User Manual

各種の便利な設定をする[FUNCTION] (ファンクション)
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
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(CLP-370/340)/ (CLP-S308/
S306、CLP-330)
MIDI受信チャンネルの設定
MIDI楽器どうしで、演奏情報を送受信するためには送
信側と受信側でMIDIチャンネル(1〜16チャンネル)を
合わせておく必要があります。ここでクラビノーバが
MIDIデータを受信するときのチャンネルを設定します。
選択範囲: ALL
オール
、1&2、1〜16
基本設定: ALL
ALLの場合は
「マルチティンバー」と呼ばれる仕様になっており、外部MIDI機器から
送信される複数のチャンネルのデータを、同時にチャンネルごとに独立
して受信します。
この状態で、シーケンサーなどから送信される複数のチャンネルを使っ
て作られた演奏データを、この楽器で受信して再生させることができま
す。
「1&2」の場合は
シーケンサーなどの外部MIDI機器から1、2チャンネルのデータだけ受
信し、この楽器で本体で再生することができます。
この楽器でパネル設定や手弾き音は、送信されてくるプログラムチェン
ジ(音色切り替え)などのチャンネルメッセージから影響を受けません。
デモ曲モード中やファイル操作中に楽器は、MIDI受信を行ないません。
(CLP-370/340)/ (CLP-S308/
S306、CLP-330)
ローカルコントロールオン/オフの設定
この楽器の演奏を内部の音源で鳴らすか、ならさないか
を設定します。通常、楽器の鍵盤を弾くと本体内部の
「音源部」から音が出ます。この状態は「ローカルコン
トロールオン」と呼ばれます。「ローカルコントロール
をオフ」にすると、「鍵盤」と「音源」が切り離され、
鍵盤を弾いても楽器本体からは音が出なくなりますが、
鍵盤を弾いた演奏データはMIDI送信されますので、外
部の音源を鳴らしたいときなどに、ローカルコントロー
ルをオフにします。
選択範囲: ON/OFF
基本設定: ON
(CLP-370/340)/ (CLP-S308/
S306、CLP-330)
プログラムチェンジ送受信オン/オフの設定
MIDIで送信側の機器から受信側の機器の音色を切り替
える情報をプログラムチェンジと言います。
たとえばこの楽器からプログラムチェンジを送信すると
MIDI接続した外部機器の音色を切り替えることができ
ます。(楽器のパネルで音色を切り替えたときに、切り
替えた音色のプログラムチェンジナンバーが送信されま
す。)逆にMIDI接続した外部機器から送信されたプログ
ラムチェンジを受信すると、同時に受信しているMIDI
の演奏データの音色が切り替わります。(このとき鍵盤
での手弾き音色は切り替わりません。)
このプログラムチェンジの送/受信ができたほうが便利
な場合(MIDI接続した外部機器と音色切り替えを連動さ
せたい場合)と、できないほうが便利な場合(MIDI接続し
た外部機器と音色切り替えを連動させたくない場合)が
あります。音色切り替えを連動させたい場合はオンに、
連動させたくない場合は、オフにします。
各音色のプログラムチェンジナンバーについては「MIDIデータフォー
マット」(web上のデータリスト)を参照してください。(アクセス方法は
6ページを参照してください。)
選択範囲: ON/OFF
基本設定: ON
(CLP-370/340)/ (CLP-S308/
S306、CLP-330)
コントロールチェンジ送受信オン/オフの設定
MIDIで送信側の機器から受信側の機器にダンパーペダ
ルの操作やボリュームなどの演奏表現を伝える情報をコ
ントロールチェンジと言います。
たとえばこの楽器からからコントロールチェンジを送信
するとMIDI接続した外部機器の演奏をコントロールする
ことができます。(この楽器でダンパーペダルなどを操作
したときにコントロールチェンジが送信されます。)
逆に
MIDI接続した外部機器からコントロールチェンジを受
信すると、MIDIの演奏にコントロールチェンジの効果
が付きます。(このとき鍵盤での手弾き音は影響を受け
ません)。
このコントロールチェンジの送/受信ができたほうが便
利な場合と、できないほうが便利な場合があります。送
/受信ができたほうが便利な場合はオンに、できないほ
うが便利な場合は、オフにします。
この楽器が扱えるコントロールチェンジ情報については「MIDIデータ
フォーマット」(web上のデータリスト)を参照してください。(アクセス
方法は6ページを参照してください。)
選択範囲: ON/OFF
基本設定: ON