User Manual

Multichannel Monitoring Tutorial Booklet (M2TB) rev. 3.5.2
Masataka Nakahara : SONA Corporation
©2005 YAMAHA Corporation, ©2005 SONA Corporation
40/74
3-4.C
映像画面を用いない,もしくは,音響透過型スクリーンを使用する場合は,センタースピーカーが L/R ピーカー
と同じ高さになるように設置する.音と映像とのマッチングを重視する場合には,映像の高さの半分よりやや高め
の位置にセンタースピーカーを設置すると良い.映像作品に出てくる人物の多くはバストショットや立っているシ
ーンが多く,せりふの音源となる口元が画面上部に映し出されることが多いからである.主にダイアログ(せりふ)
に使用されるセンターチャンネルを映像のやや上部に設置することで,せりふと映像の一体感を増すことができる.
[Fig.26]センタースピーカーの設置高さ:音響透過型スクリーンもしくは映像画面無しの場合
音響透過型スクリーンを用いない場合は,センタースピーカーを画面の上部または下部に設置する.画面の下部に
センタースピーカーを設置するレイアウトは,L/C/R を同一の高さに揃えやすく,音響再生特性に優れた環境を構
築しやすい.一方,画面の上部にセンタースピーカーを設置する場合は,せりふと映像とのマッチングが良く,映
像音響向きである.その際,L/R スピーカーとセンタースピーカーとの仰角の差が 7 度以内になるようにすると,
L⇔C⇔R パンの音像推移がスムーズになりやすい.
[Fig.27]センタースピーカーの設置高さ:TV モニターの場合
Dialog
L
C
R
for Audio with video images
L
C
R
for Audio
7deg. >
Dialog
L
C
R
for Audio
for Audio with video images