User Manual

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ここでは、Recall Safe Focus Recall がコンバート結果にどのような影響を与えるのか、例を示し
つつ解説します。
凡例
長方形はコンバート対象のコンソールファイル内における、各種データを表しています。黄色の長方
形はカレントデータを表し、水色、オレンジ、黄緑の長方形は Scene 001, 002, 003 を表しています。
それぞれのシーンには Focus Recall の設定が関連付けられています。一番右側の長方形は、シーン
によって変化しない、グローバル Recall Safe の設定を表しています。Focus Recall Recall Safe
の図において、白い部分はリコールされ、グレーの部分はリコールから除外されることを表していま
す。
1. カレントデータ
「カレントデータ」は、Focus Recall Recall Safe の影響を受けずにコンバートされます。
2. Scene 001
Scene001(水色の長方)が、カレント上にリコールされます。
この例では Scene001 Focus 設定は”ALL"になっています。一方、グローバルな Recall Safe
として、図中の灰色の部分が Safe されるように設定されています。
その状態で Scene001 をリコールすると、リコール前のカレントデータ(黄色の部分)と
Scene001(水色)が合成されたような、「Result」で表されるような状態になります。黄色の
部分は Recall Safe 機能によって、Scene001 のリコール時に状態が保持されます。
そして、この Result の状態が赤矢印で示される「コンバートルール」に基づいて、コンバート
先のシーンデータに変換されます。
3. Scene 002
次に、Scene002(オレンジ)が、カレント上にリコールされます。
Scene002 は、白い楕円の部分が Focus されてリコールされるように Focus 設定がされています。
同時に、グローバルな Recall Safe の設定も有効です。Scene002 をリコールした結果は、
Scene001 をリコールした状態から、切り抜かれたオレンジ色の部分を合成しただけです。
そして、この Result の状態がコンバートルールに基づいて、コンバート先のシーンデータに変
換されます。
Focus
Scene 001
Current
Scene 002
Scene 003
Focus
Focus
Focus
ALL
ALL
Recall Safe
Safe
Current
Current
Conversion
Recall
Scene 001
Scene 001
Focus
ALL
Current
Result
=
Conversion
Recall Safe
Safe
Recall process in source console
Destination console