User Manual
ギター本体に内蔵されたプリアンプは、出力ジャックにプラグを差し込
むと電源が ON となります。
qVOL コントロール:
音量を調節します。
* プラグの抜き差しは、VOL を最小にしてから行なってください。
w3 バンドイコライザー:
低音域(LOW)、中音域(MID)、高音域(HIGH)
のレベルを調整します。
eTUNER スイッチ:
チューナ−の ON( )/OFF( ) スイッチです。
rディスプレイ:
チューニングの状態や設定、A.F.R. の機能を表示します。
tTYPE スイッチ:
シミュレートするマイクのタイプ(1: ラージダイアフラムコ
ンデンサーマイク /2: スモールダイアフラムコンデンサーマイク/3: リボンマ
イク)を選択します。
y
FOCUS/WIDE スイッチ:
シミュレートするマイクのセッティングを選択します。
FOCUS( ): バンド演奏時に適したクリアな音を狙ったセッティング
WIDE(
): ソロ演奏時に適した空気感のある音を狙ったセッティング
uRESONANCE コントロール:
右へ回すほど胴鳴り感が強調され、左に
回すほど軽減されます。センタークリック位置が標準設定です。
i
BLEND コントロール:
ピックアップからの信号とシミュレートしたマイク信
号とのミックス量を調整します。左いっぱいに回すとピックアップからの信号
100%、右いっぱいに回すとシミュレートしたマイク信号 100% となります。
oA.F.R.(AutoFeedbackReduction) スイッチ
演奏中にフィードバックが発生した際、抑制することができます。
1.フィードバックが発生したら、A.F.R. スイッチを押します。
*
複数の音が同時に鳴っている状態では、周波数検出ができないことがあります。
2.フィードバックの原因となる周波数が自動検出され、-12dB のノッチフィ
ルターが設定されます。ディスプレイには使用中のノッチフィルターのバ
ンド数が表示されます。
* ノッチフィルターは最大 5 バンドまで設定できます。
* 検出された周波数が、既に設定されているノッチフィルターと同じ(近い)
場合は、設定済みノッチフィルターのゲインをさらに6dB下げる(-12dB→
-18dB および -18dB → -24dB の 2 段階 ) 設定になります。
* ノッチフィルターが既に 5 バンド設定されている状態で、A.F.R. スイッチ
が押され、さらに異なる周波数を検出した場合は、ディスプレイに“
”
が表示され追加の設定はされません。
* 周波数を検出できない場合、ノッチフィルターは設定されません。
3.ディスプレイに“ ”が表示されるまで A.F.R. スイッチを長押しすると、
すべてのノッチフィルターが解除されます。また、電源を切る(出力ジャッ
クからプラグを抜く)と、同様に解除されます。
サウンドホールカバー(付属品):
サウンドホールにはめ込むことで、フィー
ドバックが起こりにくくなります。
Electric Acoustic Guitar
Owner’s Manual
(取扱説明書)
このたびは、ヤマハエレクトリックアコースティックギターをお買い上げいただき
まして、誠にありがとうございました。製品の性能を十分に引き出し、上手にお使
いいただくため、ご使用の前にこの取扱説明書をよくお読みください。
各部の名称 / コントロールの説明
■ 仕様
●
システム:SYSTEM-63
●
ピックアップ:バーセンサー(ピエゾタイプ)
●
コント
ロール:VOL、3 バンド EQ(HIGH,MID,LOW)、TYPE(1/2/3)、FOCUS/WIDE、
RESONANCE、BLEND、A.F.R.、TUNER
●
出力ジャック:エンドピン / 電源スイッ
チ兼用
●
出力インピーダンス:1kΩ
●
電源:アルカリ単三乾電池 (LR6)×2 本使
用
●
電源寿命:約 20 時間(チューナー不使用時、アルカリ電池使用時 )
*使用条
件により異なります。
●
チューナー:クロマチックタイプ(12 平均律)、キャリブレー
ション (A=438 〜 445Hz)、ジャストチューン範囲 ±3 セント
●
付属品:ネック調整
用六角レンチ×1、アルカリ単三乾電池 ×2、サウンドホールカバー ×1
乾電池の交換について
電 池 の 寿 命 が 近 づくと、 ディス プレイの三 角 形 の 表 示 が 交 互 に 点 滅
( ) しますので、お早めに電池を交換してください。
q
バッテリーケースのツメを
表示の方向
に押してロックを解除し、バッテリーホル
ダーを引き抜きます。
w
バッテリーホルダーから古い電池を外し、
新しいアルカリ単三乾電池 2 本と交換しま
す。その際、ホルダー内部の表示に従い極
性を正しくセットしてください。
e
バッテリーホルダーをバッテリーケースへ
はめ込みます。ロックされるまで、しっか
りと押し込んでください。
ツメ
バッテリー
ホルダー
アルカリ単三
乾電池 ×2 本
WW33960 R1 1408
安全上のご注意
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
警告
この表示内容を無視した取り扱いをすると、
死亡や重症を負う可能性が想定されます。
分解禁止
この製品の内部を開けたり、
内部の部品を分解したり改造
したりしない。
水に注意
本体の上に花瓶や薬品など液
体の入ったものを置かない。
また、浴室や雨天時の屋外な
ど湿気の多いところで使用し
ない。
異常に気づいたら
下記のような異常が発生した
場合、すぐに電源スイッチを
切り、電池を本体から抜く。
・
製品から異常なにおいや煙が出た
・
製品の内部に異物が入った
・
使用中に音が出なくなった
注意
この表示内容を無視した取り扱いをすると、
障害を負う可能性または物的損害が発生す
る可能性が想定されます。
設置
不安定な場所に置かない。
接続
すべての機器の電源を切った
上で、ほかの機器と接続する。
また、電源を入れたり切った
りする前に、機器のボリュー
ムを最小にする。
取り扱い
本体の上に乗ったり重いもの
をのせたりしない。また、ボ
タンやスイッチ、入出力端子
などに無理な力を加えない。
大きな音量で長時間イヤホン
(ヘッドフォン)を使用しない。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様やほかの方々
への危害や財産への損害を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。
■記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
~しないでくださいという「禁止」を示します。
「必ず実行」してくださいという強制を示します。
※不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
※乾電池に関する注意事項は本紙末尾をご覧ください。
※接続するギターアンプなど外部機器の取扱説明書もよくお読みください。
バッテリー
ホルダー
コントロール部
電源スイッチ兼用
出力ジャック
ピック
アップ部
チューナーの使用方法
q
TUNERスイッチを押して( )、チューナーの電源を ONにします。( が点灯)
w
合わせたい音名がディスプレイに表示されるように、ギターをチューニングします。
e
中央の だけが点灯するようチューニングできたら OK(ジャストチューン)です。
r
TUNERスイッチを再度押してチューナーの電源を OFFにします。( が消灯)
*
TUNER スイッチを押した後、判別した音名を表示するまでに数秒かかることがあります。
*
チューニングを連続的に変化させると、音名や マークの表示が音の変化に追随でき
ないことがあります。チューニングの際は、段階的に音を調整、確認しながら行なってください。
*
倍音を多く含んだ音や減衰の速い音については、測定できない場合があります。
* チューナー使用時は出力がミュートされます。
*
TUNER スイッチが ON だと、出力ジャックからプラグを抜いた状態でも【電源が入った
状態】になります。チューナー使用後は必ず TUNER スイッチを OFFにしておいてください。
●キャリブレーション(基準ピッチの変更)
チューナーの基準ピッチを A=438 〜 445Hz の範囲で設定することができま
す(電源 ON 時は 440Hz)。
q
チューナー ON の状態で A.F.R. スイッチを押すと、現在の基準ピッチの下一桁が表示されます。
w
基準ピッチが表示されている状態で A.F.R. スイッチを押すと、基準ピッチ
が 1Hz ステップで切り替わります。
チューニングが低い → → ジャストチューン ← ← チューニングが高い
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