User Manual

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MIDIデータフォーマット
MIDIエラー発生時の動作
MIDIバッファーフル、アクティブセンシングエラー、フレーミン
グエラー、エクスクルーシブメッセージの中断、の場合は、MIDI
エラーとなりCBX-K1は以下の動作をします。
1.マージをオフにする。
2.MIDIの送受信バッファーをクリアする。
3. 全チャンネル(1〜16のサスティンオフ、オールノートオフ、
オールサウンドオフメッセージを送信する。
4.CBX-K1からの送信(<<FE>>,<<F8>>を含む)を約0.8秒間停
止する。この間のCBX-K1の操作は無視する。
5.Bのランプが点滅し続ける。(MIDIエラーの表示)
MIDIエラーによりオフされたマージ機能をオンに設定し直すに
は、C+Pを押します。
MIDI送
1. ブロック図
MIDIIN <SW1> <SW2> <Filter>
Noteon/off <<9n>> MIDI
Polyphonickeypressure*
1
<<An>> OUT
Controlchange <<Bn>>
Allsoundoff <<Bn7800>>
Resetallcontroller <<Bn7900>>
Allnoteoff*
2
<<Bn7B00>>
Programchange <<Cn>>
Channelpressure <<Dn>>
Pitchbend <<En>>
Systemexclusive <<F0....F7>>
Timingclock <<F8>> <SW1>
Start <<FA>>
Continue <<FB>>
Stop <<FC>>
Activesensing <<FE>>
Arbitrary1bytedata <<xx>>
 *1 押されている鍵盤の中で一番高いノート1つについてのみ出力
される。
*2 アクティブセンシングエラー、バッファーフルなどMIDIエ
ラー時のみ出力
<SW1> CBX-K1で<<F8>>出力設定オンの時:CBX-K1の<<F8>>を出力
する。MIDIIN入力の<<F8>>は無視。
CBX-K1で<<F8>>出力設定オフの時:CBX-K1の<<F8>>は出力
しない。MIDIIN入力の<<F8>>をマージする。
<SW2> マージ機能オンの時マージする。
<Filter>チャンネルごとにマージオン/オフ設定可能。
MIDI受
マージに関する注意事項
CBX-K1は、MIDIIN端子で受信したMIDI情報をCBX-K1本体の
MIDI情報とマージして出力します。受信したMIDI情報は、その
ままMIDIOUT端子より出力します。ただし、以下の例外があり
ます。
・<<F4>>,<<F5>>およびそれに続くデータバイトはマージしま
せん。
・オールノートオフメッセー<<Bn7B00>>)はマージしませ
ん。
・CBX-K1の<<F8>>出力オンの場合、受信した<<F8>>はマージ
しません。
 CBX-K1の<<F8>>出力オフの場合、受信した<<F8>>はマージ
します。
・<<FE>>はマージしません。
・マージオンになっている場合、<<FE>>を受信後約600ms以上
任意のデータやステータスが来ないとアクティブセンシング
エラーとなります。
・エクスクルーシブ以外の受信データで、定められたバイト数
のデータが来な(完結しない)メッセージはマージしませ
ん。
・エクスクルーシブデータは、完結しなくてもマージします。
・エクスクルーシブが途中で途切れ(約400ms以上、次のデー
タが来ない)場合は、MIDIエラーとなります。
・CBX-K1のホイールがRPN,NRPNにアサインされている状態
で、外部からRPN,NRPNが入力された場合、マージがオンに
なっていると双方のメッセージ(RPN-LSB,RPN-MSB,Data
EntryMSB)が入り乱れるため、思った効果が得られない場合
があります。
・マージ機能は、オフに設定することもできます。
・マージをオフにする際、CBX-K1はノートオン中のノートの管
理などをせずに単純にマージを切ってしまいます。このた
め、ノートオン中にマージをオフにしたノートが鳴りっぱな
しになるなどの不具合を生じる場合があります。(チャンネル
ごとのマージオン/オフも同様です)
エクスクルーシブをマージ中は、CBX-K1のスイッチおよび鍵
盤、ホイールからの情報は受け付けません。CBX-K1から
<<FE>>,<<F8>>の出力も停止します。そのため、以下のような
不具合が生じることがあります。
・<<F0〜F7>>のあいだに完全に入り込んだCBX-K1の操作情報
(スイッチ、ホイール、鍵盤操作は無視されます。
・<<F0〜F7>>間にかかった操作情報は無視されませんが、鍵盤
操作においてベロシティが正しく感知されなかったり、ノー
トオン/オフのタイミングがずれる場合があります。
例)エクスクルーシブ受信前に鍵盤を押し、エクスクルーシ
ブマージ中に離した場合。このノートオフメッセージは
エクスクルーシブ終了後に送信されます。
これらの不具合を回避するために、以下のような使い方をして
ください。
・マージの必要がない場合は、マージオフに設定するかMIDIIN
端子の接続を外しておく。
・バルクのような長いエクスクルーシブ受信中は、CBX-K1を操
作しない。
・短いエクスクルーシブデータが頻繁に来る場合は、CBX-K1の
スイッチや機能選択のための鍵盤操作はゆっくりと行う。