User Manual

シーンメモリーの自動アップデート
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02R96 Version 2―取扱説明書
エディットバッファーの内容は02R96の電源を切っても記憶されます。
シーンメモリー「0」「U」
シーンメモリー「0」は読み出し専用で、すべてのミックスパラメーターの初期設定が入って
います。リコールすることはできますがストアはできません。ミックスパラメーターをすべ
て初期設定にリセットしたい場合は、シーンメモリー「0」をリコールしてください。
「Initial Data Nominal(イニシャルデータノミナル)プリファレンス設定によりインプット
チャンネルフェーダーを−∞dBかノミナルに設定できます(235ページ参照)
シーンメモリー「U」(SCENE MEMORYディスプレイには「Ud」と表示)は読み出し専用で、
シーンをリコールしたりストアしたりする前に使用していたミックス設定が入っています。
これもリコールすることはできますがストアはできません。シーンのストアやリコールを
キャンセルしたいときにシーンメモリー「U」をリコールすると、以前のミックス設定に戻り
ます。
シーンメモリーの自動アップデート
シーンをリコールしてエディットし、そのエディット内容を保持するためシーンをストアす
ることが必要です。ところが、235ページの「Scene MEM Auto Update(シーンメモリー
オートアップデート)プリファレンス設定がオンになっていると、エディット内容は自動的
「シャドーメモリー」にストアされます。オリジナルのシーンメモリーそれぞれに対して1
つのシャドーメモリーがあります。オリジナルメモリーとシャドーメモリーの内容をかわる
がわるリコールすれば、オリジナルとエディットの比較に便利です。
シーンをリコールして作業を始めると、そのシーンのシャドーメモリーに現在のミックス設
定が自動的にストアされます。このため、後でエディット内容の入ったシャドーメモリーと、
元々のデータの入ったオリジナルメモリーをかわるがわるリコールすことができます。
「Scene MEM Auto Update(シーンメモリーオートアップデート)プリファレンス設定が
オンになっていると、オリジナルメモリーではなく、シャドーメモリーが最初にリコールさ
れます。オリジナルメモリーをリコールするには、まずそのシャドーメモリーをリコールし
てから、エディットインジケーターが両方とも消灯しているときにもう一度そのシーンをリ
コールすると、今度はオリジナルメモリーがリコールされます。
オリジナルメモリーとシャドーメモリーをリコールしたとき、現在どちらのメモリーが有効
になっているかはエディットインジケーターで判断できます。インジケーターが消灯してい
れば、オリジナルメモリーが有効になっています。インジケーターが点灯していれば、シャ
ドーメモリーが有効です。ただし、シーンをストアするときはオリジナルメモリーとシャ
ドーメモリーの内容は同じなので、どちらのメモリーが有効であってもエディットインジ
ケーターは消灯します。
オートミックスでシーンをリコールすると、オリジナルメモリーだけがリコールされます。
MIDIプログラムチェンジメッセージでシーンをリコールすると、オリジナルメモリーだけが
リコールされます。操作は、02R96のSCENE MEMORYキーやSCENE MEMORYページ
を使ってシーンをリコールするのと同じです。
02
02
SCENE MEMORYディスプレイ
ディスプレイ
シーン番号 2 がリコールされた
ところで、エディットバッファー
の内容がシーン番号 2 の内容と
一致しており、エディットインジ
ケーターは消灯している。
シーン番号 2 をリコールした後にパ
ラメーターを変更したので、エディッ
トインジケーターが現れ、エディット
バッファーの内容がシーン番号 2
内容と異なることを表している。
ドット(点)
エディット
インジケーター