User Manual

インプット系チャンネル
リファレンスマニュアル
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ゲインコンペンセーションを設定す
Dante 経由で Rio3224-D など I/O デバイスを使用しているときは、ゲインコンペンセーションを
使用して、オーディオネットワークへ流れる信号のレベルを一定にできます。FOH とモニターで I/O
デバイスを共用している場合や Dante 経由でのデジタルレコーディングをする場合に、I/O バイス
のアナログゲインを変更しても、I/O デバイスからネットワーク上に流れる信号レベルを一定にできま
す。
設定の手順は以下のとおりです。
1. 前述の手順で、アナログゲインを設定します。
2. SELECTEDCHANNEL セクションでいずれかのノブを押します。
選択したチャンネルの SELECTEDCHANNELVIEW 画面が表示されます。
3. SELECTEDCHANNELVIEW 画面の GAIN フィールドを押します。
GAIN/PATCH 面が表示されます。
4. A.GAIN ノブの右側にある GC ボタンを押します。
オンになるとボタンが点灯します。もう一度押すとオフになります。
ゲインコンペンセーションがオンの状態でアナログゲインを操作した場合、HA のレベルは変わ
りますが、ーディオネットワークへ出力される信号のレベルは、ゲインコンペンセーションをオ
ンにしたときのレベルに自動的に補正されます。また、の状態でゲインコンペンセーションをオ
フにすると、アナログゲインと I/O デバイス内で補正したゲイン ( コンペンセーションゲイン )
が、ゲインコンペンセーションをオンにしたときの設定に戻ります。そのためオーディオネット
ワーク上のレベルは一定のままです。
NOTE
コンペンセーションゲインは、I/O デバイス内で自動的にゲイン補正する為のゲインなので、
ラメーターとしては表示されません。ON にしたときの位置が示されます。
デジタルゲインを調節する
ゲインコンペンセーションをオンにしている場合、本体の各インプットチャンネルへの入力レベルは、
デジタルゲインで調節します。
操作方法は以下のとおりです。
1. 操作したいインプット系チャンネルの [SEL] キーを押します。
2. SELECTEDCHANNEL セクションで、いずれかのノブを押します。
選択したチャンネルの SELECTEDCHANNELVIEW 面が表示されます。
3. GAIN フィールドを押します。
GAIN/PATCH 画面が表示されます。
4. マルチファンクションノブ 8 を使って D.GAIN を調節します。
NOTE
SETUP ボタン→ USERSETUP ボタン→ PREFERENCE ブにある GAINKNOB
FUNCTION 「DIGITALGAIN」に設定すると、各チャンネルストリップの GAIN ブや、
SELECTEDCHANNEL セクション GAIN ノブでデジタルゲインを調節できます
USERDEFINED ノブに INPUTGAIN DIGITALGAIN を割り当てたり、USERDEFINED
キーに ALTERNATE 機能を割り当ててもデジタルゲインを操作できます。