User Manual

はじめに
取扱説明書
Tio1608-D
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はじめに
このたびはヤマハ I/O ラック Tio1608-D をお買い上げいただ
きまして、まことにありがとうございます。Tio1608-D は、16
チャンネルのアナログ入力と 8 チャンネルのアナログ出力を備
えた I/O ラックです。
本製品の優れた機能を十分に発揮させるとともに、末永くご愛用
いただくために、この取扱説明書をご使用の前に必ずお読みくだ
さい。また、お読みいただいたあとも、保証書とともに保管してく
ださい。
特長
ヤマハデジタルミキシングコンソール TF シリーズとのシステ
ム構築が容易な自動設定機能
NY64-D を装着した TF シリーズ 1 台と最大 3 台の
Tio1608-D を組み合わせたシステムを、簡単な操作で構築で
きるクイックコンフィグ機能を搭載しています。
内蔵ヘッドアンプのリモートコントロール
TF シリーズなどの対応機器から、内蔵ヘッドアンプをリモー
トコントロールできます。
さまざまなアプリケーションに対応するコンボ端子
アナログ入力には、さまざまなアプリケーションに対応できる
コンボタイプの入力端子を採用しています。
ファームウェアのアップデート
この製品は、操作性向上や機能の追加、不具合の修正のために、
体のファームウェアをアップデートできる仕様になっています。
本体のファームウェアには、下記 2 つがあります
機器本体のファームウェア
Dante モジュールのファームウェア
ファームウェアのアップデートに関する情報は、下記ウェブサイ
トに掲載されています。
http://www.yamahaproaudio.com/japan/
アップデートの手順や本体の設定については、ウェブサイトに用
意されているファームウェアアップデートガイドをご参照くださ
い。
Dante について
このモデルは、オーディオ信号を伝送するプロトコルとして
Dante を採用しています。Dante とは、Audinate 社が開発した
プロトコルで、ギガビットイーサネット対応のネットワーク環境
で、サンプリング周波数 / ビットレートが違う複数のオーディオ
信号や、機器のコントロール信号を同時に扱える特長を持ってい
ます。
Dante の詳細については、Audinate 社のウェブサイト(英語
ご参照ください。
http://www.audinate.com/
また、ヤマハプロオーディオのウェブサイトにも、Dante に関す
るさまざまな情報を掲載しています。
http://www.yamahaproaudio.com/japan/
ラックマウント時の注意
この機器が動作保証する室温は 0 40 ℃です。この機器を複数
台または他の機器と一緒に EIA 標準のラックにマウントする場
合、各機器からの熱でラック内の温度が上昇し、十分な性能を発揮
できないことがあります。この機器に熱がこもらないように、必ず
以下の条件でラックにマウントしてください。
パワーアンプなどの発熱しやすい機器と一緒にマウントする
場合は、他の機器との間を 1U 以上空けてください。
また、このスペースは通風パネルを取り付けたり、開放したり
して、十分な通気を確保してください
ラックの背面を開放して、ラックを壁や天井から 10cm 以上
離し、十分な通気を確保してください
ラック背面を開放できない場合はラックに市販のファンキッ
トなどの強制換気用装置を設置してください。
ファンキットを取り付けた場合はラックの背面を閉じた方が
放熱効果が大きくなることもあります。
詳しくはラックおよびファンキットの取扱説明書をご参照く
ださい。
リセスについて
この機器は、ラックマウント金具の取り付け位置をずらすことで、
下の図のように、パネル面をラック前面より 50mm奥に配置で
きます。
NOTE
Dante モジュールのファームウェアをアップデートするときは
接続する他の機器の Dante モジュールのファームウェアも併せ
てアップデートしてください
NOTE
金具を取り付けるときは、必ず取り外したネジをそのままお使い
ください。
50 mm