User Manual

Viscount Cantorum VI Plus 取扱説明書 20
4.シーケンサー機能
本機は演奏を録音して再生できるシーケンサーを内蔵しています。シーケンサーを使って鍵盤で演奏したノートやパネ
ル操作、[EXPR.]/[SUSTAIN]端子に接続したペダル操作を記録することができます。[MIDIIN]端子または[USBTO
HOST]端子で受信した MIDI メッセージも記録されます(第 7.3 章参照)
シーケンサーを使うと、メモリーに最大61曲を録音/保存することができます。保存した曲は、鍵盤のキーを使って選択
することができます。
本機の内蔵メモリーまたは背面パネルの[]端子に接続された USB メモリーの両方に曲を保存して再生することが
できます。使用するメモリーを選択するには、[MEMORY]ボタンを使います(第 2.1 章⑯参照)
USBメモリーに保存された曲はMIDI ファイル(.mid)として保存され、保存時に押した鍵盤のキーに応じた番号が付いて
います(第 4.1 章参照)例えば、C2 のキーに関連付けられた曲は「1.mid」F3 のキーに関連付けられた曲は「18.mid」
命名されます、曲は USB メモリー内の「organ/songs」フォルダーに保存されます。
以下の手順にしたがって、演奏を録音します。
1.[REC]ボタンを押します。[REC]インジケーターが点滅し、録音可能な状態になります。
2. 録音に使用する音色、コントローラーを設定します。
3.[START/STOP]ボタンを押す演奏を開始します[REC]インジケーターの点滅が点灯に変わり[START/
STOP]インジケーターが点滅します。録音中にパネル操作やペダル操作を行なうと、それらはすべて演奏として記録
されます。
4.[START/STOP]ボタンを押して、録音を停止します。
5. 再度[START/STOP]ボタンを押すと、今録音した演奏を聴くことができます演奏は一時的に保存されますが、
機の電源をオフにしたり新しい演奏を上書きしたりすると消去されます演奏を残しておきたい場合は、内蔵メモ
リーまたは USB メモリーに保存する必要があります。
6. 演奏を保存するメモリーを選択し、演奏を保存します。
内蔵メモリーに保存する場合[MEMORY]ボタンを押して[INT]インジケーターを点灯させます。その後、[REC]
ボタンをインジケーターが2点滅するまで押し続け、希望する番号の鍵盤のキーを押します。演奏データは任意
の鍵盤のキー(C2 C7)のいずれかに割り当てられて保存されます。
USB
メモリーに保存する場合[MEMORY]ボタンを押して[USB]インジケーターを点灯させます。その後、[REC]
ボタンをインジケーターが2点滅するまで押し続け、希望する番号の鍵盤のキーを押します。演奏データは任意
の鍵盤のキー(C2 C7)のいずれかに割り当てられて保存されます演奏データはMIDIファイルとして保存さ
れ、保存時に押した鍵盤のキーに応じた番号がファイル名になります。
4.1曲の録音
メモ:
演奏を保存する際には、以下の点にご注意ください。
内蔵メモリーに保存する場合既に演奏データが割り当てられている鍵盤のキーに新しい演奏データを割り当てると前の演奏
データは上書きされ、元に戻すことはできません。
USB メモリーに保存する場合既に保存されているファイルと同じ番号の鍵盤のキーを押して保存すると、前の演奏は上書きされ、
元に戻すことはできません。