CVP-809 CVP-805 取扱説明書 このたびは、ヤマハ製品をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。 この楽器は、本格的なピアノの音とタッチ、さらに多彩な音色と機能で演奏をお楽しみいただける電子ピアノです。 本書をよくお読みになって、 この楽器に搭載された機能を十分にご活用ください。また、お読みになったあとも、 いつでもご覧になれるところに大切に保管してください。 ご使用の前に必ず4〜7ページの「安全上のご注意」をお読みください。 組み立て説明については、109ページまたは113ページをご覧ください。 JA
取扱説明書について この楽器には、以下の説明書が用意されています。 冊子マニュアル 取扱説明書(本書) この楽器の基本操作と搭載されている機能をひととおり説明しています。最初に読みましょう。 電子マニュアル(PDF形式) リファレンスマニュアル 楽器の応用的な機能と使い方を、メニュー画面(24ページ)にあるアイコンごとに説明しています。 取扱説明書を読んでからご覧ください。 データリスト ボイス名、スタイル名などのリストや、MIDIに関する資料を掲載しています。 スマートデバイス接続マニュアル この楽器をスマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスと接続する方法を説明しています。 iOS用とAndroid用がありますので、お使いのデバイスに合わせてご覧ください。 コンピューターとつなぐ この楽器をコンピューターと接続する方法や、データを送受信する方法などを説明しています。 これらのマニュアルは、下記ウェブサイトの「取扱説明書」のページからご覧いただけます。 ヤマハ サポート・お問い合わせ https://jp.yamaha.
目次 取扱説明書について .......................................................................... 2 付属品(お確かめください)................................................................ 2 安全上のご注意 .................................................................................. 4 注記(ご使用上の注意) ....................................................................... 8 お知らせ..............................................................................................
安全上のご注意 ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。 ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様やほかの方々への危害や財産への 損害を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。 お子様がご使用になる場合は、保護者の方が以下の内容をお子様にご徹底くださいますようお願いいたします。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。 ■ 記号表示について この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。 注意喚起を示す記号 禁止を示す記号 行為を指示する記号 ■「警告」「注意」「注記」について 誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を区分して掲載しています。 警告 「死亡する可能性または重傷を負う 可能性が想定される」内容です。 注意 「傷害を負う可能性が想定される」 内容です。 注記 「故障、損傷や誤動作、 データの損失 の発生が想定される」内容です。 ■ 本体に表示されている注意マークについて 本体には、次の注意マークが付いています。 注意
警告 電源 / 電源コード 禁止 水に注意 電源コードをストーブなどの熱器具に 近づけたり、無理に曲げたり、傷つけた りしない。また、電源コードに重いもの をのせない。 禁止 電源コードが破損し、感電や火災の原因にな ります。 内部に水などの液体が入ると、感電や火災、 または故障の原因になります。入った場合は、 すぐに電源スイッチを切り、電源プラグを コンセントから抜いた上で、お買い上げの販 売店または巻末のヤマハ修理ご相談センター に点検をご依頼ください。 電源は必ず交流100Vを使用する。 必ず実行 本体の上に花瓶や薬品など液体の入っ たものを置かない。また、浴室や雨天時 の屋外など湿気の多いところで使用し ない。 エアコンの電源など交流200Vのものがあり ます。誤って接続すると、感電や火災のおそれ があります。 ぬれた手で電源プラグを抜き差ししな い。 感電のおそれがあります。 電源コード / プラグは、必ず付属のもの を使用する。また、付属の電源コードを ほかの製品に使用しない。 必ず実行 禁止 火に注意 故障、発熱、火災などの原因になります。 本体の上にろうそくなど
異常に気づいたら イスには二人以上ですわらない。 イスが転倒したりこわれたりして、お客様が けがをする原因になります。 下記のような異常が発生した場合、すぐ に電源スイッチを切り、電源プラグをコ ンセントから抜く。 禁止 イスのネジを定期的に締め直す。 必ず実行 イスを長期間使用すると、イスのネジがゆる み、お客様がけがをする原因になります。ネジ がゆるんだ場合は、工具で締め直してくださ い。 電源プラグ ・電源コード/プラグがいたんだ場合 を抜く ・製品から異常なにおいや煙が出た場合 ・製品の内部に異物が入った場合 ・使用中に音が出なくなった場合 ・製品に亀裂、破損がある場合 そのまま使用を続けると、感電や火災、または 故障のおそれがあります。至急、お買い上げの 販売店または巻末のヤマハ修理ご相談セン ターに点検をご依頼ください。 小さなお子様の後方への転倒に注意す る。 必ず実行 背もたれがないため、後方へ転倒してけがを するおそれがあります。 注意 電源 / 電源コード 設置 たこ足配線をしない。 不安定な場所に置かない。 音質が劣化したり、コンセント部が異常発熱 して火災
この製品を電源コンセントの近くに設 置する。 必ず実行 小さな部品は、乳幼児の手の届くところ に置かない。 電源プラグに容易に手が届く位置に設置し、 異常を感じた場合にはすぐに電源スイッチを 切り、電源プラグをコンセントから抜いてく ださい。また、電源スイッチを切った状態でも 微電流が流れています。この製品を長時間使 用しないときは、必ず電源プラグをコンセン トから抜いてください。 お子様が誤って飲み込むおそれがあります。 禁止 大きな音量で長時間使用しない。 禁止 聴覚障害の原因になります。特にヘッドホン を使用する場合はご注意ください。万一、聴力 低下や耳障りを感じた場合は、専門の医師に ご相談ください。 接続 必ず実行 すべての機器の電源を切った上で、ほか の機器と接続する。また、電源を入れた り切ったりする前に、機器のボリューム を最小にする。 感電、聴力障害または機器の損傷の原因にな ります。 イス 演奏を始める前に機器のボリュームを 最小にし、演奏しながら徐々にボリュー ムを上げて、適切な音量にする。 必ず実行 イスにすわったままでイスの高さを調 節しない。 聴力障害また
注記(ご使用上の注意) 製品の故障、損傷や誤動作、データの損失を防ぐため、以下の内容をお守りください。 製品の取り扱いに関する注意 • テレビやラジオ、ステレオ、携帯電話など他の電気製品の近くで使用しないでください。楽器本体またはテレビやラジオなどに雑音 が生じる場合があります。 • スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスのアプリと一緒に使用する場合は、通信によるノイズを避けるためスマー トデバイスの機内モードをオンにしてからWi-FiまたはBluetoothをオンにしてお使いいただくことをおすすめします。 • 直射日光のあたる場所(日中の車内など)やストーブの近くなど極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極端に低いところ、また、 ほこりや振動の多いところで使用しないでください。本体のパネルが変形したり、内部の部品が故障したり、動作が不安定になった りする原因になります(5℃〜40℃の範囲で動作することを確認しています)。 • 本体上にビニール製品やプラスチック製品、ゴム製品などを置かないでください。本体のパネルや鍵盤が変色/変質する原因になりま す。 • つや出し仕上げのモデルの場合
製品に搭載されている機能/データに関するお知らせ • 内蔵曲は、曲の長さやイメージが原曲と異なる場合があります。 • この製品には、XGフォーマット以外の音楽/サウンドデータを扱う機能があります。その際、元のデータをこの楽器に最適化して動 作させるため、オリジナルデータ(音楽/サウンドデータ)制作者の意図どおりには再生されない場合があります。ご了承のうえ、ご使 用ください。 • CVP-809: T-1810105、CVP-805: T-1810104 取扱説明書の記載内容に関するお知らせ • この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、特に説明のない限り、CVP-809のものを使用しています。また、すべて操作 説明のためのものであり、実際の仕様と異なる場合があります。 • 本製品の品番末尾のアルファベット(「B」「WH」など)は、外装の色や仕上げの情報を表わしています。この取扱説明書では、品番 末尾のアルファベットは省略しています。 • Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。 • Androidは、Google LLC.
CVPの世界へようこそ! CVPでは、直感的に操作できるタッチパネルを搭載。大きくてわかりやすい画面をタッチすることにより、 さまざまな機能を簡単に操作できます。 まずは、本格的なピアノ演奏を楽しもう! ピアノ音源は、ヤマハ最上位コンサートグランドピアノCFX や、ウィンナートーンで有名なベーゼンドルファー社*のグラ ンドピアノから収録。鍵盤は、グランドピアノの弾きごたえ を再現した「グランドタッチ鍵盤」を搭載。鍵盤機構の改良 によりタッチの幅が広がり、ピアニッシモからフォルティッ シモまで多彩に表現できるようになりました。また、打鍵と ペダル操作のタイミングや強弱によって、複雑に変化するグ ランドピアノの共鳴音をリアルに再現したVRMを採用。繊細 なペダル使いと押鍵タイミングに応える、深い演奏表現を実 現しています。さらに、バイノーラルサンプリング等の技術 により、ヘッドホン使用時でも目の前のピアノから音が響い てくるような臨場感が楽しめます。 ピアノ演奏をさらに楽しみたいときは、ピアノルームがおすすめです。ピアノルームでは、ピアノの種類や演奏 する空間(音響効果)を選択可能。さらに、1人でもほかの楽器と
譜面とガイド機能で楽しくレッスン! C V Pの世 界へよ うこ そ! レッスンに役立つ、譜面表示機能や鍵盤ガイドランプ も搭載されています。鍵盤ガイドランプが、次に弾く 鍵盤の位置やタイミングを教えてくれるので、楽譜が 苦手な方やピアノが初めての方でも安心です。 66ページ カラオケも弾き語りも! クラビノーバに歌詞*を表示させて、マイクをつなげば、 家でも本格的な弾き語りが楽しめます。歌声には、1人 で歌ってもコーラスパートがいるかのように豊かなハー モニーを付けられます。また、オーディオ曲のボーカル パートを消音して、オリジナルの曲をバックに歌ったり 演奏したりできます。 *曲データに歌詞情報が含まれている場合のみ。 66、79ページ デモを見れば、クラビノーバの魅力をもっと 感じられます。[デモ]ボタンを押して、デモ を見てみましょう! デモの再生を止めるには、画面右にある[ホーム] ボタンを押します。 CVP-809/CVP-805 取扱説明書 11
各部の名称 操作パネル 2 3 45 6 7 9 ) @ 1 8 A-1 B-1 C0 D0 E0 F0 G0 A0 B0 C1 D1 E1 ! F1 G1 A1 B1 C2 D2 E2 F2 G2 A2 B2 C3 D3 E3 パネル設定(楽器の設定) この楽器では、操作パネルでボイスやスタイルの選択、チューニングなどさまざまな設定ができます。パネルの操作に よって作られたこれらの設定を「パネル設定」または「楽器の設定」と呼びます。 1 [USB TO DEVICE]端子(95ページ) USBフラッシュメモリーやUSB無線LANアダプ ター、USBディスプレイアダプターを接続しま す。この端子は本体底面にもあります。 2 [P](スタンバイ/オン)スイッチ(15ページ) 電源のスタンバイ/オンを切り替えます。 3 [音量]ダイアル(16ページ) 楽器全体の音量を調節します。 4 [デモ]ボタン(11ページ) デモ画面を表示します。 5 [マイク]ランプ(79ページ) マイク使用時の入力レベルを確認します。 6 [メトロノームオン/オフ]ボタン(35ページ) メトロノー
# F3 G3 A3 B3 C4 D4 E4 ^ * F4 G4 A4 B4 C5 D5 E5 & 各部の名称 $ % ( F5 G5 A5 B5 C6 D6 E6 F6 G6 A6 B6 C7 CVP-809 譜面立て(14ページ) キーカバー (14ページ) 譜面止め(14ページ) 鍵盤ガイドランプ(66ページ) [AC IN]端子(15ページ) 付属の電源コードを接続します。 端子パネル (94ページ) ペダル (34ページ) CVP-805 譜面立て(14ページ) キーカバー (14ページ) 譜面止め(14ページ) 鍵盤ガイドランプ(66ページ) [AC IN]端子(15ページ) 付属の電源コードを接続します。 端子パネル (94ページ) ペダル (34ページ) CVP-809/CVP-805 取扱説明書 13
ご使用前の準備 キーカバーを開ける/閉める キーカバーを開けるときは、本体正面のくぼみに両手を掛け、キーカバーを持ち上げて開きます。 閉めるときは、キーカバーを両手で持って、静かに閉めます。 注意 手や指をはさまないように注意 注意 • キーカバーを開閉するときは、両手で静かに行ない、途中で手を離さないでください。また、ご自分や周りの方、特にお子様などが、 キーカバーの端と本体の間に手や指をはさまないようご注意ください。 • キーカバーを開けるとき、キーカバーの上に金属や紙片などを置かないでください。本体の内部に落ちて取り出せなくなり、感電、 ショート、発火や故障などの原因になります。 譜面立てを使う 譜面立てを使うときは、止まる位置まで手前に起こします。譜面止めを使うと、譜面立てに置いた楽譜のページ を固定できます。 譜面止め 注意 譜面立てを立てるとき/倒すときは、途中で手を離さないでください。 譜面立てを倒すときは、譜面止めを下ろしてから、譜面立ての中央部を持ち上げて回転させるように、ゆっくり 戻します。 譜面止めは下ろしておく 注意 手や指をはさまないように注意 注意 譜面立てを倒す前
電源の準備 図の順序で電源コードを接続します。 1 [AC IN]端子 2 電源コンセント (AC 100V) ご使用前の準備 警告 電源コードは、必ず付属のものをご使用ください。また、付属の電源コードをほかの製品に使用しないでください。故障、発熱、火災 などの原因になります。 注意 電源プラグに容易に手の届く位置に設置し、異常を感じた場合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜いてく ださい。 NOTE 電源コードを外すときは、電源を切ってから、逆の手順で行なってください。 電源を入れる/切る 1 [音量]ダイアルを左に回し、音量を最小にします。 2 [P](スタンバイ/オン)スイッチを押して電源を入れます。 [音量]ダイアルの右側にある[マイク]ランプが点灯し、画面に表示が現れます。 しばらくすると、ホーム画面(22ページ)が表示され、楽器が起動します。音量 は鍵盤を弾いて確かめながら、徐々に上げてください。 NOTE ホーム画面が表示されるまでは、鍵盤を弾いても音は出ません。また[P](スタンバイ/オン)スイッチを押しても電源は切れません。 3 電源を切る
オートパワーオフ機能 この楽器は、電源の切り忘れによる無駄な電力消費を防ぐため、オートパワーオフ機能を搭載しています。これ は、本体が一定時間操作されないと自動的に電源が切れる機能です。電源が切れるまでの時間は、初期設定では 30分ですが、変更することもできます(18ページ)。 注記 オートパワーオフ機能により電源が切れると、保存していないデータは失われます。ご注意ください。 オートパワーオフ機能の簡単解除 左端の鍵盤を押したまま電源を入れると、オートパワーオフ解除を知らせるメッセージが表示され、オートパワー オフ機能が解除された状態で電源がオンになります。 A-1 + 音量(マスターボリューム)を調節する 鍵盤を弾いて音を出しながら、[音量]ダイアルを左右に回して、全体音量を調節します。 注意 大きな音量で長時間使用しないでください。聴覚障害の原因になります。 インテリジェント・アコースティック・コントロール(IAC) IACとは、楽器の全体音量の大小に応じて、自動的に音質を補正する機能です。音量が小さい場合でも、低音や 高音がしっかりと聞こえるようになります。IACは、この楽器のスピーカーからの
ヘッドホンを使う ヘッドホンは、[PHONES]端子に接続して使い ます。端子は2つあるので、2本同時に使えます。 1本だけ使う場合は、どちらの端子を使っても 構いません。 注意 大きな音量で長時間ヘッドホンを使用しないでください。 聴覚障害の原因になります。 ヘッドホンハンガー ご使用前の準備 ステレオ標準フォーンプラグ (6.
楽器の基本設定をする 必要に応じて、画面に表示される言語などを設定します。 1 設定画面(ユーティリティー )を表示させます。 まず、ホーム画面(電源を入れたときの画面)の右下にある[メニュー ]アイコンをタッチして メニュー画面を表示させます。次に、必要に応じて[R]をタッチして2ページめを表示させ、 [ユーティリティー ]アイコンをタッチします。 2 表示された画面で、[システム]をタッチします。 3 画面をタッチして、必要な設定をします。 バージョン 楽器のバージョンを示しています。 ヤマハ製品では、機能や操作性向上のために、予告なくファームウェアをアップ デートすることがあります。製品の機能を十分にご活用いただくため、最新バー ジョンにアップデートすることをおすすめします。最新のファームウェアは、下記 ウェブサイトの「ソフトウェア」のページからダウンロードすることができます。 https://jp.yamaha.
画面の明るさなどを変更する 必要に応じて、画面の明るさなどを変更します。 設定画面(ユーティリティー )を表示させます(18ページ手順1)。 2 表示された画面で、[タッチパネル/画面]をタッチします。 3 画面をタッチして、設定を変更します。 ご使用前の準備 1 タッチ パネル タッチ音 画面をタッチしたときの操作音をオン/オフします。 補正 タッチパネルが正しく反応しないときに、画面の調整をします(通常は、工場 出荷時に調整済みのため、補正の必要はありません)。メッセージに従って画 面に表示される+マークの中心を、順にタッチします。 明るさ 画面 スライダーを動かして、画面の明るさを調節します。 ボタン ランプ す。 [L]/[R]をタッチして、操作パネルのボタンのランプの明るさを調節しま NOTE 鍵盤ガイドランプの明るさは調節できません。 この画面の2/2ページについては、ウェブサイト(2ページ)上のリファレンスマニュアルの「ユー ティリティー」をご覧ください。 CVP-809/CVP-805 取扱説明書 19
1 基本操作 画面の構成 この楽器では、電源を入れたときに表示される「ホーム画面」を基本画面とし、そこから「ファイル選択画面」 や「メニュー画面」を呼び出すことにより、さまざまな機能を使ったり、楽器の設定をしたりできます。画面の 操作について詳しくは、25ページをご覧ください。 ファイル選択画面 (23ページ) スタイル選択画面 スタイル、ボイス、または ソング名をタッチすると、 それぞれの選択画面が表示 されます。 タッチして 広げる スタイル表示を広げると、スタ イル再生の操作に使うボタンが 表示されます。 ホーム画面(22ページ) すべての基本となる画面です。 メニュー画面(24ページ) 各アイコンをタッチすることに より、譜面表示や音量バランス の調整といったさまざまな機能 や、詳細設定の画面を呼び出せ ます。 20 CVP-809/CVP-805 取扱説明書
ボイス選択画面 ソング選択画面 1 基本操作 タッチして 広げる ソング表示を広げると、ソング 再生の操作に使うボタンが表示 されます。 CVP-809/CVP-805 取扱説明書 21
画面の見かた ここでは、よく使う3つの画面(ホーム画面、ファイル選択画面、メニュー画面)について説明します。ホーム画 面は、この楽器の状態を表示する基本画面です。ファイル選択画面とメニュー画面は、ホーム画面から簡単に呼 び出せます。 ホーム画面 電源を入れたときや[ホーム]ボタンを押したときに表示される画面です。ホーム画面を見れば、今どのボイスを 選んでいるか、どのスタイルを選んでいるかなど、パネル設定の状態がひとめでわかります。演奏中に表示させ ておくと便利です。 1 4 2 3 5 1 ボイスエリア 各鍵盤パート(メイン、レフト、レイヤー )で選ばれているボイスと、そのオン/オフの状態が表示されます (45ページ)。ボイス名をタッチすると、ボイス選択画面が開きます。 NOTE ボイスエリア、スタイルエリア、ソングエリア上を、左から右へスライドすると、スタイルエリアを拡張表示できます。右から左へスライドすると、 ソングエリアを拡張表示できます。 2 スタイルエリア 選ばれているスタイルが表示されます(53ページ)。スタイル名をタッチすると、スタイル選択画面が開きま す。左上にある[]をタッチす
ファイル選択画面 ファイル選択画面は、ボイスやスタイル、ソングなど、楽器内のさまざまなデータ(ファイル)を選ぶための画面 です。ホーム画面で、ボイス名やスタイル名、ソング名をタッチしたとき、ボイスボタンやスタイルボタンを押 したときなどに表示されます。 1 2 3 1 基本操作 4 1 カテゴリー データを種類(カテゴリー )ごとに分類したタブです。下記以外のタブ(プリセットタブ)を選ぶと、この楽器 にあらかじめ内蔵されているデータ(プリセットデータ)が表示されます。 お気に入りとして登録されたボイスまたはスタイルが表示されます(31ページ)。このタブ (お気に入りタブ) は、ボイス選択画面またはスタイル選択画面だけに表示されます。 自分で録音したり編集したりしたデータを保存できます。楽器内のデータは「ユーザー」 (ユーザータブ) (ユーザーメモリー )に、USBフラッシュメモリー内のデータは「USB」に表示されます。 本書では、ユーザータブに入っているデータをまとめて、ユーザーデータと呼びます。 2 サブカテゴリー / フォルダー (パス) • プリセットタブの場合は、さらに細かく分類され
メニュー画面 メニュー画面は、楽器を便利に使うためのさまざまな機能への入り口です。ホーム画面で、画面右下にある [メニュー ]アイコンをタッチしたときに表示されます。 1 2 1 機能一覧 楽器を便利に使うための機能のアイコンが表示されています。各機能アイコンをタッチすると、機能画面が 表示されます。2ページで構成されていて、[]または[]をタッチすると、ページが切り替わります。 NOTE 画面上を左から右に、または右から左にスライドすることで、ページを切り替えることもできます。 各機能について詳しくは、巻末の「メニュー画面機能一覧」(106ページ)や、ウェブサイト(2ページ)上の リファレンスマニュアルをご覧ください。 2 ショートカット 機能一覧から、よく使う機能を選んでここにショートカットとして登録します。これにより、ホーム画面の メニューエリアからすぐに呼び出せるようになります。ショートカットとして登録するには、機能一覧上 で、登録したい機能のアイコンを長押しし、ショートカットエリアの色が変わったら、ショートカットを置 きたい場所をタッチします。詳しくは、ウェブサイト(2ページ)上のリフ
画面の操作方法 この楽器の画面は、タッチパネルです。画面上の設定/選択したい項目に、直接指で触れて操作できます。また、 データダイアルや[ホーム]ボタンも画面の操作に使います。 データダイアル 1 基本操作 画面 [ホーム]ボタン 画面(タッチパネル)をタッチする 注記 先のとがったものや、爪などの硬いもので、画面を操作しないでください。画面を傷つけるおそれがあります。 NOTE 2か所以上を同時にタッチして操作することはできません。 ■ タッチする 画面上の項目を選ぶときは、指で軽く押します。 NOTE タッチパネルの操作音をオン/オフすることができます(19ページ)。 ■ スライドする スライダーなどのイラストでは、指で上下/左右になぞることで数値 を増減させます。 画面によっては、指で上下/左右になぞることで、ページを切り替え たり、隠れている部分を表示したりできます。 CVP-809/CVP-805 取扱説明書 25
■ 回す ノブなどのイラストでは、ノブの中心をタッチして、そのままノブ の少し外側に指を滑らせ孤を描くようにすることで、数値を増減さ せます。 ■長押しする 本書で、画面を「長押しします」とあったら、長めにタッチします。 [L]/[R]やスライダー、ノブを使って値を変更するときに、値の表 示を長押しすると、初期設定に戻せます。 データダイアルを回す 画面に表示されている内容によって、2つの使い方があります。 ■ 設定値を変更する 設定したい項目をタッチしてから、データダイアルを回すと設定値を変更できます。値を細かく設定したいとき や、画面でのタッチ操作がしにくいときに便利です。 ■ リストから項目を選ぶ ファイル選択画面(23ページ)や、リストの画面では、データダイアルで目的の項目(ボイスなど)を選べます。 データダイアル [ホーム]ボタンを押す 電源を入れたときの画面(ホーム画面)に戻すボタンです。どの画面を表示していても、このボタンを押せばすぐ にホーム画面を表示できます。 26 CVP-809/CVP-805 取扱説明書
アサイナブルボタンに機能を割り当てる 画面左横にあるアサイナブル[1]〜[4]ボタンに、よく使う機能を割り当てて、呼び出しやすくできます。また、 メニュー画面(24ページ)にある各機能へのショートカットを登録することもできます。 1 設定画面を表示させます: [メニュー ] → [アサイナブル] → [アサイナブル] 1 基本操作 2 3 2 登録したいボタン番号を選んで、リストを表示させます。 3 登録したい機能、または(メニュー画面上の機能への)ショートカットを選びます。 NOTE 登録できる機能について詳しくは、ウェブサイト(2ページ)上のリファレンスマニュアルをご覧ください。 CVP-809/CVP-805 取扱説明書 27
ファイルを管理する あなたが作ったデータ(録音したソング、編集したボイスなど)は、楽器内のユーザーメモリーやUSBフラッ シュメモリーにファイルとして保存できます。ファイルが増えると、目的のファイルを探すのが大変になりま す。ファイルを整理したり、検索機能を使ったりすれば、すばやく見つけられます。ファイルの管理は、ファイ ル選択画面で行ないます。 NOTE USBフラッシュメモリーを使う前に、必ず「USB機器を接続する」(95ページ)をお読みください。 ファイルを保存する 録音したソングや編集したボイスなどのデータを楽器内のユーザーメモリーまたはUSBフラッシュメモリーに ファイルとして保存します。 1 各画面で、 2 ファイルの保存先を選びます。 (保存)をタッチして、保存先選択画面を表示させます。 上の階層(フォルダー )を表示するには、 (上へ)をタッチします。 (フォルダー作成)をタッチして新しいフォルダーを追加することもできます。 3 3 [ここに保存]をタッチして、文字入力画面を表示させます。 NOTE 保存を中止するときは、[キャンセル]をタッチします。 4 必要に応じて
フォルダーを作る 新しいフォルダーを作ります。フォルダーには、ファイルを種類別に分けて入れられます。ファイル整理に活用 しましょう。 NOTE • ユーザーメモリーに保存できるファイルとフォルダーの数は、ファイルサイズやファイル名の長さによって異なります。 • ひとつのフォルダーに保存できるファイル/フォルダーの数は2,500までです。 1 ファイル選択画面で、ユーザータブ(23ページ)をタッチしてから、フォルダーを作成したい 場所を選びます。 上の階層(フォルダー )を表示するには、 (上へ)をタッチします。 NOTE 「PianoRoom」フォルダー (44ページ)には、フォルダーを作れません。 2 [ファイル]をタッチして、ファイル管理アイコンを表示させます。 1 基本操作 2 3 ファイル管理アイコン NOTE • ファイル操作を中止するには、右下にある[▶]をタッチして、ファイル管理アイコンを非表示にします。 • ファイル管理アイコンは、画面下部を左右にスライドさせることにより、表示したり非表示にしたりすることもできます。 3 4 (フォルダー作成)をタッチして、文字入力画
ファイルをコピーまたは移動する ファイルを別の保存場所にコピーまたは移動します。元の場所に残したまま別の場所にコピーしたり、元の場所 からは削除して別の場所に移動したりします。 フォルダー単位でもコピーできます(移動はできません)。 NOTE • プリセットデータは移動できません。 • 市販のミュージックデータのコピーは個人で楽しむ範囲でご利用ください。市販のミュージックデータの中には、コピーできないものもあります。 • プリセットソングを楽器内のユーザーメモリーにコピーしたものは、ソング選択画面で、ソング名の左側に にコピーや移動できません。 が表示されます。USBフラッシュメモリー 1 ファイル選択画面で、コピーまたは移動したいファイル/フォルダーがある画面を表示させます。 2 [ファイル]をタッチして、ファイル管理アイコン(29ページ)を表示させます。 NOTE • ファイル操作を中止するには、右下にある[▶]をタッチして、ファイル管理アイコンを非表示にします。 • ファイル管理アイコンは、画面下部を左右にスライドさせることにより、表示したり非表示にしたりすることもできます。 3 コピーま
ファイルをお気に入りとして登録する ボイス選択画面やスタイル選択画面では、お気に入りのボイスやスタイルをお気に入りタブに一覧表示させ、呼 び出しやすくできます。お気に入りタブに追加するには、各ファイル名の右側にある[☆]をタッチします。お気 に入りタブから削除するには、[★]をタッチします。 NOTE • お気に入りに登録したボイスやスタイルは、元データのファイル名を変えたり、移動や削除したりすると、お気に入りタブに表示されていても呼び出せま せん。 • お気に入りタブ では、お気に入りを解除しても、お気に入りタブを閉じる(ほかの画面に切り替える)までは、お気に入りタブから削除されません。 お気に入りタブ 1 基本操作 登録済み 未登録 お気に入りのファイルを並べ替える お気に入りタブに表示されるボイスやスタイルの表示順を並べ替えます。 1 2 3 ボイス選択画面またはスタイル選択画面で、お気に入りタブを選びます。 (並べ替え)をタッチして、並べ替え画面を表示させます。 移動したいファイルを選びます。 3 4 2 1 3 4 移動先をタッチすると、ファイルが移動します。 5 必要に応
ファイルを検索する 1 ファイル選択画面で、 2 検索ボックスをタッチして、文字入力画面を表示させます。 3 ファイル名やフォルダー名(一部でも可)を入力して(33ページ)、検索をスタートさせます。 (検索)をタッチして、検索画面を表示させます。 複数の文字列を入力するには、スペース(空白)で区切って入力します。検索が終わると、検索結果 が表示されます。結果が表示されない場合は、別の文字列を入力して試してみましょう。 NOTE レジストレーションバンク選択画面では、検索対象を絞ることもできます。詳しくは85ページをご覧ください。 4 目的のファイルを選びます。 ファイルを選んだら、[OK]や[プレイリストに追加]など、目的に応じたボタンをタッチします。 [キャンセル]をタッチすると、検索画面を開く前の状態に戻ります。 文字を入力する ファイル/フォルダーに名前を付けたり、ファイル検索をしたりするときの、文字の入力方法を説明します。 文字入力は、下記のような画面で行ないます。 2 1 スペース 32 CVP-809/CVP-805 取扱説明書
1 文字種を選びます。 ■ 言語設定(18ページ)が日本語の場合 ・abc(全角abc):半角(全角)アルファベット、数字 大文字/小文字を切り替えるには、 (シフト)をタッチします。 ・記号(全角記号):半角(全角)記号 ・カナ(半角カナ):全角(半角)カタカナ ・かな漢:ひらがな、漢字変換 全角/半角を切り替えるには、該当する文字種を長押しします。たとえば、[カナ]を長押しする と[半角カナ]になります。 ■ 言語設定(18ページ)が日本語以外の言語の場合 2 3 1 基本操作 [Symbol](または[abc])をタッチすると、半角記号/半角アルファベット(と数字)を切り替えら れます。 大文字/小文字を切り替えるには、 (シフト)をタッチします。 [L]/[R]をタッチするか、データダイアルを回して、文字を入力したい位置にカーソルを移 動させます。 入力したい文字を順にタッチします。 一文字だけを消すには[削除]をタッチし、すべての文字を消すには[削除]を長押しします。スペース (空白)を入力するには、図で示したスペースの位置をタッチします。 NOTE • 入力画面によって、使用できない文
ペダルを使う ソフトペダル ソステヌートペダル ダンパーペダル NOTE ペダルを踏むとペダルボックスがガタガタする場合は、アジャスターを回して床にぴったりつけてください(111、114ページ)。 ■ ダンパーペダル(右のペダル) このペダルを踏むと、鍵盤から指を離しても音を長く響かせることができます (サステイン機能)。VRMボイス(49ページ)を選択して踏んだ場合は、よりリア ルな共鳴音が響きます。このペダルはハーフペダル機能に対応しています。 NOTE • ストリングスやブラスなどの持続音系のボイスでは、ダンパーペダルやソステヌートペダルを踏むと、音が減衰 せずに、持続して鳴り続けることがあります。 • ダンパーペダル/ソステヌートペダルは、ドラムキットなどの打楽器系ボイスには機能しません。 ここでダンパーペダルを踏むと、 このとき押さえていた鍵盤と、その あと弾いた音すべてが長く響く。 ハーフペダル機能 ペダルの踏み加減で音の伸び具合が調節できる機能です。ペダルを踏みこむほど音が長く伸びます。ペダルを踏 んで音が響きすぎたとき、踏み込んだ状態からペダルを少し戻して音の響きを抑える(音の濁り
メトロノームを使う [メトロノーム オン/オフ]ボタンで、メトロノームをスタート/ストップできます。正確なテンポで練習したい とき、また、実際のテンポを音で確かめたいとき、メトロノームをお使いください。 NOTE メトロノームの拍子や音量、音色を変えることもできます([メニュー ] → [メトロノーム] → [メトロノーム])。 1 基本操作 テンポを調節する テンポ[−]/[+]ボタンで、メトロノームやスタイル、MIDIソングの再生テンポを変えられます。スタイルや MIDIソングは、[タップ]ボタンでもテンポを調節できます。 NOTE オーディオソングのテンポは、タイムストレッチ機能(70ページ)で調整します。 ■ テンポ[−]/[+]ボタン テンポ[−]または[+]ボタンを押すと、テンポ画面が表示されます。 テンポ[−]/[+]ボタンで、テンポ(5〜500: 1分間の拍数)を調節し ます。ボタンを押し続けることによって値が連続的に変わります。 テンポ[−]と[+]ボタンを同時に押すと、最後に選択されたスタイル またはMIDIソングのテンポ値に戻ります。 ■ [タップ]ボタン スタイルやMIDIソン
鍵盤のタッチ感度を変える 鍵盤を弾く強さを変えたときの、音の強弱の付き方(タッチ感度)を変えられます(鍵盤自体の重さが変わるわけ ではありません)。 1 設定画面を表示させます: [メニュー ] → [鍵盤] 2 画面をタッチして設定します。 タッチカーブ 設定したい鍵盤パートにチェックマークを付けてから、ここをタッチして設定 画面を表示させ、タッチ感度を選びます。チェックマークを外すと、タッチは オフになります(音に強弱が付きません)。 NOTE 楽器音(ボイス)によっては、音に強弱が付かないものもあります。 • • • • • 固定ベロシティー ハード2: 重いタッチです。強く弾かないと大きな音が出ません。 ハード1: ハード2とミディアムの中間のタッチです。 ミディアム: 標準的なタッチです。 ソフト1: ソフト2とミディアムの中間のタッチです。 ソフト2: 軽いタッチです。弱く弾いても大きな音が出ます。 タッチをオフにしたい鍵盤パートにチェックマークが付いていることを確認し てから、ここをタッチして設定画面を表示させ、タッチがオフのときの音量を 設定します。 レフトホールドについて
音の高さを半音単位で調整する(トランスポーズ) トランスポーズ[−]/[+]ボタンで、鍵盤演奏音、MIDIソング再生音、スタイル再生音などを、半音単位(−12 〜12)でトランスポーズ(移調)できます。[−]と[+]を同時に押すと初期設定(0)に戻ります。 NOTE • オーディオソングの音の高さは、ピッチシフト機能(69ページ)で調整します。 • ドラム/SFXキットボイスは移調できません。 1 基本操作 必要に応じて、移調するパートを変更できます。トランスポーズ画面を何度かタッチして、移調したいパートを 表示させてから、トランスポーズ[−]/[+]ボタンで移調させます。 NOTE [メニュー ] → [トランスポーズ]からも設定できます。 マスター 楽器全体の音を移調します(オーディオソングや[MIC/LINE IN]端子からの入力音、外部機器から のオーディオ入力音を除く)。 鍵盤 鍵盤演奏音、および鍵盤演奏によって発音するスタイル再生音を移調します。 ソング MIDIソングの再生音を移調します。 音の高さの微調整(チューニング) 初期状態では、楽器のピッチは、A3=440.
音量バランスを調節する バランス画面([メニュー ] → [バランス])で、鍵盤演奏音(メイン、レイヤー、レフト)、スタイルやソングの再生 音、マイクへの入力音、外部機器からのオーディオ入力音(99ページ)の音量バランスを調節できます。パート ごとにスライダーを上下に動かして調節します。 なお、MIDIソングとオーディオソングでは音量が異なるため、MIDIソングを選んだ場合と、オーディオソング を選んだ場合と、それぞれで音量バランスを設定する必要があります。 設定を工場出荷時の状態に戻す(初期化) 右端の鍵盤(C7)を押したまま電源を入れます。楽器の設定が、初期状態に戻ります。言語設定(18ページ)、 オーナー名(18ページ)、Bluetoothのペアリング情報(100ページ)は初期化されません。 C7 + NOTE 特定の設定だけを工場出荷時の状態に戻したり、ユーザーメモリー内のファイル/フォルダーをすべて削除したりすることもできます([メニュー ] → [ユーティ リティー ] → [ファクトリーリセット/バックアップ] → 1/2ページ)。詳しくはウェブサイト(2ページ)上のリファレンスマニュアルを
データのバックアップ ユーザーメモリーに保存されたデータ(プロテクトソングを除く)と楽器の設定(システム設定、MIDI設定、ユー ザーエフェクト)を、まとめて1つのバックファイルとしてUSBフラッシュメモリーに保存できます。楽器に保 存したデータの万一の事故に備えて、大切なデータはUSBフラッシュメモリーにバックアップとして保存する ことをおすすめします。 NOTE • バックアップできる設定については、ウェブサイト(2ページ)上のデータリスト「パラメーターチャート」の「バックアップ/リストア」の欄をご覧くださ い。 • USBフラッシュメモリーを使う前に、必ず「USB機器を接続する」(95ページ)をお読みください。 • ボイス、ソング、スタイル、レジストレーションメモリー、プレイリストは、ファイルごとにUSBフラッシュメモリーにコピーすることで、個別に保存で きます(30ページ)。 • システム設定、MIDI設定、ユーザーエフェクトは、個別のファイルで保存することもできます。詳しくはウェブサイト(2ページ)上のリファレンスマニュア ルの「ユーティリティー」をご覧ください。 2 1 基本操作 1 バッ
2 ピアノ演奏を楽しむ(ピアノルーム) ピアノルームは、ピアノ演奏を思う存分楽しみたい、という方におすすめの機能です。パネルがどんな設定に なっていても、ワンタッチでピアノ演奏専用の設定を呼び出すことができます。また、自分の好きなピアノ設定 に変えたり、ほかの楽器とセッションするような演奏を楽しむことができます。 ピアノルームで演奏する 1 [ピアノルーム]ボタンを押して、ピアノルーム画面を表示させます。 ピアノ演奏専用の設定が呼び出され、[ピアノルーム]ボタンと[ホーム]ボタン以外の操作パネル上の ボタンが使えなくなります。 伴奏(41ページ) 演奏の録音/再生(44ページ) 2 詳細設定(43ページ) 演奏します。 演奏したい曲に合わせて、ピアノの種類や演奏する空間(音響効果)を変えてみましょう。 ■ピアノの種類を選ぶ ピアノのイラストをタッチします。リストが表示されたら、好きなピアノを選びます。グランドピアノが 選ばれているときは、屋根の部分をタッチして上下にスライドするか、データダイアルを回すことで、屋 根を開閉できます。 ■空間(音響効果)を選ぶ 背景のイラストをタッチします。
ピアノ演奏でほかの楽器とセッションする 1 [ピアノルーム]ボタンを押して、ピアノルーム画面を表示させます。 2 画面右上の (伴奏)をタッチします。 画面にセッションプレーヤーが表示されます。 (伴奏)/ ションプレーヤーの表示/非表示が切り替わります。 (ピアノ)をタッチするたびに、セッ 2 セッション 3 プレーヤー 2 ピ アノ 演 奏 を 楽 し む︵ ピ アノ ル ー ム ︶ 3 伴奏の種類を選びます。 セッションプレーヤーのイラストをタッチしてリストを表示させ、好きな伴奏を選びます。リスト を閉じるには、リストの外側をタッチします。 伴奏の種類 左右にスライドしてページをめくります。 4 伴奏のテンポ 4 (スタート)をタッチします。 イントロが再生されます。 5 イントロに続いて演奏を始めましょう。 あなたのピアノ演奏に合わせて、セッションプレーヤーが伴奏を付けてくれます。演奏は、ジャズや ポップスがおすすめです。 6 伴奏を停止するには、 (ストップ)をタッチします。 エンディングが鳴ったあと、伴奏は停止します。 NOTE ピアノルーム以外でも伴奏
伴奏の音量を変える、パートごとにオン/オフを切り替える 41ページ手順3の伴奏の種類リスト下部にある (設定)をタッチして設定画面を表示させます。 1 2 3 4 42 5 1 リズムパートとベースパート以外のパートのオン/オフを切り替えます。 2 リズムパートのオン/オフを切り替えます。 3 ベースパートのオン/オフを切り替えます。 4 伴奏の音量を調節します。 5 伴奏を選ぶ画面に戻ります。 CVP-809/CVP-805 取扱説明書
ピアノルームの設定を変える/初期設定に戻す ピアノルームの設定を自分の好みに合わせて変えられます。また、ピアノルームの設定をすべて初期状態に戻す こともできます。 1 1 [ピアノルーム]ボタンを押して、ピアノルーム 画面を表示させます。 伴奏の設定をしたい場合は、 (伴奏)をタッチし てセッションプレーヤーを表示させておいてくだ さい。 2 (設定)をタッチして、必要な設定をします。 2 空間* 音響効果を設定します。 屋根* ピアノの屋根の開き具合を設定します。グランドピアノが選ばれているときのみ 有効です。 チューン 鍵盤全体のピッチ(音の高さ)を1Hz単位で設定します。 ダイナミクス コントロール 鍵盤を弾く強さを変えたときの、伴奏の音量変化の幅を設定します。 セクション コントロール* オンにすると、伴奏のパターン(A/B/C/D)が画面に表示されます。ボタンをタッ フィンガリング タイプ* フィンガリングタイプ(60ページ)をAIフルキーボードまたはAIフィンガードに設定 スプリット ポイント* 上記フィンガリングタイプをAIフィンガードに設定しているときの、
ピアノルームの演奏を録音する ピアノルームでの演奏を楽器のユーザーメモリーにMIDIソング(62ページ)として録音できます。 1 [ピアノルーム]ボタンを押して、ピアノルーム 画面を表示させます。 セッションプレーヤーの表示/非表示を切り替え たり、ピアノや伴奏の種類を選んだりして、必要 な設定をします。 2 画面左下の [●](録音スタート)をタッチすると 録音がスタートするので演奏します。 伴奏のイントロから録音し始めたい場合は、伴奏 をスタートさせます。 2 5 3 演奏が終わったら、画面左下の [J](録音停止)をタッチして、録音を停止します。 4 保存を確認するメッセージが出たら、「はい」を選択して保存します。 注記 保存せずに電源を切ると、録音したデータは失われます。ご注意ください。 5 録音した曲を聞くには、 す。 (ソング)をタッチして、表示された画面で[R](再生)をタッチしま 再生を停止するには、[J](停止)をタッチします。 NOTE ピアノルームで録音した曲は、ソング選択画面(63ページ)のユーザータブ(MIDI)にある「PianoRoom」フォルダーに表示さ
3 いろいろな楽器音で演奏する(ボイス) クラビノーバでは、ピアノのほかに、弦楽器、管楽器などのボイス(楽器音)を選んで弾くことができます。 内蔵のボイスを選んで弾く ボイスは3つの鍵盤パート(メイン、レイヤー、レフト)で鳴らすことができます。メインパートを鳴らすだけで なく、2つのボイスを重ねて鳴らしたり、鍵域を左右に分けて別々のボイスで弾いたりできます。この3つの パートを組み合わせて同時に鳴らすことにより、厚みのある演奏ができます。 レイヤーパート レフトパート メインパート スプリットポイント(F♯2 ― 初期設定) 3 い ろ い ろ な 楽 器 音 で 演 奏 す る︵ ボ イ ス ︶ レフトパートがオフのときは、全部の鍵盤でメイン、レイヤーパートの音が鳴ります。レフトパートがオンのと きは、F♯2よりも低い鍵盤(F♯2も含む)ではレフトパートの音が鳴り、これより高い鍵盤ではメイン、レイ ヤーパートの音が鳴ります。メインパートとレフトパートの境目をスプリットポイントといい、レフトパートが オンのときに、スプリットポイントにある鍵盤ガイドランプが点灯します。オンになっているパートのボイ
■ ボタンで操作する場合: 1-1 ボイス[メイン/レイヤー /レフト]ボタンを押して、ボイスを選ぶ鍵盤パートのランプを点灯さ せます。 1-1 1-2 カテゴリーボタン 1-2 ボイスのカテゴリーボタンの1つを押して、ボイス選択画面を表示させます。 NOTE • ボイスのカテゴリーボタンの1つを押したまま、別のカテゴリーボタンを押すと、最初に押したボタンに対応したボイスをメインパート に、あとに押したボタンに対応したボイスをレイヤーパートに設定できます。 • 同じカテゴリーボタンを続けて押すと、サブカテゴリーを変更できます。 2 画面をタッチしてボイスを選びます。 NOTE 「その他」のタブには、XGボイスなどが入っています。選び方について詳しくは、ウェブサイト(2ページ)上のリファレンスマニュアルの 「ボイス設定」をご覧ください。 ボイスの特徴がわかる演奏を聞く (デモ)をタッチすると、選ばれているボイスのデモ演奏がスタートします。デモ演奏を止めるに は、もう一度 (デモ)をタッチします。 (情報)をタッチすると、選ばれているボイスの情報画面が表示されます(情報画面がないボイスも
ボイスの特徴 ボイス選択画面の各ボイス名の左側にボイスの特徴を表わすアイコンが 表示されます。ここでは一部のみ説明します。詳しくはウェブサイト (2ページ)上のリファレンスマニュアルの「ボイス設定」をご覧ください。 • : VRMボイス(49ページ) アコースティックピアノの弦共鳴音をよりリアルに再現できるボイスです。 • / : スーパーアーティキュレーション(S.Art、S.
鍵盤から指を離してもレフトパートのボイスを鳴らしたままにする(レフトホールド) 「レフトホールド」をオンにして、レフトパートの演奏をすると、鍵盤から指を離しても、レフトパートのボイ スを鳴らしたままにできます([メニュー ] → [鍵盤] → レフトホールド)。ストリングスのように減衰しないボイ スを鳴り続けるようにしたり、ピアノのように減衰するボイスをより遅く減衰するように(サステインペダルを 踏んだように)できます。 レフトホールドをオンにすると、ホーム画面中央の鍵盤イラストの左側にHマークが表示されます。 スプリットポイントを設定する 鍵盤の機能を左右で分割するポイントをスプリットポイント といいます。レフトパートとメインパートの領域を分ける レフトスプリットポイントと、スタイル再生用のコード鍵域 (54ページ)を指定するスタイルスプリットポイントがありま す。この2つは初期設定では同じ鍵盤位置(F♯2)になってい ますが、違う位置に設定することもできます。 レフトスプリットポイント レフトパート コード鍵域 NOTE スプリットポイント/フィンガリング 画面を表示させます: [メニュー ]
ピアノ演奏に適した設定に戻す(ピアノリセット) 楽器がどんな設定になっていても、簡単にピアノ演奏に適した設定に戻すこと(ピアノリセット)ができます。 ピアノリセットすると、全鍵域でCFXグランドのボイスで演奏できます。 NOTE ピアノルーム画面(40ページ)やピアノロック画面(下記)が表示されているときは、この機能は使えません。 1 [ピアノルーム]ボタンを2秒以上押し続けます。 画面にメッセージが表示されます。 2 [リセット]をタッチすると、ピアノ演奏に適した設定に戻ります。 ピアノ演奏に適した設定で固定する(ピアノロック) 1 3 い ろ い ろ な 楽 器 音 で 演 奏 す る︵ ボ イ ス ︶ 楽器がどんな設定になっていても、簡単にピアノ演奏に適した設定で固定(ピアノロック)できます。ピアノロッ クすると、どのボタンを押しても設定が切り替わらず、鍵盤とペダル操作、[音量]ダイアルでの音量調節以外は できなくなります。たとえば、演奏会でピアノ演奏をしているときに誤って別の音を鳴らしてしまう、などの ハプニングを防げます。 [ピアノルーム]ボタンを2秒以上押し続けます。 画面にメッ
スーパーアーティキュレーションボイスを使う スーパーアーティキュレーション(S.Art、S.Art2)ボイスでは、鍵盤の弾き方やペダルの踏み方しだいで、演奏 に繊細な表情を付けることができます。スーパーアーティキュレーションボイスでは、ボイス選択画面やホーム 画面のボイス名のところに[S.Art]/[S.Art2]のアイコンが表示されます。ホーム画面で、このアイコンをタッチ すると、情報画面が表示され、ボイスごとの特徴を引き出す奏法などを確認できます。 ■ S.Artボイス S.Artボイスでは、それぞれの楽器独特の奏法をよりリアルに再現できます。 ・例:サックス ドとレの音をレガートで弾くと、2つの音が滑らかにつながって、サックス奏者 が一息で演奏したときのように聞こえます。 ・例:ギター ドとミの音をレガートで強めに弾くと、スライド音が鳴ります。 ■ S.
オリジナルのオルガンボイスを作る(オルガンフルート) プリセットのオルガンフルートボイスを編集して、オリジナルのオルガンサウンドを作れます。伝統的なオルガ ンのように、複数のフルートフッテージ(音栓に相当するボリューム)のレベルを上げ下げして音を作ります。 作ったボイスは保存して、必要なときに呼び出して使えます。 NOTE フッテージとは、異なる長さのパイプによって音作りが行なわれる伝統的なパイプオルガンの音作りを参考に付けられた用語です。パイプが長いほどピッチ が低くなります。 オルガンフルートボイスには、3つのタイプがあり、タイプごとに実際の楽器のような見た目を再現した画面が 用意されています。フッテージレバーやタブ、スイッチなどを直感的に操作してサウンドを調節できます。 ビンテージ ユーロ ホーム 3 い ろ い ろ な 楽 器 音 で 演 奏 す る︵ ボ イ ス ︶ • ビンテージ: アメリカンビンテージのジャズオルガンやロックオルガンのサウンドです。 • ユーロ: 象徴的なロータリーサウンドを収録したヨーロッパのポップオルガンです。 • ホーム: ポピュラー音楽に適した70年代や80年代
1 音量 オルガンフルート全体の音量を調節します。 2 ロータリー /トレモロ* ロータリースピーカーの速度(速い/遅い)を切り替えます。エフェクトタイプ名に Rotaryが付いたエフェクトがかかっている場合のみ設定できます。 3 ビブラート* ビブラートをオン/オフしたり、深さや速さを調節します。 4 レスポンス 音のアタックとリリースの反応時間を調節します。 5 アタック アタックのモード(First/Each)を切り替えたり、アタック音の長さを調節します。 「*」印が付いている項目は、ビンテージまたはホームタイプのみ設定できます。 NOTE エフェクトやEQ (イコライザー )の設定をすることもできます。詳しくはウェブサイト(2ページ)上のリファレンスマニュアルの「ボイスエ ディット」をご覧ください。 4 (保存)をタッチして、作ったオルガンボイスを保存します。 保存の手順については、28ページをご覧ください。 注記 設定を保存せずにほかのボイスに切り替えると、ここでの設定は失われます。ご注意ください。 NOTE ボイスを選んでから、[メニュー ] → [ボイスエディット]でボ
4 リズムや自動伴奏に合わせて演奏する(スタイル) スタイルを使えば、左手でコードを押さえるだけでコードに合った伴奏を自動で鳴らせます。これにより、一人 で演奏しても、バンドやオーケストラの伴奏を付けられます。ポップス、ジャズなどいろいろな音楽ジャンルの スタイルがあります。 スタイルに合わせて演奏する まずは、下記の楽譜を使って、スタイル機能を試してみましょう。スタイルの使い方がわかったら、いろいろな スタイルを使って自由に演奏してみてください。 メリーさんのひつじ(スタイル: カントリー 8ビート2) C C G C 4 C F G C リ ズ ム や 自 動 伴 奏 に 合 わ せ て 演 奏 す る︵ ス タ イ ル ︶ C エンディング NOTE この楽譜と以降の説明は、フィンガリングタイプ(60ページ)が、初期設定のマルチフィンガー、またはシングルフィンガーでの演奏を想定しています。 1 ホーム画面のスタイルエリアでスタイル名をタッチしてスタイル選択画面を表示させます。 1 CVP-809/CVP-805 取扱説明書 53
2 画面をタッチしてスタイルを選びます。 この楽譜では、[カントリー &ブルース]カテゴリーの[モダンカントリー ]をタッチし、[カントリー 8ビート2]を選びます。 スタイルのカテゴリーは、スタイルボタンを押して選ぶこともできます。 NOTE 同じスタイルボタンを続けて押すとサブカテゴリーを変更できます。 3 [スタイルオン/オフ]ボタンがオンになっていることを確認します。 [スタイルオン/オフ]ボタンがオンの場合、鍵盤の左手側(低音鍵域)が、スタイル再生用のコードを 押さえるための鍵域(コード鍵域)になります。 コード鍵域 スプリットポイントF♯2 ― 初期設定 NOTE • スプリットポイントは変更できます(48ページ)。 • 初期設定では、コード鍵域は鍵盤の左手側ですが、右手側に変更することもできます(61ページ)。 • [スタイルオン/オフ]ボタンがオフの場合は、スタイルのリズムパートのみ鳴ります。自動伴奏は鳴りません。 4 ホーム画面のスタイルエリアで左上の[◀]をタッチして拡張表示させ、[ ト)をタッチして、シンクロスタートをオンにします。 ](シンクロスター 4 6 以降、
スタイルの特徴 スタイル選択画面の各スタイル名の左側に、特徴を表わすアイコン(Pro、 Sessionなど)が表示されます。詳しくは、ウェブサイト(2ページ)上の リファレンスマニュアルの「スタイル設定」をご覧ください。 スタイルは通常、リズムやベースなど8つのパート(チャンネル)で構成されています。チャンネルごとにオン/オ フしたりボイスを変えたりして、スタイルの雰囲気を変えることができます(93ページ)。 スタイルの互換性 この楽器のスタイルは、SFF GEフォーマット(9ページ)で作成されています。一般的なSFFファイルを読み込むこともできますが、読み込んだSFFファイル をこの楽器上で保存すると、SFF GEフォーマットに変換されます。SFF GEフォーマットに変換されたスタイルファイルは、SFF GE対応の楽器上でしか再 生できなくなります。 スタイル再生を操作する スタイル再生は、ホーム画面のスタイルエリアを拡張表示させて、操作します。また、スタイルコントロール ボタンを使っても同様に操作できます。 NOTE テンポの調節については、35ページをご覧ください。 ホーム画面 スタイルコントロ
再生をスタート/ ストップする ■ [R/J](スタート/ストップ) スタイルのうち、リズムパートだけをスタートします。もう一度押すとストップします。 リズムと自動伴奏を鳴らす([スタイルオン/オフ]ボタン) [スタイルオン/オフ]ボタンをオンにすれば、スタイル再生中にコード鍵域でコードを押さえる と、リズムパートだけでなく自動伴奏も鳴ります。 NOTE • 内蔵のスタイルにはリズムパートが入っていないものもあります。このようなスタイルは、[スタイルオン/オフ]ボタンをオン にしてお楽しみください。 • 初期設定では、電源を入れると、[スタイルオン/オフ]ボタンはオンになります。電源を入れたときの[スタイルオン/オフ]ボタンのオン/オフの状態は、 [メニュー ] → [スタイル設定] → [設定] → [スタイルオン/オフのデフォルト]で設定できます。 ■ [ ](シンクロスタート) このボタンを押すと、スタイル再生が待機状態になります。[スタイルオン/オフ]ボタンが オンのときは、コード鍵域を押さえるとスタイル再生がスタートします。[スタイルオン/ オフ]ボタンがオフのときは、どの鍵盤を弾いてもスタイル
演奏中のセクション(伴奏パターン)を切り替える 演奏を盛り上げるために、同じスタイルの中で伴奏パターンを切り替えたりフィルインを入れたりできます。 ■ メイン[A]〜[D] 曲のメイン部分の伴奏パターンです。数小節の伴奏パターンがくり返し演奏されます。各内蔵スタイルに、4つ のパターンがあります。スタイル再生中に、メイン[A]〜[D]のいずれかを押すと、セクションが切り替わりま す。また、スタイル停止中に、メイン[A]〜[D]のいずれかを押しておくと、選んだメインでスタイル再生をス タートできます。 再生中のメインのボタンを押すと、フィルインが入ります。 再生中のメインセクションボタン(赤点灯)を押すと...
選んだスタイルに合うパネル設定を呼び出す(ワンタッチセッティング=OTS) 選んだスタイルに合ったパネル設定(ボイス、エフェクト、ペダル設定など)をワンタッチで簡単に呼び出せま す。使いたいスタイルが決まっているときは、ボイス選択をワンタッチセッティングに任せてみましょう。 1 スタイルを選びます(53ページ手順1〜2)。 2 ワンタッチセッティング(OTS)[1]〜[4]ボタンのいずれかを押します。 ボイス、エフェクト、およびペダル設定など、選択中のスタイルに最適な設定が呼び出されます。 また、[スタイルオン/オフ]とシンクロスタートは、自動的にオンになります。 ワンタッチセッティングの内容を確認する スタイル選択画面で、 (情報)をタッチすると、選ばれているスタイルで、ワンタッチセッティング の[1]〜[4]ボタンにどんなボイスが入っているかを確認できます。情報画面で、ワンタッチセッティ ング1〜4のいずれかにタッチして、その設定を呼び出すこともできます。 NOTE オフになっているパートのボイス名は、グレー表示されます。 3 左手でコードを押さえると同時にスタイルがスタートします。 1つの
ワンタッチセッティングにパネル設定を登録する 自分で設定した内容をワンタッチセッティングに登録できます。ワンタッチセッティングはスタイルの一部とし てユーザータブに保存し、演奏時にはユーザースタイルとして呼び出します。 1 ワンタッチセッティングを登録したいスタイルを選びます。 2 ボイスやエフェクトなどのパネル設定をします。 3 レジストレーションメモリー [メモリー ]ボタンを押します。 3 4 4 ワンタッチセッティング(OTS)[1]〜[4]ボタンのいずれかを押します。 パネル設定の保存を促すメッセージが表示されます。 5 4 リ ズ ム や 自 動 伴 奏 に 合 わ せ て 演 奏 す る︵ ス タ イ ル ︶ [はい]をタッチして保存先を選ぶ画面(スタイル選択画面)を表示させ、パネル設定をユーザー スタイルとして保存します。 保存の手順については、28ページをご覧ください。 NOTE 保存を中止するときは、[いいえ]をタッチします。 注記 パネル設定を保存せずにスタイルを切り替えたり電源を切ったりすると、登録したデータは失われます。ご注意ください。 CVP-809/
コードの認識方法(フィンガリングタイプ)を変える コードを押さえずに自動伴奏を再生するなど、自分に合ったフィンガリングタイプに変更できます。 1 スプリットポイント/フィンガリング画面を表示させます: [メニュー ] → [スプリットフィンガリング] NOTE スプリットポイント/フィンガリング画面は、ホーム画面にある鍵盤のイラストを長押しして表示させることもできます。 2 2 []/[]をタッチして、フィンガリングタイプを選びます。 シングルフィンガー 簡単なルールに従って鍵盤を1〜3つ押さえるだけで、メジャー、マイナー、 セブンス、マイナーセブンスのコードを認識します。スタイル再生に対してだ け有効です。 C メジャー ルートキーだけ押さえる Cm マイナー ルートキーと、左の黒鍵を押さえる C7 セブンス ルートキーと、左の白鍵を押さえる Cm 7 マイナーセブンス ルートキーと、左の黒鍵と白鍵を押さえる マルチフィンガー 「シングルフィンガー」の押鍵ルールと「フィンガード」の押鍵ルールの両方 が使えます。 フィンガード コードを構成する音をそのまま押すことによって
基本的にはフィンガードと同じですが、鍵盤を2音以下しか押さえなくても、 AIフィンガード 1つ前に弾いたコードなどをもとに適切なコードを推定します。 NOTE ピアノルームでは、コード鍵域を押鍵すると、伴奏音に加え、選択しているピアノ音色の押鍵音も鳴ります。 AIフルキーボード 全鍵域で通常のピアノ両手演奏をするだけで、コードを押さえなくても自動伴 奏が再生されます。特定のコードの弾き方にとらわれず、鍵盤のどこで演奏し てもリズム、ベース、コードやフレーズによる自動伴奏がつきます。(曲のア レンジによっては、AIフルキーボードでの演奏に合わない場合もあります。) 基本的にはフルキーボードと似ていますが、鍵盤を2音以下しか押さえなくても、 1つ前に再生されたコードなどをもとに適切なコードを推定します。ただし、 9thと11thと13thは認識されません。スタイル再生に対してだけ有効です。 NOTE コード検出エリア(下記)が「アッパー」に設定されている場合は、フィンガリングタイプは「フィンガード*」以外に変更できません。基本 的に「フィンガード」と同じですが、「1+5」 「1+8」「cancel」のコ
5 曲(ソング)を再生して練習する クラビノーバでは、内蔵曲や市販の曲データなどを総称して「ソング」と呼んでいます。単に再生して楽しむだ けでなく、ソングを再生しながら演奏の練習をすることもできます。 この楽器で再生できるソングには、MIDIソングとオーディオソングの2種類があります。 ・MIDIソング 鍵盤を押す/離すといった演奏の動きを記録したデータです。楽譜と同じように、どの鍵盤をどのくらいの強さ でどのタイミングで弾いた、といった演奏情報が記録され、音そのものは記録されません。記録された演奏情報 に基づいて、(クラビノーバなどの)音源部が鳴ることではじめて音になります。鍵盤パートやボイスの情報など も記録されているため、譜面の表示、パートごとのオン/オフ、ボイスの変更ができ、演奏の練習に便利です。 ・オーディオソング 演奏した音そのものを記録したデータです。ボイスレコーダーなどを使って録音するのと同じしくみで記録した ものです。スマートフォンや携帯音楽プレーヤーなどで再生するのと同じように、WAV形式またはMP3形式の データをこの楽器で再生できます。 NOTE ウェブサイト「ヤマハミュージッ
1 ホーム画面でソング名をタッチして、ソング選択画面を表示させます。 2 画面をタッチしてソングを選びます。 プリセットソングは下記のタブから選びます。 • ポピュラー 50選: ポピュラーソングがジャンル別に表示されます。 • クラシック50選:「クラシック名曲50選」(楽譜集)の曲が表示されます。 • レッスン: ピアノの練習曲が表示されます。 自分で録音したソングや市販の曲などは下記のタブから選びます。 ・ :MIDIソングが表示されます。 ・ :オーディオソングが表示されます。 NOTE • ユーザータブ(MIDI)にある「PianoRoom」フォルダーには、ピアノルームで録音した曲が表示されます(44ページ)。 • オーディオソングでは、ソング選択画面やホーム画面で、ソング名の横にあるアイコンからデータ形式を判別できます。MP3形式の場合、 「MP3」と表示されます。WAV形式の場合は表示されません。 5 オーディオソングを選んだ場合、ソング選択画面で 面を表示できます。 3 曲︵ ソ ン グ ︶を 再 生 し て 練 習 す る オーディオソングの情報を表示する をタッチすると曲名
ソング再生を操作する ソング再生は、ホーム画面のソングエリアを拡張表示させて操作します。また、ソングコントロールボタンを 使っても同様に操作できます。 ホーム画面 ソングコントロールボタン ソングコントロール ボタンを2つ同時に押す操作については、画面ではできません。 NOTE • テンポの調節については、MIDIソングは35ページを、オーディオソングは70ページをご覧ください。 • [●](録音)については、71ページをご覧ください。 ■ 一時停止する ソング再生中に[R/K](スタート/一時停止)を押します。一時停止した位置からソングを再生するには、もう一 度[R/K](スタート/一時停止)を押します。 ■ 早戻し/早送りする ソング再生中または停止中に[LL](早戻し)/[RR](早送り)を押します。1度だけ押すと、MIDIソングの場合は 1小節、オーディオソングの場合は1秒だけ早戻し/早送りします。押し続けると手を離すまで早戻し/早送りし 続けます。 [LL](早戻し)/[RR](早送り)を押すと、ソング再生位置を示すポップアップ画面が表示されます。 MIDI ソングの場合 オーディオソン
■ MIDIソングを演奏と同時にスタートする (シンクロスタート) MIDIソングを選んでから、ソングコントロール[J](ストップ)ボタン を押したまま[R/K](スタート/一時停止)ボタンを押して鍵盤を弾く と、鍵盤を弾くと同時にソング再生がスタートします。シンクロス タートを解除するときは、もう一度同じ操作をします。 NOTE ホーム画面のソングエリア(拡張表示)で、[R/K](スタート/一時停止)を長押しすることにより、シンクロスタートさせることもできます。 譜面を表示する MIDI オーディオ 選んだソングの譜面(楽譜)を表示させます。譜面を見ながら演奏の練習をする場合に便利です。 1 MIDIソングを選びます(63ページ手順1〜2)。 2 譜面を表示させます: [メニュー ] → [譜面] ソングの停止中は、[]/[]をタッチしてページをめくれます。ソングを再生すると、ソングの再 生に合わせて、譜面上のボールが再生位置を移動します。 5 曲︵ ソ ン グ ︶を 再 生 し て 練 習 す る ページ切り替え 表示設定の変更 NOTE • 譜面は、自分で録音したソングや市販の
歌詞を表示する MIDI オーディオ ソングに歌詞データが入っている場合(オーディオソングはMP3形式のみ)、画面上に歌詞を表示できます。弾き語 りやカラオケをするときに便利です。 1 ソングを選びます(63ページ手順1〜2)。 2 歌詞画面を表示させます: [メニュー ] → [歌詞] ソングに歌詞データが入っていれば、歌詞が画面上に表示されます。ソングの停止中は、[]/[] をタッチしてページをめくれます。ソング再生を始めると、再生に合わせて歌詞の色が変わります。 ページ切り替え NOTE 歌詞画面をテレビなどの外部モニターに映すことができます(104ページ)。 歌詞画面について詳しくは、ウェブサイト(2ページ)上のリファレンスマニュアルをご覧ください。 テキストファイルを表示する ソングを選んでいる/いないにかかわらず、コンピューターで作成したテキストファイル(拡張子.
1 2 MIDIソングを選び、譜面を表示させます(65ページ)。 (再生設定)をタッチして、再生設定画面を表示させます。 243 NOTE 再生設定は、ホーム画面や歌詞画面からもできます。 3 [ガイド]をタッチしてガイド機能をオンにします。 4 [右手]をタッチして右手パートだけをオフにします。 右手パートが消音され、右手パートのガイドが用意されます。 NOTE 5 5 曲︵ ソ ン グ ︶を 再 生 し て 練 習 す る MIDIソングは、16のチャンネルから構成されていて、初期設定では[右手]にチャンネル1、[左手]にチャンネル2、[その他]にチャンネル3 〜16が割り当てられています。[右手]、[左手]への割り当てをほかのチャンネルに変更することもできます([メニュー ] → [ソング設定] → [各パートのCh])。また、ミキサー機能を使って、チャンネルごとにオン/オフすることもできます(93ページ)。 ソングコントロール[R/K](スタート/一時停止)ボタンを押して、ソングをスタートさせま す。 鍵盤ガイドランプを見ながら、自分のペースで右手の練習をしましょう。正しい鍵盤を弾
くり返し再生する MIDI オーディオ 難しいフレーズを練習するときは、くり返し再生すると便利です。くり返し再生のオン/オフはホーム画面の ソングエリア(拡張表示)で操作します。 NOTE MIDIソングでは、譜面画面や歌詞画面から再生設定画面を呼び出し(66ページ)、画面上のタッチ操作でも、くり返し再生を操作できます。 1曲をくり返し再生する (ABリピート)をオンにしてからソングを再生すると、1曲をくり返して再生します。くり返し再生をやめ るには、 (ABリピート)をオフにします。 指定した範囲をくり返し再生する(ABリピート) 1 ソングを選びます(63ページ手順1〜2)。 2 [R/K](スタート/一時停止)をタッチして、ソングの再生をスタートします。 3 くり返し位置を指定します。 くり返し再生の開始位置(A点)にしたい所で (ABリピート)をオンにします。くり返し再生の終 了位置(B点)にしたい所で、もう一度 (ABリピート)をタッチします。A点とB点を指定すると、 その範囲がくり返し再生されます。MIDIソングの場合は、A点の前にカウントが入ります。 曲の開始 A B
ソングの停止中にA点とB点を指定する 1. A点にしたい所までソングを早送りして (ABリピート)をオンにします。 2.
再生速度を調節する(タイムストレッチ) MIDI オーディオ MIDIソングのテンポ調節(35ページ)のように、USBフラッシュメモリーにある オーディオソングの再生速度を調節できます。 オーディオソングを選んでから、ホーム画面のソングエリアで (タイムスト レッチ)をタッチします。設定画面が表示されたら、[L]/[R]をタッチして設定値 (70%〜160%)を選びます。値が小さいほど速度が遅くなります。 NOTE サンプルレートが48.
6 演奏を録音する この楽器では、下記2通りの方式で録音できます。用途に合った方式で演奏を録音してみましょう。 • MIDI録音 録音した演奏をSMF(フォーマット0)のMIDIソング(62ページ)として、楽器のユーザーメモリーまたはUSBフ ラッシュメモリーに保存します。オーディオソングよりデータ容量が小さく、編集しやすいのが特長です。鍵盤 パートごとに録音したり、録音後に部分的に録音し直したりできます。MIDI録音で作られたソングは、あとで オーディオファイルに変換(78ページ)できるので、難しい曲をオーディオ録音したい場合などは、まずMIDI録音 でパートごとに録音すると便利です。この楽器で録音できるMIDIデータのサイズは、1曲につき約3MBまでです。 • オーディオ録音 録音した演奏をオーディオソング(62ページ)として楽器のユーザーメモリーまたはUSBフラッシュメモリーに保 存します。初期設定では、一般的なCD音質(44.
NOTE • ソングコントロール[I](録音)ボタンを押して、ソング録音画面を表示させることもできます。以降、ホーム画面のソングエリアでの操作 は、ソングコントロールボタン(64ページ)を使って行なうこともできます。 • ソング録音画面に表示される内容は、パネル設定により異なります。 3 [新規MIDI](新規MIDI録音の場合)または[新規Audio](新規オーディオ録音の場合)をタッチ して選択します。 3 4 録音を中止するときは、[キャンセル]をタッチするか、ソングコントロール[I](録音)ボタンを押し ます。 NOTE [上書きMIDI]は録音開始前にMIDIソングを選択していた場合のみ、表示されます。 4 録音をスタートします。 MIDI録音の場合は、演奏を開始するか[録音スタート]をタッチすると録音がスタートします。 オーディオ録音の場合は、[録音スタート]をタッチすると録音がスタートします。 ソングコントロール[R/K](スタート/一時停止)ボタンを押して録音をスタートすることもできま す。 NOTE MIDI録音では、鍵盤の各パート(チャンネル)を個別に録音できます(76ページ)。
8 録音した演奏を保存します。 ■ MIDI録音の場合 録音後、ホーム画面のソングエリアに (保存)が表示されます。これは保存されていない録音済 みのデータがあることを示しています。 注記 録音したMIDIソングを保存せずにソングを切り替えたり電源を切ったりすると、録音したデータは失われます。オート パワーオフ機能(16ページ)により電源が切れた場合も同様です。ご注意ください。 8-1 ホーム画面のソングエリアで (保存)をタッチします。 保存先の選択画面が表示されます。 8-2 28ページの手順2〜5に従って、録音データをファイルとして保存します。 MIDIソングは (ユーザー MIDIソングタブ)に保存します。 ■ オーディオ録音の場合 録音と同時に、自動的に保存されるため、保存の操作は必要ありません。録音したオーディオソン グは、ソング選択画面の (ユーザーオーディオソングタブ)に表示されます。必要に応じ て、ファイル名を変更してください(29ページ)。 既存のMIDIソングを部分的に録音し直す MIDIソングは、録音済みのソングを部分的に録音し直すことができます。詳しくは、ウェブサ
3 先に録音するパートを指定します。 右手演奏を録音する場合は、[右手]をタッチして、「メイン」と「レイヤー」を[録音]に、それ以外 を[オフ]にします。 スタイル演奏を録音する場合は、[鍵盤すべて]または[スタイルすべて]をタッチして、すべてのスタ イルパートを[録音]に、すべての鍵盤パートを[オフ]にします。 右手演奏を録音する場合 スタイル演奏を録音する場合 NOTE [鍵盤すべて]/[スタイルすべて]/[右手]/[左手]ボタンについて詳しくは、77ページをご覧ください。 4 右手演奏またはスタイル演奏を録音します。 演奏を始めると同時に自動的に録音がスタートします。[録音スタート]をタッチするか、ソングコ ントロール[R/K](スタート/一時停止)ボタンを押して録音をスタートすることもできます。 5 演奏が終わったら、ホーム画面で[J](ストップ)をタッチして、録音を終わります。 5 6 6 [R/K](スタート/一時停止)をタッチして、録音した演奏を再生して聞いてみましょう。 以上で右手演奏またはスタイル演奏の録音は終わりです。次に左手演奏またはメロディー演奏を録 音します。
7 ソング録音画面を表示させ、[上書きMIDI]が選ばれていることを確認します。 8 次に録音するパートを指定します。 左手演奏を録音する場合は、[左手]をタッチして、「レフト」を[録音]に、それ以外を[オフ]にしま す。 メロディー演奏を録音する場合は、[鍵盤すべて]または[スタイルすべて]をタッチして、録音したい 鍵盤パートを[録音]に、すべてのスタイルパートを[オフ]にします。 左手演奏を録音する場合 メロディー演奏を録音する場合 6 演奏を録音する 注記 録音済みのパート(チャンネル)を指定して録音すると、録音されていたデータは上書きされ失われます。 NOTE • ホーム画面でレフトパートをオフにしている場合は、ここで[左手]をタッチすると、 「メイン」と「レイヤー」がオンになります。この状 態で録音すると、手順3〜5で録音したときと同じボイスで、異なるチャンネルに録音されます(77ページ)。 • 録音を中止するときは、次の手順へ進む前に、[キャンセル]をタッチするか、ソングコントロール[●](録音)ボタンを押します。 9 左手演奏またはメロディー演奏を録音します。 演奏を始めると同
パート(チャンネル)ごとに録音する(MIDI録音) MIDIソングは16のチャンネルで構成されていて、通常、チャンネル1〜3に鍵盤パートが、チャンネル9〜16 にリズムやベースなどのスタイルパートが割り当てられています。MIDI録音では、パートごとに録音先チャン ネルを自由に指定して、1パートずつ録音を重ねることにより、1曲を作り上げることができます。 1 演奏に必要な設定をしてから、ソング録音画面を表示させます(71ページ手順1〜2)。 録音済みのMIDIソングに追加録音する場合は、ソング録音画面を表示させる前に、MIDIソングを 選んでおきます。 2 新規で録音をする場合は、[新規MIDI]をタッチします。選択中のMIDIソングに追加録音する 場合は、[上書きMIDI]が選択されていることを確認します。 2 3 3 「チャンネル」の左側にある[R]をタッチします。 4 録音するパートと録音先のチャンネルを指定します。 4-1 録音するパートは「録音」に、録音しないパートは「オフ」にします。 4-2「録音」の下のチャンネル番号にタッチして、1〜16のどのチャンネルに録音するか指定しま す
画面左下の[鍵盤すべて]/[スタイルすべて]/[右手]/[左手]のいずれかを選んで指定することもできま す。 • [鍵盤すべて]: 鍵盤パート(メイン、レフト、レイヤー )すべての「録音」/「オフ」を一度に切り 替えます。 • [スタイルすべて]: スタイルパートすべての「録音」/「オフ」を一度に切り替えます。 • [右手]: 右手の演奏のみを録音したいときに選びます。メインパートとレイヤーパートが、チャン ネル1と3にそれぞれ録音されます • [左手]: 左手の演奏のみを録音したいときに選びます。レフトパートがチャンネル2に録音されま す。レフトパートがオフの場合は、メインパートとレイヤーパートが、チャンネル2と4にそれぞ れ録音されます。 5 演奏しましょう。 演奏を始めると同時に自動的に録音がスタートします。手順4で指定したパートを演奏してくださ い。[録音スタート]をタッチするか、ソングコントロール[R/K](スタート/一時停止)ボタンを押し て、録音をスタートすることもできます。 6 演奏が終わったら、ホーム画面で[■](ストップ)をタッチして、録音を終わります。 6 演奏を録音する 6
MIDIソングをオーディオソングに変換する ユーザーメモリーやUSBフラッシュメモリーに保存したMIDIソングを、オーディオソングに変換できます。変 換されたソングは、USBフラッシュメモリーが接続されている場合はUSBフラッシュメモリーに、接続されて いない場合はユーザーメモリーに保存されます。MIDIソングを再生してその音声をオーディオソングとして録 音し直すしくみのため、オーディオ録音の場合(71ページ)と同様に、初期設定では、WAV形式のファイルとし て保存されます。 NOTE USBフラッシュメモリーを使う前に、必ず「USB機器を接続する」(95ページ)をお読みください。 1 ソング選択画面で、オーディオ変換したいMIDIソングがある画面を表示させます。 2 [ファイル]をタッチして、ファイル管理アイコンを表示させます。 3 2 3 4 オーディオ変換したいMIDIソングにチェックマークを付けます。 NOTE オーディオ変換することができるのは1曲ずつです。 4 5 (オーディオ変換)をタッチし、保存先の選択画面を表示させます。 変換後のファイルの保存先を選びます。 (フォルダ
7 マイクを使って歌声にハーモニーを付ける [MIC/LINE IN]端子にマイクを接続すると、弾き語りやカラオケをして楽しめます。マイクから入力された音声 は、楽器本体のスピーカーから鳴ります。また、歌声にさまざまなハーモニーを付けることもできます。 マイクを接続する 1 2 楽器の電源を入れる前に、[INPUT VOLUME] を最小にします。 [MIC/LINE IN]端子にマイクを接続します。 NOTE 23 マイクはダイナミックマイクロフォンをお使いください。 3 [MIC/LINE]切り替えスイッチをMIC側に 切り替えます。 モノラル標準フォーン プラグ(6.
歌声にハーモニーを付ける(ボーカルハーモニー ) ボーカルハーモニー機能を使うことで、マイクに入力された歌声にハーモニーを付けることができます。 1 マイクを楽器に接続します(79ページ)。 2 ボーカルハーモニー画面を表示させます: [メニュー ] → [ボーカルハーモニー ] 4 ボーカルハーモニー名 モード 3 6-1 (モードが「ボコーダー」または「ボコーダーモノ」の場合) NOTE 上に示した画面は、モードを「ボコーダー」または「ボコーダーモノ」に設定した場合の画面です。モードを「コーダル」に設定した場合は 異なります。 3 ハーモニーが「オン」になっていることを確認します。 4 ボーカルハーモニー名をタッチして、ボーカルハーモニー選択画面を表示させます。 5 ボーカルハーモニータイプを選びます。 ボーカルハーモニーには、下記3つのモードがあり、ボーカルハーモニーを選ぶと自動的にモード が選ばれます。 モード コーダル コード鍵域で弾いたコード([スタイルオン/オフ]ボタンがオンの場合)または左 手鍵域で弾いたコード([スタイルオン/オフ]ボタンがオフでレフトパートがオ
6 選んだボーカルハーモニーのモードによって、次のように操作します。 ■ モードが「コーダル」の場合: 6-1 [スタイルオン/オフ]ボタンがオンになっていることを確認します。 6-2 スタイルを再生するか、コードデータの入ったソングを再生して、 マイクに向かって歌います。 コード情報に従って、歌声にハーモニーが付きます。 ■ モードが「ボコーダー」または「ボコーダーモノ」の場合: 6-1 必要に応じて、鍵盤の設定(オフ、アッパー、ロワー )を変更します。 アッパーでは右側の鍵盤を、ロワーでは左側の鍵盤を弾いてボコーダーをコントロールします。 オフを選ぶと、鍵盤演奏によるボコーダーのコントロールは行ないません。 6-2 鍵盤でメロディーを弾くか、ソングを再生して、マイクに向かって歌います。 鍵盤演奏音やソングのノートデータのピッチで、ボコーダーが機能します。 カラオケをするのに便利な機能 • 歌詞を表示する(66ページ) • 音の高さを調整する(37、69ページ) • ボーカルパートを消音する(70ページ) マイクを使ってトークする コンサートで、歌と歌の合間にトークを入れたい場合など
8 パネル設定を登録する/呼び出す (レジストレーションメモリー /プレイリスト) レジストレーションメモリーは、ボイスやスタイルなどのパネル設定をボタンに登録(保存)しておくことで、 演奏中にワンタッチでその設定を呼び出せる機能です。レジストレーションメモリーのデータが多くなったら、 プレイリストを使うことで、演奏する曲ごとに、必要なレジストレーションメモリーをすぐに呼び出せます。 ■ レジストレーションメモリー (83ページ) あとで呼び出したいパネル設定をレジストレーションメモリー [1]〜[8]ボタンに登録します。各ボタンに登録 した8個のパネル設定は、まとめて1つのバンク(ファイル)として保存できます。バンクを選んでおけば、演奏 中にレジストレーションメモリーボタンを押すだけで、登録した設定を呼び出せます。 保存 バンク01 呼び出し レジストレーション バンクファイル 1つのボタンにパネル設定をまとめて保存 ■ プレイリスト(87ページ) プレイリストとは、演奏する曲ごとに、どのレジストレーションバンクファイルを呼び出すか(バンクファイル への関連付け情報=リンク)を登録した曲目リス
レジストレーションメモリーにパネル設定を登録する/登録したパネル設定 を呼び出す パネル設定を登録する 1 ボイスやスタイルなどのパネル設定を、登録したい状態にします。 レジストレーションメモリーで登録できる内容ついて詳しくは、ウェブサイト(2ページ)上のデータ リスト「パラメーターチャート」をご覧ください。 2 レジストレーションメモリー [メモリー ]ボタンを押して、レジストレーションメモリー画面 を表示させます。 画面左下にある[]をタッチすると、登録できる項目 のリストが表示されます。登録したい項目に タッチしてチェックマークを付けてから、手順3に進みます。 3 レジストレーションメモリー [1]〜[8]ボタンのうち、パネル設定を登録したいボタンを押し ます。 パネル設定が登録されると、ランプが赤に点灯します。 ) 注記 ランプが消灯しているボタンに登録することをおすすめします。ランプが点灯しているボタンには、すでにパネル設定が 登録されています。ランプが点灯しているボタンにパネル設定を登録すると、そのボタンに登録されていたデータは消 え、新しい設定に書き換わります。 パネル設定
登録したパネル設定をバンクファイルとして保存する レジストレーションメモリーの8個のボタンに登録したパネル設定をまとめて1つのバンク(ファイル)として 保存します。 1 ホーム画面の右上の角にある[]をタッチしてレジストレーションエリアを表示させ、レジス トレーションエリアをタッチして、レジストレーションバンク選択画面を表示させます。 1 2 NOTE レジストレーションメモリーのバンクは、CVP-809/CVP-805で互換性があります。ただし、それぞれの楽器の仕様などにより、完全な 互換性が実現できない場合があります。 レジストレーションバンク選択画面は、レジストレーションバンク[−]と[+]ボタンを同時に押して 表示させることもできます。 2 (保存)をタッチして、バンクを保存します。 保存の手順については、28ページをご覧ください。 NOTE プレイリストのレコードとして登録されているレジストレーションバンクファイルの名前を変更したり、移動や削除をすると、プレイリスト で読み込みができなくなります。 登録したパネル設定を呼び出す バンクファイルとして保存したレジストレーションメモリー
レジストレーションメモリーに登録された内容を確認する レジストレーションメモリー [1]〜[8]ボタンに、どんなボイス/スタイルが登録されているかを確認できます。 1 レジストレーションバンク選択画面を表示させ、目的のバンクを選びます。 2 (情報)をタッチして、レジストレーションバンク情報画面を表示させます。 レジストレーションバンク情報画面には、ボイスの内容を確認する画面と、スタイルの内容を確認 する画面があります。画面を切り替えるには、[R]/[L]をタッチします。 ページ切り替え オフになっているパートのボイス名は、グレーで表示されます。 レジストレーション番号を選んで、下記のアイコンをタッチすると編集できます。 • :名前を変更します。 • :データを削除します。 • :タグを付けたり、編集したりします(86ページ)。 レジストレーションバンクファイルの検索結果を絞り込む パネル設定を登録する/呼び出す レ ( ジストレーションメモリー/プレイリスト NOTE ) レジストレーションバンク選択画面では、ファイル検索(32ページ)時に、条件を追加することで検索結果を絞
2 検索条件を入力します。 3 • タグ: タグ(86ページ)を入力するか、[既存のタグリスト]をタッチして、タグを選びます。複数の タグを入力するには、スペース(空白)で区切って入力します。 • ソング: ソング名を入力します。 • スタイル: スタイル名を入力します。 • スタイルテンポ: スタイルのテンポの範囲を入力します。 検索条件を個別に消去するにはそれぞれの[消去]をタッチします。すべて消去するには[すべて消去] をタッチします。 3 (フィルター )をタッチすると、検索結果が表示されます。 レジストレーションバンクファイルに検索用のタグを付ける レジストレーションメモリーにタグ(目印となる情報)を付けることで、レジストレーションバンクファイルの検 索時に、目的のファイルが見つけやすくなります。 1 レジストレーションバンク情報画面(85ページ)で、 示させます。 (タグ)をタッチしてタグ編集画面を表 3 既存のタグリスト 2 2 [新規タグ]をタッチして文字入力画面を表示させ、好きな文字列を入力します。 すでにほかのバンクファイルにタグが付けられている場合は、既存のタグ
プレイリストを使ってパネル設定を管理する 数多くあるレジストレーションメモリーバンクファイルから、演奏する曲ごとに必要な設定のみを選んでリスト にしておくことで、発表会など複数の曲を続けて演奏する場合に、リストからすぐに設定を呼び出せて便利で す。 プレイリストにレコード(バンクファイルへのリンク)を追加する 曲ごとにどのレジストレーションバンクファイルを呼び出すか(レコード)を登録します。 1 プレイリスト画面を表示させます: [メニュー ] → [プレイリスト] 前回使ったプレイリストファイルが表示されます。初めて使う場合はプレイリストのサンプルが表 示されます。 5 2 4 新しいプレイリストを作りたい場合は、 3 プレイリストにレコードを追加します。 (新規)をタッチします。 ) 2 パネル設定を登録する/呼び出す レ ( ジストレーションメモリー/プレイリスト 3 ■ レジストレーションバンク選択画面からレコードを選ぶ場合 3-1 [リスト]をタッチして、レジストレーションバンク選択画面を表示させます。 3-2 プレイリストのレコードとして登録したいバンクを選びま
4 必要に応じて、レコードを編集します。 プレイリストにレジストレーションバンクファイルを登録するだけでなく、特定のレジストレー ションメモリー番号を呼び出すなどの設定をすることもできます。 4-1 [編集]をタッチして、レコード編集画面を表示させます。 レコード名 このレコードを選択する ことによって呼び出され るレジストレーション バンクファイルがある フォルダー (パス) 4-2 レコードを編集します。 (レコード名) [リネーム]をタッチして文字入力画面を表示させ、レコード名を編集します。 アクション レコードを選んでバンクを呼び出したときに、どのような状態になるかを設定 します。 • レジストレーションメモリー呼び出し: ここで選んだレジストレーションメ モリー番号の設定が呼び出されます。選ばれていなければ、呼び出されませ ん。 • 表示: ここで選んだ譜面、歌詞、またはテキスト画面が表示されます。選ば れていなければ、表示されません。 NOTE この設定は、プレイリスト画面で、レコード名の右側に表示されます。 4-3 5 [閉じる]をタッチして、レコード編集画面を閉じます
プレイリストを使ってパネル設定を呼び出す 1 プレイリスト画面を表示させます: [メニュー ] → [プレイリスト] 2 4 4 レコード読み込み時に呼び出される レジストレーションメモリー番号 レコード読み込み後に表示される画面 プレイリスト名をタッチして、プレイリスト選択画面を表示させます。 3 呼び出したいプレイリストを選びます。 4 プレイリスト画面で、呼び出したいレコードを選び、[読み込み]をタッチします。 プレイリストのレコードとして登録されたレジストレーションメモリーが呼び出され、指定した アクション(88ページ)が実行されます。レコード名を2回続けてタッチすることでそのレコードを 読み込むこともできます。 [情報]をタッチすると、選ばれているレコードのレジストレーションバンク情報画面(85ページ)を 表示できます。 パネル設定を登録する/呼び出す レ ( ジストレーションメモリー/プレイリスト 2 ) レジストレーションメモリーに登録済みのパネル設定のうち、呼び出したくない項目を指 定する 画面右上の (フリーズ)をタッチすると、レジストレーションフリーズ画面が
プレイリストのレコードを削除する 1 プレイリスト画面で、削除したいレコードをタッチします。 2 [削除]をタッチします。 確認のメッセージが表示されます。キャンセルしたい場合は、ここで[いいえ]をタッチします。 3 4 [はい]をタッチして、レコードを削除します。 (保存)をタッチして、編集したプレイリストを保存します。 ほかのプレイリストの内容を追加する 選択中のプレイリストに、別のプレイリストの内容を足すことができます。 1 2 プレイリスト画面で[プレイリストを追加]をタッチして、プレイリストの選択画面を表示させ ます。 追加したいプレイリストを選びます。 確認のメッセージが表示されます。キャンセルしたい場合は、ここで[いいえ]をタッチします。 3 [はい]をタッチして、レコードを追加します。 選んだプレイリストのレコードすべてが、現在のプレイリストの最後に追加されます。 4 90 (保存)をタッチして、レコードを追加したプレイリストを保存します。 CVP-809/CVP-805 取扱説明書
9 音量バランスや音色などを調節する(ミキサー ) ミキサーとは、複数の音声信号をまとめて、音声バランスやステレオ定位、エフェクトのかかり具合などを調節 する装置です。クラビノーバにはミキサーの機能が内蔵されているので、鍵盤パート間やソング/スタイルチャ ンネルごとの音量バランスや音色調節ができます。ここではミキサーの基本的な操作を説明します。詳しくは ウェブサイト(2ページ)上のリファレンスマニュアルをご覧ください。 ミキサーの基本操作 1 ミキサー画面を表示させます: [メニュー ] → [ミキサー ] 2 音 量 バ ラ ン ス や 音 色 な ど を 調 節 す る︵ ミ キ サ ー ︶ 3 2 バランス調節をしたいパートのタブ(画面)を選びます。 パネル この楽器で演奏できるすべてのパート(ソング、スタイル、マイク入力音、 オーディオ入力音、鍵盤メインパート、鍵盤レイヤーパート、鍵盤レフト パート)間のバランスを調節します。 スタイル スタイルを構成する各パート間のバランスを調節します。 • リズム1、リズム2: スタイルの中心となるリズムパートです。通常、ドラムやパーカ
マスター 3 この画面では、パート間のバランス調整ではなく全体のサウンド(オーディ オソングを除く)の音質を調整します。 設定したい項目があるタブ(画面)を選びます。 ■ 手順2で「マスター」以外のパートを選んだ場合 フィルター 音のハーモニックコンテント(レゾナンス効果)や明るさを調節します。 EQ イコライザーの設定値を編集して、音質や音色を補正します。 エフェクト 各パートにかけるエフェクトの種類を選び、エフェクトをかける深さを設定し ます。 コーラス/リバーブ 各パートにかけるコーラスやリバーブの種類を選び、コーラスやリバーブをか ける深さを設定します。 パン/音量 各パートのパン(ステレオ定位)や音量バランスを調節します。 ■ 手順2で「マスター」を選んだ場合 4 コンプレッサー マスターコンプレッサーのオン/オフをしたり、タイプを選んだり、設定を変 更して保存したりできます。 EQ マスター EQタイプを選んだり、設定を変更して保存したりできます。 各項目の値を調節します。 NOTE 値の表示を長押しすると、初期設定に戻せます。 5 ミキサー画面で行なった
■「オーディオ」画面での設定を保存するには: 「オーディオ」画面での設定は、電源を切っても記憶されているため、保存の操作は必要ありませ ん。 ■「マスター」画面での設定を保存するには: マスターコンプレッサータイプ、マスター EQタイプとして、楽器本体内に保存できます。あとで 呼び出すときは、各画面右上で該当するタイプを選択します。 1.「コンプレッサー」画面または「EQ」画面で、 (保存)をタッチします。 2. マスターコンプレッサーはUser1〜User30、マスター EQはUser1〜User30から保存先を 選び、[保存]をタッチします。 3.
10 ほかの機器と接続して演奏する 注意 外部機器と接続するときは、すべての機器の電源を切ったうえで行なってください。また、電源を入れたり切ったりする前に、必ず機 器のボリュームを最小(0)にしてください。感電、聴覚障害または機器の損傷の原因になります。 注記 外部機器を不安定な場所に置かないでください。外部機器が落下して破損するおそれがあります。 端子パネル 端子パネルの位置については、「各部の名称」(13ページ)でご確認ください。 本体手前(鍵盤側) 本体手前(鍵盤側) 1 本体左側 (低音側) 4 本体右側 (高音側) 2 6 本体左側 (低音側) 7 8 本体右側 (高音側) 3 5 1 [AUX PEDAL]端子 別売のフットスイッチやフットコントローラーを接続します(105ページ)。 2 MIDI端子 シンセサイザーやシーケンサーなどのMIDI機器やコンピューターを接続します(103ページ)。 3 [USB TO HOST]端子 コンピューターやスマートデバイス(スマートフォンやタブレット端末など)と接続します(97、98ページ)。 4 AUX OUT [L/L
USB機器を接続する([USB TO DEVICE]端子) [USB TO DEVICE]端子には、USBフラッシュメモリーやUSBディスプレイアダプター、USB無線LANアダプ ターを接続します。楽器本体で設定した内容や制作したデータをUSBフラッシュメモリーに保存したり(28ペー ジ)、USBディスプレイアダプターを使って外部モニターに接続して楽器の画面を表示したり(104ページ)、 USB無線LANアダプターを使ってスマートデバイスと無線通信したり(98ページ)できます。 [USB TO DEVICE]端子ご使用上の注意 USBフラッシュメモリーの取り扱いについて 本機には[USB TO DEVICE]端子があります。 本機にUSBフラッシュメモリーを接続すると、楽器 [USB TO DEVICE]端子にUSB機器を接続する場合 本体で制作したデータをUSBフラッシュメモリーに は、以下のことをお守りください。 保存したり、USBフラッシュメモリーのデータを楽 NOTE 器で再生したりできます。 USB機器の取り扱いについては、お使いのUSB機器の取扱説明書も ご参照ください。
USBフラッシュメモリーをフォーマット(初期化)する [USB TO DEVICE]端子にUSBフラッシュメモリーを接続したときに、「USBメモリーがフォーマットされて いません」と表示されることがあります。その場合は、フォーマットを実行してください。 注記 フォーマットを実行すると、そのUSBフラッシュメモリー内のデータはすべて消去されます。必要なデータが入っていないのを確認し てからフォーマットしてください。 1 フォーマットするUSBフラッシュメモリーを楽器の[USB TO DEVICE]端子に接続します。 2 設定画面を表示させます: [メニュー ] → [ユーティリティー ] → [ストレージ] 3 フォーマットするUSBフラッシュメモリーを選びます。 接続した順に「USB1」、「USB2」と表示されます。「ユーザー」は、楽器内のユーザーメモリー です。 4 96 [フォーマット]をタッチして、フォーマットを実行します。 CVP-809/CVP-805 取扱説明書
コンピューターと接続する([USB TO HOST]端子/MIDI端子) [USB TO HOST]端子またはMIDI端子にコンピューターを接続すると、楽器とコンピューター間でMIDIデータ やオーディオデータを送受信できます。 接続方法やデータの送受信について詳しくは、ウェブサイト(2ページ)上の「コンピューターとつなぐ」をご覧 ください。 注記 • USBケーブルは、ABタイプのものをご使用ください。また、3メートル未満のケーブルをご使用ください。USB 3.
オーディオループバックのオン/オフを設定する 外部機器から楽器へのオーディオ入力音(99ページ)を、楽器での演奏音とともにコンピューターやスマートデ バイスに出力する(オーディオループバックする)かどうかを設定できます。出力する場合はオンに、出力しない 場合は、オフにします。 たとえば、コンピューターやスマートデバイスを使って、楽器での演奏音だけでなく楽器へ入力したオーディオ 再生音も録音したい場合はオンに、楽器での演奏音だけを録音したい場合はオフにします。 設定は、[メニュー ] → [ユーティリティー ] → [スピーカー /外部との接続] → [オーディオループバック]で行な います。 NOTE • オーディオ録音(71ページ)すると、この設定がオンのときは、外部機器からのオーディオ入力音も録音されますが、オフのときは録音されません。 • [AUX IN]端子やBluetoothで接続した機器には出力されません。 スマートデバイスと接続する ([AUX IN]端子/Bluetooth/[USB TO HOST]端子/無線LAN) スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスと接続すると、次のよ
外部機器のオーディオ再生音を楽器のスピーカーから鳴らす ([AUX IN]端子/Bluetooth/[USB TO HOST]端子) 接続した外部機器でのオーディオ再生音をこの楽器のスピーカーから鳴らすことができます。外部機器からオー ディオ入力するには、以下いずれかの方法で、外部機器を接続します。 • オーディオ接続ケーブルで[AUX IN]端子に接続 • Bluetoothで接続(Bluetoothオーディオ機能) • USBケーブルを使って[USB TO HOST]端子に接続(USBオーディオインターフェース機能: 97ページ) スマートデバイスの場合は、別売のUSB無線LANアダプター (UD-WL01)を使って接続することもできます。 スマートデバイスとの接続については、98ページをご覧ください。 オーディオ入力音:本書では、これらの方法により、外部機器からこの楽器へ入力されるオーディオ再生音のこと を「オーディオ入力音」といいます。 NOTE • 楽器へのオーディオ入力音の音量は、外部機器側で調節してください。 • 楽器の音とオーディオ入力音との音量バランスは、バランス画面(38ページ)で調節でき
Bluetooth対応機器のオーディオデータを楽器で鳴らす(Bluetoothオーディオ機能) Bluetoothオーディオ機能を使う前に、必ず101ページの「Bluetoothに関するお知らせ」をお読みください。 この楽器にはBluetooth機能が搭載されています。この楽器とスマートフォンや携帯オーディオプレーヤーな どのBluetooth対応機器を接続すると、その機器で再生するオーディオデータをこの楽器のスピーカーから鳴 らせます。 Bluetooth対応機器 本書におけるBluetooth対応機器とは、Bluetooth機能を使って、無線でオーディオデータを送信できる機器のことをいいます。なお、この楽器にデータを 送信するには、A2DP (Advanced Audio Distribution Profile)に対応している必要があります。 楽器 1 Bluetooth対応機器 Bluetooth画面を表示させます: [メニュー ] → [Bluetooth] 2 3 2 Bluetoothがオンになっていることを確認します。 3 [ペアリング]をタッチして、Bluetooth対応機
5 Bluetooth対応機器でオーディオデータを再生し、楽器から音が出ることを確認します。 次に楽器の電源を入れたとき、楽器とBluetooth対応機器のBluetooth機能がオンであれば、前回 最後に接続したBluetooth対応機器と自動で接続します。自動で接続できない場合は、Bluetooth 対応機器の接続リストから再度この楽器を選んでください。 Bluetoothに関するお知らせ Bluetoothとは、2.4 GHz帯の電波を利用して、対応する機器と無線で通信を行なうことができる技術です。 ● Bluetooth通信の取り扱いについて • Bluetooth対応機器が使用する2.
楽器の音を外部スピーカーから鳴らす(AUX OUT [L/L+R]/[R]端子) AUX OUT [L/L+R]/[R]端子を使って楽器をアンプ内蔵スピーカーと接続すると、より大きな音で迫力ある演 奏を楽しめます。[MIC/LINE IN]端子からの入力音も一緒に出力されます。 注記 • 外部機器の損傷を防ぐため、楽器の音を外部機器に出力するときは、最初に楽器、次に外部機器の順に電源を入れてください。電源 を切るときは、最初に外部機器、次に楽器の順に行なってください。オートパワーオフ機能(16ページ)により、自動的に電源が切れ ることがあります。外部機器を接続した状態で、一定時間本体を操作しない場合は、この手順に従って手動で電源を切るか、オート パワーオフを解除してください。 • [AUX OUT]端子から出力した音を、[AUX IN]に戻さないでください([AUX OUT]から外部オーディオ機器に接続した場合、その機 器からふたたび楽器の[AUX IN]に接続しないでください)。楽器の[AUX IN]から入力された音はそのまま[AUX OUT]から出力され ますので、オーディオ系の発振が起こり、正常な再生が
MIDI機器と接続する(MIDI端子) MIDIケーブルを使って、MIDI機器(キーボード、シンセサイザー、シーケンサーなど)やコンピューターと接続す ると、この楽器からMIDI機器をコントロールしたり、MIDI機器からこの楽器をコントロールしたりできます。 • MIDI [IN]: MIDIデータを受信する端子です。 • MIDI [OUT]: MIDIデータを送信する端子です。 • MIDI [THRU]: MIDI INで受信したデータをそのまま出力する端子です。複数の機器にMIDIデータを供給す る場合などに使います。 楽器 MIDI OUT 外部MIDI機器 MIDI IN MIDI OUT MIDI IN MIDI受信 MIDIケーブル MIDI送信 MIDIに関する楽器の設定(送信/受信チャンネルや、送受信するデータの内容など)は、[メニュー ] → [MIDI]で 行ないます。詳しくは、ウェブサイト(2ページ)上のリファレンスマニュアルをご覧ください。 NOTE • ウェブサイト(2ページ)で、MIDIについての基礎知識を説明した「MIDI入門」をダウンロードできます。 ほかの
楽器の画面をテレビなどの外部モニターに映し出す([USB TO DEVICE]端子) テレビなどのモニターと接続することで、この楽器の画面をそのまま映し出したり、歌詞を表示したりして、 カラオケするときなどに活用できます。楽器や外部モニターに対応したUSBディスプレイアダプターとディス プレイケーブルを使って、楽器の[USB TO DEVICE] 端子に接続します。楽器に対応のUSBディスプレイアダ プターについては、下記ウェブサイトの「資料/データ」から確認できます。 https://jp.yamaha.
フットスイッチやフットコントローラーを接続する([AUX PEDAL]端子) [AUX PEDAL]端子に別売のフットスイッチ(FC4AまたはFC5)やフットコントローラー (FC7)を接続すると、 足を使ってさまざまな機能をコントロールできます。機能のオン/オフを切り替えるときにはフットスイッチを、 ボリュームなどの連続した値をコントロールするときにはフットコントローラーをお使いください。 フットペダル(別売) フットスイッチ FC4A フットスイッチ FC5 フットコントローラー FC7 <例1> フットコントローラーで鍵盤演奏音のボリュームをコントロールする フットコントローラー FC7を[AUX PEDAL]端子に接続します。工場出荷状態では、特別な設定は必要ありま せん。 <例2> フットスイッチでソング再生をコントロールする NOTE • フットスイッチやフットコントローラーの抜き差しは、電源を切った状態で行なってください。 • フットスイッチ/フットコントローラーを踏んだまま電源を入れないでください。フットスイッチ/フットコントローラーのオン/オフが逆になります。 ほかの機器と接
メニュー画面機能一覧 資料 ここでは、メニュー画面上の各アイコンをタッチするとどんな機能が使えるか(どんな設定ができるか)を簡単に紹介します。 一部の機能のみ、本書で説明しています(該当ページは下記参照)。各機能について詳しくはウェブサイト(2ページ)上のリファ レンスマニュアルをご覧ください。 メニュー 説明 ページ テンポ MIDIソングやスタイル、メトロノームのテンポを調節します。テン ポ[−]/[+]ボタンや[タップ]ボタンと同様の操作が画面でできます。 35 トランスポーズ 楽器全体の音、鍵盤演奏音、またはMIDIソングの再生音の音の高 さを半音単位で調整します。 37 スプリットポイント/フィンガリングタイプ スプリットポイントを設定したり、コードの認識方法(フィンガリ ングタイプ)やコード検出エリアを変えたりします。 48、60 コードチューター コードを指定すると、コードの押さえ方の一例が表示されます。 ̶ バランス 鍵盤演奏音(メイン、レイヤー、レフト)、スタイルやソングの再生 音、マイクへの入力音、[AUX IN]端子などへのオーディオ入力音 の音量バラン
メニュー コードルーパー 説明 ページ コード進行を記憶させておくことにより、その情報に基づいて、 コードを押さえることなく、スタイルを自動再生させることができ ます。 ̶ ペダル ペダルに割り当てる機能を指定します。 ̶ アサイナブル アサイナブル[1]〜[4]ボタンに割り当てる機能を指定します。 27 ボイスエディット 内蔵のボイスを編集してオリジナルのボイスを作ります。オルガン フルートボイスを選んだときと、それ以外のボイスを選んだときで は、設定画面が異なります。 51 スタイルクリエーター 内蔵のスタイルを編集したり、チャンネルごとに自分で録音したり して、オリジナルのスタイルを制作します。 ̶ ソングクリエーター 音符を1音ずつ入力してソングを作ったり、録音済みのソングを編 集したりします。 ̶ アサイナブル チューン 鍵盤パート(メイン/レイヤー /レフト)ごとに音の高さ(ピッチ)の設定 をします。 ピアノ VRMボイスなどのピアノボイスに関する設定をします。 各鍵調整 メインパートで選ばれているボイスにつき、ノート(鍵盤)ごとに ピッチや音量
メニュー ユーティリティー 説明 スピーカー /外部との接続 本体スピーカーや外部接続に関する設定をします。 タッチパネル/画面 画面の背景や明るさ、タッチパネルの補正など画面に関する設定を します。 19 パラメーターロック レジストレーションメモリーでパネル設定を切り替えたときに、 特定の設定だけ変わらないようにします。 ̶ ストレージ ユーザーメモリーや接続したUSBフラッシュメモリーの空き容量 を確認したり、フォーマットしたりします。 96 システム 楽器のバージョンを確認したり、表示言語など、楽器の基本設定や 音声ガイドに関する設定をしたりします。 18 ファクトリーリセット/ バックアップ 楽器の初期化やデータのバックアップを行ないます。 39 102 Bluetooth Bluetooth対応機器と接続します。 無線LAN設定* 楽器とスマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスを 無線LANで接続するための設定をします。 ̶ 時刻* 時刻の表示に関する設定をします。 ̶ *これらのアイコンは別売のUSB無線LANアダプター (U
CVP-809の組み立て方 注意 CVP-809B/CVP-809PE • 硬くて平らな場所で組み立ててください。 J, L • 部品をまちがえたり、向きをまちがえないように注意して、手順ど おりに組み立ててください。 • 組み立ては、必ず2人以上で行なってください。 • ネジは付属の指定サイズ以外のものは使用しないでください。サイ ズの違うネジを使用すると、製品の破損や故障の原因になることが あります。 • ネジは各ユニット固定後、ゆるみがないようきつく締め直してくだ さい。 N Q 4 x 10 mm x 2 5 x 15 x 1.2 mm x 4 5 x 18 mm x 10 CVP-809PWH J • 解体するときは、組み立てと逆の手順で行なってください。 (a) (b) (c) (d) x 6 ネジのサイズに合ったプラス(+)のドライバーを用意してください。 L K (a) 5 x 18 mm x 4 x8 N 5 x 20 mm x 6 (a) (b) x 2 (b) 6 x 13 x 2.
2 4 BとCをAに固定します。 1 Bの突起をAの穴に差し込みます。 DをAに固定します。 1 DをA底面側にL(2本)で固定します。 CVP-809B CVP-809PE CVP-809PWH 3K 2J 1L 2J D 2 BをA底面にH(2本)で固定します。 H 2 DをAのスピーカーボックスにJ(2本)で固定します。 ネジの位置が合わない場合は、ほかのネジをゆるめて、 Dの位置を調整してください。 AとBの間にすき間ができないよう、BをAの外側から内 側に押さえつけながら固定します。 3 BをAのスピーカーボックスにJ(2本)で固定します。 3(CVP-809PWH) K(2個)を取り付けます。 5 Aを起こします。 Q 3J 3J CVP-809B CVP-809PE 4K CVP-809PWH ネジの位置が合わない場合は、ほかのネジをゆるめて、 Bの位置を調整してください。 4(CVP-809PWH) K(2個)を取り付けます。 注意 • 指をはさんだりしないようご注意ください。 • 本体を起こすときは、キーカバーを持たないでください。 6 Fを固定
3 ペダルコードをDの下から本体の後ろ側へ出します。 8 電源コードを[AC IN]端子に差し込みます。 4 3 4 FをDの金具の上にのせます。 5 FをDにM(3本)で固定します。 9 アジャスターを回して、床にぴったりつけま す。 M 7 10ヘッドホンハンガーを固定します。 ぺダルコードを接続します。 P(2本)で、図のように取り付けます。 1 ぺダルコードのプラグをぺダル 端子に差し込みます。 プラグの金具部分が見えなくなる までしっかり差し込んでください。 しっかり差し込まれていない場合、 ペダルが機能しない原因になり ます。 P 組み立て後、必ず以下の点をチェックしてください。 ■ 部品が余っていませんか? → 組み立て手順を再確認してください。 正 ■ 部屋のドアなどが本体にあたりませんか? → 本体を移動してください。 ■ 本体がぐらぐらしませんか? → ネジを確実に締めてください。 誤 ■ ペダルを踏むと、ペダルボックスがガタガタしませ んか? → アジャスターを回して床にぴったりつけてください。 2 ペダルコードを DとEの間から 出します。 3 D
注意 本体を移動するときは、必ず本体の底面を持ってください。天板や キーカバーは持たないでください。本体が破損したり、お客様がけが をしたりする原因になります。 ここを 持ってください。 ここを 持たないでください。 引っ越しの際の運搬方法 通常の荷物と一緒に運べます。組み立てた状態でも、組 み立て前の部品に解体した状態でも問題ありませんが、 本体は立てかけたりせず、必ず水平に置いてお運びくだ さい。また、大きな振動、衝撃を与えないでください。 組み立てた状態でお運びいただいた場合は、設置の際、 各部のネジのゆるみを確認し、ゆるんでいる場合は締め 直してください。 注意 使用中に本体がきしむ、横ゆれする、ぐらぐらするなどの症状が出た ら、組み立て図に従って各部のネジを締め直してください。 112 CVP-809/CVP-805 取扱説明書
CVP-805の組み立て方 注意 • 硬くて平らな場所で組み立ててください。 1 • 部品をまちがえたり、向きをまちがえないように注意して、手順ど おりに組み立ててください。 1 C、D、Eを図のように置きます。 • 組み立ては、必ず2人以上で行なってください。 2 ペダルコードをほどきます。 • ネジは付属の指定サイズ以外のものは使用しないでください。サイ ズの違うネジを使用すると、製品の破損や故障の原因になることが あります。 DとEをCに固定します。 外したビニールひもは、手順5で使用します。 3 CにDとEをネジF(4本)で固定します。 • ネジは各ユニット固定後、ゆるみがないようきつく締め直してくだ さい。 DとEをCの側に押さえながら固定します。 • 解体するときは、組み立てと逆の手順で行なってください。 ネジのサイズに合ったプラス(+)のドライバーを用意してください。 2 すべての部品を取り出し、部品がそろっていることを確かめて ください。 3F 2 F3 Bを固定します。 1 Bの上側の穴とD、Eのネジ穴の位置を合わせ、 ネジG(2本)で仮留めします。こ
4 7 Aを固定します。 1 図のように、A側面の板の内側とD/Eの内側が一直 線になるように調整します。 ヘッドホンハンガーを固定します。 ネジJ(2本)で、図のように取り付けます。 2 AをネジF(6本)で固定します。 3 手順2-1で仮留めしたB上部のネジGをきつく締めます。 A D J 2 E F 1 2 F 組み立て後、必ず以下の点をチェックしてください。 ■ 部品が余っていませんか? → 組み立て手順を再確認してください。 ■ 部屋のドアなどが本体にあたりませんか? → 本体を移動してください。 5 ■ 本体がぐらぐらしませんか? → ネジを確実に締めてください。 ペダルコードと電源コードを接続します。 1 ペダルコードのプラグをペダル端子に差し込みます。 プラグの金具部分が見えなくな るまでしっかり差し込んでくだ さい。しっかり差し込まれてい ない場合、ペダルが機能しない 原因になります。 2 コードホルダーを貼り付け、ペダルコードを固定し ます。 3 ペダルコードを、ビニールひもで束ねます。 ■ ペダルを踏むと、ペダルボックスがガタガタしませ んか? →
困ったときは 全般 電源を入れたとき、または切ったとき、 電気が流れたためです。異常ではありません。 「カチッ」や「ポツッ」と音がする。 電源が勝手に切れる。 故障ではありません。オートパワーオフ機能が働いたためです。必要に応じてオート パワーオフの設定を変更してください(16ページ)。 楽器から雑音が出る。 楽器の近くで携帯電話を使ったり、呼び出し音が鳴ったりすると、雑音が出る場合があ ります。携帯電話の電源を切るか、携帯電話を楽器から離れたところで使ってくださ い。 スマートデバイスのアプリと楽器を一 緒に使っているとき、本体スピーカー やヘッドホンから雑音(ノイズ)が出る。 スマートデバイスのアプリと一緒に使用する場合は、通信によるノイズを避けるため、 スマートデバイスの機内モードをオンにしてからWi-FiやBluetoothをオンにしてお使 いいただくことをおすすめします。 画面に、点灯しない点や点灯したまま の点がある。 TFTカラー液晶の特性です。故障/不良ではありません。 鍵盤を弾くと、機構音がカタカタ鳴る。 クラビノーバの鍵盤機構が、ピアノの鍵盤機構をシミュレートして設計されて
ボイス ボイスを選んでから鍵盤を弾いても、 ボイスが変わらない。 ボイスを選んだパートと弾いている鍵盤パートが違っています。選んだパートがオンに なっているか、ホーム画面で確認してください。鍵盤パートについて詳しくは、45 ページをご覧ください。 メインとレイヤーパートがオンで、両パートに同じボイスが選ばれています。レイヤー 変に音が重なって聞こえる。鍵盤を押す たびに、わずかに音が異なって聞こえる。 パートをオフにするか、ボイスを変更してください。 高音域や低音域で演奏すると、ピッチ がオクターブ単位でジャンプしてしま うボイスがある。 ピッチの限界に達するとピッチがシフトするボイスもあります。異常ではありません。 左手鍵域の音が鳴らない。または音が おかしい。 [メニュー ] → [スタイル設定] → [設定] → [ストップACMP]が、「無効」以外に設定さ れている場合、[スタイルオン/オフ]ボタンがオンになっているとコード鍵域では通常の ボイスが鳴りません。ストップACMPを「無効」にするか、[スタイルオン/オフ]ボタ ンをオフにしてください。ストップACMPについて詳しくは、ウェブサイ
ソング (MIDI) テンポ、ビート、小節数、譜面が正し く表示されない。 ソングのテンポに関係なく一定のテンポが設定されているミュージックデータを再生し た場合は、テンポ、ビート、小節数、譜面が正しく表示されません。 (MIDI) 譜面に歌詞を表示したときに、歌詞の 一部が省略される。 十分な表示スペースがないためです。譜面の表示設定で、サイズを「中」以外に変更し てください(65ページ)。 USBメモリーが使用できないという旨 のメッセージが表示され、録音が中断 された。 • 動作確認済みのUSBフラッシュメモリーをお使いください(95ページ)。 ソングによって異なる音量で再生され る。 MIDIソングとオーディオソングでは、音量が異なります。ソングを選んでから、バラン ス画面で音量バランスを設定してください(38ページ)。 • USBフラッシュメモリーの空き容量が十分かどうかご確認ください(96ページ)。 • 録音や削除をくり返し行なったUSBフラッシュメモリーをお使いの場合は、必要な データが入っていないのを確認してからフォーマットし(96ページ)、録音し直してく ださい。 マイク
接続 ヘッドホンを[PHONES]端子に接続し てもスピーカーから音が出る。 スピーカーの設定が「オン」になっています。[メニュー ] → [ユーティリティー ] → [スピーカー /外部との接続]でスピーカーを「ヘッドホンスイッチ」にしてください。 USB無線LANアダプターが接続されて いるのに、メニュー画面に無線LANの アイコンが表示されない。 USB無線LANアダプターを接続し直してください。 Bluetooth対応機器とペアリングまた は接続ができない。 • Bluetooth対応機器のBluetooth機能が有効か確認してください。ペアリングまたは 接続するには、この楽器とBluetooth対応機器の両方ともBluetooth機能を有効にす る必要があります。 • Bluetooth経由で接続するには、はじめに機器同士をペアリングする必要があります (100ページ)。 • 2.
仕様 CVP-809 CVP-805 品名 サイズ/質量 電子ピアノ 幅 [つや出し仕上げのモデルの場合] 1,426 mm [1,429 mm] 1,420 mm [1,423 mm] 譜面立てを倒した場合 868 mm [872 mm] 868 mm [871 mm] 譜面立てを立てた場合 1,027 mm [1,028 mm] 1,026 mm [1,027 mm] 奥行き [つや出し仕上げのモデルの場合] 612 mm [612 mm] 592 mm [593 mm] 質量 [つや出し仕上げのモデルの場合] 82 kg [84 kg] 80 kg [84 kg] 高さ [つや出し仕上げの モデルの場合] 操作子 鍵盤 鍵盤数 88 鍵盤種 グランドタッチ鍵盤 木製(白鍵)、象牙調・黒檀調仕上げ、エスケープメント付き ○ 88鍵リニアグレード ハンマー カウンターウェイト タッチ感度 ペダル ペダル数 割り当て可能な機能 GPレスポンスダンパーペダル ディスプレイ ○ 3: ダンパー (ハーフペダル対応)、ソステヌート、ソフト サステイン、ソス
CVP-809 効果 タイプ リバーブ 65プリセット + 30ユーザー コーラス 107プリセット + 30ユーザー 106プリセット + 30ユーザー インサーションエフェクト 358プリセット + 30ユーザー 322プリセット + 30ユーザー バリエーションエフェクト 358プリセット + 30ユーザー 322プリセット + 30ユーザー マスターコンプレッサー 5プリセット+30ユーザー マスター EQ 5プリセット+30ユーザー 27パート パートEQ ボーカルハーモニー ファンクション 伴奏スタイル プリセット ○ ステレオフォニック オプティマイザー ○ デュアル(レイヤー ) ○ スプリット ○ スタイル数 スタイルコントロール イントロ×3、メイン×4、フィルイン×4、ブレイク、エンディング×3 カスタマイズ スタイルクリエーター その他特長 ワンタッチセッティング (OTS) ○ 各スタイルに4種類 ○ スタイルファイルフォーマット(SFF)、 スタイルファイルフォーマットGE (SFF GE) クラシック50曲 +
CVP-809 ファンクション Bluetooth接続 CVP-805 Bluetoothバージョン 4.1 対応プロファイル A2DP 対応コーデック SBC Bluetooth class 2 無線出力 約10 m 最大通信距離 2,402〜2,480 MHz 送信周波数範囲 4 dBm 無線最大出力電力 その他 ○ ピアノルーム 外部モニターへの画面出力 ○ (USBディスプレイアダプター *を使用) *ヤマハウェブサイトの「サポート・お問い合わせ」ページで対応機器を 確認できます。 明るさ調整 ○ (画面/ボタンランプ) USBオーディオインター フェース機能 メモリー / 接続端子 メモリー 44.
索引 Bluetoothオーディオ............................................................... 100 オートパワーオフ..........................................................................16 オーナー名 .....................................................................................18 お気に入り .....................................................................................31 オルガンフルート..........................................................................51 音量(スタイル)...........................................................
セ 接続................................................................................................. 94 ソ 速度................................................................................................. 70 ソステヌートペダル...................................................................... 34 ソフトペダル ................................................................................. 34 ソング............................................................................................. 62 ソングエリア ...................
GNU GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2, June 1991 Copyright © 1989, 1991 Free Software Foundation, Inc., 51 Franklin Street, Fifth Floor, Boston, MA 02110-1301 USA Everyone is permitted to copy and distribute verbatim copies of this license document, but changing it is not allowed.
6. 7. Each time you redistribute the Program (or any work based on the Program), the recipient automatically receives a license from the original licensor to copy, distribute or modify the Program subject to these terms and conditions. You may not impose any further restrictions on the recipients’ exercise of the rights granted herein. You are not responsible for enforcing compliance by third parties to this License.
GNU LESSER GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2.1, February 1999 Copyright © 1991, 1999 Free Software Foundation, Inc., 51 Franklin Street, Fifth Floor, Boston, MA 02110-1301 USA Everyone is permitted to copy and distribute verbatim copies of this license document, but changing it is not allowed. [This is the first released version of the Lesser GPL. It also counts as the successor of the GNU Library Public License, version 2, hence the version number 2.1.
b) Use a suitable shared library mechanism for linking with the Library. A sections as part of a whole which is a work based on the Library, the distribution of the whole must be on the terms of this License, whose permissions for other licensees extend to the entire whole, and thus to each and every part regardless of who wrote it.
This section is intended to make thoroughly clear what is believed to be a consequence of the rest of this License. 12. If the distribution and/or use of the Library is restricted in certain countries either by patents or by copyrighted interfaces, the original copyright holder who places the Library under this License may add an explicit geographical distribution limitation excluding those countries, so that distribution is permitted only in or among countries not thus excluded.
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保証とアフターサービス ■ 修理に関するお問い合わせ サービスのご依頼、お問い合わせは、お買い上げ店、または ヤマハ修理ご相談センター ヤマハ修理ご相談センターにご連絡ください。 ナビダイヤル(全国共通番号) 0570-012-808 ● 保証書 ※固定電話は、全国市内通話料金でご利用いただけます。 通話料金は音声案内で確認できます。 本製品には保証書が付いています。 「販売店印・お買い上げ日」が記入されている場合は、記載内 容をお確かめの上、大切に保管してください。記入されてい ない場合は、購入を証明する書類(領収書、納品書など)とあ わせて、大切に保管してください。 ● 保証期間 上記番号でつながらない場合は TEL 053-460-4830 へ おかけください。 受付 FAX 東日本(北海道/東北/関東/甲信越/東海) 03-5762-2125 保証書をご覧ください。 西日本(北陸/近畿/中国/四国/九州/沖縄) 06-6649-9340 ● 保証期間中の修理 保証書記載内容に基づいて修理いたします。詳しくは保証書 をご覧ください。 ◆ 修理品お持込み窓口 受付 ● 保証
◆ クラビノーバの仕様や取り扱いに関するお問い合わせ ご購入の特約店または下記ヤマハお客様コミュニケーションセンターへ お問い合わせください。 お客様コミュニケーションセンター 電子ピアノ・キーボードご相談窓口 ナビダイヤル(全国共通番号) 0570 - 006 - 808 ※固定電話は、全国市内通話料金でご利用いただけます。 通話料金は音声案内で確認できます。 上記番号でつながらない場合は TEL 053-460-5272 へおかけください。 受付 月曜日〜金曜日 10:00 〜 17:00 (土曜、日曜、祝日およびセンター指定の休日を除く) https://jp.yamaha.com/support/ ◆ウェブサイトのご案内 ヤマハ株式会社ホームページ https://jp.yamaha.com/ ヤマハ ピアノ・電子ピアノサイト https://jp.yamaha.com/piano/ ヤマハ サポート・お問い合わせ https://jp.yamaha.com/support/ ヤマハミュージックデータショップ https://yamahamusicdata.