User Manual

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クラビノーバの録音機能を使ってご自身の演奏を録音する方法を説明します。
練習の中で、ご自身の演奏を録音して聞いてみたり、左手(右手)パートだけ録音してお
いて、再生しながら右手(左手)パートを練習したりすることもできます。
また、16の録音パートに別々に録音できますので、右手パートと左手パートを分けて
録音したり、連弾曲やアンサンブルの曲を1パートずつ録音して完成させたりすること
もできます。
操作中、操作をスムーズに導くために、画面に各種のメッセージ(情報や確認など)が表
示されることがあります。その意味や対処の方法については、83ページの「メッセー
ジ一覧」をご覧ください。
録音パートを指定せずに簡単に録音する方法と、録音パートを指定して多重録音する方法があります。用途に合った方
法で録音してみましょう。
録音パートを指定せずに録音する(32ページ)
練習中のピアノ曲を録音して聞いてみるなど、録音パートを指定せずに手軽に録音する
方法です。
この方法では、自動的に[RIGHT] (パート1)に録音されます。
録音パートを指定して多重録音する(35ページ)
右手(RIGHT)、左手(LEFT)、その他(EXTRA PARTS)のパートを選んで、各パートを
別々に録音する方法です。右手パートを再生させながら左手パートを録音できますの
で、連弾曲を1パートずつ録音するのに便利です。この楽器では16パートまで録音でき
ますので、アンサンブルの曲を1パートずつ録音して完成させたりすることもできます。
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[AUX OUT]端子を使ってカセット
テープレコーダーなどに接続し、
オーディオ録音することもできま
す(52ページ)。
「録音」と「記録」
カセットテープに録音するのとクラビノーバの録音機能を使って録音(記録)するのとでは、録
音されるデータの形式が異なります。
カセットテープでは音そのものが「録音」されますが、クラビノーバの録音機能では音そのも
のではなく、「どの音をどのタイミングで弾き、音色はこれで、テンポはいくつで」という情報
が「記録」されます。再生の際は記録された情報どおりに「音源」部が鳴ります。
クラビノーバの録音機能を使った「録音」は、本来「記録」というべきですが、広義に捉えて、
本書では一般的に理解しやすい「録音」という言葉を使います。ただし、特に区別してご理解
いただきたい場合は、「記録」という場合もあります。
録音の方法
この楽器では、[RIGHT]、[LEFT]
に対して曲中の適切なチャンネル
(パート)が自動的に割り当てられま
す。したがって、[RIGHT]にチャ
ンネル1以外、[LEFT]にチャンネ
ル2以外が割り当てられることがあ
ります。
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