User Manual and Operating Guide

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3.1.2.2 IdentityRequest(アイデンティティリクエスト)
11110000 F0 Exclusive status
01111110 7E Universal Non-Real Time
0000nnnn nn Device Number, n=0...15
00000110 06 Sub-ID #1=General Information
00000001 01 Sub-ID #2=Identity Request
11110111 F7 End of Exclusive
このメッセージを受信すると、CBX-K1XGはIdentityReplyMessage(アイ
デンティティリプライメッセージ)(→35ページ:3.1.2.2)を送信する。
3.1.3 XGネイティブパラメーターチェンジ
CBX-K1XGの内蔵音源に対して以下のパラメーターチェンジメッセージを
送ることで、音源(ボイス)の細かな設定(エフェクトタイプやエフェクト
パラメーター、トランスポーズ、チューニングなど)を変更することがで
きる。
MIDIOUT端子およびTOHOST端子に接続したXG音源に対しても同様の
操作ができる。
11110000 F0 Exclusive status
01000011 43 YAMAHA ID
0001nnnn 1n Device Number
01001100 4C XG Model ID
0aaaaaaa aa Address High
0aaaaaaa aa Address Mid
0aaaaaaa aa Address Low
0ddddddd dd Data
| |
11110111 F7 End of Exclusive
データサイズが2または4のパラメーターはそのサイズ分データを送信
する。メッセージを続けて送る場合は、次のメッセージとの間を少し(タ
イムベース480の場合、約5クロック)開けること。
MIDIデータフォーマット
11110000 F0 Exclusive status
01000011 43 YAMAHA ID
0001nnnn 1n device Number
01001100 4C XG Model ID
00000010 02 Address High
00000001 01 Address Mid
01000000 40 Address Low
00000111 07 Data(VARIATION TYPE MSB)
00000000 00 Data(VARIATION TYPE LSB)
11110111 F7 End of Exclusive
このデータを受けると、CBX-K1XGで現在選択されているボイスのエ
フェクトタイプはECHOに変更される。
3.
選択したECHOエフェクトのDry/Wetを半分ずつ(Dry=Wet)に変更する場合
まず、「エフェクトパラメーターリスト」(58ページ)を見て、ECHO
フェクトのDry/Wetパラメーターについて調べる。
No.10のパラメーターで、Dry=WetのValueは64(16進で40)
次に<付表1-4>(44ページ)のVARIATIONPARAMETER10の項を見
て、Address(High,Mid,Low)の値を調べる。
HighMidLow=02 01 54
以上のデータを3.1.3XGネイティブパラメーターチェンジの式にあて
はめて、CBX-K1XGに送信する。
11110000 F0 Exclusive status
01000011 43 YAMAHA ID
0001nnnn 1n device Number
01001100 4C XG Model ID
00000010 02 Address High
00000001 01 Address Mid
01010100 54 Address Low
01000000 40 Data (MSB) ←設定値
00000000 00 Data (LSB) ←00のまま
11110111 F7 End of Exclusive
このデータを受けると、CBX-K1XGで現在選択されているECHOエ
フェクトのDry/Wetの値が半分ずつ(Dry=Wet)に変更される。
MIDIメッセージの処理には若干時間がかかります。再生する音源がCBX-
K1XGに限定されている場合は、全チャンネル(パート)の曲頭に空白小節
を作り、そこにパラメーターチェンジのセットアップデータを入力するこ
とをおすすめします。
 ●パラメーターチェンジの例
1. パート2のエレメントリザーブを10に設定する場合
まず、<付表1-5>(45ページ)のELEMENTRESERVEの項を見て、
Address(High,Mid,Low)とデータの値を調べる。
AddressHighは08、Midはパートナンバーなのでこの場合は02、
Lowは00。データの値はエレメント数の10なので、16進数では
0A。
このデータを3.1.3XGネイティブパラメーターチェンジの式にあては
めて、CBX-K1XGに送信する。
11110000 F0 Exclusive status
01000011 43 YAMAHA ID
0001nnnn 1n* device Number
01001100 4C XG Model ID
00001000 08 Address High
00000010 02 Address Mid
00000000 00 Address Low
00001010 0A Data(ELEMENT RESERVE)
11110111 F7 End of Exclusive
このデータを受けると、CBX-K1XGのパート2のエレメント数は10まで
確保される。
*外部MIDI機器のデバイスナンバーと合わせること。
2. バリエーションエフェクトタイプをECHOに変更する場合
まず、「エフェクトタイプリスト」(57ページ)を見て、ECHOエフェク
トについてタイプとMSB,LSBを調べる。
→VARIATIONタイプのエフェクトで、MSB=07,LSB=00
次に<付表1-4>(44ページ)のVARIATIONTYPEの項を見て、Address
(High,Mid,Low)の値を調べる。
HighMidLow=02 01 40
以上のデータを3.1.3XGネイティブパラメーターチェンジの式にあて
はめて、CBX-K1XGに送信する。
3.1.3.1 XGSystemOn(XGシステムオン)
11110000 F0 Exclusive status
01000011 43 YAMAHA ID
0001nnnn 1n Device Number
01001100 4C XG Model ID
00000000 00 Address High
00000000 00 Address Mid
01111110 7E Address Low
00000000 00 Data
11110111 F7 End of Exclusive
CBX-K1XGを「XG」に準拠した音源として機能させるためのメッセージ。
このメッセージを受信すると、演奏モードを「XG」に変更し、すべてのパ
ラメーターは初期化される。さらにNRPN、バンクセレクトなど、XGに定
義されたすべてのMIDIメッセージが受信可能な状態になる。
このメッセージの実行には、約50msかかるため、次のメッセージとの間
隔を注意すること。
3.1.3.2 XGSystemDataparameterchange
(XGシステムデータパラメーターチェンジ)
付表<1-1>(43ページ),<1-2>(43ページ)参照。