User Manual

Multichannel Monitoring Tutorial Booklet (M2TB) rev. 3.5.2
Masataka Nakahara : SONA Corporation
©2005 YAMAHA Corporation, ©2005 SONA Corporation
36/74
3-3.LS,RS
サラウンドスピーカー(LS,RS)に関しては,「ダイレクトサラウンド」環境と「ディフューズサラウンド」環境
の2種類がある([Fig.22]
ダイレクトサラウンドは,1 対のサラウンドスピーカーをリスニング・ポイントに直接向ける形で配置する手法で
ある.
一方,ディフューズサラウンドは,サラウンドスピーカーに対してピンポイント的な音源定位を持たさず,カバー
エリアを広くとる配置方法であり,映画館などがその代表例である.
[Fig.22]ダイレクトサラウンドとディフューズサラウンド
C
L
R
LS
RS
ITU (10120°) 135°
150°
LS
RS
C
L
R
LS
RS
C
L
R
L
C
R
SUB
LS RS
L
C
R
SUB
RSLS
サイド
リア
「後方ステレオ感」
「再生イメージ
×
「サラウンド・パンニング」
×
「音場」
後方が浅い
前後に分離
広いサラウンド・エリア
つながりが良い
ダイレクトサラウンド
ディフューズサラウンド
長 所
・精密な音場表現 ・アンビエント,フライオーバーなどの表現
・様々な再生環境との互換性が良い
・ピンポイント・リスニング
短 所
・精密なファンタムイメージの表現が苦手