User Manual

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セットアップ
V5.8 リファレンスマニュアル
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CONSOLEID OFF にした場合、DANTEPATCHBY フィールド内が DANTE
CONTROLLER に固定されます。またDANTEINPUTPATCH 画面でパッチを変更すること
はできません。
また CONSOLEID OFF にした場合、マウントしているデバイスすべてが NOTCTRL にな
ります。
R シリーズの HAGAIN 等の変更操作は行なえますが、未接続のときと同じ状態なので機器側
に設定は通知されません。
Dante オーディオネットワークのレイテンシーを設定する
Dante オーディオネットワーク上を送受信される信号のレイテンシー設定は、接続方法や規模によっ
て適切な設定が変わります。ここでは、CL シリーズに接続された Dante 対応機器の接続状況によるレ
イテンシー設定の考え方を説明します。
スイッチとホップ数の関係
Dante オーディオネットワークのレイテンシー設定は、そのネットワークのホップ数に依存します。
ホップ数は、リーダーとなる機器から最も遠くに接続された機器までを直列に考えたとき、間にあるス
イッチの数を表わします。
スイッチは、スイッチングハブのほかに、CL シリーズや I/O デバイスの各機器にも内蔵されています。
このホップ数によって、設定するレイテンシーの目安がわかります。ホップ数による一般的なレイテン
シー設定の目安は次のとおりです。
NOTE
ネットワークの状況によっては、ホップ数が少なくてもレイテンシーを大きく設定する必要が
ある場合もあります。
問題が発生した場合は、レイテンシー設定が原因かどうかを切り分けるために 5.0ms 選んで
確認します。
DDM ーバーに接続している場合、レイテンシーは、10.0ms、20.0ms、40.0ms に設定される
ことがあります。設定は DanteController を使用します。コンソールからはこれらの値には設定
できません。
接続例とレイテンシー設定
ディジーチェーン接続
シンプルな 64 イン 48 アウト
ディジーチェーン接続
FOH/ モニターで 64 イン 48 アウトを共用
ホップ数 レイテンシー(ms)
3ま 0.25
5ま 0.5
10 まで 1.0
20 まで 2.0
21 以上 ( または問題発生時 ) 5.0
3
3
2
2
11
3 ホップ =0.25ms 3 ホップ= 0.25ms
4
2
11
3
3
2
4 ホップ =0.5ms 3 ホップ =0.25ms