User Manual
Table Of Contents
- このリファレンスマニュアルの使い方
- 目 次
- 機能ツリー図
- セレクテッドチャンネルセクション
- Centralogicセクション
- 入出力のパッチング
- インプット系チャンネル
- アウトプット系チャンネル
- EQ/ダイナミクス
- チャンネルジョブ
- シーンメモリー
- モニター/キュー
- トークバック/オシレーター
- メーター
- グラフィックEQ/パラメトリックEQ/エフェクト/ PREMIUM RACK
- I/Oデバイスと外部ヘッドアンプ
- MIDI
- レコーダー
- AFC IMAGEコントロール
- セットアップ
- SETUP画面について
- ユーザー設定
- プリファレンス設定
- USER DEFINEDキー
- USER DEFINEDキーに割り当て可能な機能
- USER DEFINEDノブ
- USER DEFINEDノブに割り当て可能な機能
- アサイナブルエンコーダー
- ASSIGNABLE ENCODERに割り当て可能な機能
- GAIN/PAN/ASSIGNノブ(アサイナブルエンコーダー)の機能
- カスタムフェーダーバンク
- メインフェーダー
- カスタムフェーダーバンクの機能について
- コンソールロック
- 設定データをUSBメモリーにセーブ/ロードする
- USBメモリーをフォーマットする
- ワードクロック/スロットの設定
- カスケード接続を利用する
- MIXバス/MATRIXバスの基本設定
- ファンタム電源全体のオン/ オフを切り替える
- タッチスクリーン/LED/ネーム表示/ランプの輝度を設定する
- 内蔵時計の日時を合わせる
- ネットワークアドレスを設定する
- Danteオーディオネットワークの設定
- Dante Device Lock
- Dante Domain Manager (DDM)対応
- GPI (汎用インターフェース)を使う
- ヘルプ機能
- そのほかの機能
- ワーニング/エラーメッセージ
- 索引
- Data List
- EQ Library List
- DYNAMICS Library List
- Dynamics Parameters
- Effect Type List
- Effects Parameters
- Premium Rack Processor Parameters
- Parameters That Can Be Assigned to Control Changes
- NRPN Parameter Assignments
- Mixing Parameter Operation Applicability
- MIDI Data Format
- Input/Output Characteristics
- Electrical Characteristics
- Mixer Basic Parameters
- Pin Assignment
- MIDI Implementation Chart
グラフィック EQ/ パラメトリック EQ/ エフェクト /PREMIUMRACK
V5.8 リファレンスマニュアル
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■ Portico5043
Portico5043 は、Portico5033 と同じく RND 社のアナログコンプレッサーをエミュレートした
プロセッサーです。実機の 5043Compressor は、5033EQ にも搭載されているインプット / アウ
トプットトランスフォーマーを搭載し、アナログらしい自然な音質とかかり具合で、ハードコンプから
ナチュラルサウンドまで、ソースもドラムからボーカルまで幅広く対応します。最大の特長はゲインリ
ダクションタイプの切り替えができることです。現在主流の FF(Feed-Forward) 回路方式ゲインリダ
クションと、ビンテージコンプレッサーで使われていた FB(Feed-Back) 回路方式とを切り替えて使
用できるので、目的に応じてキャラクターの異なる音作りができます。
1 IN ボタン
コンプレッサーのバイパスをオン / オフします。バイパスのときはボタンが消灯します。ただし、
バイパス状態でも、信号はインプット / アウトプットトランスフォーマーとアンプ回路を通りま
す。
2 INPUT メーター
入力信号のレベルが表示されます。
DUAL の場合はひとつのメーター、STEREO の場合は、2 つのメーターがそれぞれ表示されます。
3 FB ボタン
ゲインリダクション方式を FF(Feed-Forward) 回路方式と FB(Feed-Back) 回路方式とで切り
替えます。FB 回路方式のときにボタンが点灯します。
FF 回路方式は、現代のコンプレッサーでは主流の方式です。音色の変化を抑えつつ、しっかりとコ
ンプレッションをかけたい場合に使用します。
FB 回路方式は、ビンテージコンプレッサーで使用されている方式です。音色に対して機器固有の
色づけをしつつ、スムーズなコンプレッションをかけたい場合に使用します。
4 GAINREDUCTION メーター
ゲインリダクション量が表示されます。
5 THRESHOLD ノブ
コンプレッサーがかかりはじめるレベルを調節します。
6 RATIO ノブ
圧縮率を調節します。ノブを一番右まで振り切るとリミッターになります。
7 ATTACK ノブ
コンプレッサーがかかりはじめるアタックタイムを調節します。
8 RELEASE ノブ
コンプレッサーのリリースタイムを調節します。
9 GAIN ノブ
出力ゲインを調節します。
■ Portico5045
RupertNeveDesigns 社の Portico5045PrimarySourceEnhancer を忠実にモデリングした
プロセッサーです。とても簡単な操作で、マイクに入り込むバックグラウンドノイズを抑制して明瞭度
を上げたり、主音声をエンハンスしてハウリングマージンを向上させたりできます。ハンドマイクだけ
でなくラベリアマイクやヘッドセットマイクにも適しており、さまざまなイベント PA やコンサート、
放送などで使用できます。また、Portico シリーズのシグネチャーであるオーディオトランスやディス
クリートアンプ回路を搭載しており、通すだけでサウンドに艶や奥行き感を加えます。
1 PROCESSENGAGE ボタン
エンハンス回路をオン / オフします。
2 RMS/PEAK ボタン
レベル検出器の動作モードを選択します。RMS モードか PEAK モードを選べます。
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