ バスを追加 ] 「構成」 Mono、
「数」 8 にする→ [OK] をクリックして、モノラ
ルアウトプットを新規に作成します。作成した
「MonoOut1 8」のデバイスポートに
「01V96i1 8」をそれぞれ設定します。
そのほかの DAW の設定については、DAW の取
扱説明書などをご参照ください。
3. DAW 上のトラック 1 8 の出力ポートとし
「01V96i1 8」をそれぞれ選択します。
CubaseAI の場合は、手順 2 で作成した出力
ポートの名前(初期設定では、MonoOut1 8)
を選択します。
4. DISPLAYACCESS セクションの
[PATCH]を繰り返し押して PATCH 画面の
INPATCH ページを表示させます。
5. INPUT17 24 にカーソルを合わせて、パラ
メーターホイール(または [INC]/[DEC])
使って USBIN1 8 をそれぞれ設定します。
6. LAYER セクションの [17-32] を押します。
チャンネルモジュールで操作可能なレイヤーとし
て、インプットチャンネルレイヤー17 32
選ばれます。
7. DISPLAYACCESS セクションの
[PAN/ROUTING]を繰り返し押し、
PAN/ROUTE 画面の ROUT17-STI ページ
を呼び出します。
8. インプットチャンネル 17 24 で、Sボ
がオン、1 8 ボタンがオフになっていること
を確認し、必要に応じて PAN ノブを使ってモ
ニター信号のパンを設定します。
ヒントインプットチャンネル 17 32 のパ
ン、フェーダー、[ON] を操作しても、モニター用
の信号が変化するだけで、DAW に録音される信
号には影響しません。