User Manual

Dante Controller ユーザーガイド
24
マルチキャストルーティングは複数の受信機により受信可能なフローを作ります。マルチキャストフローは ID が割り当てら
れ、Dante Controller識別でき削除も簡単にできます。ユニキャストフローとは異なり、マルチキャストフローは、送信
機でまず設定しないと受信機でこのフローへのサブスクリプション設定をすることができません。
高度なルーティング: マルチキャストを用いたルーティング
デフォルトの Dante ルーティングはユニキャストです。つまり、各送信機と受信機の間で個別のフローが設定されます。1
台の送信機から同一のチャンネルを複数受信機で受信したい場合にはマルチキャストを通かって効率化できる場合があ
ります。
マルチキャストでは複数の受信機に同じ複数チャンネルが送られます。これは実際、かなりの量のオーディオフローがネット
ワークの隅々まで流れることになります。多数の受信機で同じ複数チャンネルを受信したい場合、マルチキャストなら特に
送信技側でネットワーク全体の消費量を削除することができます。各オーディオチャンネルにつき服ううでなく 1 つのみコピ
ーをせおシンすれば良いからです。
Dante の受信機でマルチキャストが利用可能な場合には、自動的にユニキャストより優先して使用されます。すなわ
受信機が現在ユニキャストして受信しているチャンネルを含む新しいマルチキャストのフローが生成された場合には、受
信機はマルチキャストフローからのオーディオの受信に切り替わり、ユニキャストフローは削除されます。
Clock Synchronization (クロック同期)
In Standard Dante Network (標準的な Dante ネットワーク)
Dante 対応機器はネット全体 IEEE1588 Precision Time プロトコル(PTP)を使用して、ローカルクロックをマス
ークロックに同期し、これによりネットワーク全体でサンプル精度での同期を行います。
1 つの Dante 機器がネットワークの PTP マスタークロックに選定され、他のすべての Dante 機器はマスタークロックに対
する PTP レーブクロックとなります。Dante 機器の多く PTP マスタークロックとなる機能を持っていますが、1 台のみが
マスターとなります。クロック入力(ワードクロックまたは AES3 など)を持つ機器は優先的にマスタークロックに選ばれます。
同様にギガビットに接続された機器は 100Mbps に接続された機器よりも優先的にマスタークロックに選ばれます。複数
の同等の機器がマスタークロックの候補となった場合にはMAC アドレスが最小に機器が選定されます。機器が手動で
Preferred(優先)マスター」と設定した場合には上記の設定プロセスより優先されます。
Dante Clock Types (クロックの種類)
それぞれの Dante 機器は高品質の内蔵クロック回路からクロックを駆動することも、外部に接続されたワードクロックから
クロックを駆動することもできます。Dante Virtual Soundcard の場合にはコンピューターのクロックが使用されます。
クロック設定
Enable Sync To External (外部クロック同期)
Enable Sync To External (外部クロック同期)”に設定された Dante 機器はホスト機器からのワードクロッに同
期します。そしてこの項目にチェックされた Dante 機器は、”Preferred Master”にセットされ Dante 機器が他にな