User Manual

接続
取扱説明書
32
I/Oデバイスとの接続
CLシリーズと I/Oデバイス(Rio3224-Dなど)のセット
アップを、デイジーチェーン接続の場合と、スター接続(リ
ダンダンシーネットワーク)の場合とでそれぞれ説明しま
す。I/Oデバイスとの接続は、「Danteネットワークを設定
する」(→ P. 40)のあとに CLシリーズの電源を切ってか
ら行なってください。
デイジーチェーン接続
デイジーチェーンとは、機器を数珠つなぎにする接続方法
です。ネットワーク構築が簡単で、スイッチングハブも不
要です。接続機器の台数が少ない簡単なシステムのときに
使用します。
接続する機器が多くなるとレイテンシーも大きくする必
要があります。また、ケーブルの断線などによりシステム
に障害が発生すると、ネットワークがそこで分断され、
の先の機器との伝送ができなくなります。
■CLシリーズと I/Oデバイスの接続
CLシリーズと I/Oデバイスの Dante端子を使って、
下のように接続し、I/Oデバイスのロータリースイッチと
ディップスイッチを設定します。
■I/Oデバイスのロータリースイッチとディップスイッ
チの設定
スター接続(リダンダンシーネットワーク
スター接続とは、スイッチングハブを中心に機器を接続す
る方法です。ギガビットイーサネットに対応したスイッチ
ングハブを使うことで、幅広い帯域が必要な大規模ネット
ワークにも対応します。スイッチングハブには、ネット
ワークを制御 /監視するためのさまざまな機能 (任意の
データ回線のクロック同期や音声の伝送を優先させる
QoSなど )が盛り込まれているものをおすすめします。
万が一のネットワーク障害が起きても、音声に影響させず
に通信ができる環境を構築するためにリダンダンシー
ネットワークを構築するのが一般的です。
リダンダンシーネットワークについて
リダンダンシーネットワークとは、主回線(プライマリー)
と副回線(セカンダリー) 2回線で構成されたネット
ワークです。通常はプライマリー回線で通信しています
が、プライマリー回線に断線などのトラブルが発生した場
合は、自動的に通信がセカンダリー回線に切り替わりま
す。この方法で接続することによって、デイジーチェーン
で構築されたネットワークよりも、ネットワーク障害に
い環境を構築できます。
■CLシリーズと I/Oデバイスの接続
CLシリーズと I/Oデバイスの Dante端子を使って、
下のように接続し、I/Oデバイスのロータリースイッチと
ディップスイッチを設定します。
CL5
Rio3224-D (ID#1)
Rio3224-D (ID#2)
SECONDARY
PRIMARY
PRIMARY
0
1
2
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5
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8
9
A
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D
E
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(ID#1)
(ID#2)
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C
D
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1 2 3 4 5 6 7 8
ON
1 2 3 4 5 6 7 8
ON
CL5
SECONDARY
SECONDARY
SECONDARY
PRIMARY
PRIMARY
PRIMARY
Rio3224-D
(ID#1)
Rio3224-D
(ID#2)
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D
E
F
スイッチングハブ
スイッチングハブ