User Manual
Table Of Contents
- このリファレンスマニュアルの使い方
- 目 次
- 機能ツリー図
- セレクテッドチャンネルセクション
- Centralogicセクション
- 入出力のパッチング
- インプット系チャンネル
- アウトプット系チャンネル
- EQ/ダイナミクス
- チャンネルジョブ
- シーンメモリー
- モニター/キュー
- トークバック/オシレーター
- メーター
- グラフィックEQ/パラメトリックEQ/エフェクト/ PREMIUM RACK
- I/Oデバイスと外部ヘッドアンプ
- MIDI
- レコーダー
- AFC IMAGEコントロール
- セットアップ
- SETUP画面について
- ユーザー設定
- プリファレンス設定
- USER DEFINEDキー
- USER DEFINEDキーに割り当て可能な機能
- USER DEFINEDノブ
- USER DEFINEDノブに割り当て可能な機能
- アサイナブルエンコーダー
- ASSIGNABLE ENCODERに割り当て可能な機能
- GAIN/PAN/ASSIGNノブ(アサイナブルエンコーダー)の機能
- カスタムフェーダーバンク
- メインフェーダー
- カスタムフェーダーバンクの機能について
- コンソールロック
- 設定データをUSBメモリーにセーブ/ロードする
- USBメモリーをフォーマットする
- ワードクロック/スロットの設定
- カスケード接続を利用する
- MIXバス/MATRIXバスの基本設定
- ファンタム電源全体のオン/ オフを切り替える
- タッチスクリーン/LED/ネーム表示/ランプの輝度を設定する
- 内蔵時計の日時を合わせる
- ネットワークアドレスを設定する
- Danteオーディオネットワークの設定
- Dante Device Lock
- Dante Domain Manager (DDM)対応
- GPI (汎用インターフェース)を使う
- ヘルプ機能
- そのほかの機能
- ワーニング/エラーメッセージ
- 索引
- Data List
- EQ Library List
- DYNAMICS Library List
- Dynamics Parameters
- Effect Type List
- Effects Parameters
- Premium Rack Processor Parameters
- Parameters That Can Be Assigned to Control Changes
- NRPN Parameter Assignments
- Mixing Parameter Operation Applicability
- MIDI Data Format
- Input/Output Characteristics
- Electrical Characteristics
- Mixer Basic Parameters
- Pin Assignment
- MIDI Implementation Chart
インプット系チャンネル
V5.8 リファレンスマニュアル
38
ゲインコンペンセーションがオンのときのアナログゲインとデジタルゲインの関係
ゲインコンペンセーションがオンの場合、アナログゲインを動かすと、I/O デバイスがアナログゲイン
を動かした幅と同じだけ戻した信号をオーディオネットワークへ出します。このため、オーディオネッ
トワーク上の信号は、デジタル領域で常に一定のレベルに補正された状態になります。
たとえば、アナログゲインの値を +30dB に設定した状態でゲインコンペンセーションをオンにした
場合、アナログゲインを +45 まで上げても、オーディオネットワークへは -15dB 補正されて +30dB
のレベルで送られます。
このとき、CL シリーズに入力される各信号のゲインは CL シリーズのデジタルゲインで調節します。
1 台の I/O デバイスを共用で、FOH 卓とモニター卓を使用するときに、たとえば FOH 卓でアナログゲ
インを動かしても、オーディオネットワークに流れる信号が一定のレベルになるので、モニター卓の入
力レベルに影響しません。
注意する点として、アナログゲインを上げすぎて歪んでいる場合は、いったんゲインコンペンセーショ
ンをオフにして、適切な入力レベルに設定し直してからゲインコンペンセーションをもう一度オンにす
る必要があります。ゲインコンペンセーションをオンにしたままでアナログゲインを下げても、ゲイン
コンペンセーションの働きでオーディオネットワーク上の信号が同じだけ増幅されるので、信号が歪ん
だままになります。
NOTE
USERDEFINED キーにゲインコンペンセーションのオン / オフを割り当てると、この操作を
素早く行なえます。
インプット系チャンネルから STEREO/MONO バスに信号を送る
STEREO バス /MONO バスは、メインのスピーカーに信号を出力するために利用します。STEREO
バスや MONO バスに信号を送る方法としては、ST/MONO モードと LCR モードという 2 つのモー
ドがあり、チャンネルごとに選択できます。それぞれのモードの特徴は、次のとおりです。
■ ST/MONO モード
インプット系チャンネルから STEREO バスと MONO バスのそれぞれに対して、独立して信号を送る
方法です。
・ インプット系チャンネルから STEREO バスと MONO バスに送られる信号のオン / オフを、個別に
切り替えができます。
・ INPUT チャンネルから STEREO バスの L/R に送られる信号の定位は TOSTPAN ノブで操作し
ます (MONO バスに送られる信号は、このノブの影響は受けません )。
・ STIN チャンネルから STEREO バスに送られる左右の信号の音量バランスを調節します。
PAN/BALANCE モードを PAN に設定すると、STEREO バスの L/R に送られる信号の定位を個
別に調整できます ( →P.40)。
■ LCR モード
インプット系チャンネルの信号を、STEREO(L/R) と MONO(C) の合計 3 本のバスに一括して送る方
法です。
・ インプット系チャンネルから STEREO バスと MONO バスに送られる信号のオン / オフは、一括し
て切り替わります。
・ インプット系チャンネルから STEREO(L/R) バスに送られる信号と MONO(C) バスに送られる信
号のレベル比を、CSR( センターサイドレシオ ) ノブで設定できます。
・ インプット系チャンネルから STEREO(L/R) バスと MONO(C) バスに送られる信号のレベルは、
TOSTPAN ノブ /BALANCE ノブの設定に応じて変化します。
NOTE
STEREO バスや MONO バスの信号をヘッドフォンなどでモニターする場合は、以下の操作を
始める前に、ファンクションアクセスエリアの MONITOR ボタンを押し、モニターソースとし
て「LCR」を選択しておいてください。