プリアンプ 取扱説明書
ヤマハ製品をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございます。 ◆◆ 本機は、高音質なステレオ再生をご家庭で楽しむためのプリアンプです。 ◆◆ 本説明書では、本機を使用する方のために、機能や接続方法、操作方法などを説明しています。 ◆◆ 製品を正しく安全にお使いいただくために、ご使用前に本書および「安全上のご注意」 (別冊) をよくお読みください。◆ お読みになったあとは、保証書と共にいつでも見られるところに大切に保管してください。 保証書別添付 ◆◆ 保証書に「購入日、販売店名」が正しく記入されていることを必ずご確認ください。 本書は下記のウェブサイトから PDF 版をダウンロードできます。 https://download.yamaha.
目次 本機の特長 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2 本書の記載について . . . . . . . . . . . . . . 2 付属品 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4 お手入れ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4 本体側面の鏡面部 . . . . . . . . . . . . . . . 4 鏡面部以外 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4 操作 電源を入れる . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28 入出力を選択する . . . . . . . . . . . . . . .
付属品 同梱されている付属品をご確認ください。 • リモコン • 単 4 乾電池(2 本) • 電源コード • 取扱説明書(本書) • 安全上のご注意(別冊) 警告 付属の電源コードをほかの機器に使用しないでください。 お手入れ 本機を長くお使いいただくために定期的にお手入れすることをおすすめします。 警告 • 電源プラグを定期的に確認し、ほこりが付着している場合はきれいに拭き取ってください。火災または感 電の原因になります。 • 清掃用や潤滑用などの可燃性ガスのエアゾールやスプレーを使用しないでください。可燃性ガスが本機の 内部に留まり、爆発や火災が発生するおそれがあります。 注意 • 手入れするときは、乾いた柔らかい布をご使用ください。ベンジンやシンナーなどの薬剤、洗剤、化 学ぞうきんなどを使用すると、変色/変質する原因になります。汚れがひどいときは、水で薄めた洗 剤を布に含ませ、よくしぼって拭き取ってください。 • ヤマハロゴ付近を強く拭くと、剥がれたり、布の毛が付着することがあります。 本体側面の鏡面部 ピアノ用クリーニングクロスのご使用をおすすめします。汚れがひどいときは、水に濡らして固く
各部の名称と機能 この章では、フロントパネル、リアパネル、リモコンの 各部の名称および機能について説明します。 5
フロントパネル A. ス タ ン バ イ オ ン オ フ STANDBY/ON/OFF(電源) スイッチ / インジケーター 本機の電源のオン ( スタンバイ ) とオフを切り替えます。 ス タ ン バ イ メモ 本機の電源を ON にしてから音声が再生されるま でに数秒かかります。 オ ン STANDBY/ON:リモコンの A AMP キーでスタンバ イとオンを切り替えます。 注意 OFF:本機をオフにします。 この製品を長時間使用しないときは必ず電 電源の状態 インジケーター 源 プ ラ グ を コ ン セ ン ト か ら 抜 い て く だ さ い。 .
D. ト リ ム TRIM セレクター OUTPUT セレクター ヘ ッ ド ホ ン ア ン プ の ゲ イ ン を 切 り 替 え ま す。 PHONES 端子から出力する音声とスピーカーから出 OFF ALL BAL LINE1 LINE2 力する音声の音量バランスを調節します。 BAL 端子 ― 出力 出力 ― ― 選択できるゲイン:− 6dB、0dB、+ 6dB、+ 12dB LINE 1 端子 ― 出力 ― 出力 ― LINE 2 端子 ― 出力 ― ― 出力 E. ゲ イ ン GAIN セレクター プリアンプのゲインを切り替えます。パワーアンプ のゲインやスピーカーの能率に対応し、よりきめ細 かく音量調節ができるようになります。詳細は「音 量を調節する」(30 ページ)を参照してください。 選択できるゲイン:− 12dB、− 6dB、0dB F. アウトプット OUTPUT セレクター G.
フロントパネル H. バ ス BASS(低音)つまみ K. エクスターナルダ イ レ ク ト EXT. DIRECT スイッチ / インジケーター 低音特性を、− 10dB ~ + 10dB の範囲(0.5dB 単位) EXT. DIRECT ス イ ッ チ を 押 す と、EXT.DIRECT イ で調節します。中央の位置でフラットになります。 ンジケーターが点灯し、EXT.IN 端子からの入力が I. OUTPUT 端子から出力されます。詳細は「他のプリ ト レ ブ ル TREBLE(高音)つまみ 高音特性を、− 10dB ~ + 10dB の範囲(0.5dB 単位) で調節します。中央の位置でフラットになります。 J. バ ラ ン ス BALANCE つまみ 左右のスピーカーのオーディオ出力バランスを L (右チャンネルミュート)~ R(左チャンネルミュー アンプの接続」(23 ページ)と「入出力を選択す る」(28 ページ)を参照してください。 再度 EXT.
L. インプット INPUT(入力)セレクター / インジケーター N. オーディオ ミ ュ ー ト AUDIO MUTE スイッチ / インジケーター 再生するソースを PHONO、PHONO BAL、TUNER、 スイッチを押すと、インジケーターが点灯し音量が CD、BAL 1、BAL 2、LINE 1、LINE 2 から選択します。 約 20dB 下がります。再度スイッチを押すと、イン INPUT セレクターで選んだ入力ソースのインジケー ジケーターが消灯し、もとの音量に戻ります。 ターが点灯します。 O. メモ LINE 2 を選択している間は、LINE 2 OUT(録音用) 端子からオーディオ信号が出力されません。 M. (録音用)端子からの出力レベルには影響しません。 入力ソースが EXT.
リアパネル メモ 注意 接続方法に関しては「接続」(19 ページ)を参 照してください。 外したショートピンを誤ってお子様が飲み込むお それがあります。取り扱いにご注意ください。 A. フ ォ ノ PHONO 端子 RCA 端子と XLR 端子です。「PHONO」を選択した ときは RCA 端子、「PHONO BAL」を選択したとき は XLR 端子が入力になります。 RCA 端子にはショートピンが取り付けられていま 注意 • ショートピンを、出力端子に取り付けないでく ださい。故障の原因となります。 • PHONO 端子(RCA 端子)を使用しないときは、 ノイズを防ぐためにショートピンを取り付けて す。外部機器を接続するときは、ショートピンを取 ください。 り外してください。詳細は「ターンテーブルの接続」 (22 ページ)を参照してください。 B.
C. バランス バランス BAL 1/BAL 2 端子 E. フ ェ ー ズ PHASE スイッチ 2 系統の XLR 入力端子です。「BAL 1」「BAL 2」を XLR 入力端子(BAL 1 端子、BAL 2 端子)の HOT 選択したときの入力になります。 ピンの位置を切り替えます。 ノ メモ ー マ ル NORMAL:2 番ピンが HOT ピンになります。 インバート それぞれの端子に接続する再生機器に合わせて、 INV.:3 番ピンが HOT ピンになります。 ATTENUATOR スイッチ、PHASE スイッチを切り 詳細は「バランス接続とアンバランス接続」(14 替えてください。 ページ)を参照してください。 D. ア ッ テ ネ ー タ ー ATTENUATOR スイッチ XLR 入力端子(BAL 1 端子、BAL 2 端子)の許容入 力レベルを切り替えます。詳細は「音量を調節する」 F.
リアパネル G. CD 端子 RCA 入力端子です。 「CD」を選択したときの入力です。 CD プレーヤーなどを接続します。 H. LINE 1 端子 力です。 ライン イン LINE 2 IN 端子 RCA 入力端子です。「LINE 2」を選択したときの入 力です。 J. ライン 同一機器と接続します。 している場合、何も出力しません。 K. エクスターナル イン EXT. IN 端子 XLR 入力端子と RCA 入力端子があります。「EXT. DIRECT」を選択したときの入力です。他のプリア ンプなど接続します。詳細は「他のプリアンプの接 続」(23 ページ)を参照してください。 アウト LINE 2 OUT(録音用)端子 録音用の RCA 出力端子です。通常はフロントパネ ルまたはリモコンで選択した入力信号を出力しま す。接続方法の詳細は「録音機器の接続」(22 ペー ジ)を参照してください。 12 • LINE 2 IN 端子と LINE 2 OUT(録音用)端子は • 入力に「LINE 2」または「EXT.
リ モ ー ト イン リ モ ー ト アウト メモ O. 音量は固定です。VOLUME つまみや GAIN セレク モノラルミニ端子です。リモート機能に対応する外 ターを動かしても音量は変わりません。音量は、 部機器を接続します。詳細は「リモート接続」(25 EXT. IN 端子に接続した機器で調節してください。 ページ)を参照してください。 L. バランス P. BAL 端子 XLR 出力端子です。パワーアンプのバランス入力端 子に接続します。 M. ライン ライン サ ー ビ ス SERVICE 端子 サービス用の端子です。通常は使用しません。 Q.
バランス接続とアンバランス接続 XLR 端子(オス) XLR コネクター(メス) 本機は、バランス接続の端子(XLR 端子)とアンバ レバー ランス接続の端子(RCA 端子)を装備しています。 2 メモ 同じ 2 つの機器間でバランス接続とアンバラン ス接続を同時に使用しないでください。アースが 1 1 ループしてノイズの原因になります。 バランス接続 バランス接続は、外部から受けるノイズを打ち消す 仕組みになっているのでノイズに強い接続方法で す。ケーブルが長くなるとノイズを拾いやすくなる ため、長いケーブルを使うときはバランス接続が有 利です。一般的に接続機器がバランス出力の場合は、 バランス接続をおすすめします。 2 3 3 出力端子の接続の際も、必ずピンどうしを合わせ、 XLR コネクター(メス)を「カチッ」と音がするま で差し込みます。接続を外す際は、ケーブルのコネ クターのレバーを押しながら XLR コネクター(メ ス)を抜きます。 バランス接続の極性 バランス接続は、正しい極性で使用する必要があり バランス接続の端子 本機がバランス接続で使用するのは XLR タイ
アンバランス接続 オーディオ機器で一般的な RCA 端子しかない機器 を接続する場合は、アンバランス接続の RCA 端子 を使用します。機器の接続に RCA コネクター式の アンバランスケーブルを使用します。端子にオスと メスの区別や極性はありません。 PHASE スイッチが「NORMAL」の場合、2 番ピン がホットになります。 XLR 入力端子 リング レバー 2: ホット (+) ピン 1: グラウンド (アース) 3: コールド(−) PHASE スイッチが「INVERTED」の場合、3 番ピン がホットピンになります。 XLR 入力端子 レバー 2: コールド (−) 1: グラウンド (アース) 3: ホット(+) XLR 出力端子 2: ホット(+) 1: グラウンド (アース) 3: コールド(−) 15
リモコン A. 本体に向けて赤外線信号を送ります。 AMP OPEN/CLOSE 1 B. CD 2 ア ン プ A AMP キー 本機の電源をオンとスタンバイに切り替えます。ス タンバイについての詳細は「フロントパネル」(6 ページ)を参照してください。 BAL BAL UNBAL C. PHONO 赤外線信号送信部 1 2 入力選択キー 再生する入力を選択します。 LINE バランス CD EXT.DIRECT TUNER BAND BAL:BAL 1 端子または BAL 2 端子(XLR 端子)に 接続した機器を選択します。 フ ォ ノ PHONO:PHONO 端子(XLR 端子および RCA 端子) に接続されたターンテーブルを選択します。BAL で XLR 端子、UNBAL で RCA 端子を選択します。 PRESET ライン LINE:LINE 1 端子または LINE 2 端子(RCA 端子) に接続された機器を選択します。 エクスターナル ダ イ レ ク ト EXT.
E. H. A CD キー ヤマハ製 CD プレーヤーの電源のオンとスタンバイ を切り替えます。 オープン F. ボ リ ュ ー ム VOLUME + / −(音量 + / −)キー 音量を調節します。 メモ 入力ソースに EXT. DIRECT を選択しているときは、 ク ロ ー ズ OPEN/CLOSE(開閉)キー リモコンの VOLUME + / −キーの調節は音量に ヤマハ製 CD プレーヤーのディスクトレイを開閉し 影響しません。この場合の音量は、EXT. IN 端子 ます。CD プレーヤーの取扱説明書もあわせて参照 に接続された外部アンプ側で調節してください。 してください。 I. メモ A CD キーや OPEN/CLOSE キーは、ヤマハ製 CD プレーヤーでも、対応していない機器があり ます。 ミュート MUTE キー 音量が現在のレベルから約 20dB 低くなります。再 度押すとオーディオ出力の音量は元のレベルに戻り ます。リモコンの VOLUME + / −キーを押すと、 ミュート機能は解除されます。 G.
リモコンに電池を入れる 1 2 注意 • 乾電池は新しいものと古いものを一緒に使用し 電池カバーを外す。 ないでください。新しいものと古いものを一緒 に使用すると、火災、やけど、または液漏れに 電池ケース内に記載されている極性 (+ / −)に従って、単 4 乾電池(2 本) を電池ケースに挿入する。 よる炎症の原因になります。 • 種類の異なる乾電池を一緒に使用しないでくだ さい。アルカリとマンガンを一緒に使用したり、 メーカーまたは品番の異なる電池を一緒に使用 したりすると、火災、やけど、または液漏れに 1 よる炎症の原因になります。 • 乾電池は乳幼児の手の届くところに置かないで ください。お子様が誤って飲み込むおそれがあ 2 ります。また、電池の液漏れなどにより炎症を 起こすおそれがあります。 • 乾電池はすべて+ / −の極性表示どおりに正し 3 電池カバーを装着する。 く入れてください。正しく入れていない場合、 火災、やけど、または液漏れによる炎症の原因 になります。 • 長時間使用しない場合や乾電池を使い切った場 3 合は、乾電池をリモコンから抜いておいてくだ さい
接続 チューナー、CD プレーヤーなどの音源や パワーアンプとの接続について説明します。 注意 接続は、すべての電源を切った上で行ってください。 注意 • 同じ 2 つの機器間でバランス接続とアンバランス接続を同時に使用しないでください。アースがループし てノイズの原因になります。 • 外部機器を接続する場合は、各機器の取扱説明書をよく読み、説明に従って接続してください。説明に従っ て正しく取り扱わない場合、故障の原因となります。 19
外部機器の接続 ターンテーブル ターンテーブル CD プレーヤー ネットワーク オーディオプレーヤー 20 CD プレーヤー チューナー BD プレーヤー ハードディスク レコーダーなど
他のプリアンプ パワーアンプ AV アンプなど パワーアンプ アクティブ サブウーファー 注意 同じ 2 つの機器間でバランス接続とアンバランス接続を同時に使用しないでください。アースがループして ノイズの原因になります。 21
ターンテーブルの接続 録音機器の接続 タ ー ン テ ー ブ ル は PHONO 端 子 に 接 続 し ま す。 ハードディスクレコーダーなどの録音できる機器に PHONO 端 子 に は XLR 端 子 と RCA 端 子 が あ り、 本機からの出力を入力できます。LINE 2 IN 端子と XLR 端子につなぐとバランス接続、RCA 端子につ LINE 2 OUT(録音用)端子の両方に接続してくだ なぐとアンバランス接続になります。 さい。 バランス接続 ターンテーブル メモ • LINE 2 IN 端子と LINE 2 OUT(録音用)端子は 同じ機器に接続してください。 • 基 本 的 に LINE 2 OUT( 録 音 用 ) 端 子 か ら は OUTPUT セレクターで選択した出力端子と同じ 信号が出力します。LINE 2 を入力に選択した場 合は、何も出力しません。 L OUTPUT (BALANCE) R ハードディスク レコーダーなど アンバランス接続 ターンテーブル L OUTPUT INPUT R L R L OUTPUT R メモ RCA 端
他のプリアンプの接続 他のプリアンプの出力などを EXT. IN 端子に接続し て、EXT.DIRECT スイッチを押すと、入力信号は本 機を経由して OUTPUT 端子からパワーアンプに出 力します。バランスの EXT. IN 端子からの入力は BAL 端子(バランス端子)、アンバランスの EXT. IN 端子からの入力は LINE 1 端子と LINE 2 端子に出力 パワーアンプやアクティブサブ ウーファーの接続 OUTPUT 端 子 の BAL 端 子 や LINE 1 端 子、LINE 2 端子には、パワーアンプやアクティブサブウー ファーを接続します。 バランス接続 されます。 パワーアンプ メモ EXT.
トリガー接続 パワーアンプなどの電源を本機 と連動させる AV レシーバーなどから本機を 連動させる 本機の電源のオン / オフにヤマハ製の CD プレー ヤマハ製 AV レシーバーなどの機器の電源オン / オ ヤーやパワーアンプなどの機器を連動させることが フに連動させて本機をコントロールできます。シス できます。 テム接続ケーブルで本機の TRIGGER IN 端子と接続 シ ス テ ム 接 続 ケ ー ブ ル を 使 っ て 本 機 の TRIGGER 機器のトリガー出力端子を接続します。本機がスタ OUT 端子を接続機器のトリガー入力端子に接続し ます。 ンバイのときに接続した機器をオンにすると本機も オンになり、EXT. IN 端子からの入力に切り替わり ます。接続した機器をオフにすると、本機はスタン バイになります。 トリガー 入力端子 CD プレーヤー AV レシーバー トリガー 出力端子 パワーアンプ トリガー入力端子 メモ • 本機の電源スイッチが OFF のときは連動しませ ん。 • 本機の入力が EXT.
リモート接続 別の部屋から本機を操作する 赤外線受信機 / 送信機を本機の REMOTE IN/OUT 端子に接続すれば、付属のリモコンで、別の部屋か ら本機や外部機器を操作できます。 ヤマハ製機器間でリモート接続 する 本機のようにリモート接続に対応している別のヤマ ハ製機器をお使いの場合は、赤外線送信機は不要で す。赤外線受信機とモノラルミニプラグケーブルを 使って、REMOTE IN/OUT 端子を接続するだけで、 リモコン信号を転送できます。接続できるヤマハ製 機器は、本機を含めて 3 台までです。 赤外線受信機 赤外線送信機 赤外線受信機 リモコン 外部機器 (CD プレーヤーなど) モノラルミニプラグ ケーブル REMOTE IN OUT リモコン ヤマハ製機器 (本機を含め最大 3 台まで) 25
電源コードの接続 すべての接続が終了したら、STANDBY/ON/OFF(電 源)スイッチが切ってあること確認したうえで、電 源コードを本機の AC IN 端子に差し込み、家庭用 AC100V、50/60Hz のコンセントに電源プラグを接 続します。 • 電源コードは、必ず付属のものを使用してくだ さい。付属の電源コードをほかの機器に使用し ないでください。火災、やけど、または故障の 原因になります。 • 電源プラグは、見える位置で、手が届く範囲の コンセントに接続してください。万一の場合、 電源プラグを容易に引き抜くためです。電源を 切った状態でも電源プラグをコンセントから抜 付属の 電源コード C-5000 リアパネル 極性表示 (本機のコールド側) かないかぎり電源から完全に遮断されません。 • 雷が鳴り出したら、早めに電源スイッチを切り、 電源プラグをコンセントから抜いてください。 火災や故障の原因になります。 • 長期間使用しないときは、必ずコンセントから 電源プラグを抜いてください。火災や故障の原 コンセントへ 因になります。 メモ • 付属の電源コードの▽マークは極性(本機の コー
操作 基本的な操作手順を説明します。 本機の機能を最大限に引き出すための参考です。 記載している操作手順は、あくまでも一例です。 27
電源を入れる 入出力を選択する OUTPUT セレクターで出力する端子を選択します。 注意 電源を入れる前に、必ず音量を最小にしてくださ い。 フロントパネルの STANDBY/ON/OFF(電源)スイッ チを「STANDBY/ON」にして電源を入れます。 オフ すべての端子 BAL 端子のみ LINE1 端子のみ LINE2 端子のみ INPUT セレクターで入力する音源を選択します。 本機がスタンバイの場合、リモコンで電源を入れる こともできます。 AMP OPEN/CLOSE 1 CD 2 BAL BAL UNBAL PHONO 1 AMP 2 LINE CD EXT.
EXT. IN 端子入力の選択 ターンテーブルの 入力を調節する PHONO セレクター タ ー ン テ ー ブ ル の カ ー ト リ ッ ジ に 合 わ せ て、 PHONO セレクターを切り替えます。 ターンテーブルのカートリッジ選択 EXT.DIRECT スイッチを押すと、EXT.DIRECT イン MM 型カートリッジ ジケーターが点灯します。INPUT セレクターの選 MC 型カートリッジ (300Ω 程度 ) 択が無効になり、EXT.IN 端子への入力が OUTPUT MC 型カートリッジ (100Ω 程度 ) 端子から出力されます。バランス入力端子への信号 MC 型カートリッジ (30Ω 程度 ) は BAL 端子(バランス出力)に、ライン入力端子 MC 型カートリッジ (10Ω 程度 ) への信号は LINE 1 端子 /LINE 2 端子(ライン出力) にそれぞれ出力されます。 再度 EXT.DIRECT スイッチを押すか、INPUT セレ クターを回すと、INPUT セレクターで指定した信 号が入力になります。EXT.
音量を調節する サブソニックフィルター VOLUME つまみで調節しやすくなるように GAIN セ レクターを切り替えます。 必 要 に 応 じ て、SUBSONIC FILTER ス イ ッ チ を ON にしてサブソニックフィルターをかけます。 ターンテーブルのトーンアームの共振やレコードの そりで発生する超低音域の雑音(サブソニックノイ ズ)がスピーカーに負荷を与えることがあります。 スピーカー保護のために、サブソニックフィルター ゲイン をかけて雑音をカットします。 VOLUME つまみで音量を調節します。 メモ 入力がターンテーブル(PHONO 端子)以外の場合、 SUBSONIC FILTER スイッチを ON にしていてもサ ブソニックフィルターは無効になります。 メモ VOLUME つまみで音量を絞っていても音が歪むと きは、入力信号が許容入力を超えている可能性が あります。バランス入力端子(BAL 1、BAL 2)か ら信号を入力している場合は、ATTENUATOR ス イッチを「ATT.
音色を調整する 一時的に音を下げる BALANCE つまみで左右のスピーカーから音量バラ ンスを調節します。 AUDIO MUTE スイッチを押すと、音量が 20dB 下 がります。もう一度押すと元の音量に戻ります。 BASS つまみと TREBLE つまみで低音と高音の音量 を調節します。 メモ • BASS と TREBLE の両方を中央にセットすると、 オーディオ信号はトーンコントロール回路をバ イパスします。 • BASS と TREBLE、BALANCE の 設 定 は、EXT.
ヘッドホンを接続する PHONES 端子にヘッドホンを接続すると、リアパネ ルの出力端子(BAL 端子、LINE 1 端子、LINE 2 端子) から信号が出力されなくなります。 TRIM セレクターでヘッドホンアンプのゲインを切 り替え、PHONES 端子から出力される音声とスピー カーから出力される音声の音量バランスを調節しま す。 メモ EXT.
資料 33
一般仕様 定格出力/出力インピーダンス (入力 200mV、20Hz~20kHz、THD 0.01%) BAL (BYPASS). . . . . . . . . . . . . . . . . . 2Vrms/150Ω 周波数特性(JEITA、負荷22kΩ) 10Hz~100kHz. . . . . . . . . . . . . . . . . . +0 / −3dB 20Hz~20kHz. . . . . . . . . . . . . . . . . . +0 / −0.3dB BAL (ATT. −6dB). . . . . . . . . . . . . . . 1Vrms/150Ω LINE 1/LINE 2. . . . . . . . . . . . . . . . . . 1Vrms/150Ω LINE 2 OUT(録音用). . . . . 200mVrms/1.
トーンコントロール特性 Bass 可変幅. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 30Hz / ±9dB 本書は、発行時点での最新仕様で説明しています。 最新版は、ヤマハウェブサイトからダウンロードで きます。 ターンオーバー周波数. . . . . . . . . . . . . . 350Hz Treble 可変幅. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20kHz / ±9dB ターンオーバー周波数. . . . . . . . . . . . . . . 3.5kHz ヘッドホン定格出力(1kHz、32Ω、0.2% THD) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 35 mW + 35 mW RIAAイコライザ偏差 MC/MM. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ±0.5dB サブソニックフィルター特性 MC/MM. . . . . . . . . . . . .
EXT. IN LINE 2 OUT (recording) TUNER /CD LINE 1/ LINE 2 PHONO PHONO BAL 2 BAL 1 INPUT SUB TRANSFORMER POWER RELAY Relay BAL→UNBAL ±32V ±81V INDEPENDENT CONSTANT BASS MIDDLE TREBLE VOLUME TONE CONTROL +99V +12V CURRENT POWER SUPPLY TOROIDAL TRANSFORMER SUBSONIC ON / THROUGH TONE CONTROL ON / THROUGH INDEPENDENT REGULATED POWER SUPPLY (for AUDIO) MOTOR VOL/ RELAY BAL Normal / UNBAL: 18.6dB BAL ATT: 12.
音響特性 周波数特性(トーンコントロール) 14 Response (dB) 12 10 +10dB 8 +8dB 6 +6dB 4 +4dB 2 +2dB 0 ±0dB –2dB –2 –4dB –4 –6dB –6 –8dB –8 –10dB –10 –12 –14 10 20 30 50 100 200 300 500 1k 2k 3k 5k 10k 20k 30k 50k 100k Frequency (Hz) 全高調波歪率(PHONO) 10 5 2 1 0.5 THD + N Ratio (%) 0.2 0.1 20 Hz 0.05 1 kHz 20 kHz 0.02 0.01 0.005 0.002 0.001 0.0005 0.0002 0.
周波数特性(サブソニックフィルター) 10 5 THROUGH Response (dB) 0 –5 ON –10 –15 –20 –25 5 10 20 30 50 100 200 300 500 1k 2k 3k 5k 10k 20k 30k 50k 100k Frequency (Hz) ボリュームカーブ 10 0 GAIN selector: –6 dB –20 Volume Level (dB) GAIN selector: 0 dB –40 GAIN selector: –12 dB –60 –80 –100 –110 0.00 50.00 100.00 150.00 Volume control (degree) 38 200.00 250.00 300.
困ったときは ご使用中に本機が正常に動作しなくなった場合、下記の点をご確認ください。対処しても正常に動作しない、 または下記以外で異常が認められた場合は、本機の電源をオフにし、電源プラグを抜いて、お買い上げ店また はヤマハ修理ご相談センターにお問い合わせください。ヤマハ修理ご相談センターについては、別冊の「安全 上のご注意」を参照してください。 原因 対策 参照 ページ 電源コードが正しく接続され ていない。 電源コードを正しく差し込み直し てください。 26 本機が外部電気ショック(落 雷または過度の静電気)を受 けた。 AC コンセントから電源プラグを 抜き、約 30 秒後にもう一度差し 込んでください。 26 本機内部の回路に異常があ る。 電源プラグを抜いて、お買い上げ 店または最寄りのヤマハ販売店に お問い合わせください。 26 入出力ケーブルが正しく接続 されていない。 ケーブルを正しく接続してくださ い。症状が改善されない場合は、 ケーブルに問題がないか確認して ください。 20 入力が正しく選択されていな い。 フロントパネルの INPUT セレク ター(また
原因 対策 参照 ページ 入出力ケーブルが正しく接続 されていない。 ケーブルを正しく接続してくださ い。症状が改善されない場合は、 ケーブルに問題がないか確認して ください。 20 ターンテーブルのアースが GND 端子に接続されていな い。 アースコードを本機の GND 端子 に接続してください。 22 バランス用とライン用ケーブ ルを、同一機器同士で同時に 接続している。 バランス用とライン用ケーブル は、同一機器同士で同時に接続し て使用しないでください。アース がループになって、ノイズを発生 させる原因となります。 21 BAL1/BAL2(バランス 入力)端子に接続した 機器の再生音が歪む バランス入力端子の許容入力 レベルを超えています。 接続する再生機器のバランス XLR 出力がアンバランス RCA 端子の 2 倍の場合は、端子の下にある ATTENUATOR スイッチを ATT.
索引 A S AC IN 端子 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26 SERVICE 端子 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13 ATTENUATOR スイッチ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 30 SIGNAL GND 端子 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 22 AUDIO MUTE スイッチ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 31 STANDBY/ON/OFF インジケーター . . . . . . . . . . 6 AUTO POWER STANDBY スイッチ . . . . . . . . . 13 STANDBY/ON/OFF スイッチ . . . . . . . . . . . . . . . .
す ら スタンバイ / オン / オフインジケーター . . . . . 6 ライン 1 端子 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13 スタンバイ / オン / オフスイッチ . . . . . . . . . . . 6 ライン 2 端子 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13 た ターンテーブルの接続 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 22 ターンテーブルの入力調節 . . . . . . . . . . . . . . . . 29 て 電源インジケーター . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6 電源スイッチ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6 電源を入れる . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
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