User Manual

 
72

  
iAFCとは、クラビノーバから出る音に生楽器のような奥行き感を持たせる機能です。ステージ上で演奏したときの音の
響きや残響音、グランドピアノのダンパーペダルを踏んだときのような弦の共鳴効果などが体験できます。
ここでは、iAFCをオン/オフしたり、かかり具合などを設定することができます。また、楽器の設置環境に合わせて、
iAFC効果が最適にかかるように自動調整することもできます。
 


n
以下の場合は、iAFCを使うことができません。
・Speakerの設定がNormalで、ヘッドフォンが接続されているとき。
・Speakerの設定がOffのとき。
n
iAFCを使っているときは、クラビノーバの背面に付いているスピーカーをふさがないでください。このスピーカーをふさぐとiAFCの効果を最適
にすることができません。
n
iAFCには、ハウリングに対する安定化を図るために当社のEMR (Electronic Microphone Rotator)技術が使われています。
操作は60ページを参照してください。
設定範囲:
On/Off
ダイナミックダンパーエフェクトとは、iAFCの効果のひ
とつです。グランドピアノのダンパーペダルを踏んだと
きのような共鳴効果を、内蔵マイクを使用せず、クラビ
ノーバ内部の音を信号処理して作り出します。ダンパー
ペダルを踏んだときに効果がかかります。
操作は60ページを参照してください。
設定範囲:
0∼127
スペーシャルエフェクトとは、iAFCの効果のひとつで
す。内蔵マイクで拾ったクラビノーバの音を信号処理し
て背面スピーカーから出すことにより、奥行き感のある
立体的な響きを作り出します。デプスで広がり感が変わ
ります。
 生楽器(グランドピアノなど)が持つ楽器の響
きを、仮想的なサウンドボード(共鳴板)によって作りだ
します。
 ステージ上で演奏したときの音の響き、残
響音を表現します。合奏者の楽器の響きも加わるため、
ステージで合奏している雰囲気を味わえます。
操作は60ページを参照してください。
設定範囲:
0∼127
FUNCTION
iAFC
SETTING
CHORUSREVERB
BRILLIANCE
MELLOW BRIGHT
VOICE
SETTING
SPLIT
GUITAR
VIBRA-
PHONE
E.CLAVI-
CHORD
HARPSI-
CHORD
SYNTH.
PAD
WOOD
BASS
E.BASS
E.PIANO
2
E.PIANO
1
GRAND
PIANO 1
CHURCH
ORGAN
JAZZ
ORGAN
GRAND
PIANO 2
STRINGS
CHOIR
XG
CONTRAST
EXIT
B
D
NO YES
A
C
METRONOME
ON/OFF
SETTING
DOWN
UP
TEMPO
EXTRA
PARTS
LEFT
RIGHT
SONG
SELECT
FILE/SONG
SETTING
PLAY/PAUSESTOPREC
SONG
NEW SONG
SYNC START
REPEAT
DEMOSONG BALANCE
KEYBOARD
SONG
MIN MAX
MASTER VOLUME
VOICE
 
クラビノーバの電源を初めて入れたときとクラビノーバを移動したあとは、自動調整を行なってください。
自動調整が行なわれていない状態で[iAFC SETTING]ボタンを押すと、自動調整の画面が表示されます。
iAFCオン/オフの設定
「iAFC」
ダイナミックダンパーエフェクトの
かかり具合の設定
「DynDmpFX Depth
ダイナミックダンパーエフェクト デプス
B
D
NO YES
A
C
iAFC
On
B
D
NO YES
A
C
DynDmpFX Depth
98
スペーシャルエフェクトの
かかり具合の設定
「SpatialFX Depth
スペーシャルエフェクト デプス
B
D
NO YES
A
C
SpatialFX Depth
10