User Manual

MIDI
リファレンスマニュアル
155
コントロールチェンジでパラメーターを操作する
CL シリーズでは、MIDI コントロールチェンジメッセージを使って特定のイベン ( フェーダー/
ブの操作、[ON] キーのオン / オフ切り替えなど ) を制御できます。フェーダーやキーの操作を MIDI
シーケンサーなどの外部機器に記録しておき、あとからそれを再生するといった目的に利用できます。
コントロールチェンジを使ってイベントを操作するには、次の 2 つの方法があります。
コントロールチェンジを使う
一般的なコントロールチェンジ ( コントロールナンバー1 31、33 95、102 119) を使用す
る方法です。それぞれのコントロールナンバーに割り当てるイベントは自由に指定できます。
NRPN(NonRegisteredParameterNumber) を使う
NRPN 呼ばれる特殊なメッセージを使用する方法です。
NRPN は、コントロールナンバー99 98 のコントロールチェンジを使って、それぞれパラメー
ター番号の MSB( 最上位番号 ) LSB( 最下位番号 ) を指定し、その直後に送られるコントロー
#6( または #6 #38) のコントロールチェンジを使ってパラメーターの値を変更します。
なお、それぞれの MSB LSB の組み合わせに割り当てられているイベントはあらかじめ定義され
おり、変更はできません。
NOTE
NRPN に割り当てられているイベントの内容については、資料編 ( P.250) をご参照くださ
い。
1. CL シリーズと外部機器を接続します
2. ファンクションアクセスエリアの SETUP ボタンを押して SETUP 画面を呼び出します。
3. 画面中央の MIDI/GPI ボタンを押して、MIDI/GPI ポップアップ画面を表示させます。
4. MIDISETUP タブを押して、MIDISETUP ページに切り替え、MIDI の基本設定
( →P.149) を参考に、コントロールチェンジを送受信するポートと MIDI チャンネルを選
択します。
5. CONTROLCHANGE タブを押して、CONTROLCHANGE ページに切り替えます。
CONTROLCHANGE ージでは、コントロールチェンジの送受信方法や、コントロールナン
バーごとに割り当てるイベント ( フェーダー/ ノブの操作、[ON] キーのオン / オフ切り替えなど )
を設定できます。このページに含まれる項目は、次のとおりです。
1 CONTROLCHANGE フィールド
コントロールチェンジの送受信のオン / オフを切り替えたり、エコー出力させるかどうかの設定
を行ないます。MIDISETUP ページの CONTROLCHANGE フィールドと連動しています。
2 CONTROLCHANGEMODE フィールド
コントロールチェンジの送受信モードを選択します。MIDISETUP ページの CONTROL
CHANGEMODE フィールドと連動しています。
3 リスト
コントロールナンバーごとに割り当てられたイベント ( フェーダー/ ノブの操作、[ON] キーのオ
/ オフ切り替えなど ) を表示するリストです。
・NO....................コントロールナンバーを表わします。使用できるコントロールナンバーは、1
31、33 95、102 119 です。
CONTROLCHANGEEVENT
....................それぞれのコントロールナンバーに割り当てられたイベントの種類を表示 /
選択します。各イベントを押すと、コントロールナンバーへの割り当てを変更
する、MIDICONTROLCHANGE ポップアップ画面が表示されます。
4 CLEARALL ボタン
このボタンを押すと、リスト内のイベントの割り当てがすべて消去されます。
5 INITIALIZEALL ボタン
このボタンを押すと、リスト内のイベントの割り当てが初期状態に戻ります。
6 スクロールノブ
リストの表示をスクロールさせるノブです。マルチファンクションノブで操作できます。
1
6
4
5
2
3