User Manual

Table Of Contents
グラフィック EQ/ パラメトリック EQ/ エフェクト /PREMIUMRACK
V5.8 リファレンスマニュアル
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7 (HIGH)BOOST ノブ
HIGHFREQUENCY ノブで設定した周波数帯域の増幅量を調節します。
8 (HIGH)ATTEN ノブ
ATTENSEL ノブで設定した周波数帯域の減衰量を調節します。
9 (HIGH)ATTENSEL ノブ
ATTEN ノブで減衰する周波数帯域を切り替えます。
DynamicEQ
DynamicEQ は、特定のモデルをエミュレートしたものではなく、新しく開発されたイコライザーで
す。サイドチェーンに EQ と同じ帯域を取り出すフィルターが設定されるので、入力信号のある帯域が
大きくなったときにだけ、あるいは小さくなったときだけ、EQ インを動的に変化させ、特定の帯域に
コンプレッサーやエキスパンダーのように EQ かけることができます。たとえば、ボーカルに対して
ディエッサーとして使用すると、歯擦音や高周波数の擦過音が耳障りなレベルになったときだけその帯
域に EQ がかかるので、元の音質を損なわず自然な音に仕上がります。フルバンドの DynamicEQ
2 系統搭載されており、さまざまな素材に活用できます。
1 BANDON/OFF ボタン
該当バンドのオン / オフを切り替えます。
2 SIDECHAINCUE ボタン
オンにすると、サイドチェーン信号を、CUE バスに送信してモニターできます。このとき、グラフ
にはサイドチェーンフィルターの特性が表示されます。
3 SIDECHAINLISTEN ボタン
オンにするとダイナミクスに連動させるサイドチェーン信号をインサートしているチャンネル
が送信されているバス (STEREO バスや MIX/MATRIX バスなど ) に出力します。このとき、
ラフにはサイドチェーンフィルターの特性が表示されます。
4 FILTERTYPE ボタン
メインバスのイコライザーとサイドチェーンフィルターのタイプを切り替えます。メイン EQ
サイドチェーンフィルターは以下のように連動します。
5 FREQUENCY ノブ
イコライザーとサイドチェーンフィルターで操作する周波数を設定します。
6 Qノ
イコライザーとサイドチェーンフィルターの Q( 急峻度 ) を設定します。
右に回すほどイコライザーやサイドチェーンフィルターのかかる帯域が広くなります。
7 THRESHOLD ノブ
プロセッシング効果がかかりはじめるしきい値 ( スレッショルド値 ) を設定します。
8 RATIO ノブ
入力信号に対するブースト / カット量の比率を設定します。
右に回すとブースト、左に回すとカットとなり、それぞれ回しきったときに最大の効果になりま
す。
9 ATTACK/RELEASE ボタン
コンプレッションやブーストがかかるときのアタックタイム / リリースタイムを 3 種類から選
びます。
FAST アタック速めでリリース速め、SLOW はアタック速めでリリース遅め、AUTO は帯域に
よって自動的にアタック / リリースを調節した動きになります。
0 MODE ボタン
サイドチェーン信号がスレッショルド値を上回ったときに動作するか (ABOVE)下回ったとき
に動作するか (BELOW) を設定します。
A EQGAIN メーター
動的に変化する EQ のゲインが表示されます。
82A
4
3
1
9
0
6
5
7B
C
FILTERTYPE
(LowShelf)
(Bell)
(HiShelf)
メイン EQ LowShelf Bell HiShelf
サイドチェーンフィルター LPF BPF HPF