User Manual

ユーザー設定 ( セキュリティー )
リファレンスマニュアル
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ユーザー設定 ( セキュリティー)
ここでは、ユーザーごとに操作できるパラメーターを制限するユーザーレベル設定、コンソールの操作
を一時的に禁止するコンソールロック、操作環境をカスタマイズするプリファレンス設定、USB メモ
リーのセーブ / ロード操作について説明します。
ユーザーレベル設定
ユーザーレベルを設定することにより、操作できるパラメーターをユーザーごとに制限したり、USER
DEFINED キーやプリファレンス設定をユーザーごとに切り替えたりできます。ユーザーごとの設定は
「ユーザー認証キー」として本体に保存したり、USB メモリーにまとめて記憶しておいて簡単にユー
ザーを切り替えできます。たとえば、以下のような場合に便利です。
不用意な誤操作を防止できます。
外部のエンジニア ( ゲストエンジニア ) が操作できる範囲を制限できます。
複数のオペレーターが交代で操作する場合などに、出力設定をロックするなどして、誤操作を
防止できます。
オペレーターごとに好みの設定に簡単に切り替えられます。
ユーザーの種類とユーザー認証キー
ユーザーの種類には、次の 3 つがあります。CL シリーズを操作するにはいずれかのユーザーでログイ
ンします。
管理者 (Administrator) ......... CL シリーズの管理者で、すべての機能を使用できます。管理
設定は本体内に 1 つだけ保存されます。ほかのユーザーのユ
ザー認証キーを作成できます。また、他のユーザーがロック
たコンソールであっても、管理者は、管理者パスワードでロ
クを解除できます。
ゲスト (Guest) ............管理者 (Administrator) が許可した範囲でのみ操作できます。ゲスト
設定は本体内に 1 つだけ保存されますまた、他のユーザーがロックし
たコンソールであっても、管理者は、管理者パスワードでロックを解除
できます。
ユーザー(User)............管理者 (Administrator) が許可した範囲でのみ操作できます。ユー
ザー設定は本体や USB メモリーにユーザー認証キーとして保存され、
任意のユーザー名で複数保存できます ( 本体には 10 個まで )。
パワーユーザー(PowerUser) 権限がある場合は、ユーザーレベルを
設定したユーザー認証キーを作成したり編集したりできます。
ユーザーにはそれぞれのユーザーの情報が設定されていて、ログインするとそれらの設定が有効になり
ます。ユーザー設定には次のような情報が含まれます。
ユーザーごとの権限は、以下のようになります。
管理者パスワードの設定
工場出荷時の状態では、管理者パスワードが設定されていませんので、誰でも管理者権限でログインし
てすべての操作ができます。ほかのユーザーの操作を制限したい場合は、必ず管理者パスワードを設定
してください。
1. ファンクションアクセスエリアの SETUP ボタンを押して、SETUP 画面を呼び出します。
パスワード ( ゲストは除く )
ユーザーレベル ( 管理者は除く )
プリファレンス設
USERDEFINED キー
USERDEFINED ノブ
アサイナブルエンコーダー
CUSTOMFADERBANK
MASTERFADER
ログイン中のユーザー
USERDEFINED
キーやプリファレン
スなどユーザーセッ
トアップの編集
ユーザーレベル
の編集
パスワード
設定
コメント
編集
ユーザー認証キー
新規作成 上書き保存
管理者
( 管理者用設定と
ゲスト用設定を
編集可能 )
( 理者は常にすべ
て操作可能なため
編集不可・ゲスト
用設定を編集可 )
○ー
ユーザー
パワーユーザー ○○
通常ユーザー
( ワーユーザー権
限のないユーザー )
×
( 閲覧のみ可能 )
○○
( ユーザーレベル
以外の設定のみ )
ゲスト
×
( 閲覧のみ可能 )
ー○