User Manual

Multichannel Monitoring Tutorial Booklet (M2TB) rev. 3.5.2
Masataka Nakahara : SONA Corporation
©2005 YAMAHA Corporation, ©2005 SONA Corporation
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マルチチャンネル・メディアは「サラウンド処理方式」「符号化・圧縮方式」「記録特性」「再生特性」の組み合
わせにより,それぞれのフォーマットの特徴が形成されている.
また,それらのメディアの多くは,2 チャンネル再生も可能なように「ダウン・ミキシング」の機能を有している.
[Fig.3]マルチチャンネル・メディアを特徴付けている要素
以上の組み合わせにより,現在では主に以下のマルチチャンネル・フォーマットが大衆メディアとして存在する.
メディア ビデオカセットテープ他
方式 3-1 マトリックス 5.0 マトリックス
名称 DolbySurround
DTSStereo
DolbyProLogicII
メーカー,団体 Dolbylab. DTS Dolbylab.
サラウンド処理方式 4-2MatrixEncode 5-2MatrixEncode
圧縮方式 -- -
記録特性
(メディア)
L,C,R:フルレンジ
S:100Hz-7kHz
L,C,R:フルレンジ
LS,RS:100Hz〜20kHz
LFE:無し orL/R に付加(〜120Hz
再生特性
(スピーカー,アンプ
レベル:
L=C=R=S(LS+RS)
レベル:L=C=R=LS=RS
LFE:無し
L,C,R:フルレンジ, L,C,R,LS,RS:フルレンジ,
S:100Hz-7kHz LFE:無し
[Table.2-1]マルチチャンネル・フォーマット一覧(代表例),ビデオカセットテープ他
サラウンド
処理方式
符号化方式
圧縮方式
記録特性
再生特性
ダウン
ミキシング
マルチチャンネルメディア