User Manual
MIDI
リファレンスマニュアル
157
パラメーターチェンジでパラメーターを操作する
CL シリーズでは、コントロールチェンジや NRPN のかわりに、パラメーターチェンジと呼ばれる
SysEx メッセージを使って、特定のイベント ( フェーダー/ ノブの操作、[ON] キーのオン / オフ切り
替え、システム設定やユーザー設定の変更など ) を制御できます。
送受信できるパラメーターチェンジについては、資料編にある「MIDI データフォーマット」
( →P.264) をご参照ください。
1. CL シリーズと外部機器を接続します。
2. ファンクションアクセスエリアの SETUP ボタンを押して SETUP 画面を呼び出します。
3. 画面中央の MIDI/GPI ボタンを押して、MIDI/GPI ポップアップ画面を表示させます。
4. MIDISETUP タブを押して、MIDISETUP ページに切り替え、「MIDI の基本設定」
( →P.149) を参考に、パラメーターチェンジを送受信するポートと MIDI チャンネル ( デ
バイスナンバー) を選択します。
NOTE
・ パラメーターチェンジは、送受信する機器を特定するために、デバイスナンバーと呼ばれる
番号が付加されます。デバイスナンバーには、MIDISETUP ページで設定された送信 (Tx) チャ
ンネルと、受信 (Rx) チャンネルを使用します。
・ 送信されるパラメーターチェンジに含まれるデバイスナンバーと、受信する CL シリーズのデ
バイスナンバーが一致していないと、メッセージは無視されますので、ご注意ください。
・ パラメーターチェンジとコントロールチェンジの送受信を同時にオンにすると、MIDI ポートに
大量のデータが集中することになり、オーバーフローなどの原因となりますので、避けてくだ
さい。
5. PARAMETERCHANGE フィールドの Tx ボタン /Rx ボタンを使って、パラメーターチェ
ンジの送受信をオンに設定します。
この状態で、CL シリーズ上で特定のパラメーターを操作したときに、対応するパラメーターチェ
ンジが送信されます。また、外部機器から有効なパラメーターチェンジを受信すると、そのパラ
メーターチェンジに割り当てられたパラメーターが変化します。