User Manual and Operating Guide

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音源部の概要
GM
「GMとは、メーカーや機種が異なる音源でも、ほぼ同じ系統の音色で演奏が再現されることを目的に設
けられた、音源の音色配列やMIDI機能に関する一定の基準のことです。
「GMに準拠した音源やソングデータには、このGMマークがついています。
XG
「XG」とは、音色の配列に関する「GM」をより拡張し、時代と共に複雑化、高度化していくコンピュータ
周辺環境にも対応させ、豊かな表現力とデータの継続性を可能とした、ヤマハの提唱する音源フォーマッ
トです。
GMとXGについて
GENERAL
・使用できるパート数:16パート
・使用できるボイス数:480ノーマルボイス+11ドラムボイス
CBX-K1XGの内蔵音源をXGモードにするには、
Cを押しながらOを押し、Lを押します。(→28
ページ)
●TG300B(ティージー300ビー)モード
GMシステムレベル1に準拠したマルチ音源として使用する
モードです。他社のコンピュータミュージック用音源で使
われているMIDI情報を受信します。
・使用できるパート数:16パート
・使用できるボイス数:579ノーマルボイス+10ドラムボイス
CBX-K1XGの内蔵音源をTG300Bモードにするには、
Cを押しながらKを押し、そのまま続けて
Oを押し、Lを押します。(→30ページ)
●C/Mモード
GMシステムレベル1が承認される前に一般的だったコン
ピュータミュージック用マルチ音源と互換性を持った音源
として使用するモードです。
・使用できるパート数:16パート*
・使用できるボイス数:192ノーマルボイス+1ドラムボイス
CBX-K1XGの内蔵音源をC/Mモードにするには、
Cを押しながらKを押し、そのまま続けて
Uを押し、Lを押します。(→30ページ)
* C/Mモードの初期状態では、音源パート1のレシーブチャンネ
ルがオフに設定されます。このため、CBX-K1XGの鍵盤の送信
チャンネルを1に設定した状態でC/Mモードにすると、CBX-
K1XGの鍵盤操作をしても発音しません。ご注意ください。
■演奏モード(XG,TG300B,C/M,DOC)
CBX-K1XGは、XG,TG300B,C/M,DOC*4つの演奏モード
を持っています。
* DOCモードは、DOC(ヤマハディスクオーケストラコレクショ
ン)曲集を再生するためのモードです。DOC曲集を再生すると
自動的にDOCモードに切り替わります。CBX-K1XG側でDOC
モードに切り替えることはできません。
電源オン時はXGモードで動作します。
XG,TG300B,C/Mモードの切り替えは、CBX-K1XGの鍵盤
を使って行うことができます。(→28ページ)
また、市販のXG曲集やGM曲集のデータを受信した場合
は、データの最初に記録されている信号を読み取り、CBX-
K1XG側で自動的に演奏モードを切り替えます。
自分でシーケンスデータを作成する場合も、XGシステムオ
ンなどのエクスクルーシブメッセージをデータに入れるこ
とで演奏モードを切り替えることができます。
・ CBX-K1XGの電源オン時に演奏モードはXGモードになり、す
べての内蔵音源設定は初期化されます。
・ 演奏モードの自動切り替えをともなう場合、約0.5秒の時間を要
します。制作するソングデータの曲頭部には、若干の空白小節
を挿入されることをおすすめします。
●XGモード
XGに準拠したマルチ音源として使用するモードです。
電源オン時はこのモードになります。XGマークのついた市
販のソングデータをこのモードで再生することで、無数の
拡張ボイスやエフェクト機能までも含めた壮大な演奏を気
軽に楽しむことができます。
また、GMシステムレベル1に完全対応したマルチ音源とし
ても機能しますので、GMマークのついた市販のソングデー
タをよりよい音で演奏できます。