User Manual

す)。
6.14.LoopCrossfade...
ループ再生時に、ループ範囲の終点と始点のつなぎ目で雑音(クリックノイズ)が発生する場合、つ
なぎ目をスムーズにするように、ループ範囲の終点近辺の波形を書き替えます。
通常はSustainタイプを選択します。この場合はループ範囲の終点直前の波形がクロスフェード処
理されて書き替えられます。Sustain+Releaseタイプを選択すると、ループ範囲の終点直前およ
び直後の波形がクロスフェード処理されて書き替えられます。
*A3000で、ループモードが「forwardloopkeyoffexit」に設定されているサウンドデー
インポートして使用する場合は、Sustain+Releaseタイプを選択します。
Sustain、Releaseの各設定値が大きいほど、クロスフェードによって書き替えられる範囲が長
なり、よりスムーズな再生が得られます。
6.15.EQ...
波形表示部内で範囲選択されている波形に、イコライザーをかけます。
5つのバンド(周波数帯域)に対して、それぞれフィルターの種類、ゲイン(Gain)、周波数(Freq)、
Qを設定できる、パラメトリックイコライザーです。各バンドは、パラメーターを保存したまま、
OFFにすることもできます。
初期設定では、5バンドともプレゼンスフィルターに設定されていますが、ポップアップメニュー
で選択することにより、シェルビングフィルターも指定することができます。
*プレゼンスフィルター(メニュー中ではPresenceと表示)とは、ある周波数を中心とした帯域の
信号レベルを増減させるタイプで、周波数特性のグラフに山型や谷型のカーブを作ることができま
す。
*シェルビングフィルター(メニュー中ではLSFおよびHSFと表示)とは、ある周波数を境に、それ
り高い(HSF)、または低い(LSF)周波数帯域の信号レベルを増減させるタイプで、周波数特性のグ
フに棚型のカーブを作ることができます。
5つのバンドにそれぞれ用意されている各パラメーター(Gain、Freq、Q)の機能は、以下のとおり
です。
<Gain>
Freqで指定された周波数の信号レベルの増減をデシベル(dB)で設定します。
<Freq>
プレゼンスフィルターの場合、信号レベルを増減する帯域の中心となる周波数を指定します。シェ
ルビングフィルターの場合、信号レベルを増減させる帯域と増減させない帯域の境界を指定しま
す。
<Q>
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