User Manual

CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
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演奏を録音(記録)する
録音機能を使ってご自身の演奏を録音する方法を説明します。
練習の中で、ご自身の演奏を録音して聞いてみたり、左手(右手)パートだけ録音しておいて、再生させながら右手(左手)
パートを練習したりすることもできます。
また、2つの録音パートに別々に録音できますので、右手パートと左手パートを分けて録音したり、連弾曲を1パートず
つ録音して完成させたりすることもできます。
この楽器では、3曲まで録音することができます。この楽器で録音した曲を「ユーザーソング」と呼びます。ユーザー
ソングは別売のUSB記憶装置にも保存できます。
練習中のピアノ曲を録音して聞いてみるなど、録音パートを指定せずに手軽に録音する方法です。
この方法では、自動的に[RIGHT
ライト
]に録音されます。
録音済みのパートを消さないために
すでに録音されているパートのランプは、緑に点灯します。
このパートに録音すると、それまでの録音データは消えてしまいますのでご注意ください。
演奏をUSB記憶装置に直接保存することはできません。録音後に楽器本体に自動保存さ
れたデータを、USB記憶装置に保存し直してください(35ページ)。
1.
録音する音色(とそのほかの設定)を選ぶ
音色ボタンを押して録音に使う音色を選びます。
必要に応じてそのほかの設定(リバーブやエフェクトなど)も変更してください。
[MASTER VOLUME]
マスターボリューム
スライダーは弾きやすい音量に設定してください。再生のとき
にも[MASTER VOLUME]スライダーで音量を調節することができます。
2.
録音モードに入る
[REC
レコード
]ボタンを押します。
U01〜U03が表示されていない場合に[REC]ボタンを押すと、ユーザーソング
U01〜U03のうちまだ録音されていないソングが自動的に選ばれ、[RIGHT]パー
トがオンになります。空のソングが無い場合はU01〜U03のうちU01が選ばれます。
SONG
ソング
[PLAY/PAUSE
プレイ / ポーズ
]のランプが現在のテンポのタイミングで点滅します。
録音を中止する場合は、もう一度[REC]ボタンを押します。
「録音」と「記録」
カセットテープに録音するのと楽器の録音機能を使って録音(記録)するのとでは、録音される
データの形式が異なります。
カセットテープでは音そのものが「録音」されますが、楽器の録音機能では音そのものではな
く、「どの音をどのタイミングで弾いた。音色はこれで、テンポはいくつで…」という情報が
「記録」されます。再生の際は記録された情報どおりに、「音源」部が鳴ります。
楽器の録音機能を使った「録音」は、本来「記録」というべきですが、広義に捉えて、本書で
は一般的に理解しやすい「録音」という言葉を使います。ただし、特に区別してご理解いただ
きたい場合は、「記録」という場合もあります。
演奏を簡単に録音する
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デモ曲モードのときとファイル操
作中のときは録音モードに入るこ
とができません。
演奏記憶容量
この楽器は3曲まで録音できます
が、それぞれ1曲分の容量は
100KBでおよそ11,000音符分
になります。
同じ曲で前回[LEFT]パートを選ん
でいると、手順2で[REC]ボタンを
押したときに[LEFT]パートがオン
になります。
メトロノームを使う
メトロノームを使って録音するこ
ともできます。手順2でメトロノー
ムをオンにしてください。ただし
メトロノームの音は、録音されま
せん。
録音されるデータの種類について
は、32ページをご覧ください。