User Manual

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楽器全体の音の高さを微調整することができます。ほか
の楽器との合奏やCDの再生に合わせて演奏するときな
どに、ほかの楽器やCDの再生音などと音の高さを正確
に合わせたい場合に使います。
操作は60ページを参照してください。
設定範囲:
A3=414.8Hz∼466.8Hz (0.2Hz単位)
「Grand Piano
グランドピアノ
1」と「Grand Piano 2」の音色の調律
曲線を選ぶことができます。多重録音をしたときなど、
ピアノ特有の調律カーブが他の楽器の音の高さと微妙に
合わないと感じた場合に、「Flat
フラット
」を選ぶと解消されま
す。
操作は60ページを参照してください。
設定範囲:
 
ピアノ特有の調律曲線
 
全音域に渡ってオクターブで周波数が倍になる調律曲線
n
Scale (スケール)=音階
音律(調律法)を選ぶことができます。現在もっとも一般
的なピアノの調律法「平均律」が完成するまでには、時
代と共に様々な音律が考えられ、またそれによる音楽が
誕生しました。当時の調律法で演奏することで、その曲
が誕生したときの響きを味わうことができます。
操作は60ページを参照してください。
設定範囲:
 
1オクターブを12の間隔で等分した音律。現在もっともポ
ピュラーなピアノの調律法。
  
 
自然倍音を基準とするため、主要3和音が美しく純粋に響く
のが特長。現在でも合唱のハーモニーなどで見られる。
 
ギリシャ時代の哲学者ピタゴラスによって考えられた5度音
程だけの組み合わせからできた音律。3度はうなりが生じる
が4度と5度の音程が美しく、旋律の演奏に向いている。
 
ピタゴラス音律の3度のうなりをなくすために改良された音
律。16世紀後半から18世紀後半までにかけて広く普及し、
ヘンデルも使用した。
  

中全音律とピタゴラス音律を組み合わせた音律で、両者はそ
の組み合わせ方が異なる。転調により曲想が変化するのが特
長。バッハやベートーベン時代に使用され、現在でもその時
代の音楽をハープシコード(=チェンバロ)などで演奏するとき
にしばしば用いられる。
基本設定:
Equal (イコール)
Equal以外の音律を選んだときは、基音(演奏する曲の調
の主音)を設定する必要があります。B [−][+]ボタンで
設定します。
設定範囲:
C、C
#
、D、E
b
、E、F、F
#
、G、A
b
、A、B
b
、B
音の高さの微調整
「Tune
チューン
ピアノ音色の調律曲線の選択
「PianoTuningCurve
ピアノチューニングカーブ
B
D
NO YES
A
C
Tune
A3=440.0Hz
B
D
NO YES
A
C
PianoTuningCurve
Stretch
音律の選択
「Scale
スケール
B
D
NO YES
A
C
Scale BaseNote=C
PureMajor
B
D
NO YES
A
C
Scale BaseNote=C
PureMajor