User Manual

グラフィック EQ/ エフェクト /PREMIUMRACK
リファレンスマニュアル
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■U76
U76 はさまざまな場面でオールマイティーに活躍する代表的なビンテージコンプレッサーをエミュ
レートしたプロセッサーです。通常のコンプレッサーにあるスレッショルドはパラメーターとして用意
されておらず、入力ゲインと出力ゲインのバランスでコンプレッサーのかかり具合を調節するスタイル
を持っています。RATIO パラメーターの「All モード」と呼ばれる設定では、非常に強力なコンプレッ
ションサウンドになり、このモデルのキャラクターとなっています。音質は豊かな倍音を付加してアグ
レッシブなサウンドを生み出します。
1 INPUT
入力レベルを調節します。また、入力が大きくなるにつれて、コンプレッサーの効き具合も強くな
ります。
2 ATTACK ノブ
コンプレッサーがかかりはじめるアタックタイムを調節します右に振り切るとアタックタイム
が最速になります。
3 RELEASE ノブ
コンプレッサーのリリースタイムを調節します。右に振り切るとリリースタイムが最速になりま
す。
4 RATIO 切り替えボタン
コンプレッサーの圧縮率を 5 つのボタンで設定します。
数字が大きいボタンほど、圧縮率も高くなります。ALL ボタンを押すと AII ードとなり、RATIO
が高くなるだけでなく、リリースも速くて鋭角的なコンプレッションとなり、歪みの多い攻撃的な
サウンドになります。
5 METER 切り替えボタン
メーター表示を切り替えます
・GR.................... コンプレッサーが効果しているときのゲインリダクション量を表示します。
・+4/+8.............出力信号レベルの基準を− 18dB としてその基準から +4dB または +8dB
した値を 0VU として表示します。
・OFF...................メーター表示をオフにします。
6 OUTPUT ノブ
出力レベルを調節します。
INPUT レベルを操作してゲインリダクションの効き具合を調節したときは、聴感上の音量も変
化します。このときに OUTPUT ノブで音量を調節します。
■Opt-2A
Opt-2A は、空管光学式コンプレッサーの代表的なビンテージモデルをエミュレートしたプロセッ
サーです。レベルの制御に CdS-Cell ELpanel といった光学素子を使ったスムーズなコンプレッ
ションと、真空管回路の温かい歪みによる美しい高域の倍音により、エレガントでソフィスケイトされ
たサウンドを生み出します。
1 GAIN ノブ
出力レベルを調節します。
2 PEAKREDUCTION
信号の圧縮量を調節します。
3 RATIO ノブ
圧縮率を調節します。
4 METERSELECT ノブ
メーター表示を切り替えます。
GAINREDUCTION コンプレッサーが効果しているときのゲインリダクション量を表示しま
す。
OUTPUT+10、OUTPUT+4 は、力信号レベルの基準を− 18dB とし、その基準から
+10dB または +4dB した値 0VU として表示します。
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